医療機器の営業がきつい理由5選!対処法と転職のポイントを解説!

医療機器の営業がきつい理由5選!対処法と転職のポイントを解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【医療機器営業がきつい】医療機器営業の仕事
  3. 【医療機器営業がきつい】医療機器営業がきつい6つの理由
  4. 【医療機器営業がきつい】医療機器営業にはメリットもある!
  5. 【医療機器営業がきつい】医療機器の営業に求められるスキル
  6. 【医療機器営業がきつい】医療機器の営業に向いている人の特徴
  7. 【医療機器営業がきつい】医療機器の営業に向いていない人の特長
  8. 【医療機器営業がきつい】転職を成功させるポイント
  9. 【医療機器営業がきつい】おすすめの転職エージェント
  10. まとめ

はじめに

就職活動において、企業選びはとても重要ですが、それと同様に職種選びも重要です。

たとえ同じ企業であっても、職種によって仕事内容や給料に大きな差が生まれます。

そのため、自分がやりたい職種は何かもはっきりさせたうえで就職活動に臨むことが望ましいといえます。

数多くある職種のなかでも、特に賛否両論分かれるものが営業職です。

ここでは医療機器の営業に着目し、なぜきついというイメージがあるのか、メリット・デメリットは何かを解説していきます。

【医療機器営業がきつい】医療機器営業の仕事

医療機器営業とは、メーカーや商社などに所属し、医療機関などに製品を売る仕事を指します。

扱う製品は、ペースメーカーなどの小さな製品や大きな機械など扱うのは企業により様々です。

また、製品を売るだけでなく、導入後のサポートまで行うのが仕事です。

MRとの違い

医療業界の営業には、医療機器営業以外に、MR(医療情報担当者)という職業が存在します。

両社の違いは、扱う商材にあります。

MRは商材として医薬品を扱い、また販売行為は行わず、情報提供などを主に行うのが仕事です。

【医療機器営業がきつい】医療機器営業がきつい6つの理由

営業職というと、外回りによる肉体的なきつさやノルマもあって精神的にきついというイメージがある方も多いと思います。

実際に多くの営業職はそのようなきつさが伴う職種であるといえるのです。

それでは、肉体的なきつさや精神的なきつさは具体的にどんな理由から来るものなのか、具体例をあげて解説していきます。

医療機器営業固有のきつさから、営業職全般に共通するきつさまであるので、就職活動で職種選びに困惑している方はぜひ参考にしてください

責任が重い

医療機器の営業に伴う精神的なきつさの1つとして、責任の重さがあげられます。

自社が販売する医療機器を病院や、医師に売り込むことが営業職の仕事内容であり、その医療機器は医療従事者を通して患者の命に直結します。

詳しい操作方法や機器の仕組みなど、詳細な説明が必要であることはいうまでもありません。

医療機器の営業は人の命に関わる仕事の1つであるため、万が一商品に不備があったり、説明不足でミスが起きたりしたら、大きな責任を負うことになるのです。

人の命に直結するという使命感をもち、常に細心の注意を払う必要があります。

ただ責任が重いということは、その分だけやりがいも大きいといえるでしょう。

一般的に責任のない仕事はやりがいも小さく、責任の高い仕事はやりがいが大きいとされていることもあるのです。

医療機器の営業は、言い換えれば大きなやりがいがあるのです。

日々勉強をしなければいけない

医療機器の操作方法は非常に複雑であるうえ、些細な操作ミスは重大な事故につながるおそれもあります。

また、使用する患者の症状も複雑な場合があり、さまざまなケースを想定しなくてはなりません。

そのため日々勉強は欠かせないといえるでしょう。

医療機器業界は医師を相手に営業をすることが多いため、医師と渡り合える知識が必要になる場合もあります。

さらに日々医療技術は進歩しているため、それについていく必要もあるのです。

特に最初のうちは慣れない専門用語や人間関係の構築など、考えることが山積みで仕事以外の時間も勉強に充てることになるでしょう。

コツコツと勉強して、知識を積み重ねていける人でなくては務まらない職種であるといえます。

スケジュールが不規則

営業職がきついとされる理由には、肉体的なきつさもあげられます。

基本的に営業職は、外回りが主な仕事となるため、肉体的なきつさは避けられません

ただ、一般的な営業職は日中時間帯を活動時間とすることが可能です。

一方、医療機器の営業はそうもいきません。

顧客や折衝相手が医師であるため、医師の都合に合わせて営業活動を行わなくてはならないのです。

医師は忙しいため、医師のスケジュールに合わせた営業をする必要があります。

日中は医師としての診察があるので、診察時間前や終わったあとにアプローチしなくてはならないのです。

加えて医療機器に不具合が出てしまったら、夜間休日を問わず、病院から呼び出される可能性もあります。

1人の時間が多い

営業職の多くは、個人の仕事になります。

顧客との折衝時間以外は基本的に1人の時間になるため、喜びや苦しみを共有することは困難であるといえます。

1人の時間と聞くと、聞こえはいいかもしれません。

しかし言い換えれば、誰も助けてくれないということです。

万が一トラブルが生じても、個人で対応する必要があります。

心の拠り所がないという点では不安に感じる方も多いかもしれません。

医療機器の営業もほかの営業職と同様に、基本は1人で行うことが多いとされています。

仕事以外のコミュニケーションが取りづらいことから、ストレス解消方法も課題になります。

1人の時間が苦手な方や、誰かと話をすることでストレスを和らげることが得意な方は窮屈さを感じるでしょう。

商材が高価な場合、売るのが難しい

医療機器の中には、高価な商材もあります。

機器が高額の場合、即決する方は少なく、買うか買わないかの判断に時間がかかる場合も多いです。

そのため、クロージングまでに時間がかかることも多く、成果が出にくい点で、精神的にきついと感じやすくなります。

高価な商材を売る際は、買い手との関係構築が重要です。

「今日は相手の反応が良かった」など小さな手応えを感じることで、成果につながっていると感じると、きつさも軽減されるでしょう。

人づきあいが難しい

医療機器営業の顧客である医師は、常日頃忙しいため、多忙から気難しくなってしまう人もいます。

そのため、医師を怒らせてしまわぬよう神経を使いながら営業活動を行う必要があることがあり、きついと感じやすいのかもしれません。

また、現在は減ってきているものの、顧客である医師との接待が求められるケースもあり、気が休まらず負担に感じやすいことがきついと感じる原因になっているのかもしれません。

【医療機器営業がきつい】医療機器営業にはメリットもある!

上記の通り、さまざまな苦労が絶えない医療機器の営業職ですが、デメリットだけではありません。

医療機器の営業職ならではのメリットもあり、それをモチベーションの1つとすることで、長く勤めあげることも可能となります。

せっかく働くのであれば、メリットを最大限に活かしつつ、デメリットを少しでも解消できるように努力しましょう

ここでは、医療機器営業職のメリットとなる事柄をいくつか紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

やりがいが大きい

間接的であったとしても、医療機器の営業は人の命を救う仕事であることに変わりありません。

命に関わる分大きな責任は伴いますが、その分仕事のやりがいは大きいといえます

やりがいの大きさはモチベーションの高さに直結するため、大変だけれどやりがいがあれば、仕事をするうえでのメリットとなるでしょう。

さらに、医師は目の前にいる患者しか診ることはできませんが、医療機器の営業は医師を通して多くの患者さんを救うことができます

患者さんとの関わりが間接的であるために、非常に多くの方々に影響を与えられるのです。

自分の販売した機器が、たくさんの方の健康に良い影響を与えていると感じられるからこそ、やりがいも大きいといえます。

最新の医療知識が身につく

医療は常に進歩しており、絶えず新しい診断・治療法が生まれています。

そのため、医療関係者と常に最新の医療知識にアップデートしておく必要があるのです。

言い換えれば、常に勉強が必要ということにもなります。

しかし、最新の医療知識を身につけられるのは大きなメリットとなるでしょう。

万が一、自身や家族、友人が体調を崩した際であっても、知識があるのとないのでは対応方法や信頼度には大きな影響を及ぼします。

直接的に診察や施術はできなかったとしても、知識は大きな武器の1つとなるのです。 

また、最新の医療技術を学ぶことが実績につながるため、自分の成長を実感できるでしょう。

仕事を通して自身のレベルアップもできるというのはとても大きなメリットの1つといえます。

インセンティブ制度がある

営業実績に応じたインセンティブ制度を設けている企業も、多数存在します。

医療機器営業の年収は、インセンティブの占める割合が高いといった特徴があるのです。

固定給を上回ることもあるため、インセンティブ制度はやりがいの1つといえます。

一般的な日本企業であれば年功序列であり、どんなに一生懸命取り組んだとしても基本的には大きく収入を引き上げられません。

一方、インセンティブ制度があれば、自身の努力次第で収入は青天井に広がります

仕事に対する頑張りを、給料として直に反映してくれるのは大きなメリットであり、やりがいにもつながります。

成果が給料に直接反映されるため、仕事に対する劣等感などが少なくなるのは、仕事をしていくうえでメリットといえるでしょう。

【医療機器営業がきつい】医療機器の営業に求められるスキル

医療機器営業はきついと感じる場面もありますが、やりがいを多く感じられる職業です。

きついと感じる原因の中には、スキルを磨くことで、事前に防ぐことができるものもあります

以下で、医療機器営業に求められるスキルを確認していきましょう。

コミュニケーション力

コミュニケーション力は営業職に必須なスキルと言えます。

製品の良さをわかりやすく話す力や、顧客の悩みや課題を聞く力を発揮することで、顧客が満足のいく製品を提案できることでしょう。

また、医療機器営業は医者だけでなく、多くの医療関係者と関わりますので、円滑にコミュニケーションするために、コミュニケーション力は不可欠と言えます。

営業スキル

医療機器営業は営業経験者向けの求人が多い傾向にあります。

医療「営業職」とあるように、営業の基礎的なスキルが求められ、そのスキルを活用していくことが活躍するためのカギとなります。

営業未経験者の場合は、接客の経験など、これまでのキャリアの中から営業に求められるスキルを発揮した経験をアピールすると効果的でしょう。

説明力

医療機器の中には、使い方によっては人体に影響が及んでしまうものもあります

使い方や注意事項ををわかりやすく説明する力を身に着けることで、医療事故やクレームを防ぐことができます

製品を正しく使用してもらうためにも、説明力の有無が重要となります。

自動車運転免許

医療機器営業では、営業先への移動は社用車が基本となります。

そのため、求人の条件において、運転免許が求められる場合が多いでしょう。

しばらく運転をしていない、運転をする機会がないという人は練習しておくと良いでしょう。

運転に慣れている友人に練習に付き添ってもらったり、交通ルールを今一度確認してみたりすることがおすすめです。

また、運転の練習を行える教習所などもありますので、利用してみてはいかがでしょうか。

【医療機器営業がきつい】医療機器の営業に向いている人の特徴

医療機器営業がきついと感じる原因には、個人の適性に原因があるかもしれません。

向いている人の特長をあらかじめ確認しておくことで転職の失敗を防げる可能性があります。

医学に興味がある

医療機器の営業では常日頃、医学に関する知識について勉強することが求められます

「好きこそものの上手なれ」というように、医学への興味が薄いと、知識の吸収が思うように進まず、成果が伸び悩んでしまう可能性があります。

また、一時的ではなく、継続的に勉強することが求められるため、勉強の習慣が身についているなど、何かを継続して行える人に向いていると言えます。

高収入を狙いたい

医療機器の営業の平均年収は500万ほどとなっており、日本の平均年収である430万よりも高くなっています。

ただし、商材により多少前後しますので、求人など、企業ごとに詳細を確認しておきましょう。

社会貢献意欲が強い

医療機器営業は、直接患者に触れ、人命を助ける医師に提案を行うという点で、間接的ですが、人命を助ける仕事に携わっているということになります。

あなたが製品を提案したことで、救われる命も数多くあることでしょう。

誰かの役に立ちたい、困っている人を助けたいという社会貢献私欲が高い方に向いている仕事といえます。

【医療機器営業がきつい】医療機器の営業に向いていない人の特長

続いて、医療機器の営業に向いていない人の特長を確認していきましょう。

繰り返しにはなりますが、自分の適性を知ることで転職の失敗がなくなり、きついと感じる状況に陥ることを防ぐことができます。

以下で確認していきましょう。

運転が苦手

先ほど述べたように、営業先である病院に向かう際には、社用車が用いられます。

そのため、運転が苦手な人にとって、プレッシャーを感じやすい環境といえるでしょう。

また、地域によっては移動時間が多いこともあり、体力に自信がない人にとっては負担を感じやすいといえます。

プライベートを重視したい人

日々忙しい医師の元を尋ねるため、休日出勤を行う必要性が出てくることもあります。

また、減ってきてはいるものの、接待がある場合もあり、定時に帰ることが難しい職業といえます。

そのため、プライベートを重視したい人には向かない職業と言えます。

【医療機器営業がきつい】転職を成功させるポイント

「今の職場ではきつさが改善されない」と判断した場合は、転職するのも手です。

きついと感じたまま働き続けると、体を壊してしまうこともあります。

体を壊してしまうと、今後のご自身の人生に影響を与えるおそれもあるのです。

転職とは、ご自身の人生設計の中で重要なことです。

ここでは、もし転職する場合、どのように取り組めば良いのかを解説していきます。

医療機器営業がきつく、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

メーカーか、代理店かがポイント

同業種の中でもメーカーか代理店によって、ポイントも違います。

メーカーであれば、自社製品の知識が必要です。

医療機器のメーカーは数多く存在し、多くの競合がいる中で医療機器を売っていく必要があります。

そのため営業には他社との差別化が重要になるため、自社製品の知識があることは重要なポイントです。

メーカーに転職を考えているなら、商品に対してこだわりのある人がおすすめです。

一方、代理店の場合は、複数のメーカー商品を取り扱っているため、1つのメーカーについて、重点的に知識を習得する必要はありません

買い手に希望にあった商品について、メーカーから選んでもらうこともできます。

しかし、幅広い商品を取り扱うため、各メーカーの良さについては知っておく必要があります。

代理店での転職は飽き性な人・好奇心旺盛な人・情報感度が高い人におすすめだと言えます

また、現在扱う商材が高額であることに悩んでいる場合は、商材の特徴から転職先を探しても良いかもしれません。

【医療機器営業がきつい】おすすめの転職エージェント

転職を考えているなら、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントは転職者とアドバイザーとの面談をして、求職者それぞれに合った職業を紹介してくれるため、入社後のギャップが少なく、またブラック企業にあたる可能性も低くなります

たとえば、求人誌で転職をしたい際は、記載している事項のみで判断しなければなりません。

そのため、転職を考えているなら、転職エージェントを利用すると安心できるでしょう。

転職エージェントの中には「20代限定で営業職への転職をサポート」「24時間365日対応で、忙しいあなたを全力でサポート」というサービスもあるため、転職エージェントの利用を考えている方は以下のサイトを利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

医療機器の営業は責任が大きい分、苦労もつきまといます。

しかし苦労が大きい分やりがいもあり、ほかの職業ではできない経験ができます

知識という武器を身につけられるため、万が一ほかの企業に転職したとしても、培った知識が無駄になることはありません。

やりがいの大きさはモチベーションにも直結するため、高い意識をもって仕事に臨めるでしょう。

医療に携わる者として責任感をもち、大きな成果をあげることで豊かな生活にもつながります

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