【例文3選】営業職の面接でのキャリアプランを聞かれた時の対処法!なぜ聞かれるのかや答え方のポイントを紹介!

【例文3選】営業職の面接でのキャリアプランを聞かれた時の対処法!なぜ聞かれるのかや答え方のポイントを紹介!

目次
  1. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランを定めるメリット
  2. 【営業職のキャリアプラン】営業職のキャリアプラン例
  3. 【営業職のキャリアプラン】営業職としてキャリアアップするために身につけたいスキル
  4. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランはなぜ聞かれるのか
  5. 【営業職のキャリアプラン】どんなキャリアプランを答えればよいか
  6. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランの答え方のポイント
  7. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランについて答える際の構成
  8. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランの例文
  9. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランについて答える際の注意点
  10. 【営業職のキャリアプラン】キャリアプランが思い浮かばない
  11. まとめ

書類選考は通ったけど「次の面接は何をするのかわからない」「どんな準備をしていけば良いのか不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その中でもとくに、キャリアプランについて聞かれたときに何を答えたら良いか知りたい、事前に考えておくことを押さえておきたいという方も多いでしょう。

本記事では、営業職における「キャリアプラン」を聞かれたときの対処法について解説します。

大切なポイントを押さえ、面接でも慌てることなくアピールを行うための準備をしましょう。


【営業職のキャリアプラン】キャリアプランを定めるメリット

営業職として将来のキャリアプランを定めることで、さまざまなメリットが得られます。

実際にどのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここからは、営業職でキャリアプランを定めるメリットについて紹介します。

業務への行動指針が決まる

キャリアプランを決めることで、業務への行動指針が明確になります。

特定のキャリアを選ぶことで、自分の役割や責任が明確に定まり今後何をしていけばいいかがはっきりとなるからです。

これにより、何を重視すべきかが理解しやすくなり、目標達成のための具体的なステップが見えてきます。

例えば、エンジニアを目指す場合、コーディングやHTMLなどの言語を覚えなければ活躍できません。

また、具体的なキャリア選択によって自分の役割や貢献が明確になるため、仕事への集中力が高まります。

成果物や目標が明確になるため、これからどのような学びを得るべきか明確になるでしょう。

このように、キャリアの選択は自己成長と仕事への意欲を高める重要なステップとなります。

業務に対してモチベーションを維持できる

キャリアプランを決めると業務に対してモチベーションを維持しやすくなります。

自分が歩みたいキャリアを描くことで、将来のために行動することが可能だからです。

毎日仕事をしていれば、時には困難が訪れることでしょう。

しかし、自分の描いたキャリアに沿った仕事をすることで、将来の自分への投資を捉えられれば業務に対してモチベーションを保つことが可能です。

一方、キャリアプランが明確でないと、何をモチベーションに頑張ればいいかわからなくなるでしょう。

その結果、仕事に対するモチベーションが上がらず、給料も上がらないといった二重苦に陥ることも。

このように、キャリアプランを定めることで業務へのモチベーション維持につながります。

何事もポジティブに考えられる

キャリアを決める明確にすることで、何事もポジティブに考えられます。

自分が決めたキャリアを選ぶことで、どんな困難なことが起きても将来の糧として捉えられるからです。

例えば、教育関係のキャリアを選んだ場合、生徒たちの成長や学びが自分の喜びとなり、困難な瞬間でも前向きに取り組むことができます。

実際に困難が起きてもどのように乗り越えるべきなのかに注力し、今後の同じような出来事が起きても乗り越えられる時間が作られます。

選んだキャリアが自分の情熱や使命感と一致すると、困難な状況でもポジティブな視点を持つことが可能です。

【営業職のキャリアプラン】営業職のキャリアプラン例

営業職としてある一定の成績を収められれば、さまざまなキャリアプランを描けるでしょう。

当然、営業マンとして第一線で活躍するのもいいですが、違った角度で企業を支えることも可能です。

そこで、ここからは営業職のキャリアプラン例について紹介します。

営業職からマネジメント・管理職へ

営業職のキャリアプラン例として、管理職になる例があります。

管理職とはその名の通り、営業仲間をマネジメントする役割で、営業活動は主におこないません。

しかし、同じ部署の営業仲間の成績が上がらないと、全て管理職の責任になります。

そのため、成績を上げられるために、いかに営業仲間のモチベーションを維持させられるかがカギとなるでしょう。

営業職から管理職になるためには、目標達成する能力も必要ですが、営業仲間をどれだけ細かく管理できるかが最も重要です。

そのためには、一人ひとりの営業スキルを把握することはもちろん、営業仲間がどのようなモチベーションで取り組んでいるのかも逐一確認する必要があります。

このように、営業の管理職は営業仲間をより細かく見れるかが必要なスキルといえるでしょう。

営業職から企画・総務職へ

営業職として結果を残したら、他部署や他職種にジョブチェンジすることができるでしょう。

特に、企画職は営業経験を大いに活かせる職種であり、主に商品設計をおこなう職種です。

これからどのような商品を届けたいのか、顧客に刺さる商品は何かを突き詰め、時には経営陣と一緒に考えることもあるでしょう。

また、営業時代に顧客の反応がよかった経験や、こんな商品があれば顧客が助かるだろうなといったアイデアがそのまま利用できます。

このように、営業職から他部署や企画職などのジョブチェンジは、企業の成長に大いに貢献できます。

営業職から他業界へ

営業職である程度の成績を収められるようになったら、他業界へ転職することも可能です。

このケースは現在の年収や待遇に不満を持っている方におすすめで、同じ営業スキルでも他業界にいくだけで年収が上がるといったことは不思議ではありません。

特に医療業界の営業職として転職することで、年収はもちろんインセンティブも高額なことが多いので、営業スキルに自信がある方にとってより良い環境といえるでしょう。

しかし、年収の高い業界はそれだけ商品を売りづらいとも捉えられるので、安易な転職は禁物です。

営業職からフリーランスへ

営業職を極めたら、フリーランスの営業職として活動することも可能です。

基本的に企業の営業職として業務委託を受ける形で、営業の成績が全て自分に降りかかります。

そのため、成績が上げられないと切られる可能性があるため、営業スキルがないと厳しい世界です。

しかし、成績さえ上げられれば価値の高い人材として認められるので、継続的な契約や単価アップといったことも期待できるでしょう。

営業スキルが高い人材はどの企業も欲しているので、営業スキルに自信がある方はフリーランスという選択も最適です。


【営業職のキャリアプラン】営業職としてキャリアアップするために身につけたいスキル

営業職としてキャリアアップするためには、営業に合ったスキルの取得が可能です。

営業職は顧客に合った商品を届けられるかが最大の目的なので、目的を達成できるスキルがあるとより効率的に営業活動ができることでしょう。

そこで、ここからは営業職としてキャリアアップするために身につけておきたいスキルについて紹介します。

コミュニケーション能力

営業職でキャリアアップするには、優れたコミュニケーション能力が不可欠です。

顧客との信頼構築はもちろんですが、営業仲間との信頼獲得にも活躍するからです。

コミュニケーション能力といってもただ喋れればいいわけではなく、相手のニーズをくんだ話し方が重要です。

これを実践するのはこの後紹介する「ヒアリング力」にも直結し、ヒアリング内容に合わせてコミュニケーションを取っていくことで相手との信頼関係を築けるでしょう。

さらに、感情や立場に敏感に対応し、相手の立場に立って考える力も重視されます。

こちらの発言に対してどのように受け取ったかを確認し、その様子に対してこちらから歩み寄ることでより良い関係構築が可能です。

コミュニケーション能力を磨くことで、営業成績の向上や同僚との関係構築がうまくいくでしょう。

ヒアリング力

先ほども触れましたが、営業職としてスキルアップするにはヒアリング力は必要不可欠です。

相手が求めていることを正確に汲み取れなければ、顧客に合ったものを届けることが難しくなるからです。

ヒアリング力とは相手のニーズや要望を注意深く理解し、具体的に把握する能力です。

良いヒアリングは、相手が抱える課題や期待を正確に把握し、それに基づいて適切な提案ができることでしょう。

より良いヒアリングをおこなうためには、積極的な質問の活用や聞き手としての姿勢が必要不可欠です。

また、相手の言葉だけでなく、非言語的な情報も注意深く察知することもヒアリングに欠かせないでしょう。

適切なヒアリングをおこなった上で顧客に合ったコミュニケーションを取ることで、一人ひとりに適切な商品を届けることが可能です。

このように、ヒアリング力を高めることで、営業マンとしての株を上げることができるでしょう。

スケジュール管理力

営業職でのキャリアアップするために、スケジュール管理力も必要になります。

スケジュール管理力を高めることで、一人でも多くの顧客に当たることができるからです。

優れたスケジュール管理者は、各活動や顧客対応を適切な時間枠内に収め、重要なタスクを優先的に処理します。

例えば、「11時までに⚪️⚪️のタスクを完了させて、12時までに〜〜先へ訪問する」のようなケースです。

これには効果的なプランニングとタイムマネジメントが必要で、事務的な作業が加わる場合は適切なツールやソフトウェアの活用も重要です。

スケジュール管理力を高めることで、無駄な時間の浪費を減少させ、仕事の効率性を向上させることができます。

このように、スケジュール管理力が優れている方は、営業マンとしてより良い成績を収められるでしょう。

情報収集力

営業職でのキャリアアップに欠かせないスキルの一つが、「情報収集力」も必要不可欠です。

情報収集力とは、市場動向や顧客のニーズ、競合他社の動向などを正確に把握する力を指します。

優れた情報収集力を持つ営業マンは、的確な提案や効果的なコミュニケーションが可能です。

その裏ではより多くの情報をインターネットやSNS、業界誌、顧客インタビューなど様々な手段を活用して収集します。

また、このようなコミュニケーションを取るために、情報の信頼性や重要性を判断する能力も求められます。

情報収集力を高めることで、的確な戦略やアプローチを展開し、顧客との信頼関係を築くことができるでしょう。

一見、営業マンには無関係に見える情報収集力ですが、顧客とより良い信頼関係を築くための必要なスキルです。

【営業職のキャリアプラン】キャリアプランはなぜ聞かれるのか

まずはじめに、なぜ企業側はキャリアプランについて聞いてくるのかを理解しておきましょう。

質問の意図を把握しておくことで的確に答えることができますので、しっかりと押さえておきましょう。

あなたが企業と合った人物かをみるため

面接では、スキルや能力だけではなく「企業とあっているのか」という部分が重視されます。

もし、ここであなたが示したキャリアプランがその企業では実現不可能であったり、実態と乖離していたりする場合は、お互いにとって良い採用になりません。

採用担当者は、あなたがやりたいと思っていることや得意としていることが、自社の事業や業務、方向性と噛み合っているかどうかを測ろうとしています。

長く一緒に働けそうかどうかという点も重視されるポイントですので、押さえておきましょう。

熱意を見るため

キャリアプランをしっかりと話せることからわかることは、非常に多くあります。

まず、職種や企業について熱心に研究してきていることがわかります。

さらに、将来のことについてきちんと考え抜いたうえで志望しているということからも、その本気度や熱意というものが透けて見えてくるのです。

より具体的なビジョンを語れると、それだけ真実味や説得力が増していくため、評価されやすくなります。

そのため、しっかり準備していくことをおすすめします。

「キャリアプランはない」はNG!

面接の際に聞かれる「キャリアプランはあるか」という質問に対し「キャリアプランはない」と回答をしてしまうことは避けるべきです。

将来についてしっかり考えていないという印象を持たれるところから波及して、主体性がない、入社意欲がないといった不利な印象を持たれる可能性が高くなります。

しっかりと誠実に回答する必要があることを覚えておいてください。

自己分析を丁寧に行うことで自分自身を理解し、企業に入った後のこともできる限り具体的なイメージを作っておきましょう。

【営業職のキャリアプラン】どんなキャリアプランを答えればよいか

とはいえ、いきなり「キャリアプランはありますか」と聞かれても、そもそも営業職のキャリアプランにどのようなものがあるのかを知らないことには考えることも難しいです。

まずは、キャリアプランとしてどのようなものがあるのかを知る必要があります。

そのうえで、自分自身はどうなっていきたいのかを考えながら、シミュレーションをしてみるのがおすすめです。

ここまでの作業をしたうえで、面接においてどのように答えれば、採用側が知りたいと思っている情報を盛り込むことができるかについて解説していきます。

面接では企業内でのキャリアプランを答える

営業職のキャリアプランとしては、管理職への昇進や独立、大手への転職といったものが一般的なものになります。

しかし、自身が個人的に思い描いている分にはもちろん問題ありませんが、採用面接の場においては企業内でのキャリアプランについて話すようにしましょう。

企業は採用の際に短い期間で離れてしまう可能性が感じられると、教育のコストをかけたのにも関わらずそれが無駄になってしまうという懸念から、ネガティブな評価をつけることがあります。

そのため「長く働いて自社に貢献してくれそうな人材である」ということを印象付けるためにも、その企業内でどんなキャリアプランが描けるかは、事前に企業研究もしっかり行い、理解しておきましょう。

営業として成長したい

まずは、営業職として自分がなりたい姿をイメージしてみましょう。

「成長した後は管理職になりたい」という形を結びに持ってくるのが一般的な形になります。

そこに至るプロセスとしてどんなステップを踏みたいか、具体的に考えていくのがおすすめです。

例えば、営業職としてナンバーワンの成績を収めたい、顧客から信頼される存在になりたいといったように、企業の中でどういった評価を受けたいかが重要になります。

さらに自信の価値観ややりがいを感じるポイントなどに着目していくと、イメージしやすいはずです。

企業に貢献したい

自分の役職などではなく「企業にこういう形で貢献したい」というビジョンを示すのも良いアピールになります。

例えば「商品を潜在的に必要としている多くの人に知ってもらいたい」「国内で展開している商品を、世界に向けて発信していきたい」など、自分が入社した後に自身の努力によってどういった結果を企業にもたらしたいと考えているのか、具体的に話せるようにしておきましょう。

また、営業職としてキャリアをスタートさせたのち、商品開発などの他部署に移動し、ビジョンの達成を目指すというアプローチも有効です。

新規事業の立ち上げがしたい

面接を受ける会社が積極的に新規事業を立ち上げているのであれば、それに乗じて「いずれは御社の新規事業の立ち上げに携わりたい」という目標を持つことも良いでしょう。

新規事業を立ち上げている会社は、アイデアが豊富でアグレッシブに行動できる向上心の高い人を求めています。

自身の強みを活かして、将来的に新規事業にどう役立てるかをアピールしてみると良いでしょう。

なお、新規事業立ち上げが多い会社の特徴は以下です。

新規事業の多い会社

・ベンチャー企業

・多業種展開している会社

・総合商社

これらの会社に転職を検討している人は、自分がリーダーとして新規事業の立ち上げをして盛り上げるなどの目標を持つと、自分自身のモチベーションも上がることでしょう。

独立したい

独立したいという思いは、その会社には関係のないことです。

しかし、独立志向のある人はモチベーションも能力も高い傾向にあり、転職の面接でも面接官から良い印象を持たれやすいです。

そのため、独立という夢があれば恥ずることなく堂々と伝えましょう。

なお、独立という夢に向かって、営業としてどのようなプロセスを踏みたいか?を具体的に答える必要があります。

例えば、以下のような答え方です。

回答例

・「御社のビジネスはお客様である経営者に寄り添うことで成り立つと思いますので、自分もたくさんの経営者とお会いし、一人一人の目線に立って考えることで経営者のノウハウを学びたいと思っています。」

・「将来独立したいという気持ちがあるのですが、そのためには営業ノウハウを身につけて利益に対する遂行力を養うことが必要だと思っています。

表彰の実績も欲しいですし、マネジメントポジションも経験したいです。」

【営業職のキャリアプラン】キャリアプランの答え方のポイント

さて、ここからはキャリアプランについて、面接で答える際のポイントはどんな要素なのかを具体的に考えていきます。

事前にしっかり考えて整理し、シミュレーションを重ねておくことで、実際の面接でも落ち着いて的確な回答ができるようになります。

以下で解説するポイントをしっかり押さえて、事前に準備していくようにしましょう。

また、面接自体は口頭でのやりとりになりますが、考える際は文字に書き起こしながら整理しておくことで、より洗練された状態で臨めるようになります。

企業運営の方向性に合ったものにする

企業の方針や運営の方向性と合致していることは、とても大切です。

例えば、営業先を個人営業から法人営業へと方針転換をしている企業の面接において「個人営業の業務をとくに頑張りたい」と伝えてしまうと、企業の方針とあなたのやりたいことがミスマッチを起こしていると判断されてしまいます。

企業研究をしっかり行い、現在はどんな方向性で動いているのかを把握したうえで、キャリアプランを答えるようにしましょう。

また、ここが食い違っていると企業研究を怠っているということから、志望度が低いと判断されることもあります。

その場合も、早い段階で離れてしまうリスクがあるという印象となり、不利な評価を受けてしまうことがあるので注意が必要です。

矛盾のないようにする

「キャリアプランに一貫性がない」というのも、真剣に自身の将来を考えていないと判断され、悪い印象に結びつく可能性があります。

例えば「ずっと営業の最前線で現場に立って、顧客と向きあっていきたい」と答えたのにも関わらず「3年後には主任になっていたい」と続けてしまうと、回答に矛盾が生じてしまいます。

また、この矛盾は履歴書や他の書類などの記述部分でも発生することが多々あるため、応募書類まで確認し、一貫性を持たせるように気をつけてください。

事前に面接のシミュレーションをするときには、他人から見ても合理的な回答ができているかどうか、友人などとお互いにチェックしあうのも良い練習になります。

必要であれば、自己分析まで立ち返るのも大切です。

段階的に考える

自分が将来どうなっていたいかというキャリアプランを考えることは、最初は難しいものです。

とくに自分の目標を達成するのに10年かかると予想するような場合は、その遠い目標に向けてどうするかを漠然と考えるのではなく、段階的に考えてみましょう。

10年後に設定した目標に近づくためには、5年後の自分はどうなっていたいか、3年後にはどうか、1年後にはどうなっている必要があるかを挙げていくことで、自分が辿るべき道筋が整理されていきます。

目標のためにやっていることを含めよう

もし、あなたが今の段階で目標に向けて取り組んでいることがあるなら、それも含めて回答しましょう。

例えば、普段からわかりやすく話すことを心がけている、人に説明をするときは論理的にするように意識しているなど、特別な活動ではないものでも大丈夫です。

普段の生活を振り返って、意識していることを小さなものでも良いので、書き出してみましょう。

もしその取り組んでいることによって得たスキルが活かされた実績などがあれば、具体的なエピソードとして話すのも効果的です。

これまであなたがやってきたこととキャリアプランに一貫性を持たせることができれば、非常に強い説得力を持たせることができますし、志望度の高さをアピールすることも可能です。


【営業職のキャリアプラン】キャリアプランについて答える際の構成

面接で質問に対して答える際、相手に誤解なく伝わるような構成で話すことは非常に大切です。

どんなに素晴らしい内容でも、伝わらなければ意味がありません。

文章では構成を組むことができるという方も、面接での口頭のやりとりになるとそれが上手くできなかったり、その場で思いついたまま話してしまったりすることもよくあります。

当日に原稿を読み上げるわけではありませんが、ほぼ確実に質問されるであろうキャリアプランに関しては、しっかりと事前に構成を作り、どう答えるかを考えておきましょう。

わかりやすい構成を作るためには、「結論→理由→具体例→結論」の順番で話すことをおすすめします。

なぜなら、結論を先に話した方が相手が何の話題について話しているのかがわかりやすく、円滑な対話が叶うからです。

以下より、順を追って説明します。

理由:なぜそのキャリアプランなのか

結論を話した後は「なぜなら〜〜だからです」と、結論に至った理由やその根拠となる理由を述べます。

理由を話すことで、その次に話す具体例に進みやすく、会話がスムーズになります。

具体例:そのために何をするか・しているか

先ほど話した理由に対しての具体例を話しましょう。

ストーリー性を持って話すと良いでしょう。

目標に向かってどういう過程を辿るのかを示すことで、あなたがその企業に入って何をしたいと思っているのかや人柄、価値観などが表れてきます。

これまでにやってきたことの中に、最初に述べたキャリアプランを達成するためにしてきたことがあれば、それについても触れましょう。

現在の自分と過程、その先のビジョンに一貫性があることが大切ですが、過去に実際に取り組んできたことも加わると、より説得力が増します。

結論:達成後にどうなりたいか

最後に、そのキャリアプランを達成した後にどうなっていたいか、もしくはどうなっていきたいかを述べて結びましょう。

「その先」の話をすることによって、長期的にその企業で働きたいと思っているという志望度の高さを示すことができます。

最終的にはどのような人材になって、企業に貢献してくれるのかという重要な部分を測ることができる部分になります。

自分自身の強みや企業研究で得た情報などをもとに、イメージを作っておきましょう。

【営業職のキャリアプラン】キャリアプランの例文

面接において、キャリアプランをどのように回答するのかを考える際は、その企業に長期間在籍し、キャリアを重ねることを前提にするのが非常に大切です。

ここでは、営業職の面接でキャリアプランを聞かれたときの回答として、2つの例文をご紹介します。

文章の構成やここまでに解説したポイントにも着目しながら読み、要素に分解していくことで、押さえるべきポイントへの理解が深まるでしょう。

自分自身の回答を準備する助けになるはずなので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①:結果へのこだわりをアピール

私は御社の営業職として、売上ナンバーワンを達成したいです。
私は前職で同僚50名の新人営業の中からトップの成績を出したことがあります。
次の目標としては、もっと広い世界でトップを目指すことです。
御社の規模はまさに私が目指している姿に向けてキャリアアップするためには最適なフィールドと考えています。
現状の自分のスキルや経験で、すぐに結果を出せるほど簡単なものではないことも理解しています。
しかし、入社後には積極的にノウハウを学び、新規獲得に向けて設定した目標のもと、トライアンドエラーを粘り強く繰り返し挑戦していくことで、必ず達成できると思っています。
そして、達成後には現場で得た経験を活かし、管理職として後輩や部下が挑戦しやすい土壌を作り、優秀な人材を育成していきたいと考えています。

例文①の解説

まずは前職でやってきたことを定量的に話しているということがポイントです。
「50名の中からトップをとった」という具体的な数字で話すことで信憑性が増しますし、よりわかりやすいアピールができます。
また、「すぐ結果が出せるほど簡単なものではない」とへり下って伝えていることもポイントです。
面接ではポテンシャルをアピールしつつも丁寧な姿勢が大事だからです。

例文②:製品企画の仕事に携わりたい

私は、御社の掲げる企業理念に共感し、その理念を達成するためにも製品をより多くの人に広めていきたいと考えています。
営業職として、実際の顧客になる皆様とコミュニケーションを通じて信頼を深めることにより、潜在的なニーズを引き出し、新たな製品の提案へとつなげていくことで既存の顧客とも強固な関係を作っていきたいと思っています。
その営業活動の中で得た知見や視点から、現在の製品ではカバーできていないニーズを満たせる商品開発の提案や改善案も積極的に行い、将来的には製品企画にも携わりたいです。

例文②の解説

まずは当社の企業理念に共感しているということをアピールしつつ、自分なりにやりたいことを伝えています。
営業で知見を得たのちに「商品開発」「製品企画」という大きな目標を掲げているので、ステップアップがわかりやすく伝わるでしょう。

例文③:営業職としての探究心をアピール

私は、一生涯営業として働きたいと思っているくらい営業職に魅力を感じています。
なぜなら、営業の仕事は多くのお客様の課題を解決し利益を作るお手伝いができる、素晴らしい仕事だと考えているからです。
とくに御社の事業は昨今の人材不足が深刻化する中で、多くの企業の生産性向上のきっかけを提供することができると思っております。
このサービスを提案することで、人件費を抑えつつ多くの利益を生み出すことができることは、とくに中小企業を中心に多くの経営者を救うことができるのではないでしょうか。
なお、もちろんずっと同じポジションでいるつもりはありません。
将来的には自分のチームを持ってマネジメントする立場になりたいと思っています。
私が培った営業としての姿勢やテクニックを、若い人材にも浸透させることで、会社に大きく貢献できると思います。

例文③の解説

なぜ営業職に魅力を感じているのか?ということと、なぜその企業の営業職につきたいのか?ということを一度にアピールできる内容です。
さらに、営業としての魅力をただ伝えるだけではなく、将来どうなりたいか?を具体的に伝えています。

【営業職のキャリアプラン】キャリアプランについて答える際の注意点

さて、ここまで記事を読んでいただいた方には、次の段階である「自分のキャリアプランを答える」というところに進む前に、2つの注意点を押さえていただきます。

どちらも非常にシンプルな注意事項ではありますが、意外と陥りがちな失敗といえます。

準備段階で最後にもう一度、この2点に着目して見直してみることが大切です。

自分で判断するのが難しいときは、友人や頼れる第三者に相談して、フィードバックをもらうのも良い方法でしょう。

具体的なキャリアプランを挙げる

「頼れるリーダーになりたい」「責任を持って業務を行いたい」といった表現は、一見良さそうに思えます。

しかし、このような抽象的なキャリアプランを挙げてしまうと、それに連なる過程もすべて抽象的になってしまいます。

明確な働き方のイメージや、何をするべきかという直近の目標なども立てることができません。

結果として、具体的なビジョンが描けていないことにより、面接では悪い印象を残すことになってしまいます。

抽象的なキャリアプランになってしまった場合は、以下のように言い換えて具体的なキャリアプランを伝えられるようにしましょう。

×頼れるリーダーになりたい

営業チームのリーダーとして、新人育成がしたい

×責任を持って業務を行いたい

どんなに小さな業務であっても、自分の強みである分析力・業務遂行力をもって務めることで、幅広い業務ができるマルチな人材になりたい

実現可能な目標にする

高い目標を掲げることは悪いことではありませんが「一年後に海外進出します」など、現状でそこに至るプロセスの想像すらできない達成不可能なキャリアプランを掲げるのはやめましょう。

その企業で働いていくことに対して真剣に考えておらず、いいかげんな考えで良いと思っているという印象を与えてしまいます。

キャリアプランは、困難であってもその過程をイメージすることができ、達成は可能だと聞き手に思わせられるものにすることが大切です。

×一年後に海外進出します

海外進出したいという目標があるので、まずは御社の営業として海外事業部と携わりながらノウハウを学びたいです

【営業職のキャリアプラン】キャリアプランが思い浮かばない

キャリアプランについての質問は、面接において多くの就活生が悩んでしまうポイントです。

中には、気をつけるべき点や構成などの理解はしたけれど、肝心の何を答えたら良いのかが見えてこないという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

キャリアプランを考えるうえでは、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

ここでは、その基本の部分に立ち返って、自分のキャリアプランを考えるためにできることを解説していきます。

企業分析も忘れずに

企業分析をしておけば、自己分析でわかった自分の強みをその企業にどう活かせるかが見えてきます。

なお、企業分析をするには以下のような方法がおすすめです。

企業分析の方法

・会社のコーポレートサイトで企業理念、歴史などを調べる

・新卒採用サイトの社員インタビューで社風を知る

・社員の口コミサイトでメリットデメリットを知る

転職エージェントの利用がおすすめ

自分自身で進めることに難しさを感じたときには、転職エージェントのアドバイザーを頼ることもおすすめです。

転職エージェントは多くの転職者の悩みに寄り添って求人紹介をしてきたプロです。

転職者と企業の橋渡し的な存在なので、採用担当者に響きやすいポイントなども押さえて客観的な意見をくれます。

なお、おすすめはジョブコミットというサービスです。

面接対策を何度でも実施できるのにも関わらず、利用料は無料という非常に良心的なサービスです。


まとめ

キャリアプランを考えるということは、自分自身が経験したことのないことについて、イメージを膨らませるという作業でもあります。

そのため、中には非常に難しいと感じて、対策を一人でやるのが苦しいと感じる方がいるのも事実です。

まずはこの記事を参考にしながら、自分でシミュレーションをしていくのをおすすめします。

一人で行うことに難しさを感じたら、無料のサービスなども上手に利用して、対策をするようにしましょう。

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