はじめに
「営業職でキャリアアップすることはできるの？」
「営業職でキャリアアップする方法って？」
このように、営業職でキャリアアップする方法について知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、営業職でキャリアアップする方法について紹介していきます。
この記事を読むことで、営業職でキャリアアップする方法やおすすめの業界などについて把握することができます。
また、営業職以外でキャリアアップするためにおすすめの職種や、営業職で転職してキャリアアップするために必要な能力も紹介しますので、現在転職を検討している方も参考にできるでしょう。
転職によってキャリアアップしたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
営業職でキャリアアップできる？
営業職として仕事をしている方の中には、営業職でキャリアアップしていきたいと考えている方も多いでしょう。
営業職でキャリアアップする方法は複数あります。
営業職として同じ会社で経験を積んで上を目指すのはもちろん、転職によってより年収などの待遇が良い会社に移る方法などもあります。
また、転職する場合は、営業職以外の職種に転職することもできるでしょう。
営業職に転職後にキャリアアップするには
営業職へ転職した後のキャリアアップには、どのような手段があるのでしょうか。
ここでは、同じ会社内での昇進を目指すやり方から、さらなるキャリアアップを目指して転職する方法まで、幅広いキャリアアップの方法をご紹介します。
管理職を目指す
営業職のキャリアアップにおける手段の1つは、転職をせずに営業職として現場での経験を積み、同じ会社内の管理職への昇進を目指す方法です。
これは営業職のみならず、一般的なキャリアアップの方法になります。
営業職として現場で積んだ経験は、経営と現場の間に生まれる認識の差やギャップを埋めることにも役立ちます。
さらに、現場時代に培ったコミュニケーション能力は、管理職に昇進した際にも多方面の人脈を形成する際にも、大いに役に立つことでしょう。
他業種への転身
2つ目は、コンサルタントや企画といった違う職種へ転身するという方法です。
営業職は現場に多く足を運び、顧客の生の声を拾い上げてきたという実績を持っています。
それらを実際の企画やコンサルタントに直接反映できるのは、営業経験者の強みです。
そういった営業現場での経験がダイレクトに活きる場面が多いので、中には企画やコンサルへの転身の前提条件として「営業職経験者であること」を提示している企業も少なくありません。
スキルをつけて他の企業に転職する
3つ目は、営業職での基本的なスキルを学んだのちに、より自身を評価してくれる規模が大きい企業や、条件の良い企業の営業職に転職するという選択肢です。
かつて日本は、新卒から定年までを一貫して同じ企業で働く終身雇用が主流でしたが、今では終身雇用という雇用方法はマイナーになってきました。
一方で、スキルのある人材や成長意欲の高い人ほど転職という選択を取り、さらなるキャリアアップを目指すケースがどんどん増えています。
営業職が好きだけど、1つの会社で学べることには限界があると感じている場合には、転職を検討しても良いでしょう。
起業する
4つ目の選択肢は、営業職の社員として社会人の基礎的なスキルを身につけたうえで、自分自身で起業をする方法です。
起業と言うとハードルの高いように感じますが、経営者の中には営業経験がある人も多いのです。
実際に会社が軌道に乗るまでは、起業した社長自身が最前線に立って営業を担うケースも少なくありません。
そんなときに営業経験があるかないかで言うと、営業職を経験している方が圧倒的に優位になります。
営業の経験を積むことは、経営者としての視点を養うことにもつながります。
営業職で転職してキャリアアップするためにおすすめの業界4つ
同じ営業職でも、あえて異なる業界に転職することで自身のキャリアを大きく伸ばせる可能性があります。
それでは、営業職としてキャリアアップが期待できる業界にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは営業職で転職してキャリアアップするためにおすすめの業界について紹介していきますので、他業界への転職を視野に入れている方は参考にしてみてください。
1：サービス業界
サービス業界の営業職の場合は仕入れた商品を売るのではなく、顧客のニーズを満たすような商材を提供し、顧客に満足してもらうことが仕事です。
そのため、営業職としては顧客がどのような課題や不満を持っているのかをヒアリングし、ニーズを引き出すことが重要になります。
サービス業界で営業職として活躍するためには、コミュニケーション能力やヒアリング能力が役立つでしょう。
2：メディア業界
メディア業界の営業職の場合、どのような企業に転職するのかによっても仕事は異なります。
たとえば広告業界の場合は、クライアントは自社の宣伝を行ってもらいたい企業となります。
そのため、営業職の仕事はクライアントから依頼を受けて、クライアントに自社の宣伝を行うための企画を提案することが主な仕事になるでしょう。
クリエイターとも協力して仕事をすることになるため、クリエイティブな業務に関わりたい人に適しています。
3：商社や流通業界
商社や流通業界の営業職の場合、仕入れた商品を個人や法人に対して販売することが仕事です。
この業界の場合、さまざまな企業の仲介役として多くの企業の担当者と関わることになるため、他の業界よりもコミュニケーション能力が磨かれるでしょう。
また、商社や流通業界の営業職には、将来的に売れるであろう商材を他の企業よりも早く発見し、安く仕入れて高く売るということが求められます。
この一連のプロセスを素早くこなせるかどうかが、営業職としての腕の見せ所だと言えるでしょう。
4：コンサルティングやリサーチ業界
コンサルティングやリサーチ業界の営業職の場合、クライアントが抱えている経営上の課題のヒアリングなどが仕事になります。
そのため、これまで営業職として多くの経験を積んできた人であれば、コンサルティングやリサーチ業界でもスキルが役に立つでしょう。
特に外資系企業の場合は年収も大きくアップできる可能性が高いため、ワンランク上の営業職を目指す人にもおすすめです。
営業職で身に付けることができる能力
営業職を経験することによって身に付けることができる能力はいくつか存在します。
他の職種に比べて社外の人との関わりが多いためしっかりとしたビジネスマナーが求められたり、お客様を相手にすることが多いため成長しやすいと考えられることも多いです。
そんな身に付けられることが多い営業職ですが、今回は「ヒアリング力」、「プレゼンテーション力」、「困難に立ち向かう力」の3つに絞って説明していきます。
ヒアリング力
まず初めに挙げられるのがヒアリング力です。
営業活動を行う上で、お客様との信頼関係を築くことは必須です。
なぜなら信頼関係なくして契約を結ぶということはほぼ不可能だからです。
信頼関係を築くためには、相手の意見や考えをしっかりと受け止め、理解することが大事です。
これができる人をヒアリング力が高いといいます。
常に信頼関係を築くことを大切にして営業活動を行っていれば、自然とヒアリング力を身に付けることができます。
プレゼンテーション力
次に挙げられるのがプレゼンテーション力です。
営業活動を行うにあたって、どれだけ自社の商品やサービスを魅力的に伝えることができるかというのは、最も大切だといっても過言ではありません。
プレゼンテーション力がなければお客様の心をひくことはできず、話に説得力を持たすこともできないからです。
営業活動を行っていると、様々な情報を集め、万全な準備をして営業に臨む習慣がつくため、自然とプレゼンテーション力を身に付けることができます。
困難に立ち向かう力
最後に挙げられるのは、困難に立ち向かう力です。
営業職は世間一般的なイメージにもあるように、精神的にきついことも多いです。
営業を行っても断られることは日常茶飯事で、断られるということに苦痛を感じない人は少ないと思います。
そういった困難に対して、めげずに営業活動を続けていれば困難に立ち向かう力を付けることができます。
営業職で転職してキャリアアップするために必要な7つの能力
営業職としてキャリアアップしていくためにはさまざまなスキルが求められます。
そのため、営業職を目指す場合に身につけておくスキルも把握しておきましょう。
ここでは最後に、営業職で転職してキャリアアップするために必要な能力について解説していきます。
1：コミュニケーション能力
営業職としてキャリアアップするにはコミュニケーション能力は必要不可欠です。
どの業界で仕事をするにしても、営業職は顧客と直接コミュニケーションを取る仕事です。
また、顧客の抱えている課題をヒアリングして課題解決に導いたり、ニーズを満たす提案ができなければ、顧客から信頼してもらうこともできなくなります。
そのため、コミュニケーション能力は磨いておくようにしましょう。
2：提案力
自社の商品やサービスを顧客に売り込んだり、自身が企画したプランを相手に説明して納得してもらうためには、高い提案力が必要です。
営業職として顧客に提案する際には、その商品やサービスを購入することによって、具体的にどのような利益を得られるのかをわかりやすく説明することが大切だと言われています。
また、このような的確な提案を行うためには、そもそも顧客が何を求めているのかを把握する能力やプレゼンスキルなども必要になります。
3：問題解決力
営業職の仕事は商品やサービスを提案することですが、提案を通して顧客の抱えている問題を解決することが本当の意味での仕事だと言われています。
そのため、営業職には顧客の抱える課題を解決する能力が求められるでしょう。
また、顧客の問題を解決に導くためには、ヒアリングを通して顧客自身が気づいていない問題点を発見する能力も重要になります。
4：臨機応変な対応力
ビジネスでは思いもかけないトラブルが発生することも多いです。
そのため、営業職にはイレギュラーな事態にも臨機応変に対応できる能力が求められます。
柔軟な考え方や対応ができるようになれば、突発的なトラブルやアクシデントの際にもうまく立ち回れるようになるでしょう。
営業職としてキャリアアップするためには、臨機応変な対応ができる柔軟性は重要です。
5：情報収集力
営業職は商品やサービスをセールスすることが仕事ですが、そのためには情報を収集する能力も必要になります。
顧客がどのような商品を求めているのか調査する場合はもちろん、自社と競合を比較する際にも情報を集める能力が求められます。
6：英語力
業界や企業にもよりますが、営業職として活躍したいのであればビジネスレベルの英語力も身につけておくと良いでしょう。
特に外資系企業やグローバルにビジネスを展開しているような企業で働きたい場合は、営業職にも英語力が必要になるケースがあります。
ビジネスレベルの英語力を持っていれば、グローバルに事業を展開しているメーカーや商社の営業職としても活躍できるでしょう。
7：スケジュール管理力
多くの顧客を抱えながら日々忙しく仕事をしている営業職にとって重要なことは、スケジュール管理やタスク管理を徹底することです。
仕事ができる営業職はスケジュール管理能力が高く、仕事を自分でコントロールすることができると言われています。
スケジュール管理が適切にできていれば、自分の判断で仕事を進めていくことができます。
営業職として結果を出したいのであれば、高いスケジュール管理能力は必須だと言えるでしょう。
営業職でキャリアアップするための企業探しのポイント
営業職という職種でキャリアアップを目指すならば、どんな企業に転職するのかが非常に大きなポイントになってきます。
ただやみくもに自分の求める条件に合っている企業を探すだけでなく、その企業の将来性や事業内容までしっかり考慮することで、よりキャリアアップを図れる企業と出会うことができるでしょう。
成長している企業を選ぶ
転職する際の企業選びのポイントは「その企業が成長しているかどうか」です。
成長している企業と言うと、その基準は曖昧に感じますが、「成長のスピードが速い企業」という点に焦点を絞ることをおすすめします。
成長スピードの速い企業はどんどんと新しい事業が展開していくので、短期間で多くの経験や業務を積むことができます。
最終的に管理職への昇進を目指すという点で見ると、小さな会社で1から10まで仕事を経験することで、マネジメント力や判断力などの経営者の視点を身につけることも可能です。
しかし、そのようなベンチャー企業は大手企業と異なり、福利厚生が未整備なことや労働環境が整っていない場合も大いにあります。
転職後のミスマッチを防ぐためにも、転職の際には採用の条件や福利厚生の内容をしっかり確認するようにしましょう。
新規事業に力を入れる企業を選ぶ
新規事業を行う場合は営業をするにあたっても、過去のものを踏襲するのではなく、自分たちで1から商材を決め、商材のアピールポイントを吟味する必要があります。
そのため、新規事業に力を入れている企業への転職は、マネジメント能力を養うという点で非常におすすめです。
しかし、実際に新規事業を立ち上げることは容易ではありません。
もちろん資金の制限もありますし、もし1つの事業が失敗したからと言ってすぐに次の事業へ方向転換するのは、かなり難易度が高いことです。
実際に続々と新規事業を展開できる企業を探すのは、高い能力を身につけられる分、難易度が高くなってしまいます。
転職エージェントを利用する
営業職でキャリアアップするための企業探しのポイントで最後に挙げられるのは転職エージェントを利用するということです。
転職するにあたって、転職エージェントなどのサービスを使用するかしないかで結果は大きく変わってきます。
転職のサポートを本気でしてくれるため、もし転職をしてキャリアアップをしようと考えるのであれば、この転職エージェントを利用してみてください。
営業職のスキルを身につけてキャリアアップしよう
営業職としてキャリアアップを目指す場合は、キャリアアップの方向性を決めて必要なスキルを身につけることが大切です。
ぜひ本記事で紹介した営業職でキャリアアップする方法や営業職で転職してキャリアアップするためにおすすめの業界、営業職に必要な能力などを参考に、営業職でのキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。
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