総合職と営業職の関係とは?総合職についてまるっと解説!

総合職と営業職の関係とは?総合職についてまるっと解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【総合職と一般職の違い】総合職とは
  3. 【総合職と一般職の違い】総合職と一般職の違い
  4. 【総合職と一般職の違い】総合職と一般職でコース別採用をする理由
  5. 【総合職と一般職の違い】営業職との関係
  6. 【総合職と一般職の違い】総合職か一般職で迷ったときの選択のコツ
  7. 【総合職と一般職の違い】総合職と一般職にそれぞれ向いている人の特徴
  8. 【総合職と一般職の違い】総合職の選考時のポイント
  9. まとめ

はじめに

就職活動をしていて、総合職という職種をはじめて耳にした人もいるかと思います。

営業職に興味がある人は「総合職と始業職は何が違うんだろう」と疑問に思ったこともあるかもしれません。

同じ会社の求人でも、志望する職種によって選考基準はもちろん、入社後の働き方や収入なども変わってくるので、違いについてきちんと理解しておく必要があります。

今回は、総合職の意味や特徴などについて詳しく解説します。

営業職や一般職に興味がある人も、チェックしてみてください。

【総合職と一般職の違い】総合職とは

職種の分類で、正社員の仕事は「総合職」と「一般職」に分類されます

総合職とは、総合的な業務に取り組む職種のことをいい、「管理職」や「幹部候補」を担っていく存在です。

さまざまな業務に関わることになるため、仕事の幅は広く、責任や結果なども求められる立ち位置ですので、プレッシャーが大きいと感じる人もいます。

総合職は、残業や休日出勤など長時間労働になるのが一般的で、多忙になりやすい職種でもあります

異動や転勤があるケースも多く、広範囲の業務を経験することになるため、スキルアップとともに昇進、昇給といった機会に恵まれるのも総合職の特徴です。

仕事の成果を昇給・昇格で評価されたい人、キャリアアップ志向が高い人などが総合職に向いているといえます。

対となるのが一般職

一般職は総合職の補助的な業務を担う職種のことをいいます。

仕事の範囲は比較的狭く、コツコツとした事務作業を繰り返すルーチンワークのような業務に携わることが多いです

総合職のように重い責任や、成果を求められることは少ないですが、昇進の機会も少ないので、総合職と比べると給与は低くなる傾向にあります。

転勤や異動の可能性は低いため、環境を変えずに安定した働き方ができるという点はメリットです。

残業や休日出勤が少ない会社も多く、プライベートを充実させたい人にとって良い条件で働くことができます。

【総合職と一般職の違い】総合職と一般職の違い

総合職と一般職とでは違ったポジションになりますが、具体的にどのような違いがあるのか確認しておきましょう。

同じ企業の募集であっても、どちらの職種を選択するかによって、入社後のワークスタイルは大きく変わることになります。

自分の将来が変わる選択になるので、一般職か総合職かどちらに就こうか迷っているという人は、まずは違いについて深く理解しておくことが大切です。

どのような違いがあるのか確認して、どちらが自分に向いているか、参考にしてみてください。

仕事の幅

まず、同じ企業で行われる業務ですが、仕事の幅に違いがあります。

総合職は部署を定めず、さまざまな業務に携わるため、仕事の幅は広いというのが特徴です。

一般職は、総合職のサポートをする立場であり、決まった部署で事務的な業務を行うのが基本となります。

さまざまな業務を経験していけるのは総合職、同じ業務で専門的なスキルアップをしていけるのは一般職だといえます。

仕事の幅が広い総合職は、一般職よりも残業や休日出勤が多く、長時間労働になりやすいです。

昇給

昇進や給与アップが見込めるのは総合職です。

大きな責任がともなう仕事を多く任されるため、その分、昇給が見込めるわけです。

一方、一般職からの昇進は少ない傾向にあります。

一般職における仕事の評価基準はあいまいなことが多く、昇給や昇進の機会は、総合職ほど多くないと考えておいた方が良いでしょう。

総合職は、責任の重さがプレッシャーになることもありますが、給与の面で期待が大きいのは、仕事のモチベーションにもなるかもしれません

異動・転勤

入社後の異動や転勤があるかは、総合職かどうかで違いがあります。

総合職には異動や転勤が命じられることもありますが、一般職はほとんどないです。

転勤や異動によって新しい環境に変わっても、すぐに順応できるような人が総合職に向いています。

環境の変化をストレスに感じてしまう人や、引っ越しを避けたい人は、一般職を選ぶと良いでしょう。

最近では、決まった地域で総合職と同じような業務を行える、エリア総合職という職種も増えてきています。

研修制度

研修に関しては、総合職の方がハードに行われることが多いです。

総合職は、担当業務が多岐にわたるため、必要な知識を身につけるための研修制度が充実しています。

定期的に総合職を対象とした研修が行われる企業も多く、泊まり込みの研修や必要に応じた研修など、さまざまな研修が組まれていることもあります。

一般職は、業務に必要な研修は受けるものの、総合職のような充実した研修制度はほとんどありません

そのため、得られる知識は総合職と比べれば、限定的なものになります。

【総合職と一般職の違い】総合職と一般職でコース別採用をする理由

企業が募集をかける際、総合職と一般職でコースが分かれています

入社後に総合職か一般職か選びたい人も多いでしょう。

また「総合職や一般職で入社したあと、途中でコースを変えるかもしれないのに、なぜ募集段階からコースが分かれているのだろう」と疑問に思っている人もいると思います。

それでは、なぜ総合職と一般職とでコース別採用されているのでしょうか。

ここではその理由について紹介します。

そこには、社会的背景や募集される側、企業側にもメリットがあるのです。

コース別採用が始まったきっかけ

総合職と一般職のコース別採用は、そもそも始まったきっかけがあります。

以前までは、男性と女性で区別された募集や採用が一般的でした。

しかし、1986年に男女雇用機会均等法が制定されてから「男女という性差ではなく、能力や成果で評価するべき」という考え方が広まったのです。

このようにして、総合職と一般職に分けたコース別での採用が始まりました

しかし、コース別採用が始まった当初は「総合職は男性が、一般職は女性がなるもの」という考えが根底にあったのです。

現在では、女性が総合職であることも珍しくない状況となり、真の男女雇用機会均等に近づきつつあります。

男性が育児休暇を取りやすくなる制度なども定められ、性別に関係なくさまざまな働き方ができるようになったのです。

コース別採用のメリット

コース別採用をすることで、雇用される側、雇用する側にそれぞれメリットがあります。

雇用される側は、仕事の範囲や転勤の有無などを考慮したうえで、自分のキャリアプランに合った働き方を選べるのです。

総合職や一般職という括りがなければ、残業や休日出勤となる多忙な総合職か、コツコツとできるルーティンワークメインの一般職となるかは、入社後の配置で決まります。

残業や休日出勤をしたくないのに総合職になってしまった、ルーティンワークをしたくないのに一般職になってしまったとなれば、仕事へのストレス負荷が高くなるでしょう。

そういった理想と違う働き方を防ぐためにも、コース別採用があります。

反対に、雇用する側のメリットは、それぞれの適性に合った人材を採用できるため、入社後のミスマッチを防ぎやすくなることです。

このように、双方にとってもコース別採用はメリットがあるのです。

【総合職と一般職の違い】営業職との関係

営業職は総合職に分類され、総合職の代表的な職種といえます。

営業職といわれたら総合職のことと考えて良いでしょう

企業によっては、総合職と営業職を別区分としている場合があるので、わかりにくい場合は確認する必要があります。

一般的には、総合職には営業系・事務系・技術系といった表記をされることが多いです。

自分が考える未来のキャリアや、イメージしている仕事内容、企業が求める採用用件などにミスマッチがないよう注意しておきましょう。

営業職以外の総合職の職種

総合職の種類には、営業以外にも、事務系、技術系の総合職があります。

事務系総合職は文系で商品開発やマーケティングなど企画職、人事や経理など管理部門、営業企画などの仕事がメインになります

事務系総合職は、将来的にマネジメント業務や管理職を任され、キャリアを積んで幹部候補となる可能性が高いです。

技術系総合職は理系で、自社製品・サービスの設計や品質管理、生産管理などを担います

システムエンジニア、プログラマーなどが代表的です。

技術系総合職も、幹部候補として専門性の高いスペシャリストとしてだけでなく、企業の総合的な視野で企画立案をし、キャリアを積んでいきます。

どちらも営業職と同じく、異動や転勤の可能性があり、幅広い業務を経験することになります。

【総合職と一般職の違い】総合職か一般職で迷ったときの選択のコツ

総合職と一般職、どちらのコースにするか迷っている人も多いでしょう。

迷いが生じている人は、総合職と一般職の違いや自分が将来どのような仕事に就きたいか、明確でない場合があります。

それらをしっかりと把握することで、おのずとどちらのコースにするべきかが見えてくるのです。

自分のこの先の人生を決める重要な選択であるため、総合した結果、どちらが良いのか自分で判断しましょう。

ここでは、総合職と一般職で迷った際に選択をするコツについて紹介します。

自分の適正をふまえて判断する

まずは、自分の性格や適正を知ることが必要です。

その適性をふまえたうえで、どちらにするのか判断します。

なぜなら、総合職と一般職では求められる素質が異なるからです。

それぞれに向いている人の特徴をのちにまとめてあるので、参考にしてみてください。

まずは自分の性格や適正を調べるために自己分析を行いましょう。

自己分析をしていけば、自分のやりたい仕事やどのような仕事がしたいかを客観視できます。

一番王道な自己分析の方法は、マインドマップです。

マインドマップとは、自分の思考を紙に書きだす分析方法です。

手順としては、まず紙の中央に主題を書きます。

好きなことややりたいこと、性格を主題にすると良いでしょう。

次に、その主題に対してテーマを設定し、それぞれの項目に「なぜ?」と問い続けていくことで、最終的に自分の価値観をまとめることができます。

どんな仕事がしたいかを明確にする

総合職か一般職かの選択をする際は「仕事から何を得たいか」「どんな内容の仕事がしたいか」を明確にすることが重要です。

ここを明確にしなければ、入社後にミスマッチを起こしてしまいます。

一般的には、さまざまなことに挑戦し、成長していきたいという人は総合職、コツコツと仕事をしたり人のサポートをしたりしたいという人は一般職が向いているといわれています。

仕事に関する自分の価値観を明確にするためには、適職診断がおすすめです。

適職診断は、あなたが職を探す際に利用しているサイトなどでも簡単に受けられます。

イエスかノー、好きや嫌いなど簡単な選択肢を直感的に選ぶことで、あなたに合った職業を診断してくれるので、手軽に行うことができます。

もし、自分がどのような仕事をしたいのかわからない人は、適職診断を受けて、それを参考にしてみてください

理想のキャリアプランを考える

総合職か一般職か迷っている際に、理想のキャリアプランからどちらかを選択することも1つの方法です。

自分がどのようなキャリアを積んでいきたいか、会社の中でどのような役割を担いたいかを考え、理想的な働き方を見つけてみるのも良いでしょう。

キャリアプランを作るために、世間から見てどう映るかではなく、自分の主観を重要視してください。

手順としては、まずなりたい自分を描きます。

このなりたい自分は、今の延長線上で考えるのではなく、0の状態からなりたい自分を想像してください

そのあと、自分には何ができ、何がしたくて、それは経済的に成り立つのかも考えます。

そして、なりたい自分が今の自分とどのくらいギャップがあるのかをきびしく判断しましょう。

そのなりたい自分になるための達成方法を複数考え、中間目標を設定します。

【総合職と一般職の違い】総合職と一般職にそれぞれ向いている人の特徴

「総合職に興味があるけど、自分に向いているのかな」と不安になる就活生もいるかもしれません。

総合職は向き不向きがあるので、向いていない人が総合職になると、苦痛を感じてしまう場合もあります。

また「自分に総合職は向いていないな」と思っても、事務系総合職や技術系総合職などの選択肢もあります。

どのような人が総合職に向いているか、一般職に向いているかという特徴について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

総合職に向いている人の特徴

まず1つ目に、「給与を増やしたい」という人です。

多忙になっても構わないから、とにかく稼ぎたいという目標がある人の方が向いています。

2つめは、「将来、管理職に就きたい」人です。

出世したいという目標があるのなら、総合職を選ぶと可能性が広がります。

3つ目は、「キャリアを積みたい」人です。

特定の業務を定めず、経験を積めるのが総合職です。

キャリアを積みたいという気持ちの強い人は、多岐にわたって業務の経験ができる総合職を選ぶと良いでしょう。

一般職に向いている人の特徴

一般職に向いている人の特徴として、「プライベートを重視している」人が当てはまります。

定時に帰りたい、休日はきちんと休みたい人にとって、一般職に就くと、仕事とプライベートを充実させられるでしょう。

特徴の2つ目は「転勤をしたくない」人です。

総合職は転勤の可能性も高いですが、一般職は転勤の心配のないケースがほとんどです。

転勤が自分にとってデメリットになる場合は、一般職を選んだ方が良いでしょう。

ただしエリア総合職など、決まった地域で勤務するような総合職もあるため、転勤したくないという理由だけで総合職をあきらめるのはもったいないです。

ぜひ条件を絞って求人を探してみましょう。

3つ目は「淡々とこなす作業が好き」な人です。

一般職の業務は、同じ仕事を淡々とこなすことも多いので、苦にならない人の方が向いています。

就職後のキャリアチェンジに注意!

一般職として入社したあとに、途中から総合職を希望できると考える人もいるかと思います。

しかし、一般職から総合職へ移ろうとする場合、推薦や社内試験をクリアする必要があります。

ハードルは高めで、狭き門になると思っていた方が良いでしょう。

総合職に興味があるけれど不安のある人は、まずは総合職として入社してみた方が良い方向に進める可能性は高いです。

総合職で入社し「自分の適性を見極めてからやっぱり一般職の方があっているな」と思ったら一般職に変更する方がハードルは低くなるでしょう。

また、入社後の総合職への変更は行っていない会社もあります。

一般職からのキャリアチェンジは難しいということを理解し、入社前によく考えて選択することをおすすめします。

【総合職と一般職の違い】総合職の選考時のポイント

総合職の選考時は、即戦力よりも将来的に活躍してほしい人材という観点で採用を行う傾向にあります。

一般職の場合では「今すぐにでも任せたい仕事がある」といった即戦力を求められるケースも多いですが、総合職に関しては能力やスキルよりも、考え方・やる気などを重視した選考になります。

選考突破のためにできる対策としては、まず、企業研究をしっかりすることが第一です。

企業理念などの理解を深めて、マッチさせた内容で自分がどのように活躍できるかアピールすることがポイントになります。

ほかには、インターンなどで積極的に質問することもやる気をアピールできるので効果的です。

積極性やコミュニケーション能力の高さを印象づける効果もあります。

まとめ

今回は、総合職について詳しく解説しました。

一般職か総合職かという選択は、自分の未来を変える選択肢でもあるといえます。

残業や転勤の有無、昇給・昇進など、自分が何を重視するか、どのような働き方をしたいかを考えておくことが大切です。

総合職と一口に言っても、企業によって区分や基準はさまざまで、業務内容や雇用契約も違います。

入社してから後悔することのないよう、応募しようとしている企業があれば、納得するまでよく調査しておきましょう。

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