【例文付き】就活面接の自己紹介は合否を左右する!合否に関わる10のポイントを紹介
はじめに
採用選考の面接では、「簡潔に自己紹介をお願いします」など、開始時に自己紹介を求められる場合があります。
このとき、自己PRとの違いがわからず、何を話せば良いのか困ってしまったという経験を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は面接での自己紹介について、自己PRと異なるポイントや、実際にどのようなことを話せば良いのかを解説していきます。
企業が自己紹介で見ている点や、話す際の適切な長さなど、具体的な内容にも触れていくのでぜひ参考にしてみてください。
【面接の自己紹介】就活で自己紹介が合否を左右する3つの理由
はじめて会う人に対し、名前や年齢、趣味などを聞くのと同じように、面接における自己紹介は、初対面である面接官に対してのあいさつのようなものです。
そのため、最初の自己紹介であなたの第一印象が決まると言っても過言ではありません。
印象が悪い相手よりも、一緒に働きたいと思えるような印象を受けた人を採用したいと思うのは、企業として当然のことでしょう。
なぜ自己紹介が合否を左右するほど重要であるのかという理由を、3つご紹介します。
初めの印象は強く記憶に残るから
人間のイメージは、第一印象で9割ほどが決まると言われています。
しかし、面接の時間は限られているため、時間内に相手のことを0から100まで知ることはできません。
自己紹介から受けるイメージで大体の印象が決まるので、面接において非常に重要な要素と言えます。
また、第一印象で悪い印象を与えてしまうと、その後の自己PRや志望動機などで自分の強みなどをアピールしても、最初のイメージを覆すことはなかなか難しく、面接官に響かない内容になってしまうでしょう。
一緒に働きたいと思ってもらえるような印象を与えるには、良い印象を面接官の記憶に残す必要があります。
そのきっかけとなるのが自己紹介であるため、第一印象はしっかりと意識しましょう。
自己紹介で面接全体の雰囲気が作られるから
最初に悪い印象を与えてしまうと、どうしてもそのイメージを払拭できず、話しづらい雰囲気になってしまいます。
逆に自己紹介で良い印象を与えることができると、その場も明るい雰囲気になりやすく、話しやすい時間を過ごすことができるでしょう。
自己紹介の良し悪しは、面接全体の雰囲気を決めると言っても過言ではありません。
その場の雰囲気が悪いと萎縮してしまう場合があり、話しにくい雰囲気の中では自分の魅力を十分に発揮しきれずに、悔しい思いをする可能性もあります。
肩の力を抜いて、自分の力を発揮できるような環境に持っていくためにも、自己紹介で良い印象を与えることが大切です。
面接官に対してアピールができるように、しっかりと対策すると良いでしょう。
自己紹介で話した内容を元に質問してくるから
面接では、面接官が気になったことに対して、さまざまな質問がくる場合があります。
自己紹介で話した内容についても聞かれることがあり、企業側は話した内容を深掘りしていくことで、その人の人柄や思考について知ろうと考えているからです。
初対面でとても良い印象の人がいたら「この人はどんな人なんだろう?」と興味を抱くのではないでしょうか。
その感情と同じように、企業側からもっと知りたい・活躍してくれそうな人材だと思ってもらえるような自己紹介ができれば、自分のアピールポイントについて話すきっかけを作ることも可能でしょう。
自己紹介は、初対面の相手に対して、どのように話を進めていけば良いのかという最初の第一歩を示してくれるものでもあるのです。
【面接の自己紹介】自己紹介と自己PRの違い
まず、自己紹介と自己PRの違いについてご紹介していきます。
面接では、先述のとおり自己紹介を面接の初めに促される場合が多いでしょう。
自分がどのような人物なのかを簡潔に伝える「挨拶」として、名前や所属する学校名などを伝えるものです。
これに対し、自己PRでは、自分の能力や強みといった積極的なアピールが求められます。
つまり、自己紹介はあくまでも面接開始のきっかけであり、アイスブレイクの役割を果たすものなのです。
志望動機やスキルのアピールなどは、基本的に自己紹介の後に行うものであり、挨拶の段階で内容の濃いアピールを行ってしまうと、空気が読めないと思われる可能性もあります。
自己紹介の際は、名前や所属する大学名などを簡潔に伝える程度に留めましょう。
【面接の自己紹介】企業が見ているポイント
自己紹介と自己PRの違いについて、イメージがつかめたのではないでしょうか。
自分を売り込む自己PRと異なり、基本的な情報を伝えることが自己紹介です。
しかし、だからといって手を抜いて良いものではありません。
自己紹介によって、企業は以下で挙げるポイントを見ています。
人柄
自己紹介での話し方や声の抑揚、話す内容などから学生の人柄を見ることができます。
企業はまず人柄をチェックし、企業に合う人材かどうか判断します。
また、声から人柄がわかるという面接官も少なくありません。
普段から相手のことを気にかけて話す人は、聞き取りやすくきれいな声をしているものです。
反対に、気の短い人は早口になるなど、自己紹介のような短い時間でもある程度把握することができます。
上記の内容が必ずしも当てはまるとは限りませんが、話す雰囲気から受けるイメージというのは重要です。
社会人は、多くの人や企業と一緒に仕事を進めていきます。
その際に受ける印象が良い方が、業務が円滑に進みやすくなるため、選考の時点でも人柄を確認するのです。
コミュニケーション能力
社会人としてのコミュニケーション能力も、自己紹介で企業が注目するポイントです。
これは単に親しみやすい話し方かどうかというだけではなく、社会人として適切なコミュニケーションを取れるかどうかを意味します。
面接官が求める以上の話をしてしまったりすると、社会人としてコミュニケーション能力に難があると判断されてしまうでしょう。
会社内で仕事をする際は、相手が求めているものは何なのかを適切に理解し、その場に合わせて柔軟に対応することが求められます。
仕事を円滑に進めていくためには必須のスキルですが、普段から意識しないとなかなか身に付かず、面接での自己紹介といった緊張する場ではうまく発揮できないことも珍しくありません。
伝達スキル
短い時間内で自分のことを簡潔に説明できるかどうか、面接官は細かく見ています。
社会人として仕事をしていく場合、誰かに業務を引き継いだり、仕事を振ったりする際に、短く的確な指示を出す必要があります。
要領を得ない指示をしてしまうと、現場が混乱し業務が進まなくなる可能性もあるため、伝達スキルは重要です。
仕事での指示と同じように、自信を持って自己紹介をするためには、自分自身のことを深く理解していなければなりません。
自己分析などを繰り返し行い、自分自身への理解度を高めることが重要と言えるでしょう。
また、伝達スキルには声の大きさなども含まれます。
相手に届くような声で、はっきりと話すことができると好印象になります。
【面接の自己紹介】自己紹介で合否に関わるポイント10選
ここからは、面接の自己紹介で気をつけるべきポイントを紹介していきます。
先述のとおり、自己紹介は「挨拶」だと意識することが重要です。
初対面の面接官に対し、良い印象を与えるためにも、以下に挙げる点に注意しましょう。
長くなりすぎない程度で話す
繰り返しにはなりますが、自己紹介は「挨拶」です。
長々と自分の話をしてしまうと、コミュニケーション能力に難があると判断されかねません。
かといってあまりに短いと、どのような人物なのかがわからず、興味や関心を持ってもらえない可能性があります。
面接によっては、自己紹介の時間を指定される場合がありますが、特に指定がない場合は1分を目安に話しましょう。
1分間で人間が話せる文字数の目安は、200~300字ほどです。
原稿を作っておく場合は、文字数を目安にし、2分や30秒など、どのような時間指定が来た場合も対応できるように準備しておくと良いでしょう。
スムーズな構成で話せれば、準備をしてきたことも含めて評価される可能性が高くなります。
印象に残る言葉を用いる
企業には、たくさんの志望者が応募してきます。
ありきたりな自己紹介では、インパクトを残せないまま大勢の中に埋もれてしまい、良い結果を得られないかもしれません。
それを避けるためには、いかに面接官の記憶に残るかどうかです。
印象的だったエピソードや言葉がある場合、その言葉を用いて就活生のことを「○○の人」という風に覚えている面接官もいます。
自分がどういう人間なのかをキーワードのような簡潔な言葉で述べつつ、自分にしかないオリジナリティを大事にすることで、用いたキーワードが印象的な言葉として記憶に残ってくれるでしょう。
自己紹介は制限時間があるため、与えられた短い時間の中で、いかに相手の印象に残る言葉を答えられるかが鍵となります。
面接官の目を見て話す
面接では、自分の言葉に自信を持っている姿勢や誠実さを示すことが大切です。
せっかく内容が良くても、態度の違いで話している内容に自信を持っていない・説得力がないというイメージを持たれてしまっては意味がありません。
良い結果に結びつけるためには、まず面接官の目をまっすぐに見て話し、目線を合わせることを意識してください。
そうすることで顔が上がり、表情も面接官からよく見えるようになるので、はつらつとした明るいイメージを持ってもらえるようになるでしょう。
また面接官が複数いる場合には、誰に対して話しているのかをわかりやすくすることが重要です。
話す相手の目を見つめ、対峙する相手ときちんとコミュニケーションを取れるという印象を与えられるように心がけてください。
明るい雰囲気で話す
緊張していると、どうしても顔がこわばってきてしまいます。
そのため、自己紹介の段階から、意識して明るい表情を作るよう心がけましょう。
明るい雰囲気で自己紹介することで、自然と場の雰囲気や自分の緊張がやわらいでいくので、その後の面接もリラックスして話すことができます。
当然、暗い雰囲気で話すのは好ましくありません。
しかし、むやみにテンションを上げる必要もありません。
無理に盛り上げようとすると、社会人的なマナーとしては不適切になることもあります。
面接の雰囲気にもよりますが、いずれにしても過度にウケを狙ったり背伸びをしたりするのではなく、自然体の自分を表現するよう意識しましょう。
肩の力を抜き、にこやかな表情で話すことを目標にしてみてください。
抑揚をつけて話す
自己紹介は、1分前後の短い時間内で考えてきた内容を一方的に話すので、抑揚のない声で話してしまうと原稿を読んでいるように聞こえてしまうことがあります。
例えば「ありがとう」も明るい声で発音すれば、喜びや感謝の感情が伝わりやすく、逆に一定の調子で言ってしまうと、あまり感情が見えない印象になってしまいます。
このように棒読みの言葉は感情が伝わらず内容もわかりにくくなってしまうため、面接時にはあまり適しません。
話す内容にきちんと自分の感情が乗っていることを示すには、言葉に抑揚をつけて話すことが大切です。
強調したい部分を少し大きく話したり、ゆっくり話したりするだけで、一定の調子にならず声に抑揚がつくので、感情が見える言葉になるようぜひ意識してください。
聞き取りやすい声で話す
自己紹介は、声の大きさも重要です。
相手に声が届かなければ、話している意味がありません。
声を張り上げる必要はありませんが、基本的に面接官と同じか、少し大きい程度の声量で話すようにしましょう。
意識して胸を張ると、声が通りやすくなり、ハキハキとした印象を与えられます。
無理に大きな声を出そうとしなくても良いので、胸を張ることは心がけましょう。
緊張していると、思っている以上の声が出ていないことがほとんどです。
面接前に自分が緊張しているなと感じたら、自己紹介では意識して大きな声を出すようにしましょう。
緊張すると、それだけで声が出にくい状態になってしまうので、面接の開始前に肩や首を回すなど、軽いストレッチをしておくと安心です。
早口にならないよう話す
話すスピードにも気を配る必要があります。
緊張すると普段よりも早口になってしまうので、意識してゆっくりと話しましょう。
こちらも声の大きさと同様、面接官の話すスピードと同じか、少しゆっくりくらいのスピードで話すのがおすすめです。
また内容を詰め込みすぎていると、当然早口になりがちです。
先述の200~300字程度を目安に原稿を作成しましょう。
早口になっているかどうかの確認は、練習段階でも録音などで確認しやすいポイントです。
少し意識するだけでも、ゆっくりと聞き取りやすいスピードで話せるようになります。
初対面の相手にきちんと言葉が伝わるためには、普段よりも落ち着いて丁寧に話さなくてはなりません。
丁寧さを心がければ、自然とゆっくりとした話し方になるでしょう。
企業の求める人材を意識する
企業が求める人材を意識することも、自己紹介では重要なポイントです。
活発な行動力のある人材を求めている企業なのか、それとも細やかで丁寧な人物を求めている企業なのかといった、企業ごとの特色に合わせて態度や口調を変えましょう。
先述のとおり、企業は自己紹介で人柄を確認しています。
そこで企業の求める人物像とあまりにも離れてしまっていると、ミスマッチと判断され、選考通過が難しくなるでしょう。
第一印象は、簡単には覆りません。
自己紹介の段階から、選考を受ける企業の企業理念や社風を意識して話すようにしましょう。
ただしあまりに過度な演出をすると、その後の面接で矛盾が生じる場合があります。
自分を偽るのではなく、あくまでも企業についてきちんと調べていることが伝わるような話し方を意識する程度に留めましょう。
言葉遣いに気を付ける
面接では、服装や立ち振る舞いなど、さまざまな点を見られています。
入社後も、きちんとマナーを持って対応することができるのかという基本的なビジネスマナーを判断するためです。
当然、言葉遣いも見られている内の1つであり、正しく言葉を使えていない人はビジネスマナーがないという印象を与えてしまうので注意しましょう。
尊敬語やクッション言葉など、慣れていない内は言葉遣いに気を付けるのは大変だと思うかもしれません。
しかし、普段何気なく使っている言葉でも、ビジネスの場では失礼にあたる言葉になってしまう可能性もあります。
入社後は、社内・社外問わず敬語を使うシーンが増えますので、入社前から正しい言葉遣いを取得しておくに越したことはないでしょう。
結論を先に述べる
自己紹介でも、相手に「フック」となるような話し方をすることは有効です。
自己PRなどと同じように、結論を先に述べ、その後具体的な話をすると良いでしょう。
趣味などを伝える際、「好きなものは○○です。なぜなら~」というように、結論の後に理由を説明したりエピソードを付け足したりすることで、わかりやすい内容になります。
ただし、名前や大学名などは、変にアレンジなどをせずそのまま伝えましょう。
また、冗長的に話すのではなく、簡潔に伝えることも重要です。
自己紹介でしゃべりすぎてしまっては、面接官に悪い印象を与えてしまうおそれがあります。
あくまでもメインは質疑応答なので、自己紹介は手短に済ませることを意識してください。
【面接の自己紹介】話す内容
ここからは、面接の自己紹介で話す内容を紹介していきます。
簡潔に行うことが求められる自己紹介ですが、いくつか押さえておくべきポイントもあります。
構成ごとに解説していくので、原稿を作成する際の参考にしてみてください。
初めの挨拶
まずは、面接官に向けて挨拶をしましょう。
人によって異なるものの、「初めまして」「こんにちは」などの日常で行う挨拶でも問題ありません。
よりフォーマルな印象にしたい場合は、「本日は面接の機会をいただきありがとうございます」など、面接官への感謝などを示す挨拶をしても良いでしょう。
ただし、挨拶を長くすると冗長な印象になる可能性もあるので、最低限のものでも差し支えありません。
基本的に第一声となる部分なので、なるべく朗らかに話すことを意識してください。
基本情報
名前に続いて大学名、学部、学科などを述べましょう。
このとき、学年も伝えるとより丁寧な印象になります。
「○○大学××学部△△学科から参りました、□年生の◎◎です」というように、すべて続けて話すと収まりが良いでしょう。
企業によっては、自己紹介では氏名と大学名だけを言うように指示されることもあります。
その場合は、「本日はよろしくお願いいたします」と締め、指示に従いましょう。
不要なことを話すと、「意図を理解していない」と判断され、印象が悪くなってしまいます。
その他
>基本情報以降は、人によって選ぶ話題が異なってきます。
以下の項目では、実際に就活生が自己紹介で話している内容をご紹介します。
自分に合ったものを選ぶことはもちろん、選考を受ける企業に合わせて話すトピックを変えても良いでしょう。
大学で学んだこと
大学での研究内容や、所属しているゼミなど、大学生活についての話題はポピュラーな内容です。
また、自分の好きな授業などについて話しても良いでしょう。
ただし、大学での学問や研究内容などは、専門外の人にはあまりなじみのないものがほとんどです。
初対面の面接官に話す際には、簡潔にわかりやすい説明を心がけましょう。
専門用語などを使うことは避け、あくまでも紹介に留めるのがベストです。
なぜその題材、授業に興味を持ったのかなどを話すことで、自分がどのような考え方をし、何に関心を持つのかを面接官に伝えることができます。
所属団体について
サークルやアルバイトなど、自分が所属している大学以外の団体について説明するのも良いでしょう。
アルバイトや長期インターンも、話しやすいトピックです。
特にESや履歴書のガクチカなどで所属団体のエピソードを書いている場合は、自己紹介で触れることにより、面接で質問したくなるフックとして機能する可能性があります。
自分がその団体内で、どのようなことをしているかを簡潔に説明しましょう。
なお、団体自体について長く話すのは、自己紹介においては適切でないため避けた方が無難です。
就活について
自分が行っている就活そのものも、面接が始まってから志望動機について触れてもらうために利用できるトピックです。
自身の価値観や就活の軸など、志望動機に絡むような内容を簡潔に話すことで、面接官に自分のことを印象付けることができます。
特に就活の軸などは、学生自身の根本的な価値観につながる場合があるため、面接官に興味を持ってもらいやすい話題です。
ただし、深掘りしてもらう余地を残すためにも、あまり話しすぎないよう意識しましょう。
自分自身のことについて
出身地や名前の由来、生い立ちなど、自分自身のエピソードを話すことも有効です。
ただし、これらは少々インパクトがあるものでないと、印象に残りにくいトピックです。
変わった苗字や地方や名物のある地域の出身など、面接官が記憶しやすいものがあれば話してみると良いでしょう。
また、場合によっては生い立ちなどから志望動機やガクチカが定まっている方もいるかもしれません。
そういった場合も、簡潔に生い立ちなどに触れることで、面接中で深掘りしてもらえるチャンスが増えるでしょう。
クリエイティブな内容
キャッチコピーや動物にたとえた性格紹介、志望する企業のサービス・商品にたとえた性格紹介なども、インパクトを残せるのでおすすめです。
先述のとおり、ウケを狙いすぎるのはあまりよくありませんが、キャッチコピーなどは印象に残りやすく、また短い時間で自分を紹介するという場面では有効なことが多いでしょう。
また、企業のサービスや商材に絡めた自己紹介も、相手に伝わりやすく好印象の場合があります。
ただし人によっては自社商材を使われることを快く思わない人もいるため、使いどころは考えましょう。
締めの挨拶
最後に締めの挨拶をします。
基本情報の項目で触れたとおり、「本日はよろしくお願いいたします」など丁寧に締めると好印象です。
ここでも明るく誠実な挨拶を心がけましょう。
また、締めの挨拶の雰囲気は特に重要です。
もし自己紹介中に噛んでしまったりうまくしゃべれなかったりしても、挨拶がきちんとできれば挽回できます。
社会人において、日々の挨拶や、ミスをした際に謝罪などをしっかり行うことは、円滑な業務をするうえで重要な要素です。
感謝の気持ちを持って、ハキハキと述べましょう。
【面接の自己紹介】例文3選
最後に、面接の自己紹介に使える例文を3つご紹介します。
いずれも200字程度の例文なので、話すと1分を少し切る程度です。
自身のエピソードに合わせて内容を調整すれば、そのまま面接などで使用できます。
もちろん、自分で一から作成する際も、参考にすることで簡潔でわかりやすい構成の自己紹介文の作り方が理解できるでしょう。
ゼミやアルバイトなど、多くの学生に通じるトピックを選んで作成しているので、自分の状況を考えつつ、どの例文を参考にするか考えてみてください。
例文①大学で所属しているゼミについて
その際、オリジナル広告の作成やSNSでのPR活動など、さまざまなWebマーケティング事業にも取り組み、チームで動くためのマネジメント能力・コミュニケーション能力を身に付けることができました。
この経験で得た知識をさらに深めることで、御社の商品をあらゆる世代に届けたいと思っています。
本日はよろしくお願いいたします。
例文②アルバイトについて
この仕事に出会ってから、家族や友達と過ごしているときなど、みんなが笑顔で気持ち良く過ごせる空間を作ることが好きになりました。
お客様が幸せそうに挙式・披露宴を終えられる姿を見るのが仕事のモチベーションです。
また、新郎新婦だけではなく、式場に来た誰もが、人生において特別な時間だと感じられるようにするという御社の理念に惹かれています。
本日はよろしくお願いいたします。
例文③クリエイティブな内容
常に目標に向かって猪突猛進、高い目標を定め、向上心を持って取り組むからだそうです。
目的を達成するまで諦めず、ゴールまで一直線に走り続けます。
高校時代、模試で全国一位を取ると決め、実際に一位を取ることができました。
また、大学入学後のサッカー部での活動においても、最多得点を出す選手になると決め、実際に達成しています。
一度ゴールを決めたら、最短距離でまっすぐ走り続けることが私の長所です。
本日はよろしくお願いいたします。
【面接の自己紹介】魅力的な自己紹介にするための3つの練習法
最初から何もせずに、魅力的な自己紹介ができる人はまずいません。
遠回りすることが成功への近道とも言えますので、何事もブラッシュアップしていくことが非常に大切でしょう。
そこで、自己紹介をより良くするための練習法を3つご紹介します。
練習を繰り返していくことで、徐々に話し方や立ち振る舞いなどにも慣れていきます。
十分な練習を積み重ねて、不安要素をなくすことができれば、本番の面接でもきちんと力を発揮できるようになるので、ぜひ練習法を実践してみてください。
自分が話す姿を録画して確認する
頭の中でイメージしてみたが、実際にやってみたらうまくいかなかったという経験をしている人も多いのではないでしょうか。
これは、頭の中で思い描いているだけでは気づけないことがあるからです。
自己紹介も同様に、実際に考えた文章を一度声に出して読んでみましょう。
その際、自分が話す姿を録画することもおすすめします。
鏡を見て話す練習をするのとは違い、録画することで自分の表情や声のトーンを後から客観的に確認できるので、話し方の癖や見た目の印象など細かいところまで気づけるようになります。
第三者がわかりやすい説明を心がけることが面接では大切なため、聞き取りにくいところを修正したり、時間を調整したりして納得できるまで練習を重ねましょう。
OB訪問で実践する
学生の内に、社会人と接する機会はそうありません。
慣れない面接では雰囲気に圧倒され、自分でも思った以上に緊張してしまったり、言葉が出てこなくなったりすることがあります。
そうならないためには、OB訪問であらかじめビジネスの場に慣れておくことも、非常に有効な練習方法です。
企業研究をするうえで欠かせないOB訪問では、実際に社会人として働いている人の意見を直接聞ける貴重な場でもあるため、毎回面接と同様の自己紹介を行い、気になる点がないかを質問してフィードバックをもらいましょう。
そうすることで、より魅力的な自己紹介ができるようになっていきます。
面接で緊張しないためにも、社会人と触れ合える機会があれば、ぜひ積極的に参加してみてください。
就活エージェントに相談するのがおすすめ
自己紹介の伝え方で困ったときは、友達や家族など他者の力を借りるのも1つの手です。
しかし、近しい人には照れ臭さがあって頼めないという場合には、就活エージェントを利用することをおすすめします。
専属のアドバイザーがあなたに合った面接対策を手厚くサポートしてくれるので、自分だけでは見つけられないスキルや強みなどを明確にすることができるでしょう。
ほかにも、一般には公開されていないような情報を教えてもらえたり、面接の模擬練習や入社後に役立つ研修を受けたりできます。
また、一人ひとりに合わせた求人の紹介なども行っていますので、面接対策を効率よく行いたい方、就活で行き詰まっている方はぜひこちらを利用してみてください。
https://eigyo-shukatsu.com/lp/1
まとめ
今回は、就活時の面接での自己紹介について詳しく解説しました。
自己紹介で何を話せば良いのかわからないという方でも、今回の記事を読むことで、話す内容や注意するべきポイントなどが理解できたかと思います。
声の大きさや話すスピードなど、実際に体を動かして練習することでも得られるものがあるので、普段から繰り返し練習すると良いでしょう。
自己紹介は、自己PRとは違い自分を簡潔的に紹介するものです。
緊張してしまったとしても、面接の機会を設けてもらった感謝の気持ちを必ず伝えましょう。
また就職活動は、社会に出るための練習場所でもあります。
将来、商談などをする際に自己紹介をしているような想像をしながら話してみてください。
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