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【例文あり】理系をアピールできるガクチカとは?差別化できるガクチカのポイントや構成を解説!

【例文あり】理系をアピールできるガクチカとは?差別化できるガクチカのポイントや構成を解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【理系学生のガクチカ】ガクチカでは何が見られている?
  3. 【理系学生のガクチカ】文系就職で理系が優遇されやすい理由
  4. 【理系学生のガクチカ】理系ならでのガクチカって何?
  5. 【理系学生のガクチカ】ガクチカの構成
  6. 【理系学生のガクチカ】ガクチカのポイント
  7. 【理系学生のガクチカ】例文
  8. おわりに

はじめに

「理系は文系就職に関して有利になる」という噂を聞いたことがある人も多いのではないかと思います。

果たしてその噂は本当なのでしょうか?

本当であればどうやってアピールすれば良いのでしょうか?

今回は、理系学生であることをアピールするためのガクチカについて紹介していきます。

記事の最後には例文も掲載しているので参考にしてみてください。

【理系学生のガクチカ】ガクチカでは何が見られている?

まずはじめに「ガクチカでは何が評価されているのか」ということを解説していきます。

採用担当者に刺さるようなガクチカを書くためには評価基準を熟知することが大切です。

ガクチカでは主に「思考力」「自社とマッチしているか」「モチベーション」の3点を評価しています。

思考力

ガクチカの評価基準の1つ目は「思考力」です。

ガクチカにおける思考力とはどのようなものでしょうか?

後述するガクチカの構成の中に「目標」と「課題」の項目があります。

目標の項目では「なぜそれを目標として定めたのか?」、課題の項目では「なぜそれを課題として捉えたのか」ということを企業は知りたいと考えています。

つまり、どのように物事を捉え、解決までの思考に至ったのかを知り、自社で働くために必要な思考力を持ち合わせているかを測っています。

自社とマッチしているか

ガクチカの評価基準の2つ目は「自社との適性」です。

企業はなぜ自社との適性を重視しているのでしょうか?

企業は採用計画に沿って新卒を集め、1人の採用に90万円程度かかっていると言われています。

そのため、自社とマッチしない人材を採用し早期退職してしまったら損害がでてしまうというわけです。

このことから採用の際には自社との適性を確認しています。

ガクチカでは思考力の他に性格や価値観なども反映されています。

企業の社風や求める人材を無視したガクチカを書くと書類選考の際に落とされてしまうため、注意しましょう。

モチベーション

ガクチカの評価基準の3つ目は「モチベーション」です。

ガクチカでは、学生時代に力を入れるほどのモチベーションを知ることができます。

例えば就活生のモチベーションが「何か1つを極めること」であったとき、企業がジョブローテーション式を採用しているとズレが生じ、力を発揮できません。

このことから、就活生の力が発揮できる源泉を評価しています。

【理系学生のガクチカ】文系就職で理系が優遇されやすい理由

ここまではガクチカで評価される項目について解説していきました。

次に文系就職で理系が優遇されやすい理由について説明していきます。

「理系は優遇されやすい」という噂は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

文系就職において、その噂は本当で現代社会では「論理的思考力」や「分析力」が重視されているからです。

以下で詳しく説明していきます。

論理的思考力が鍛えられているから

理系が評価されやすい1つ目の理由は「論理的思考力が鍛えられているから」です。

社会情勢や急速な技術革新を背景に変動が大きく、先行きが不透明な時代に突入しています。

このような現代では、抱えている問題や現在地を確認して仕事を進めるマネジメント力が求められています。

このマネジメント力の土台になるものは論理的思考力です。

主に研究を通してトライ&エラーを続け、自然と論理的思考力をつけれているため、評価されやすいという事情があります。

分析力が備わっているから

理系が評価されやすい2つ目の理由は「論理的思考力が鍛えられているから」です。

現代の企業では、データを解析して業務に還元できるような人材が強く求められています。

単純に数字に強いだけでなく、実験結果を元に数値データを解析し、次の実験に生かしている理系学生は多いのでしょうか?

このような理由から、文系学生よりも分析力が身についているであろう理系学生が優遇されています。

【理系学生のガクチカ】理系ならでのガクチカって何?

理系学生であることを大々的にアピールできるガクチカは何でしょうか?

ガクチカのエピソードとして使いやすいのは実験研究です。

多くの学生が使うアルバイトやサークル活動よりも、採用担当の関心を引きやすいです。

また、実験研究に携わる文系は理系であることを直接アピールできることもポイントです。

実験研究そのものに力を入れていなかったという学生でも研究室のマネジメントなども話すことができ、エピソードの宝庫であると言えます。

【理系学生のガクチカ】ガクチカの構成

実験研究のエピソードはガクチカとして最適であることを解説しました。

次は実際にガクチカを書くための手法について説明していきます。

まずは構成についてです。

実験研究をガクチカにする場合、研究背景などを構成に落とし込みやすいという利点があります。

ガクチカの構成は「結論」「動機」「目標」「課題」「行動と結果」「学んだこと」の順番になります。

結論

ガクチカはまずはじめに結論から書きましょう。

結論では何に取り組んだのか一言で表現してください。

採用担当者は1日に何個もESを確認する必要があるため、書き出しが重要です。

結論から始まっていないESというだけで落とされてしまう場合もあるので気をつけましょう。

動機

結論の後は動機について述べましょう。

実験研究の場合はどうしてその研究に取り組んだのかということになります。

つまり、研究背景に該当します。

動機はモチベーションの評価などに直結するので大切ですが、後述する課題や行動などと比較すると重要度が低いため、動機が中心にならないように気をつけましょう。

目標

動機の後は目標について書いていきましょう。

実験研究におけるガクチカでは、研究のゴールに当てはまります。

開発研究では「〇〇の開発が目標です。」、因果関係の研究であれば「〇〇の原因を特定することが目標です。」と述べましょう。

目標の項目では「目標を自ら設定できる人材なのか」ということを見られているので、抜かさないようにしましょう。

課題

次は課題について述べていきます。

実験研究を進める中で直面した課題について率直に書いていきましょう。

実験研究の課題の例では、「先行事例がなく、手法を一から考えなくてはいけない」などがあります。

そして、なぜ課題として捉えたのかということも伝えられると素晴らしいガクチカになります。

行動と結果

課題を述べた後はどのように行動し、どんな結果が出たのかということについて述べましょう。

行動と結果では「課題に対して適切な施策を行えているか」などを評価しています。

ガクチカでは結果よりも過程を大切にするため、行動と結果に文字数を費やすようにしましょう。

また、結果では研究結果が出たのか、出てない場合は現段階でどのようなことがわかっているかを書きましょう。

学んだこと

最後に研究活動から学んだことについて書きましょう。

感想や結果だけで終わらずに、どのようなことを学んだかということが重要です。

この場合、注意することは入社後で生かせる学びであることです。

文系就職する場合、実験手法を学んだと言っても生かすことができません。

このことから、再現性のある学びを書くように気をつけましょう。

【理系学生のガクチカ】ガクチカのポイント

これまでガクチカの構成について解説していきました。

次にガクチカを書くときのポイントについて説明します。

以下の2つのポイントを抑えるだけで完成度の高いガクチカを書くことができます。

過程を重視する

注意点の1つ目は「過程を重視する」ということです。

ガクチカでは研究結果よりも過程が重視されます。

企業が思考力や価値観、モチベーションを知りたいと考えていることから逆算すると、過程が重視されることは当然です。

そこで、動機では文字数を抑えつつも不足なく伝え、課題や行動・結果に文字数を費やせるようにしましょう。

専門用語を使わない

注意点の2つ目は「専門用語を使わない」ということです。

あなたが採用担当者として、HMDや逓減率という言葉をいきなり使われても分からないと思います。

また、書類選考であれば就活生に質問ができないため、採用担当者にとっては訳がわからないまま終わってしまいます。

このことから、わかりやすいガクチカを書くために専門用語を使わないことは非常に大切になります。

【理系学生のガクチカ】例文

これまでガクチカの質を上げるためのポイントについて説明しました。

最後にガクチカの例文を紹介します。

私が大学時代に注力したことはVR酔いに関する研究活動です。
将来的にメタバースという仮想空間が流行すると言われています。
しかし、VR酔いによって充分な利用ができない人がいるのも事実です。
そこで、「VR酔いの原因を解明すること」を目標に研究を行いました。
脳波を指標に研究を進める中で、脳波計がVRゴーグルの干渉を受けノイズが発生してしまい、担当の教授にも原因がわからないという課題に直面しました。
この課題を解決するために以下の施策を行いました。
1)脳波研究の第一人者である〇〇氏が所属する△△大学に連絡し、実験の同伴をしてもらいました。
2)〇〇氏に頂いた指摘の元、計測方法を新たに考案し、実践しました。
この施策を行った結果、ノイズの低下に成功し、より正確なデータを収集することができました。
そしてVR酔いの原因を解明ことができました
この経験から、目標の達成の手段として枠組みを超えた協力が必要なことを学びました。

おわりに

いかがだったでしょうか?

今回は理系学生であることをアピールできるガクチカについて説明しました。

研究が忙しくてアルバイトやサークル活動ができなかったという理系学生も多いと思います。

そんな理系学生にぴったりなガクチカは研究活動です。

記事の解説や例文を参考にして研究のガクチカを書いてみてください!

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