【提案営業職への転職】面接頻出質問や面接対策方法をくわしく紹介!?
はじめに
営業で転職活動をしている方は、提案営業の仕事も視野に入れている方が多いでしょう。
提案営業は、顧客の悩みや課題解決をすることもあり、一般的な売り込むだけの営業よりもやりがいが大きく思えるかもしれません。
せっかく提案営業の仕事を目指すなら、第一志望の企業に受かりたいと多くの方が思います。
第一志望の企業や優良企業に入社するためにも、しっかりと対策しておきたいものです。
今回は、提案営業職へ転職する際の面接で頻出する質問や、面接対策方法についてくわしくご紹介します。
提案営業とは
提案営業は、顧客となる企業の悩みや課題をヒアリングする力がもっとも大切です。
そして、それに応じた解決策を自社の商品やサービスを通して提案します。
提案した商品やサービスが、顧客である企業の業績向上や課題解決に結び付けば、とても感謝されるでしょう。
提案営業は通常の営業の仕事とは異なり、自社製品の売り込みだけでなく、課題解決に取り組むため、やりがいのある仕事です。
商品やサービスの提案だけでなく、それらを利用した施策の提案をすることもあります。
やみくもに営業して業績をあげるために働くのがつらい人は、提案営業への転職を視野に入れると良いかもしれません。
人の悩みを解決したり、役に立ったりするほうが好きだと感じるなら、提案の仕事は向いていると言えるでしょう。
面接頻出質問10選
一般的に転職活動における面接は、ある程度パターン化されています。
頻出する質問の傾向を知っておけば、事前に回答をしっかりと準備できるため、余裕をもって面接に臨めるでしょう。
ここでは、提案営業の面接の際に覚えておきたい、面接で頻出する質問10選をご紹介します。
どのような質問が出るかわからないからといって、何も対策しないままでは、周りに差をつけられてしまうかもしれません。
また、面接の対策をしておけば「ちゃんと準備した」ということから、自信をもって面接に臨めます。
面接で頻出する質問10選をしっかりチェックし、面接本番に備えておいてください。
自己PR
転職の面接における自己PRでは、ビジネスパーソンとしての強みや魅力を伝える必要があります。
自分自身の魅力を最大限にアピールしたいところですが、どのような質問をされるか不安もあるでしょう。
ここでは、具体的にどのような自己PR関連の質問が出題されるのか、くわしく紹介していきます。
自己PR関連で絞られているため、実際に本番で出題される可能性も高いです。質問に適切に答え、自己PRできるようにしておきましょう。
①自己紹介
どの企業でも、面接の最初に行われているのは、簡単な自己紹介です。
自己紹介の第一印象を決める役割も果たしているため、面接官と目線を合わせ、明るくハキハキと話すように意識しましょう。
第一印象だけですべてが決まってしまうことはありませんが、第一印象が大切なのは事実です。
まず、出身地や名前を述べて挨拶をしますが、30秒〜1分を目安に、自分の経歴も加えて簡潔に話すと良いでしょう。
自己紹介では、事実だけを述べ、そのあとで質問してもらう余地を残すのが好ましいです。
ここで何分も使って話してしまう、と人事も長く感じてしまい、質問することがなくなってしまいます。
気持ち良く面接を進めてもらうためにも、自己紹介は簡潔ですっきりしたものにしましょう。
②自分の強み・弱み
この質問では「あなたが何に秀でていているのか」「短所を治すためにどのような工夫をしているのか」が問われます。
具体的なエピソードを加えると、入社後にその長所を活かしてどのように活躍していくか、面接官がイメージしやすいです。
特に、具体的なエピソードを話すことは、弱みや短所を伝えるのに有効に働きます。
なぜなら、どのような工夫をして、乗り越えてきたのか具体的な話をすると、面接官も納得しやすいからでしょう。
もちろん強みを話す場合にも、具体的なエピソードは有効です。
「前職で、どうやって業績の向上に貢献したか」「どのようなところを褒められたか」について、具体的に話すのがおすすめです。
そうすれば、あなた自身の魅力がダイレクトに伝わりやすくなるため、面接で最大限の成果を引き出せるでしょう。
志望動機
「数ある企業の中で、どうして自社を選んだのか」は、企業にとって重要なポイントです。
なぜその企業に貢献したいのか、どのようなことをしたいと思っているかという点で、志望者の熱意をはかれるからでしょう。
志望動機も具体的に話せると、より良い評価を得られます。
なぜ、その会社で提案営業をしたいのかは、やはり具体的に述べる必要があるのです。
志望動機が思いつかない人も、具体的なエピソードを思い出して考えてみましょう。
③当社の志望理由
この質問では「入社後すぐに辞めてしまわないか」「長期的に活躍してくれる人材か」を判断されます。
業界に強い関心があり、その仕事自体にやりがいを感じて入社しても、その会社の社風に合わなければ退職してしまいかねません。
したがって「なぜ競合他社ではなく、自社を選んだのか」という理由も、企業側が知りたいところでしょう。
業界研究・企業研究を入念に行い、競合ではなくその会社でしか成し遂げられないことを理由にすべきです。
なぜ、その企業を受けることにしたのか、きっかけがあれば、そこから考えていっても良いでしょう。
その企業にしかない事業の魅力や商品への関心、その企業でしかできない仕事を志望理由にすることが大切です。
そのような志望理由について具体性をもって説明できると、より説得力のある志望理由になるでしょう。
④数年後のキャリアビジョン
この質問では「目的意識があって転職を検討しているのか」を判断します。
「数年後、何をしていたいか」という希望をしっかり考えている人は、面接官からも印象が良いです。
入社する前から、キャリアビジョンをしっかりと考えられる人は、なかなかいないのかもしれません。
しかしながら、キャリアビジョンを意識して志望動機を考えておけば、入社後の強いモチベーションになるでしょう。
面接で、数年後やりたいことを少しでも話せれば、面接官にもとても良い印象を与えられます。
企業の指針や事業に沿ったキャリアビジョンを立てるのも大切です。
その会社の提案営業を経験したのち、 3年後・ 5年後はどのような活躍をしていきたいか、具体的なキャリアプランを述べましょう。
経験・スキル
実は、中途採用の場合は、前職の経験やそこで得たスキルが内定を大きく左右します。
中途採用は、なかなか難しいと思われるかもしれませんが、高いスキルを持っているならば、むしろ高評価です。
即戦力として活躍できるような経験やスキルがすでにあるなら、特にそこはしっかりアピールすべきでしょう。
ただ「経験やスキルがあります」と述べても効果はなく、アピールするためのポイントがあります。これから紹介するポイントを押さえて、 事前にしっかりと対策をしてください。
⑤前職の退職理由
転職の面接で必ず質問される内容です。また、企業側は採用した人材にできるだけ長く在籍してほしいと思っています。
前職の退職理由が、たとえネガティブな理由だとしても、なるべく前向きな表現で説明しましょう。
スキルアップしたい、貴社の事業が魅力的に感じたということをメインに話すと良いです。
前職が似たような事業なら「社風や指針に共感できた」というように、なぜ貴社が良いのかという説明は必要でしょう。
提案営業を前職でも担っていたのなら「貴社で、よりスキルアップしたい」でも良いかもしれません。
転職理由において、わざわざ前職でうまくいかなかったことや人間関係の悪さを自ら話す必要はありません。
転職理由も、前職の経験を活かして、どうしていきたいかをメインに考えてみましょう。
⑥前職で苦労した経験
この質問では「困難を乗り越えられる人材か」「ストレス耐性があるのか」を判断されます。
前職で苦労した経験と、それを乗り越えたエピソードについて、具体的に述べるのがおすすめです。
ここでも具体的なエピソードを話せば、入社後に活躍するイメージを面接官に湧かせられます。
失敗して終わった話ではなく、失敗から立ち直った話や成功に転換できた話をしてください。
そして、どのように自分が工夫したか同僚や先輩とどのような協力をして乗り越えたかをメインにしましょう。
苦労している過程を長々と話す必要はないため、乗り越えたポイントをメインに、ポジティブなストーリーにしてください。
具体的な苦労したエピソードを話して、面接官に困難に直面しても長く働いていけることをアピールしましょう。
⑦当社で活かせる経験やスキル
前職で得たスキルや経験を転職先でどのように活かせるかをアピールすることは、非常に大切なポイントです。
その道の高いスキルや特定の資格を持っていると、即戦力として採用される可能性が高まります。
営業経験者で提案営業に転職したい人は、提案営業以外でも前職の営業の成果や努力をアピールすると効果的です。
提案営業は一般的な営業と違い、顧客の課題解決にも力を入れますが、業績をあげなければならないのは同じです。
前職で働くために取得していた資格、学んできた技術やスキルは、提案営業の仕事に転職してもそのまま使えることも多いでしょう。
前職で積み上げてきたスキルを無駄にしないよう、提案営業に転職してからも学び続ける姿勢が必要です。
その他
今まで紹介してきた内容に加え、そのほかに出題が多い質問をご紹介します。
自分がこれまで培ってきた経験や、くわしい志望動機についてはもちろん多くを聞かれますが、それだけではありません。
プラスアルファで聞かれるそのほかの質問を押さえておけば、面接でも焦らずに答えられるでしょう。
これからご紹介するそのほかの質問も頭に入れておき、何を聞かれても怖くない状態に準備しておいてください。
ここまで備えておけば、面接が苦手な方も気持ちに余裕が生まれ、良い結果を出せるでしょう。
⑧転職回数が多い理由
今までに何度か転職経験がある人は、転職回数が多い理由を聞かれる可能性は高いです。
「転職を通じて目標は達成できたか」「各社で得たスキルや経験を今後どう活かしていくのか」「転 職で得た経験に一貫性はあるか」という 3点を意識して、答えましょう。転職経験が多い人は、なるべくポジティブな理由を選んで今までの転職回数が多い理由を説明する必要があります。
転職回数が多いと、面接官にも「自社もすぐに辞めてしまうのではないか」と不安になってしまわれがちです。
前職で得たスキルや経験をいかに、その企業で活かせるかというポイントはとても大切でしょう。
面接官に「うちでは、長く働いてくれそう」「良い仕事をしてくれる人だ」と思ってもらえるように工夫してください。
⑨ブランク期間の理由
前職とのあいだにブランク期間があると、その理由を聞かれる場合もあります。
ブランク期間が生じた理由を正直に明確に説明することで、面接官が抱くマイナスイメージを払拭できるでしょう。
転職活動ていたこと・通院していたこと・資格を取得していたことなど、何をしてきたか具体的に話す必要があります。
特に何もしていなかった人は、「休養期間で、自分と向き合っていた」ということもあるかもしれません。
その期間で、考えていたことや没頭していた趣味があるなら、それを話せると良いでしょう。
趣味は、その企業の業務内容に役立ちそうな部分をメインにして話すと、プラスに転じます。
たとえば、出版社関係に転職したい人は読書が趣味なら「本をたくさん読んでいた」ことは、プラスになるかもしれません。
⑩逆質問
ほとんどの企業の面接で、最後に逆質問を求められます。
これは入社意欲をアピールしたり、自分の魅力を伝えたりする最後のチャンスであるため、忘れずに準備しておきましょう。
興味のある事業内容について、質問をするのも良いかもしれません。
「入社後、その事業に参加することは可能ですか?」なども、質問して良いでしょう。
また企業が求めている能力や、入社前に身につけておくと良いスキルなどの質問をすると、熱意を見せられます。
逆質問で、注意するポイントとしては福利厚生や給与、待遇については聞かないことです。
しかし「結婚や出産後も働きたいが、産休から復帰した例はあるか」など、意欲を見せる質問はしても良いでしょう。
そして、逆質問に答えてもらったあとは、簡潔な感想と感謝を述べて締めてください。
面接でアピールすべきポイント
提案営業職に採用されるには、提案営業に向いている点を意識的に自己アピールをすると効果的です。
ここでは、提案営業職として評価される人材の特徴を3つご紹介します。
その3つの特徴とは、傾聴力・課題解決能力・営業力です提案営業で評価される人材の特徴を知り、それを面接でアピールすれば、面接官から高い評価を得られるでしょう。
自分に当てはまる特徴が1つでもあれば、大きな武器となるため、これを機に探してみましょう。
傾聴力
提案営業において、課題の特定をする際に必要とされるのが傾聴力です。
クライアント自身で問題を整理し、課題が特定されていることはまれです。
そのため、こちらで課題を探さなければなりません。
傾聴力がある人は、クライアントとの会話から課題を見つけられ、適切な対処ができるため、顧客の満足度も高くなるのです。
また、顕在化している課題を特定するだけでなく、潜在化している本質的な課題を特定するためにも欠かせない力と言えます。
傾聴力がなく、会話から得られる情報が少なければ、適切でない商品やサービスを提供してしまうことにつながりかねません。
「話すよりも聞くほうが得意だ」という人は提案営業に向いているかもしれません。
課題解決能力
提案営業は、課題の特定だけが仕事ではありません。顧客の課題を見つけるまでは、多くの人ができるでしょう
。しかしながら、提案営業は課題解決のために、自社製品を提案するところが真の腕の見せどころです。
顧客の課題を見つけたうえで、自社製品を通じて課題が解決できる施策を提案する力があるとアピールする必要があります。
今までの経験で、課題解決力を発揮した経験があれば、そのエピソードを軸に、アピールするのが良いかもしれません。
もちろん前職での経験でも良いですし、私生活やボランティアの中で問題解決した経験があるなら、それも良いでしょう。
ここでも、なるべく具体的なエピソードを用いて、課題解決能力をもち合わせていることが伝わるよう工夫してください。
営業力
提案営業職への転職の場合でも、商品を顧客にアピールする営業力は重視されるポイントです。
中途採用の場合、企業側もできるだけ即戦力となる人材を求めています。
一般的な営業の経験がある場合、営業の成果や実績を示せば、提案営業職として企業に貢献できることもアピールできるでしょう。
提案営業とはいえ、自社の商品やサービスの魅力をアピールする力は必要です。
課題解決もたしかに大切ですが、売り上げや業績の向上も同じくらい大切と言えます。
したがって、前職で営業マンとして業績を上げていた人も、これまでの経験は無駄にはなりません。
商品を強くアピールして売り込む業務に嫌気がさして転職を考えている人も、提案営業でも営業力を有効に活かして頑張っていきましょう。
おすすめの面接対策
どのような職でも面接で失敗しないためには、入念な面接対策が必要不可欠です。
面接の対策をおこたらずに講じておけば、面接本番でも心に余裕をもって挑めるでしょう。
おすすめの面接対策は、主に3つあります。ここからは、面接前の対策として効果的なその方法を3つご紹介しましょう。
それらの方法を参考に、面接対策をしっかりと行ってください。
面接対策をしっかりとしておけば、良い評価を得られ、転職の成功へと近づくでしょう。
自己分析
自己PRをするうえで、自分自身について深く理解しておく必要があります。
はじめての就活の際、大学や就活イベントなどで自己分析をしたことがある人もいるかと思います。
結果をあまり覚えていなかったり、今までと比べ自分に大きな変化があったりした人は、あらためて自己分析してみてください。
今までの経験やスキルをノートに書くなどして振り返り、自分の強み・弱みを把握しておきましょう。
これまで、自己分析に力を入れてこなかった人には難しく感じるはずです。
自己分析は苦手という人もいますが、ネットやハローワークにある適職診断などを使ってみると良いかもしれません。
深く自己分析ができている人は、面接でも面接官の質問にスムーズに答えられるでしょう。
頻出質問に対する回答作成
緊張で頭が真っ白になりやすい人、アドリブが苦手な人は必ずこの対策を行っておきましょう。
この記事でご紹介した頻出質問10選を使用しても良いので、その質問に対する回答を表にして作っておくと良いかもしれません。
このように頻出質問に対する回答集を事前に作成しておくだけで、面接で回答する際、かなりスムーズになります。
完全に暗記する必要はありませんが、どのような質問をされるのか、ある程度把握しておくだけでも、面接の出来は大きく違ってきます。
面接本番では、丸暗記した回答をただ述べるだけでなく、自然な言い回しができるように話し方もしっかり意識しましょう。
ときには、声に出して答える練習をするのも良いかもしれません。
模擬面接
ある程度回答を言語化したとしても、実際の面接会場では、雰囲気に飲まれて失敗してしまう可能性もあります。
緊張してしまう不安がある人は、模擬面接をしてもらう必要があるでしょう。
頻出質問を準備していたとしても予期せぬ質問をされた場合、失敗してしまう可能性があります。
面接本番で失敗しないためには、より本番に近い形で反復練習をすることが大切です。
「模擬面接で練習したいけれど、面接の練習に付き合ってくれる人がいない」という人もいるかもしれません。
実践に近い模擬面接を経験するには、就活エージェントを利用するのがおすすめです。
就活エージェントのサイトに登録し、プロのエージェントに模擬試験の面接官役を頼みましょう。
同じ緊張するタイプの人でも、模擬面接の反復練習をしたかどうかで大きく結果が変わってきます。
まとめ
今回は、提案営業の面接試験で頻出される質問や面接対策についてご紹介しました。
ご紹介した情報を参考に面接対策をすれば、希望する企業への転職が成功するかもしれません。
面接の対策となると、面倒に感じて腰が重くなる人も多いと思います。
転職の場合は、前職を退職したことへの気の重さもあり、無理はないでしょう。
しかし、事前に面接対策をしておくことで、良い結果につながることは間違いありません。
ぜひこの記事も参考にして、しっかりと面接対策を行い、採用を勝ち取ってください。
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