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【例文・一覧付き】転職面接で聞かれる強みや弱みの答え方は?言い換え例一覧や見つけ方を解説

【例文・一覧付き】転職面接で聞かれる強みや弱みの答え方は?言い換え例一覧や見つけ方を解説

目次
  1. はじめに
  2. 面接で「強み」と「弱み」を聞かれる理由
  3. 「強み」と「弱み」の見つけ方
  4. 「強み」と「弱み」の選び方
  5. 面接での「強み」の答え方
  6. 面接での「弱み」の答え方
  7. 足りていないスキルや経験選ぶ
  8. 弱みは改善策もセットで伝える
  9. まとめ

はじめに

「あなたの強みと弱みについて教えてください」

「うちの会社に入社する場合、何が強みになると思いますか」

転職面接を通して1回は聞かれるであろう「強み」と「弱み」。

強みは自己PRにもなる一方で、弱みという自分の弱い部分をさらけ出して良いのか迷ったことがある人もいるでしょう。

今回は転職面接で強みや弱みを聞かれた時に、どのように回答すれば良いかについて回答例は一覧を用いつつ解説していきます。

面接で「強み」と「弱み」を聞かれる理由

まずは面接でなぜ強みと弱みを聞かれるのか理由について考えていきましょう。

強みと弱みを面接で質問される理由として、応募者が自社で活躍できる人材か判断するためです。

中途採用の場合、未経験OKの求人といえども、戦力となる人材が求められます。

経験の有無以上に、自社で活躍できるポテンシャルを持っているかが非常に重要なのです。

企業は強みと弱みを通して、自社で活躍できる強みを持っているのか、自社が求める人物像にあっているか、そして本人が話す人物像とキャリアビジョンにミスマッチが生じていないかを強みと弱みで確認します。

さらに、強みと弱みを聞くことで転職者の人物像を把握でき、求人への適性度もはかりやすいです。

たとえば、「コミュニケーション能力の高い人」は営業としてのトークスキルの高さを伺えますし、「数字分析が好きで、数値改善に貢献した人」はロジカルシンキングが得意なことを想像できます。

「強み」と「長所」の違い

強みと似ている言葉で「長所」という言葉があります。

まず「強み」は、仕事を通じて身につけた独自の武器(スキル)であり、成果を埋めるものです。

たとえば、「数々の商談を成立させてきたトークスキル」は強みに該当するでしょう。

一方「長所」は、本人の資質や性格といった部分を指します。

たとえば、「積極的」「人当たりが良く穏やか」などは長所に当たります。

ほぼ同義ではありますが、企業によっては知りたい内容が異なることも。

言葉の意味をしっかりと把握し、できる限り強みと長所は別のものとして的確に回答するようにしましょう。

「強み」と「弱み」の見つけ方

「強み」と「弱み」を企業が質問する意図について理解できたと思います。

ここからは実際に自分の強みと弱いを理解するために、何をやるべきかを考えていきましょう。

強みと弱みを把握する方法として、自己分析一択です。

自己分析の方法には、下記のような方法があります。

  • 自分史
  • モチベーショングラフ
  • 自己分析ツール
  • マインドマップ
  • SWOT分析
  • 他己分析

それぞれの方法について詳しくみていきましょう。

自分史

自分史とは、自分の体験を表にまとめる自己分析方法です。

小学生あたりから現在に至るまでの自分の体験を振り返り、印象的な出来事を書き出してみましょう。

たとえば、部活動で結果を出したというような喜ばしい経験、受験で挫折した経験などを時系列に沿って振り返ってみてください。

そしてその時感じた感情や起こした行動を言語化してみましょう。

全て完成したら総合的に分析してみてください。

得意だったことや褒められたことは強みに一致し、避けてきたことや失敗と感じることは弱みに分類できるはずです。

自分の性格や行動の傾向から強みや弱みを知りたいという人におすすめです。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフは、感情の変化をグラフとして表す自己分析方法です。

横軸を年齢に設定し、縦軸はモチベーションにします。

モチベーションの起伏と出来事を書き込んでいき、自分のモチベーションの変化を可視化します。

感情の起伏が可視化されることで、どのようなことでやる気が出るのか、どういう出来事でやる気を無くしてしまうのか、そしてそれの対処法を理解できます。

感情の起伏と一緒にどうやって乗り越えたりするのかや、成功した時はどのようなアクションを起こしていたのかも考えてみてくださいね。

自己分析ツール

イチから自己分析するのが苦手な人は、自己分析ツールを活用するのもおすすめです。

最近ではさまざまな転職サイトに自己分析ツールがあります。

一問一答を繰り返していくなかで、最終的にあなたはどういう人間だと判断してくれます。

最近話題になった「16Personalities性格診断テスト」も自己分析方法の手段のひとつといえるでしょう。

自己分析ツールに関しては、人によっては合っている合っていないなどもあるかもしれません。

ただ自分の特性として納得できる部分も少しはあるはずです。

「強み」や「弱み」について、文章で説明してくれているので、言語化する手間が省けます。

自分では認識できていなかった強みにも出会えるチャンスですので、ぜひ活用してみてください。

マインドマップ

マインドマップはテーマを決めて、それに関係する言葉を書き込む自己分析の方法です。

まず、テーマを設定し、テーマから派生するキーワードを書き出します。

書き出したキーワードから連想できる言葉をどんどん掘り下げていきます。

マインドマップでは、強みや弱みにつながるテーマをおくことが重要です。

なるべく具体的に書いていき、自分の行動に対し感情も結びつけていきましょう。

面接では強みや弱みをただ紹介するだけではなく、それに関連するエピソードを話すことも重要です。

マインドマップでは、強みと弱みに関連するエピソードの整理にも役立ちます。

SWOT分析

SWOT分析は経営分析でも使われる手法ですが、自己分析にも活用できます。

自分の外部環境と内部環境をStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の4つの要素に分けて分析します。

内部環境ではStrength(プラス要因)、Weakness(マイナス要因)、外部環境ではOpportunity(プラス要因)、Threat(マイナス要因)で仕分けます。

それぞれの項目をまずは埋めてみてください。

もしも強みや弱みで考えにくければ、好きや嫌いや得意や苦手で分類しても構いません。

項目を埋め終わったら、SとO、SとT、WとOといった流れで組み合わせて考えましょう。

自分の強みが志望する企業で活かせるのか、逆に弱みとしてマイナスで働くのか考えやすくなります。

他己分析

自己分析と言いつつも、家族や友人から他己分析してもらうのもおすすめです。

ひとりで考えていると自分の強みや弱みがなんなのか客観視しにくくなったり、考えすぎて訳がわからなくなってしまうこともあるでしょう。

そのようなときに周囲の人からの客観的な意見はとても参考になります。

できるだけ多くの人から他己分析してもらい、他者から見える自分を正確に把握しましょう。

また面接でも「周囲の人からあなたはどんな人と言われますか?」と質問されることも往々にしてあります。

そのような場面で他己分析の意見は役立つはずです。

「強み」と「弱み」の選び方

面接で弱みや強みを聞かれるということは、素直に答えるだけではなく、自己PRの要素も交えなければいけません。

自己分析を経て、さまざま強みと弱みが見えてきた一方で、何の話をするのかは非常に重要です。

ここでは、面接で話す強みと弱みの考え方を紹介していきます。

強みの考え方

転職面接で企業が評価するスキルは、「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」「ポータブルスキル」に分類できます。

企業が求めていそうな最適なスキルを選択し、解凍していくのがベストです。

そもそも「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」「ポータブルスキル」はなんなのかについて説明していきます。

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、良好な対人関係を構築する能力です。

ヒューマンスキルに分類される能力や要素は下記が挙げられます。

  • リーダーシップ
  • コミュニケーション能力
  • 折衝能力
  • プレゼンテーションスキル
  • コーチング能力
  • 傾聴力
  • ファシリテーション能力

テクニカルスキル

専門的なスキルを指します。

社会人経験が長くなればなるほど、即戦力として活躍できる人材が求められます。

そのため、中途採用で経験者を求めている場合、より高度で専門性が高いテクニカルスキルが評価されやすいです。

テクニカルスキルは下記の能力が挙げられます。

  • パソコンスキル
  • ビジネスマナー
  • 情報処理能力
  • リサーチ力
  • 分析力
  • PDCA
  • 進行管理
  • マネジメントスキル
  • 業務における専門性の高い知識

ポータブルスキル

ポータブルスキルは業界や職種関係なく必要とされるビジネススキルです。

テクニカルスキルと比較すると、専門性は低く実務的なスキル以外の能力を指します。

具体的には下記のようなスキルが挙げられます。

  • 思考力
  • 課題解決スキル
  • 巻き込み力

弱みの考え方

次に弱みの考え方について説明します。

弱みはこれまで挫折した経験や失敗した体験のなかで感じた課題から考えてみましょう。

また、極力改善策がわかっているものを選ぶのがおすすめです。

というのも、弱みはわかっているものの、そこに対してどういう対策をしているのか話してもらえなければ、採用担当としても「この業務は大丈夫かな」と心配になってしまいます。

採用担当者は実際に働いた時の姿を想像しつつ面接を行いますので、不安要素に関しては対策までセットで伝えて損はありません。

また、弱みについては強みと表裏一体であると、話に一貫性がでやすくなります。

強み・弱みの言い換え一覧

慎重・計画力がある⇄心配性・慎重すぎる
他者の意見を聞き入れやすい⇄優柔不断
おおらか・芯が強い⇄マイペース・のんびりしている
几帳面⇄神経質
向上心がある⇄負けず嫌い
行動力がある・決断がスピーディー・フットワークが軽い⇄せっかち・短気
信念がある・粘り強い⇄頑固
探求心がある・集中力がある⇄視野が狭い・没頭しやすい
行動力がある・柔軟な対応力⇄無計画・行き当たりばったり
好奇心旺盛・流行に敏感⇄飽きっぽい・継続できない
サポート力⇄おせっかい・八方美人

面接での「強み」の答え方

それでは強みと弱みの考え方について理解できたところでした。

ここからは、実際の面接ではどのように回答すべきか詳しくみていきましょう。

面接で強みについて回答する場合、下記のポイントに気をつけてみてください。

  • 応募する企業に応じて強みを変える
  • 話す順番に気を付ける

それぞれの項目について詳しくみていきましょう。

応募する企業に応じて強みを変える

自己分析であなたの強みは明確になっていると思いますが、面接で話す時はその企業に応じた強みを選ぶよう意識してみてください。

たとえば成果主義の色が強い職場であれば、PDCAを回して常に改善とアクションを繰り返す自律性をアピールすると良いでしょう。

逆にチームで動くような企業であれば、周囲とのコミュニケーションを通して、チームのパフォーマンスを最大化し、結果をだしてきたという部分を押し出した方が好印象にうつります。

強みを絞るというよりも、企業に応じて強みとなるアピールポイントを変えていくのがおすすめです。

話す順番に気を付ける

なにごともそうですが、話す順番は「わかりやすく」を意識しましょう。

答え方のポイントは、自分の強みはなんなのかという結論、強みを裏付けるエピソード、応募した先でどのように生かしていくのかの3点を順番で話すのをおすすめします。

まず冒頭で結論を話すことで、アピールポイントを強調できます。

裏付けのエピソードに関しては具体的な数値も交えつつ、話すように心がけましょう。

社外の人が聞く話ですので、どんな人が聞いてもわかりやすいよう、客観的かつ定量的な指標を用いてエピソードを語ってみてください。

ここからは営業職と企画職で回答例もみてみましょう。

回答例<営業職ver>

私の強みは、目標に対して粘り強く対応できるところです。
現職では毎月売上目標を渡されるのですが、最初の頃は90%とあと少しのところで達成できずにいました。
そこで目標を達成するために、商談ロープレを毎回行い上長からフィードバックをもらったり、先輩の商談に同行させていただいて勉強したりなど、自ら自分の営業スタイルの改善点を見つけ、ブラッシュアップしていきました。
その結果、お客様と打ち解けるための雑談力やプレゼン力が身につき、売上達成までつなげることができました。
目標が高い場合は一度でうまくいかないこともあります。
しかし、その経験を必ず糧にして、次のアクションプランをすぐに立てて、結果を出すまで試行錯誤するという粘り強さが備わっています。

回答例<企画職ver>

私の強みは継続的な提案力です。
現職ではインターネット広告での集客担当をしています。
媒体については常にテストしながら、結果を出し続けていかなければなりません。
たとえ一度ヒットしても同じ広告施策を続ければ、いずれクリエイティブは疲弊します。
広告の提案をする際は、一手二手先のことを意識し、初回打ち合わせの段階で3パターンほど提案内容を用意するよう努めていました。
結果、担当していた2社では新鮮な広告運用の提案が功を奏して、長期継続案件として受注することができました。
入社した際には、この継続的な提案力を生かし、クライアントに対し、最善のパフォーマンスを提供できるよう努めていきます。

面接での「弱み」の答え方

面接で強みを聞かれた時の答え方について説明してきました。

では弱みを回答する場合はどうすればいいのでしょうか。

面接で弱みを聞かれた時は、下記のポイントを意識してみてください。

  • 足りていないスキルや経験選ぶ
  • 弱みは改善策もセットで伝える

それぞれの項目について詳しくみていきましょう。

足りていないスキルや経験選ぶ

面接で話す弱みは、足りていないスキルや経験について語ると良いでしょう。

応募先の企業でどのように働いていきたいのかという理想像をベースに現時点で足りないものを選んでいくと、課題も一緒に見えてきます。

スキルに関しては、営業スキルだったり、マーケティング知識だったり、応募する企業で必要となる専門性あるスキルが足りないことを述べてみてください。

経験については、応募した企業で働き始めた際に自分に必要となってくるであろう経験を伝えてみると良いでしょう。

たとえばプロジェクトリーダーの経験がないということや、ディレクション経験がないことなどをあげてみてください。

弱みは改善策もセットで伝える

弱みを話すときに気をつけたいのが、改善策も一緒に話すということです。

弱みだけを話してしまうと、ネガティブな印象が残りやすいですが、改善策も一緒に話すことで、今もっている課題に対してどのように努力できるのかが見えてきます。

現在足りないスキルや経験を弱みにあげた際に、どのように課題を克服するのかを伝えることで、働いた後の貢献も一層イメージしやすくなります。

ここからは弱み別の回答例もみてみましょう。

回答例<経験ver>

私の弱みは、マネジメント経験が少ないことです。

現在応募している職では、ゆくゆくはマネージャーポジションとなる人材を求められていました。

現職では副店長をしており、後輩のマネジメント経験はあるものの、全体を管轄するようなマネジメント経験がありません。

入社した暁には、一刻も早く業務を覚え、より多くのメンバーとコニュニケーションをとり、自分が持つ課題の改善、周囲のメンバーに対してできることを見つけていきたいです。

最終的には目の前にある課題をこなすだけではなく、その視野をどんどん広げて、チーム全体のために貢献し、成果を挙げられるマネジメントスキルを身につけていきたいと考えます。

回答例<スキルver>

私の弱みは、IT領域の知識が少ないことです。

現職では自動車販売の営業をしていたのですが、今回ITツールの営業ということで、IT領域の知識が少ないことが弱みだと考えます。

今後はIT領域で活躍できる人材になりたいと考えているため、現在はITパスポートの取得を目標に勉強している途中です。

クライアントにもわかりやすく説明できるよう、まずは自分の理解を深め、安心感を与えられる営業マンになりたいです。

専門的な内容も率先して勉強し、営業活動に活かして行ければと思います。

まとめ

今回は、転職面接で聞かれる強みや弱みについて説明してきました。

面接で

強みや弱みを聞かれるのは、応募者のパーソナリティーを知るため、そして応募した企業に適した人材かを図るためです。

単に自分の強みや弱みを回答するのではなく、質問した企業に関連付けた強みや弱みを回答するよう心がけてください。

また、強みや弱みをどう考えればいいかわからない場合は、今回紹介した自己分析の方法も活用してみてはいかがでしょうか。

弱みや強みの片方だけ認識している場合は、一覧を確認して弱みと強みを言い換えてみるのも一つの方法です。

後悔のない面接を実現できるよう、転職面接の前は今回のテーマを参考にしつつ、しっかりと対策してください。

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