事務職から営業職にキャリアチェンジ!転職するメリットやおすすめの業界なども紹介!
はじめに
事務職として働いているものの、ルーティンワークの多さや、給与の低さに不満を抱え、転職を考えている方は少なくありません。
そこでよく考えられる転職先の候補として、営業職があります。
未経験からも挑戦しやすい職種ですし、仕事内容も比較的イメージしやすいことから、転職先として考えやすいはずです。
しかし、イメージだけで転職活動をしていても、企業からの内定は得難いです。
もし採用されたとしても、「思っていた仕事と違った」といった、ミスマッチが起こりかねません。
そこで本記事では、事務職から営業職にキャリアチェンジする場合に焦点を絞り、そこで押さえておくべきポイントを解説していきます。
具体的には、「営業職の仕事内容」「事務から営業へ転職する際のポイント」「求められるスキル・人物像」「業界・企業の選び方」の順で見ていきます。
【事務職から営業職へ】事務職のメリット・デメリット
事務職からの転職を考えているということは、事務職に対して少なからず不満を抱いているということかと思います。
そういった心境だとデメリットばかりに目が行きがちですが、事務職ならではのメリットがあることも忘れてはいけません。
転職後、事務職のメリットを失ったことに対して後悔の念を抱く方も多く、再度転職活動を始める方も少なくありません。
事務職の仕事を離れる前に、もう一度事務職のメリット・デメリットを確認しておきましょう。
事務職のメリット
事務職のメリットは多岐にわたり、また感じ方も人によってそれぞれ異なります。
たとえば、安定性やライフワークバランスの取りやすさ、組織のスムーズな運営のために重要な役割を果たせることへのやりがいなどが挙げられます。
同じ職種で長く働いていると、その職種の良い点が見えなくなってくることも少なくありません。
これは事務職だけに限った話ではありませんが、基本的にルーティンワークが多い事務職は、特にその傾向が強いかもしれません。
現在事務職に就いている人の中にも、働き初めに感じていた「事務職の良さ」を忘れている人も多いのではないでしょうか。
ここからは、事務職のメリットの中でも特に多くの人に当てはまると思われるものを紹介していきます。
プライベートと両立しやすい
ルーティンワーク中心でスケジュール調整がしやすい事務職は、定時退社がしやすく、プライベートとの両立が容易になります。
カレンダー通りに働くことができるという点は、休日の予定を重視する人には大きなメリットとなるでしょう。
また、企業によって異なりますが、フレックスタイム制度を利用できることが多いのも事務職の特徴です。
子どもの送り迎えがあるなど、勤務時間の調整が必要な人にとっても働きやすい職種と言えます。
仕事とプライベートを両立させ、自分の時間とエネルギーを適切に割り振ることでライフワークバランスは保たれます。
仕事だけでなく、プライベートとのバランスを重要視する人は、これまでと同じように事務職で働いた方が良いと言えるでしょう。
いろいろな人から感謝される
事務職は、ほかの部署や社員に対するサポートが基本的な業務です。
これにより、社内での信頼関係の構築が望めるほか、社員から直接感謝を受ける機会も多くなります。
急な仕事に素早く対応し、トラブルを未然に防ぐことができれば大きなやりがいを感じられるでしょう。
また、企業や仕事内容によっては、社員のサポートだけでなく顧客サービスに関連する仕事を行う場合もあります。
顧客からの満足度に携わる仕事を行い、顧客からの感謝や評価を受けることができるのも魅力です。
一方、顧客と関わらない職種に就いてしまうと、感謝される機会はほとんどありません。
フィードバックがないこと、所属感を得られないことを理由に転職する方が多いということも頭に入れておきましょう。
事務職のデメリット
これまで事務職のメリットを紹介しましたが、今度はデメリットの方に目を向けてみましょう。
PC作業やデータ入力など繰り返しのタスクが多いため、腰や目などへの肉体的な負担は無視できません。
また、上司からのタスクや指示に従うことが多いため、自分の意見やアイデアを活かせないことが人によってはストレスになるかもしれません。
ここからは、仕事内容の単調さやキャリアアップのしづらさなど、事務職に就くうえで考慮すべきデメリットについて見ていきましょう。
仕事が地味でルーティンワークが多い
事務作業はルーティンワークが基本のため、日々同じようなタスクを繰り返すことが多くなりがちです。
たとえ単調なルーティンワークでも、仕事へのやる気を減退させないよう、自分なりに工夫する必要があるでしょう。
単調な仕事が苦手な人や、同じタスクを繰り返すことに抵抗がある人には不向きかもしれません。
また、積極的に発言できる場面も少なく、クリエイティブな仕事をしたいと考えているにも向いているとは言えない職種です。
書類の作成や整理、データ入力や電話対応、来客対応などの業務全般を担う会社に必要不可欠な存在ですが、それゆえに専門性や派手さは望みにくい職種です。
これらが苦痛に感じる人には、事務職はあまりおすすめできません。
努力や実績が認められにくい
事務職の仕事は、直接的に売上などの数字に結びつきにくいという特徴を持っています。
実際に何らかの製品を作るわけではないため、生産性がある仕事とは言えません。
また、顧客にアプローチして新しい仕事を取ってくるわけでもありません。
そのため、キャリアアップするためには、来客時は会社の顔として丁寧な対応を心がけ、クレーム対応や電話対応などで次の仕事のチャンスにつなげるなどの工夫が必要となるでしょう。
事務職は、一般的に経営と関わらないポジションとされています。
キャリアアップを望む人や、ビジネスパーソンとして高いレベルを目指したいと考えている人は、事務職でビジネスの基礎を身につけたうえでキャリアチェンジを考えても良いかもしれません。
【事務職から営業職へ】事務から営業へ転職する理由
ここまで、代表的な事務職のメリット・デメリットについて解説してきました。
営業職へのキャリアチェンジを考えているということは、事務職のデメリットの方が大きく感じているということでしょう。
しかし、安易に転職を決意するのは賢明とは言えません。
検討が不足していると、転職したことを後悔することになるかもしれません。
それでは、事務職から営業職への転職を志す理由はどういったものがあるのか、事務職と営業職を比較しながら詳しく見ていきましょう。
年収アップのため
事務職は、経験を積んでも大幅な年収アップにはつながりにくい職種です。
そのため、事務職よりも高い給与を望める営業職への転職を志す人も少なくありません。
営業職は、自社の製品・サービスなどを顧客に販売することが主な仕事になります。
給与に関しては、業界や企業、個人の能力や経験などによって異なりますが、一般的には事務職よりも高い給与が支払われることが多いです。
また、営業マンの営業成績に応じてボーナスを支給している企業もあり、自身の成績によっては想像以上に高い給与を得られることもあります。
自分の努力を評価や給与に直結させたいと考えている人は、営業職にキャリアチェンジすることは非常に有効な手段だと言えるでしょう。
業務のマンネリ化を打破
一般的に、事務職は社内でのルーティーンワークが多く、長く続けているとマンネリ化する場合があります。
そのマンネリを打破するひとつの選択肢として、転職が挙げられます。
マンネリを感じて転職する人にとって、転職先の候補になる職種は当然マンネリを感じにくいものになるでしょう。
営業職は、顧客とのコミュニケーション能力や商談力、説得力などが求められるため、常に学ぶ姿勢が求められます。
仕事の内容も、商品・サービスの紹介、新規顧客の開拓、契約書や見積書の作成など多岐にわたります。
企業の収益に大きく関わり、臨機応変な対応を求められる営業職は、マンネリ化を打破したいと感じる人にとっては魅力的な職種と言えるでしょう。
目指す業界にアプローチするため
営業職は、商社・メーカー・マスコミなどどのような業界でも必要であり、未経験でも挑戦しやすい業種です。
そのため、営業職を目指すことで、「自分が興味を抱いている業界で働ける可能性が高まる」というメリットもあります。
たとえば、事務や経理の仕事を目指す場合、専門の知識を習得している方を募集することが大半です。
人によって異なるものの、「新しいスキルを身につける」「資格を取得する」などの努力が必要になるかもしれません。
しかし、営業職の場合は専門的なスキルや資格が前提条件になることは少なく、業界未経験でも門戸が開かれている会社は多くあります。
憧れの業界に入るための足掛かりとして営業職を選択するというのも、自身のキャリアアップにとって有効な選択と言えるでしょう。
【事務職から営業職へ】営業職の仕事内容
まずは営業の仕事内容を確認していきましょう。
営業の仕事を簡潔にまとめると、「さまざまなお客様に対し、自社の商品やサービスを提案し、購入を促す仕事」です。
ただし、その仕事内容にはいくつかのバリエーションがあります。
なぜなら、営業と一口に言っても、「何を」「誰に」売り込むか、という部分に違いがあるからです。
そして、こうした違いによって仕事の難易度や、経験できることも変わってきます。
会社によって営業の仕事内容も変わります。
そのため営業の種類を理解しておくことは、転職活動においても重要なポイントとなるのです。
有形か無形か
営業とは、商材(商品・サービス)をお客様に提案する仕事ですが、扱う商材はさまざまです。
まず、商材は「有形」か「無形」かによって大きく分類できます。
有形商材とは、家具や電子機器などの形ある製品のことで、住宅もこのカテゴリーに入ります。
無形商材とは、保険やサービスなどの、形の無い商材のことです。
一般的には、無形商材を扱うほうが、営業の難易度は高いとされています。
無形商材は目に見えず、手に取って確認することもできない分、お客様がその魅力をイメージしづらいためです。
そこで商材の魅力について、わかりやすく伝える力をより求められるのです。
言い換えると、スキルを伸ばしたい人にはうってつけの仕事ともいえます。
また、無形と有形の双方に当てはまることですが、高価な商材は売れにくい傾向にあります。
営業ではノルマが課せられる場合も多く、売れないことにはノルマを達成できません。
高額な商材の扱いには注意が必要です。
新規か既存か
「誰を相手にするのか」という観点からの営業の分類について解説しましょう。
既知のお客様を相手にするのか、それともまったく新しいお客様を探すのか、という2種類があります。
取り引きの経験が無い新規のお客様を相手とするものは、新規開拓営業と呼ばれます。
すでに取り引きのあるお客様を相手にするものは、既存営業(ルート営業)と呼ばれるものです。
まず新規開拓営業では、いくつもの会社に地道に電話を掛けたり(テレアポ)、会社に直接訪問して営業をしたり(飛び込み営業)が、基本的な仕事です。
これは精神的にも肉体的にもハードですが。
しかし結果を出せば、それだけ高収入が見込める仕事でもあります。
既存営業では、すでに取り引きがある顧客のアフターフォローがメインになります。
ノルマも少なく仕事の負担は軽いですが、収入は少ない傾向にあるので、注意しましょう。
個人か企業か
「誰を相手にするのか」という点で、もう1つ分類があります。
それは、個人を相手とするのか、企業を相手とするのか、です。
それぞれ、個人営業と法人営業と呼びます。
個人営業では、一般消費者や家庭に向けて営業をします。
保険や自動車、不動産など、生活に密着した商材が主で、お客様と親密な関係性を築く力が必要です。
法人営業では、企業に対して営業をします。
個人営業と比べると商材の規模が大きく、またビジネスマナーも高いレベルを求められるのが特徴です。
未経験におすすめな営業は?
ここまで営業の分類について、3つの観点から見てきました。
次に、未経験から営業職に転職する際は、どのタイプの営業が望ましいか確認しておきましょう。
結論から述べると、「法人営業×無形商材」の組み合わせがおすすめです。
なぜならこの組み合わせであれば、未経験から始めても効率的に営業スキルを磨いていけるからです。
まず法人営業は、企業のお金を動かすことになります。
取り引きのスケールは大きく、ビジネスマナーやプレゼンスキル、豊富な知識を求められ、成長の機会が多くなります。
また無形商材の場合、有形商材と比較して、商材の魅力が伝わりづらいです。
そのため、必要な情報をわかりやすく伝えるスキルが求められます。
こうした仕事を実際にこなしていくうちに、十分な営業スキルを身につけられるのです。
【事務職から営業職へ】事務職が営業職に転職するメリット
ここまでで、営業の仕事内容についてのおおまかな理解ができたと思います。
ただし、営業職へのキャリアチェンジに関して、知っておくべきことはまだまだあります。
それは未経験者でも応募できる求人の数や、実際の待遇面などです。
また、事務職の経験者だからこその強みもあります。
ここでは、そうしたポイントについて一つひとつ解説していきます。
事務職から営業職への転職活動をより円滑に進められるよう、こうした事項についてしっかりと理解していきましょう。
未経験でも転職しやすい
営業職の求人の中には、未経験者も歓迎しているものも多いです。
なぜなら企業としては、営業職の経験者のみを採用していては、とても必要な数の人材を確保できないからです。
まさに成長中の業界や企業では、営業職の社員がますます必要になっています。
未経験者を受け入れなければとても数が追いつきません。
こうした状況であれば、事務職の経験しか無く、それまで営業職とはまったく無縁であったとしても、うまくポテンシャルをアピールすれば内定を勝ち取ることは十分に可能なのです。
給与の高さは成果次第
給与の低さへの不満があり、事務職から転職を考える場合もあるでしょう。
そうであれば、営業職への転職はそうした不満を解決する、有効な手段といえます。
なぜかというと、営業職では高収入を得ることが可能だからです。
前述の通り、新規開拓営業か既存営為かによって給与に差はありますが、いずれにせよ実力をつけ、成果をあげれば、十分に収入アップが見込めます。
特に新規開拓営業においては、高いスキルを身につけられれば、飛躍的な収入の増加も可能です。
事務職での経験が営業で活かせる
事務職から営業へのキャリアチェンジとなると、まったくの新しい挑戦のように感じられるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
事務職の仕事で培った経験を、営業の仕事で活かせることがあるのです。
そうした経験が、他の人には無い武器としてとらえられる場合もあります。
営業に活かせるスキルを理解していれば、面接の場でも、プラスの要素となるでしょう。
ここからは事務職経験者がもっている、営業にも活かせるスキルを2つ確認しておきます。
PCスキル
1つ目は、PCスキルです。
事務の仕事では、PCを利用する場面も多いでしょう。
そのため事務経験者は、業務を通して一定のPCスキルが身についているはずです。
そして、営業の仕事でもPCを使う場面はほぼ確実にあります。
そうしたスキルを活かせる可能性は、非常に高いといえます。
営業の社員の多くは、経験を重ねてPCスキルを徐々に身につけていくのですが、始めからその能力があるとなれば、1つのアドバンテージになるはずです。
たとえば簡単なグラフや表を作れるというだけでも、職場によっては重宝される場合もあるでしょう。
特にExcel、Word、PowerPoint などの実用的なソフトを使いこなせると、どういった職場でも活用できるため、かなり有利になります。
事務処理
2つ目は、事務処理能力です。
営業の仕事においても、見積書や報告書の作成など、事務的な業務も多くあります。
これはまさに、事務職経験者が日常的に取り組んできたものです。
営業職の社員の中には、そうした業務を煩雑に感じ、苦手意識をもっている人もいます。
そのような状況にあって、素早く、そして的確に事務処理ができれば、周囲より一歩先んじることが可能になります。
事務処理に苦手意識をもたず、楽にこなせれば、ほかの業務に対して余力を残せることになるのです。
結果として、仕事全体の能率も高まるでしょう。
【事務職から営業職へ】営業職に求められる能力
ここまで見てきたように、営業職は未経験の募集も多く、給与や成長機会に関しても魅力的な面があります。
もちろん責任ある仕事である以上、良いことばかりではありません。
営業の仕事を実際に続けていくとなると、いろいろな困難もあるのです。
そのとき、人によっては大変つらく感じることもありますし、地道な努力が必要な場面もあります。
営業の仕事をしっかりと続けていけるかどうかは、その人自身の人物像やスキルによります。
営業職に就くうえで、特に大切な要素を確認していきましょう。
コミュニケーション力
もっとも重要なスキルは、やはりコミュニケーション力です。
提案したい商材に関して、要点を絞り、簡潔な言葉で説明する力を求められます。
また、ときにはウィットを交えながら、円滑に会話を進めるべき場面もあるでしょう。
そしてもう1つ、とても大切なことがあります。
それは、営業先の相手の話をじっくりと聞く力(ヒアリング力)です。
営業をして、実際に商材を購入してもらうためには、商材が魅力的であるだけでなく、それがお客様のニーズに合ったものでなければなりません。
そのため、相手の悩みや考え(ニーズ)を正確にとらえ、それにマッチする商材を提案するためのヒアリング力が求められるのです。
粘り強さ
粘り強さも、営業において重要な力といえます。
特に新規開拓営業にいえることですが、営業の仕事でもっとも大変なことの1つが、テレアポや飛び込み営業です。
実際こうした業務では、営業先を見つけるため何度もアタックし、何度も断られるというのが、基本でもあります。
ときには、相手から怒られてしまうこともあります。
このように繰り返し人から拒絶されてしまえば、まったく落ち込まないということは難しいでしょう。
しかしそうした状況にあっても、すっぱりと気持ちを切り替えていかなければいけません。
つらい状況にもめげること無く、粘り強く努力していくことが、仕事を成功させるためには必要になるのです。
継続力
最後は、継続力です。
営業の仕事を始めて、最初からすべてがうまくいくということはありません。
むしろ仕事をすればするほど、お客様との接し方や、商材や業界についての知識量など、自らの至らぬ点が目についてくるはずです。
特に専門性の高い業界においては、高度な知識が必要となり、大きく成長していかなければならないのです。
そのため日々仕事の反省をし、次にどうすべきかを考え、そして試行錯誤を継続する必要があるのです。
【事務職から営業職へ】転職先を選ぶまでの4ステップ
業職への転職についての理解もずいぶんと深まってきたことでしょう。
しかしいざ実際に転職先を考え始めてみると、「企業が多すぎて、どこを受けるべきなのかわからない」かもしれません。
ここでは、応募する企業を適切に決めるための、判断材料を提供していきます。
もちろん、一般的な転職活動と重なる部分もありますが、営業職を受けるからこそ押さえておくべきこともあるので、ぜひ確認してみてください。
主に4つのステップに分けて、応募企業の選び方を解説していきます。
転職理由を明らかにする
まずなぜ事務職を辞して、営業職に転職したいと思うのか、その理由を明らかにしておく必要があります。
たとえば、「今より給料を増やしたいから」、「自分の能力が最大限発揮できる仕事をしたいから」、「営業の仕事にやりがいを感じられそうだから」などです。
こうした基本的な動機が、企業選びの軸となってきます。
軸がしっかりと定まっていれば、どの企業を受けるべきか適切に判断できるようになり、自信をもって意思決定ができるようになるでしょう。
自分の強みを考える
次に自己分析をしてみましょう。
転職の場合は、前職での経験について問われることが多いです。
そのため、事務職の仕事で意識していたことや、活躍できた場面などを整理することで、自分の強みを明らかにしておく必要があります。
そうすることで、自分にあった企業が見つけやすくなります。
たとえば、同僚と密なコミュニケーションを取りながら働いていたなら、チームプレーを重視する企業が向いていると考えられるでしょう。
また、自分の強みについて理解しておくことで、履歴書や面接でも効果的にアピールできるようになります。
業界を選ぶ
次に、希望する業界を絞り込んでいきましょう。
転職を通して自分がどんな風になりたいのかを、明確にしておきます。
そして、そうした希望が実現できる業界を選定していきます。
たとえば、業界によって男女比が異なる場合も多いため、特に女性で育児と仕事の両立を望む場合は、女性の多い業界が候補にあがってくるでしょう。
また、特定のスキル・専門分野の知識を身につけたい場合や、携わりたい業界がすでに決まっている場合は、それに従って判断していきます。
ここでは、おすすめの業界を紹介しておきましょう。
人材業界
1つ目は、人材系の業界です。
未経験でも募集していることが多いため、事務系からでもより挑戦しやすくなっています。
加えて無形商材を扱うので、スキルアップも期待できます。
IT業界
2つ目はIT業界です。
ここでは専門的な知識が求められます。
そのため自身の専門性を高め、大幅にスキルアップできる可能性もあるでしょう。
さらに成長産業のため、将来性もあり、収入も高めになっています。
内勤営業が可能な業界
3つ目は、内勤営業が可能な業界です。
たとえば、不動産賃貸の営業や、携帯電話販売、車のディーラーなどです。
店舗にきたお客様に対応することを、内勤営業と呼びます。
いわゆる「足で稼ぐ」方法とは異なるため、体力に自信の無い人におすすめです。
前職と同じ業界
明確な目標が無く、行きたい業界がなかなか決められないという場合もあるでしょう。
そんなときは、前職と同じ業界を志望することがおすすめといえます。
たとえば、化粧品メーカーの事務職から化粧品メーカーの営業職へ転身、というような形です。
なぜなら、まったく未経験の業界に飛び込むよりは業界に関する知識をもっていたり、雰囲気を知っていたりする方が、面接でも受かりやすいからです。
実際に営業として働き始めてからも、基本的な知識が身についていれば、スムーズに業務を行っていけるでしょう。
企業を選ぶ
志望する業界が決まれば、次は応募する企業を選んでいきましょう。
求人サイトなどには、企業ごとの給与や残業時間、ノルマの有無などの情報が記載されており、それをもとに判断していくことになります。
しかし、こうした情報をすべて鵜のみにしてしまうと危険です。
なぜなら「ノルマ無し」との記載があったにもかかわらず、実際はノルマがあったということもあるからです。
そうしたリスクを回避するためには、転職サイトから応募することをおすすめします。
その理由は、転職サイトではある程度の条件を満たした企業のみが掲載されており、情報の信頼度が高いからです。
【事務職から営業職へ】「アゲルキャリア」からの転職がおすすめ!
最後に、1人で転職活動を行うのは不安だという人に向けて、おすすめのサービスを紹介しておきましょう。
それは、転職エージェントの「アゲルキャリア」です。
20代で営業職への転職を目指す人に特化した、転職サポートを行うサービスです。
その魅力的な特徴を確認しましょう。
まず、営業経験の豊富なアドバイザーの助けを受けられるため、安心して転職活動を進められます。
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さらに、内定率は95%です。
もちろん企業の質も高く、優良企業や高収入の求人も豊富に紹介してもらえます。
このように、「アゲルキャリア」は営業職へのキャリアチェンジを目指す人にとって非常に魅力的なサービスなので、興味のある人はぜひ登録してみてください。
まとめ
ここまで、営業の仕事内容から、実際の転職方法に至るまで、たくさんの項目を確認してきました。
転職活動を始めるうえで、まず重要なのはやはり「知ること」です。
営業職の仕事内容、そしてその魅力とは何か、自分の強みはどこにあって、何を目指しているのか、そういった事柄を知ることで、スムーズな転職活動が可能になります。
そして、すでにおわかりの通り、事務職から営業職へのキャリアチェンジは十分に可能です。
転職をきっかけにより良い生活を手にすることも可能です。
仕事を変えて新しいことに挑戦するのは、不安かもしれません。
しかし、知るべきことを知り、やるべきことやっていれば、道は拓けるはずです。
必要であれば外部のサポートも受けながら、理想的なキャリア選択に挑戦してみてください。
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