
【中途向け】理系女子の強みを生かせる営業職3選!女性の働きやすさについても解説!
はじめに
理系の女性で、理系の強みを活かして仕事がしたいと考えている人は少なくないでしょう。
その専門知識を活かせる場所が、実は営業職にもあるのをご存知ですか。
span class=”yellow”>「数字が得意」「専門知識がある」という理系ならではの強みが、営業の現場で大きな武器になります。
この記事では、理系女子が営業職に転職するメリットやデメリット、特に活躍できる業界、そして必要な準備までを解説します。
キャリアの可能性を広げる選択肢として、ぜひ参考にしてください。
【理系女子が営業へ転職】理系の強みを活かせる営業3選
理系にまつわる仕事は数多く、その中には理系ならではの知識を求められるものや、数字を中心に使うこともあります。
その中でも、より多くのやりがいが得られる営業職に就く方も少なくありません。
まずは、理系女子におすすめの営業職から見ていきましょう。
化学メーカー
化学メーカーは、
統合化学メーカー・誘導品メーカー・電子材料メーカーなどに分類されます。
主に、プラスチックや半導体、ガラスなどの販売を行っています。
化学メーカーの営業は、新規顧客を獲得する新規開拓営業ではなく、既存の顧客に営業をするルート営業の場合が多いです。
提案力やヒアリング力などのコミュニケーション能力だけでなく、商品そのものに関する知識が多く求められるので、すでに基礎知識ができている理系に向いていると言われています。
医療機器メーカー
医療機器メーカーは、手術に用いる機械や器具だけでなく、治療に用いるガーゼなども扱っているおり、営業の顧客は主に病院などの法人です。
この仕事では、医療機器の商品に使われる素材などの知識が求められたり、医療業界の最新情報へのアンテナを張ったりする必要があります。
もし、顧客である病院の医者に営業をするときにまったくの知識がなかったら、相手の悩みや問題などもわかりません。
そのため、理系であることが強みになり、働いていくうえで有利に働くでしょう。
技術営業・セールスエンジニア
技術営業・セールスエンジニアは、ソフトウェアや電子機器などの商材の販売を行う営業担当者に同行し、商材の説明をするというのが主な仕事です。
顧客がソフトウェアやコンピュータに関してあまり詳しくない場合もあるので、そういった場合にわかりやすく商材の説明を行うのが主な役割となります。
顧客に質問されたときに困ってしまう新人も多いのですが、理系の知識があればスムーズに説明できるかもしれません。
営業職にはどんなものがある?
営業職と一言で言っても、実はさまざまな種類があることをご存知ですか。
新規開拓からリピート獲得まで、法人向けから個人向けまで、それぞれに求められるスキルや適性が異なります。
理系女子が自分に合った営業職を見つけるために、ここからは代表的な営業職の種類とその特徴について解説します。
新規向けの営業
新規向けの営業とは、これまで取引のない顧客に対して行う営業活動です。
アポイントなしで直接訪問する「飛び込み営業」や電話でアプローチする「テレアポ」が代表的な手法です。
これらの方法は、初対面の顧客と信頼関係を構築するところから始まるため、高いコミュニケーション能力が求められます。
新規営業の特徴は、一度の契約獲得までの労力が大きい反面、成約時の達成感も大きいことです。
特に理系出身者は、数字に基づいた論理的な提案ができるため、専門性の高い商品・サービスの新規営業で強みを発揮できます。
新規営業で成功するためには、顧客の「困った」「なんとかしたい」という課題をヒアリングし、それに対する解決策を提案する力が必要です。
理系女子の論理的思考力や専門知識は、こうした課題解決型の新規営業において大きな武器となるでしょう。
リピート向けの営業
リピート向けの営業とは、過去に一度契約した顧客に対して行う営業活動です。
リピート営業の特徴は、すでに信頼関係が構築されている顧客を対象とするため、新規営業に比べて成約率が高い点です。
顧客は自社の商品やサービスについて理解しているため、新たな提案もスムーズに進めやすくなります。
リピート営業の強みは、安定した売上の確保と顧客基盤の強化ができることです。
既存顧客への販売は新規顧客獲得よりもコストが低く、収益性が高いビジネスモデルを構築できます。
また、リピート率が高いことは顧客満足度の証明となり、ブランドイメージの向上にもつながります。
リピート営業で成功するためには、顧客ニーズの理解と定期的なコミュニケーションが必要です。
キャンペーンなどを活用することで、顧客に特別感を与え、継続的な関係を構築できるでしょう。
法人向けの営業
法人向けの営業とは、企業や行政機関などの組織を顧客とする営業活動です。
法人営業の特徴は、一度の契約で大きな売上に貢献できる点にあります。
コンサルティングや大型電化製品、広告など大型案件を扱うことが多く、個人向け営業と比較して単価が高い傾向があります。
法人営業の強みは、安定した取引関係が作れることです。
企業間の取引は継続的なものが多く、一度信頼関係を築けば長期的な取引につながります。
また、専門知識を活かした提案が求められるため、理系出身者の強みを発揮しやすい領域でもあります。
法人営業で成功するためには、業界知識や専門性が重要です。
顧客企業の課題を理解し、論理的な提案ができる人材が求められます。
そのため、経験を積んだ営業担当者が担当することが多く、理系出身者にとっては専門知識を活かせる職場となるでしょう。
個人向けの営業
個人向けの営業とは、一般消費者を対象に商品やサービスを提案・販売する営業活動です。
個人営業の特徴は、保険やネット回線、自動車など日常生活に関わる商品・サービスを扱うことが多い点です。
法人営業と比較して1件あたりの単価は低いものの、より多くの顧客と接触し、数をこなすことが求められます。
個人営業の強みは、成果が出やすく、営業スキルを早く身につけられる点です。
顧客の決断が比較的早いため、自分の営業トークや提案方法の効果をすぐに実感できます。
また、多くの人と接することでコミュニケーション能力も自然と向上します。
個人営業で成功するためには、足を使った活動量と顧客一人ひとりのニーズを的確に捉える力が必要です。
理系女子の場合、数字に基づいた提案や論理的な説明ができる強みを活かし、顧客の信頼を得やすいでしょう。
理系女子が中途採用で営業職に転職するメリット
理系女子が中途採用で営業職に転職するメリットは、専門知識と女性ならではの強みを活かせる点にあります。
理系出身者は数字に強く、アポイント数や契約数などの目標管理を効率的に行えます。
日々の活動を数字に落とし込み、明確な目標設定ができるため、営業成績の向上につながるでしょう。
また、専門性を活かした提案ができる点も大きな強みです。
特に化学メーカーや医療機器メーカーなど、専門知識が求められる業界では、顧客に対して説得力のある提案が可能です。
さらに、理系女子特有のロジカルシンキングと女性ならではのコミュニケーション能力を組み合わせることで、顧客との信頼関係構築に優位性があります。
顧客のニーズを論理的に分析しながらも、きめ細やかな対応ができるため、特に技術営業やセールスエンジニアとして高い評価を得られるでしょう。
【理系女子が営業へ転職】営業に活かせる理系の強み
ここからは、理系女子が営業職で特に活かせる強みを解説します。
あなたが持つ理系ならではの能力が、どのように営業の成功につながるのか、ぜひ参考にしてください。
数字への強さ
理系女子の強みとして、数字に強いという特性が挙げられます。
営業活動では、アポイント数や契約数、成約率、時間単位での行動量など、日々の活動を数字で管理することが欠かせません。
実際に成功している営業担当者は、日々の活動をすべて数字に落とし込み、目標設定や分刻みでのスケジュール管理を徹底しています。
理系出身者は学生時代から数字に触れる機会が多いため、仕事でも抵抗なく数字で管理する習慣を身につけられます。
この強みは、商談中やクロージングの場面でとっさの計算が必要な時にも発揮されます。
また、顧客への提案時に数字を使ったプレゼンテーションができると、信頼を得やすく契約にもつながりやすくなります。
特に文系出身者に比べて数字への耐性が高いことは、営業職において大きなアドバンテージとなるでしょう。
専門知識
営業において商品やサービスを提案する際は、専門的な知識が必要不可欠です。
顧客に対して商品の機能や競合との違いを説明するためには、深い理解が求められます。
理系女子は学生時代から培った専門知識を活かし、技術的な内容も正確に伝えることができるでしょう。
専門知識の強みは、特に技術営業や医療機器、化学メーカーなどの分野で発揮されます。
理系女子は研究熱心な性格の方が多く、他の人が調べない分野も深く掘り下げる傾向があります。
これにより、顧客からの専門的な質問にも的確に回答でき、信頼関係の構築につながるかもしれません。
営業では「売り込みが上手な人」よりも「商品やサービスのことが好きな人」が活躍しやすいとも言われています。
専門知識を持つ理系女子は、製品への深い理解と愛着を持って営業活動ができるため、説得力のあるプレゼンテーションが可能です。
論理的思考力
論理的思考力とは、物事を論理立てて仮説から結論までを導き出せる思考力です。
理系の学部では実験や研究を通じてこの能力が鍛えられるため、営業活動において大きな武器となります。
営業では商品やサービスがどのように顧客の役に立つか、根拠をもとに論理立てて説明する必要があります。
理系女子はロジカルシンキングを活かし、顧客の「なぜ」に対して筋道立てた説明ができるため、納得感を生み出しやすくなります。
さらに、この能力は課題解決にも役立ちます。
役職が上がったりマネジメント職に就いたりした際にも、物事を感情ではなく論理で判断できる思考力は、社会人として重宝されるスキルです。
理系女子が中途採用で営業職に転職するデメリット
理系女子として営業職への転職を考える際、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことが大切です。
「自分に合っているのか」「乗り越えられない壁はないのか」と不安に思っている方も多いでしょう。
ここからは、理系女子が営業職に転職する際に直面する可能性のあるデメリットや課題について解説します。
事前に知っておくことで、より現実的な転職判断ができるでしょう。
ノルマに慣れていない
理系女子が営業職に転職する際のデメリットとして、ノルマに慣れていない点が挙げられます。
理系の学部では実験や研究において、必ずしも成功が求められるわけではありません。
時間をかけながら失敗を繰り返し、データを集めて最終的な結論を導き出すプロセスが重視されます。
しかし営業では、月に何件といったノルマがあるケースもあるため、達成できなければ評価に直結します。
このノルマは多くの人にとってプレッシャーとなります。
特に理系出身者は自分のペースで物事を進める習慣があるため、数字に追われる環境に適応するのが難しいかもしれません。
「ノルマが厳しそう」というイメージは、営業職を避ける大きな理由のひとつでもあります。
ノルマに慣れていない理系女子は、自分のペースで営業活動ができず、結果を出せないことでさらにストレスを抱え込む悪循環に陥りやすくなります。
このため、営業職への転職を検討する際は、ノルマの厳しさや評価制度について事前に確認することが重要です。
専門の知識がない
理系学生は研究や実験に多くの時間を費やすため、インターンシップや企業訪問などの機会が限られがちです。
そのため、さまざまな業界や企業についての知識を十分に得られないことが多いでしょう。
また、一度就職すると自分の専門分野以外の企業を研究する機会も少なくなります。
専門知識が乏しいと、商品やサービスを競合他社と比較できず、顧客に対して強みや弱みを伝えられなくなってしまいます。
営業では顧客に最適な提案をするために、業界に関する幅広い知識が必須となります。
理系女子が営業職に転職する際は、自分の専門分野を活かせる業界を選ぶか、転職前に業界について学んでおく時間を確保するようにしましょう。
専門知識の不足は努力次第でカバーできます。
営業力が足りていない
理系の学生は研究や実験に黙々と取り組む時間が多く、コミュニケーションを取る機会が限られる場合もあります。
同じ研究室のメンバーなど慣れた人とのやり取りが中心となり、初対面の人と関わる経験が少ないのが現状です。
営業では、初対面の顧客と短時間で信頼関係を構築し、商品やサービスの価値を伝えなければなりません。
顧客のニーズを引き出し、それに合わせた提案をする能力が求められます。
営業力の不足を克服するには、学生時代から積極的に人との会話の機会を増やしたり、インターンシップなどで実践経験を積んだりしておきましょう。
また、転職後も先輩営業の同行や研修を通じて、コミュニケーション能力を意識的に高めていくのがおすすめです。
【理系女子が営業へ転職】向いている人の特徴
理系女子の中でも、特定の領域に精通し、その知識を誰にでもわかりやすく説明できる人が営業職に向いています。
営業では専門知識を持ちながらも、それを顧客目線で伝える能力が求められます。
難しい専門用語をそのまま使うのではなく、数字や根拠を交えながら相手にわかりやすく伝えられるスキルが重要です。
特に理系女子は専門知識と論理的思考力を兼ね備えているため、技術的な内容を噛み砕いて説明する場面で強みを発揮できます。
また、人と話すことが好きで、相手の立場に立ってコミュニケーションが取れる人も営業がおすすめです。
女性ならではの共感力や気配りの細やかさは、顧客との信頼関係構築において大きなアドバンテージとなります。
【理系女子が営業へ転職】向いていない人の特徴
理系女子の中でも、人と話すのが苦手でマイペースな人は営業職に向いていません。
営業は本質的に人とのコミュニケーションが中心の仕事です。
初対面の顧客と円滑に会話を進め、信頼関係を構築する必要があります。
しかし、対人関係が苦手な理系女子にとって、この要素は大きなハードルです。
また、営業にはノルマが課せられるため、自分のペースで仕事を進めたい人には不向きです。
常に数字に追われ、顧客のニーズに合わせて行動することが求められます。
さらに、プレッシャーに弱い人や細かい仕事が苦手な人も営業には向いていません。
マイペースに集中して目の前の課題に取り組める特性を持つ理系女子は、営業以外の職種で自分の強みを活かせる場を探すことをおすすめします。
【理系女子が営業へ転職】営業の女性の働きやすさ
女性にとって働きやすさというのは、仕事選びにおいて非常に大事なポイントとなります。
仕事をする際、女性であるというだけで不利になることも珍しくありません。
しかし、営業職は女性にとって働きやすい職種のひとつと言われています。
その理由について、ここから詳しく見ていきましょう。
数字で判断される
数字で判断されると聞くと少々シビアに思えますが、数字で判断されるというのは、性別で結果に差が出ることがないということです。
会社によっては年功序列の考え方があるほか、男性の方が何かと優遇されることも珍しくありません。
しかし営業職では、年齢や性別に関係なく結果を出した人が評価されます。
そのため、高い成果を出せば出すほど出世する可能性も高くなるということです。
また、スキルが身に付いていれば、結婚・妊娠などのライフイベントで休職していても、復帰した際にこれまで通り成果を上げていきやすいという特徴もあります。
柔軟な働き方が可能
営業職は、柔軟な働き方ができるという点でも女性に向いていると言えるでしょう。
たとえば店舗の販売スタッフの場合、基本的にお店に行って働く必要があります。
一方、営業ではWeb上のツールなどを用いてリモートでの営業活動も可能なので、空き時間ができやすく、プライベートと両立しやすいという特徴があります。
また、スケジュール管理は自分自身でする場合もあるので、うまくスケジュールを組むことでさらに時間を作ることが可能になるかもしれません。
入社する前に確認すべき項目
入社する前に確認しておくべき項目のひとつは、女性の割合です。
営業職の女性は徐々に増えてきていますが、まだまだ少ないというのが現状です。
そのため、会社内に自分のロールモデルにできる人がいると、非常に頼もしく思えます。
ただし、その人が産休に入ったり、辞めてしまったりすると相談できなくなってしまうので、女性営業職が一定数いる職場を選ぶのがおすすめです。
そして、産休・育休の有無や取得率も重要なポイントです。
将来家庭を築きたいと思っていても、仕事を辞めるのは嫌だという方は多いでしょう。
そのため、産休や育休を取ることはできるのか、またその取得率はどれくらいあるのかを入社する前に確認しておかないと、入社した後に困ることになってしまうので必ず確認しておきましょう。
まとめ
今回は、理系女性が営業職に就く際に把握すべきポイントや、営業職がおすすめできる理由について解説してきました。
理系学部で学んだ知識は営業に活かせることが多いので、ミスマッチとなる可能性は比較的低いです。
ただし、最低限のコミュニケーション能力は必要なので、不安な方は周りの人と会話の練習などをしておくと良いでしょう。
営業職が気になったという人は、理系に関する仕事のほかに、営業職について一度調べてみてはいかがでしょうか。
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