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【金融業界の営業】金融営業ってどんな仕事?仕事内容ややりがいを徹底解説!

【金融業界の営業】金融営業ってどんな仕事?仕事内容ややりがいを徹底解説!

目次
  1. 【金融業界の営業】金融営業の仕事内容
  2. 【金融業界の営業】金融営業の年収
  3. 【金融業界の営業】金融営業に求められるスキル
  4. 【金融業界の営業】金融営業に向いている人の特徴
  5. 【金融業界の営業】金融営業のやりがい
  6. 【金融業界の営業】金融営業のきついところ
  7. 【金融業界の営業】金融営業で身につくスキル
  8. 【金融業界の営業】金融営業のキャリアプラン
  9. 【金融業界の営業】未経験から金融営業に転職できる?
  10. 【金融業界の営業】金融営業に役立つ資格
  11. 【金融業界の営業】金融営業に転職するためのコツ
  12. まとめ

「金融業界の営業職ってどんな仕事をするんだろう?」

「どんなスキルが求められるの?」

金融業界の営業職へ転職を考えている方は、このような疑問を持っているのではないでしょうか。

本記事では、金融業界の営業職が持つ役割や仕事内容、年収、金融業界の営業に必要なスキルや、この仕事に向いている人の特徴など、金融業界の営業職を検討するときに参考になる情報を紹介しています。

この記事を読むことで、金融業界の営業職が持つ役割を理解したうえで細かな仕事内容とその分類が分かるようになるでしょう。

また、転職する際のコツや年収、キャリアプラン、仕事に役立つ資格など面接に有用な情報を知ることができます。

金融業界の営業職への転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

【金融業界の営業】金融営業の仕事内容

金融業界の営業の仕事内容は、取り扱っている金融サービスの内容によって、相手が個人か法人かで大きく異なります。

個人営業は銀行の個人向け窓口や、証券会社の営業などが挙げられます。

逆に法人営業は銀行の融資担当やリース会社の営業などが代表的です。

それぞれやることは違いますが、共通して大事にしておくべきポイントは顧客との信頼関係です。

お金というシビアな分野のサービスを提供しているため、信頼関係がないと成約には至りませんし、継続的なお取引も難しくなります。

では、個人営業と法人営業、それぞれ具体的にどのような役割を担っているのでしょうか。

具体的にご説明します。

個人営業(リテール)とは

金融業界の営業の仕事の1つ目は個人営業です。

個人営業はリテールと呼ばれます。

個人営業の仕事は、個人のお客様に金融商品を提案するのが仕事です。

例えば銀行の個人営業だとした場合、教育ローンや車のローンをご所望のお客様に対して、貸し出しと返済のプランを提案します。

加えて、投資信託や保険商品を提案することもあります。

幅広い金融商品を提案できますが、どのような理由で資金を探しているのかによって提案する商品の組み合わせが変わってくるため、取り扱っている金融商品について幅広く、かつ深い知識が求められます。

さらに、個人営業はお客様のライフイベントも考慮したうえでどの商品を提案するのか考える必要があるため、お客様との信頼に丁寧に気付く姿勢も大切です。

法人営業(ホールセール)とは

金融業界の営業の仕事の2つ目は、法人営業です。

法人営業はホールセールと呼ばれ、課題解決型のソリューション営業であることが代表的です。

個人営業は、個人のお客様に金融商品を提案することが仕事でしたが、法人営業は企業や各種団体が資金を必要とする際に融資や金融商品の提案をし、資金調達の手助けをするのが仕事です。

担当する法人のお客様が健康で持続的な経営ができるよう、自社で取り扱っているサービスを提案するといったイメージです。

経営者や財務のトップと商談する機会が多いため、お客様の業界の知識や金融商品に関する専門知識、提案力、経営状況の理解や分析する力が必要です。

【金融業界の営業】金融営業の年収

年収がどの程度なのかを転職の判断基準の1つに挙げる人も多くいます。

個人営業も法人営業も様々な知識や能力を必要とされる仕事ですが、金融業界の営業の年収はどのくらいなのでしょうか。

以下では、全年代の年収、金融機関別の年収を紹介します。

金融営業の平均年収

令和4年賃金構造基本統計調査の概況によると、金融・保険業に従事する全年齢層・全性別の平均年収は374万円でした。

そのうち、男性は480.6万円、女性は287.8万円と差があります。

これについては、女性の方がパートやアルバイトなどで活躍している環境であることがうかがえます。

男性の多くは営業職に従事しているため、金融機関の営業職になれば男女問わず高収入を目指せると言っても過言ではないでしょう。

参照:令和4年賃金構造基本統計調査の概況https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/13.pdf

金融機関ごとの年収

続いて、金融業界を細分化して業種別の平均年収をみていきましょう。

銀行・保険会社・証券会社などの金融機関では、年収はそれぞれ異なってきます。

銀行、労金、信金、信組を総合して銀行と呼びますが、求人ボックス「銀行窓口の年収・時給・給料」のデータによると、銀行窓口の平均年収は376万円でした。

また、生命保険・損害保険などを扱う保険会社の平均年収は383万円と、銀行とほぼ変わらない結果となっています。

なお、株式の売買などを行う証券会社については具体的なデータが出ておりませんが、平均年収600万円以上の企業も珍しくなく、大手証券会社となると900万円以上にものぼるところも存在します。

銀行の場合は、メガバンクや政府系金融機関よりも地方銀行の方が平均年収が低いケースがほとんどで地方銀行の年収は、その銀行の規模によります。

保険会社の場合は、他の金融機関と比べて平均年収は低いですが、個人の営業成績に左右されることが多いです。

証券会社の場合は他と比べて年収が高いですが、その分、高度な営業スキルが必要とされます。

参考:保険営業の仕事の年収・時給・給料

【金融業界の営業】金融機関別の仕事内容

金融業界の営業職が持つ役割や仕事の分類を紹介しましたが、金融業界の営業はどのような仕事を行うのでしょうか。

一般的にはお金の運用を提案するのが金融営業の仕事と言われていますが、細かな仕事内容は金融機関によって様々です。

以下では、6つの金融機関別に営業が行う仕事について紹介していきます。

金融紹介の仕事内容

銀行営業の場合

保険会社営業の場合

証券会社営業の場合

不動産金融営業の場合

リース会社営業の場合

信販・クレジット会社営業の場合

1:銀行営業の場合

銀行営業は、すでに紹介したとおり個人営業と法人営業の2種類の仕事があります。

個人営業は、個人のお客様に対して融資や預金、金融商品の提案・交渉を行うことが仕事です。

金融商品には、投資信託や住宅ローンなどがあります。

個人営業には、お客様のライフプランに合わせた商品を提案する力が求められます。

法人営業は、法人に対して融資や預金の提案、交渉を行うことが仕事です。

また、企業の経営に関しての相談に乗ることもあります。

法人営業には、企業の資金繰りに関する知識、決算書を分析する力や資金調達に関して的確な助言をする力が求められます。

2:保険会社営業の場合

保険会社営業は、生命保険や自動車保険、医療保険といった、もしもの時に備えるための商材を扱う仕事です。

保険会社営業には、個人営業、法人営業、代理店営業、代理店のカウンターセールスがあります。

個人営業は、個人のお客様に自社の保険商品への加入を提案し、契約を取ることが仕事です。

電話でアポイントを取る、飛び込み営業するなどして新規のお客様の開拓を行います。

法人営業は個人ではなく法人を相手に、企業の福利厚生への備えとなる年金、団体保険などの商材を販売・提案することが仕事です。

代理店営業は、自分が担当するエリアの代理店を管轄することが仕事で、自社商材の情報提供や販売支援をします。

代理店のカウンターセールスは、契約している複数の保険会社の商材を来店、問い合わせのあったお客様に提案することが仕事です。

いずれのタイプの営業も、新規のお客様の対応がほとんどですが、それよりも重要なのが既存顧客のフォローです。

保険会社の場合、担当している顧客の契約金額に応じて歩合報酬が発生することが一般的なので、既存顧客のフォローを怠ると自身の営業成績に大きくマイナスを及ぼしかねません。

3:証券会社営業の場合

証券会社営業は、株式や投資信託、債券といった商材を扱う仕事です。

証券会社営業には、個人営業、法人営業、IFA法人があります。

個人営業は、個人のお客様に株式、投資信託、債券を販売するのが仕事で、年金や退職金を運用したい個人資産家や医師や経営者と言った富裕層などがお客様となることがほとんどです。

法人営業は、財団法人、学校法人、企業などの法人に株式や社債と言った商材を提案、提供することが仕事です。

IFA法人とは独立しているファイナンシャルアドバイザーのことを指します。

特定の金融機関に所属することなく、金融商品を扱う証券会社などと業務委託契約を結んで中立的な立場から金融商品の仲介を行うのが仕事です。

4:不動産金融営業の場合

不動産金融とは、不動産証券化した金融商品を売買することで利益を得るビジネスで、不動産投資信託や不動産ファンドがこれにあたります。

不動産金融の営業は、ディベロッパーや不動産仲介業者などから不動産情報を収集し、運用する不動産を検討、決定するのが仕事です。

入社する条件として特別な基準が設けられていることは少ないですが、不動産投資の話が中心なため、不動産や土地活用の知識と資産運用の知識が豊富であることが重要です。

証券アナリストや不動産鑑定士の資格があれば即戦力として働くことができるでしょう。

5:リース会社営業の場合

リースとは、お客様に対して設備や器具、物件などを長期にわたって貸し出すサービスのことを指します。

また、リースの種類は「ファイナンス・リース」と「オペレーティング・リース」の2種類dです。

ファイナンス・リースは原則途中解約できないリースのことで、物件購入などのリースが該当します。

オペレーティング・リースは利用者が使用する期間だけのリース契約で、サブスクリプション型の車のリースなどが代表的です。

リース営業は、費用が高く購入が厳しい設備や器具などを貸し出すリース契約の提案をするのが仕事です。

リースは、企業にとってコストを抑えられる、経費扱いにできるといったメリットがあり、このメリットを武器に営業します。

6:信販・クレジット会社営業の場合

信販・クレジット会社営業は、クレジットカードの会員や加盟店を増やすことが仕事です。

信販・クレジット会社営業には、イシュアとアクワイアラの2種類の仕事があります。

イシュアは、クレジットカードの新規申込者を獲得することが仕事で、キャンペーンなどの施策を打ち出してお客様に申し込みを提案します。

アクワイアラは、既存加盟店へのフォロー、新規加盟店を獲得することが仕事です。

定期的に加盟店を訪問し、引き続き自社のクレジットカードを利用してもらえるようにシステム導入などを提案します。

【金融業界の営業】金融営業に求められるスキル

金融業界の営業で身に付くスキルには営業の能力や資産運用の知識などがありましたが、金融業界の営業にはどのようなスキルが必要なのでしょうか。

以下では、金融業界の営業に必要なスキルを4つ紹介していきます。

1:情報の収集力

金融業界の営業に必要なスキルの1つ目は、情報の収集力です。

金融業界の営業は扱う商材の特性上、様々な情報を収集する必要があります。

例えば、法人営業の場合はその業界全体の動向や経営状況、個人営業の場合は景気の動向などの情報を収集し、商材や融資の提案しなければなりません。

そのため、金融業界の営業にとって情報収集力は欠かせない力です。

2:コミュニケーションスキル

金融業界の営業に必要なスキルの2つ目は、コミュニケーションスキルです。

金融営業は生命保険や住宅ローン、株式といったお金に関する商材を扱います。

その特性上、お客様との信頼関係の構築がとても重要です。

お客様のニーズに合った商材を提案するためにも、常に自分からコミュニケーションを取ろうとする姿勢が求められます。

3:金融商品に関する専門知識

金融業界の営業に必要なスキルの3つ目は、金融商品に関する専門知識です。

お客様のニーズに合った商品を提案するためには、扱う商品の知識が不可欠です。

例えば、個人営業の場合は資産形成に関する知識、法人営業の場合は経営や財務、事業継承に関する知識が求められます。

4:的確に判断する力

金融業界の営業に必要なスキルの4つ目は、的確に判断する力です。

金融業界の営業は、お客様にいつ、どの商品を勧めればよいのか適切なタイミングと商品を判断する力が求められます。

例えば証券会社の場合は、為替や株価の動きを注視しながら的確に商品を勧めるタイミングを判断しなければなりません。

5:ヒアリング力

金融機関の営業は、銀行でも証券でも「お金」に関わる提案をします。

長期にわたる資産運用や融資など、シビアな提案をする必要があるため、お客様が気づけていない潜在的なニーズを引き出す必要があります。

そのために必要なスキルがヒアリング力です。

お客様との会話を通じて、ライフスタイルや経営の方向性を把握し、多角的に物事をとらえることで良いプランを提案することができるのです。

営業というとトーク力が重要なイメージがありますが、金融業界の営業の場合は「聞く8割:話す2割」くらいの割合で対話を進めることが一般的です。

【金融業界の営業】金融営業に向いている人の特徴

金融業界の営業として活躍するには、前述したスキルが必要ですが、その他に性格的なタイプによっても向き不向きがあります。

この仕事に向いているのはどのような特徴の人なのでしょうか。

以下では、金融業界の営業に向いている人の特徴を3つ紹介します。

金融業界の営業に向いている人

相手の考えを汲み取れる人

精神的にタフな人

勉強熱心な人

1:相手の考えを汲み取れる人

金融業界の営業に向いている人の特徴の1つ目は、相手の考えを汲み取れる人です。

どのような業界の営業でもコミュニケーションスキルは求められますが、金融営業はお金という生活に欠かせない繊細な商品を扱っています。

お客様の中には余裕がない人も多く、思い通りのコミュニケーションを取れない場合もあるでしょう。

そのような場合でも、相手の考えを汲み取って何を求めているのか理解し、営業する必要があるのです。

2:精神的にタフな人

金融業界の営業に向いている人の特徴の2つ目は、精神的にタフな人です。

タフな精神力が必要な理由としては、社内の売上目標に対するきつさに耐えることが必要であることと、相性の悪いお客様でも真摯に対応しなければならない点です。

まず、売上目標についてはほとんどの会社で月間目標・四半期目標などが設けられます。

営業の仕事は売れる時もあれば調子の悪い時もある、波のある仕事です。

どんな時でも落ち込まず、売れない時は要因分析をしたり解決策をしたりする必要があります。

また、少なからず相性の悪いお客様にあたることもあるでしょう。

金融営業だけではなく、営業という仕事においては多かれ少なかれ断られるケースはあります。

融資の可否や額面において折り合いがつかなく、きつい言葉を投げられることもあり、

競争の激しい仕事でもあり、気持ちをすぐに切り替えることのできる精神的なタフさが必要になります。

3:勉強熱心な人

金融業界の営業に向いている人の特徴の3つ目は、勉強熱心な人です。

金融業界の営業は、金融商品を扱うために必要な証券外務員資格の取得や企業の経営状況を分析できる財務のスキル、保険業界の関連法令など所属する金融機関で必要な知識や資格の勉強をする必要があります。

また、法が改正された場合などはすぐに知識をアップデートする、客の業界の情報や景気の動向などの情報を絶えず集めることが大切なため、勉強熱心な人が向いているでしょう。

【金融業界の営業】金融営業のやりがい

相手の考えを汲み取り、絶えず勉強することが必要で、精神的なタフさも求められる金融営業は、ハードな印象を受ける人も多くいます。

金融営業をする人はどのようなことにやりがいを感じるのでしょうか。

以下では、金融業界の営業業務のやりがいを4つ紹介していきます。

1:成果と報酬が比例する

金融業界の営業業務のやりがいの1つ目は成果と報酬が比例することです。

金融業界の営業は、成績によってインセンティブを貰える、業績と連動して給与額が決まる企業が多くあります。

自分の努力や成果が目に見える給与という形で表れるため、その点にやりがいがあると言えるでしょう。

2:企業の経営サポートに貢献できる

金融業界の営業業務のやりがいの2つ目は、企業の経営サポートに貢献できることです。

たとえば銀行の法人営業の場合、融資や投資商品を提案することで、企業が長期的に安定して経営し続けることができます。

会社経営というものは、経済状況など世間の波に影響されやすいものです。

昨年度までは黒字続きだった会社でも、突然大幅な赤字になることも少なくありません。

そうした会社に寄り添い、「次年度はどうしたら黒字化できるか」を経営者と一緒になって考えるシーンも多く、良い結果が出たときには何物にも変えられない感動が得られることでしょう。

実際に、仕事がきついと感じていても「自分がこの企業の発展に貢献している」という事実にやりがいを感じて続けている人も多くいます。

3:顧客のライフプランをサポートできる

金融業界の営業業務のやりがいの3つ目は、顧客のライフプランをサポートできることです。

個人営業の場合、顧客のライフプランに寄り添った提案をすることが重要です。

住宅の購入時には住宅ローン、子供が生まれれば学資ローンといったように人生に寄り添った営業、サポートができる点にやりがいを感じる人も多くいます。

4:情報分析が的中したときの嬉しさ

金融業界の営業業務のやりがいの4つ目は、情報分析が的中したときの嬉しさです。

特に証券会社では、株式市場や景気の動向などから情報を分析して客に提案する必要があります。

自分の情報分析が的中すれば、単純に嬉しく、お客様との信頼関係も厚くなるでしょう。

その点にやりがいを感じる人もいます。

【金融業界の営業】金融営業のきついところ

報酬や情報分析など様々な観点からやりがいを感じられる金融営業の仕事ですが、その分大変なこともあるでしょう。

以下では、金融業界の営業業務のきついところを2つ紹介します。

細かい書類を把握する必要がある

金融業界の営業業務のきついところの1つ目は、細かい書類を把握するところです。

例えば銀行の法人営業の場合、融資をするにあたって決算書や試算表、事業計画書などといった様々な書類を確認しなければなりません。

これらの書類は、融資を受ける企業の事業が利益を出すことが可能か、返済能力はあるかを判断する材料になります。

細かい書類をそれぞれ読み込み、分析、把握しなければならない点にきつさを感じる人もいるでしょう。

ノルマを求められることのプレッシャー

金融業界の営業業務のきついところの2つ目は、ノルマを求められることのプレッシャーです。

どの業界でも、営業職の基本的な仕事は自社商品を提案、販売することです。

すべての企業にノルマがある訳ではありませんが金融業界の営業ではノルマのある企業も多く、成果を求められる点にプレッシャーを感じる人も多くいます。

また、成績が給与に直結する企業の場合も、成果を上げられないことにきつさを感じることもあるでしょう。

【金融業界の営業】金融営業で身につくスキル

金融業界の営業には、銀行、保険会社、証券会社営業などの金融機関によって様々な仕事が課せられています。

お客様のニーズに合わせた提案をするため、商材や経営、資産に関する知識が求められるのが金融業界の営業です。

金融業界の営業を行うことで、どのようなスキルが身につくのでしょうか。

以下で確認していきましょう。

1:営業全般に必要な能力

金融業界の営業で身に付くスキルの1つ目は、営業全般に必要な能力です。

金融営業を経験することで、見込み客に対するアプローチ力はもちろん、セールストークや受注に繋げるクロージング能力、見込み客の反応から感情を推察する力といった営業全般に必要な能力を身に付けられます。

2:資産運用の知識

金融業界の営業で身に付くスキルの2つ目は、資産運用の知識です。

資産運用の知識は、主に個人営業で身に付けられます。

個人営業では個人の資産形成のための提案が仕事のため、資産形成に役立つ資産運用の知識を身に付けることが可能です。

3:人間関係の構築力

金融業界の営業で身に付くスキルの3つ目は、人間関係の構築力です。

金融営業が扱う商材は、他の商品と差別化しにくいものが多くあります。

そのため、お客様にこの人から買いたいと思わせる、自分個人を売り込むことが重要です。

自分個人を売り込むには、お客様と良好な関係を築く必要があるため、人間関係の構築力が身に付きます。

4:金融に関する様々な雑学

金融業界の営業で身に付くスキルの4つ目は、金融に関する様々な雑学です。

金融営業では、お客様との信頼関係を築き自社商品の話を聞いてもらわなければなりません。

いきなり自社商品の説明をされるとお客様も身構えてしまうため、金融に関する雑学やお客様の趣味の話などから自然に商品の話に繋げていく必要があります。

そのため、自ずと金融に関する雑学が身に付きます。

【金融業界の営業】金融営業のキャリアプラン

細かい書類の把握やノルマなどにプレッシャーを感じる人も多い金融営業ですが、入社するにあたってどのようなキャリアプランを立てれば良いのでしょうか。

以下では、金融機関別に金融業界の営業職のキャリアプランを紹介します。

1:銀行の場合

銀行の場合は、まず法人営業として数十社の法人のお客様を担当することから始まります。

融資の提案をしたり、銀行で取り扱っている他社サービスなどを追加提案したりすることで会社の利益拡大のお手伝いをします。

そして営業としてある程度実績が出たら、営業リーダーや次長に昇格したり、果ては支店長に昇格することが一般的です。

もう少し法人の金融提案に関する専門的なスキルを養いたい人は、M&Aアドバイザーなどの資格をとって専門部署で働く道なども良いでしょう。

また、地方銀行で働いた後、メガバンクへ転職するといったキャリアもおすすめです。

メガバンクでは中途採用の採用基準が高く厳しいイメージがありますが、うまく転職ができれば年収が大幅にアップする可能性があります。

参考までに、三菱UFJ銀行 有価証券報告書によると、三菱UFJ銀行の平均年収は約771万円であることがわかりました。

ご自身のキャリアプラン に年収を上げるという目標があれば、メガバンクを目指して実績を積み上げるプロセスはおすすめです。

2:保険会社の場合

保険会社の場合は、同業他社に転職するケースは少なく同じ企業でキャリアを積むという特徴があります。

個人営業は他部署への移動が少なく、入社後に専門知識や営業スキルを身に付けながら成長し、長く第一線で活躍する人が多いのが現状です。

代理店の場合は、店舗スタッフから支店長やエリアマネージャー、支社長などの管理職を目指すのが一般的です。

また、保険業界ではヘッドハンティングにより転職するケースも多くあります。

他業種では、個人営業の経験を活かせる人材会社や広告代理店への転職が選ばれる傾向にあります。

3:証券会社の場合

証券会社の場合は、入社後個人営業を続けて管理職へのステップアップを目指すケースや、同業他社へ転職して個人営業から法人営業へと移るケースが多く見られます。

また、証券会社のコンサルティングや財務などに異動、転職する場合もあります。

金融業界内では、転職してIFA法人の道へ進む人も少なくありません。

法人営業の場合はM&Aコンサルティングファームへの転職を叶えることも可能です。

【金融業界の営業】未経験から金融営業に転職できる?

金融業界の営業職には求められるスキルが様々ありました。

それでは未経験が金融業界の営業職を目指すことは可能なのでしょうか。

結論から言うと金融営業は未経験でも転職可能であることが多いです。

以下では、未経験が金融業界の営業職を目指す方法を4つ紹介します。

1:日頃からコミュニケーションを訓練して上達させる

未経験が金融業界の営業職を目指す方法の1つ目は、日頃からコミュニケーションを訓練して上達させる方法です。

金融機関や職種により多少業務の違いがありますが、どの金融機関の営業職もお客様のニーズに合った商品を提案をすることや、資産運用の相談に乗ることが必要になります。

そのため、お客様との信頼関係を築くコミュニケーションは不可欠です。

営業職は、この人に話を聞いてもらいたいとお客様に思ってもらうことが大切なため、日頃からコミュニケーションを訓練して上達させましょう。

2:向上心をアピールする

未経験が金融業界の営業職を目指す方法の2つ目は、向上心をアピールする方法です。

金融機関の営業職は、常に知識をアップデートすることや商品知識を身に付けること、企業によっては資格の取得を求められます。

どの金融機関でも勉強熱心で向上心のある人が求められます。

そのため、入社前に金融に関する勉強や資格取得のための勉強をして向上心をアピールしましょう。

3:銀行以外の求人を選ぶ

未経験が金融業界の営業職を目指す方法の3つ目は、銀行以外の求人を選ぶ方法です。

銀行の営業職の求人は新卒採用がメインで中途採用はほとんど行っていません。

まれに中途採用を行うケースもありますが厳選採用が多いのが現状です。

そのため、未経験が金融業界の営業職を目指すには銀行以外の金融機関を選ぶと良いでしょう。

金融業界の中でも保険会社は未経験でも積極的に採用する場合が多く、損害保険会社のコールセンターで経験と知識を身に付け、営業職へ転職するというキャリアプランもあります。

4:資格を取得する

未経験から金融営業に転職するにあたって必ず資格が必要になると言うわけではありません。

しかし、金融に関する資格を取得しておくことは選考を有利に進めることにつながります。

また資格取得のために勉強することで金融に関する知識が身につくため、入社後の業務に業務に活かすこともできます。

金融営業に役立つ資格は以下で詳しく紹介します。

【金融業界の営業】金融営業に役立つ資格

コミュニケーション能力だけでなく、商品の知識や金融に関する様々な知識が求められる金融業界の営業職です。

ではどのような資格を取れば仕事に役立てることができるのでしょうか。

以下では、金融業界の営業に役立つ資格を4つ紹介します。

1:ファイナンシャル プランナー

金融業界の営業に役立つ資格の1つ目はファイナンシャルプランナーです。

ファイナンシャルプランナーは、ライフプランの実現のサポートをする資格で、住宅ローンや教育ローン、年金などの暮らしにかかわるお金の専門知識を有していることを証明する資格でもあります。

ファイナンシャルプランナーには3つの種類があり、1つ目はCFP®資格で25カ国の国と地域で認められた世界水準のサービスを提供できることを証明できます。

2つ目は、AFP資格で国内で広く普及しているのがこの資格です。

3つ目のFP技能士は、1級~3級まである国家検定の1つです。

出典:FP資格について|日本FP協会

参照:https://www.jafp.or.jp/confer/fpsoudan/choose/performance.shtml

2:プライベートバンカー資格

金融業界の営業に役立つ資格の2つ目は、プライベートバンカー資格です。

プライベートバンカー資格とは、総資産額がおよそ5千万円以上の人を対象に一族の資産管理、運用、承継をサポートするための包括的な金融サービスをする人が持つ資格です。

プライベートバンカーは財産管理、会社経営、家族の目標といった3つの視点から支援することができます。

出典:「プライベートバンカー」とは|公益社団法人日本証券アナリスト協会

参照:https://www.saa.or.jp/pb/license/learn/index.html

3:損保一般試験

金融業界の営業に役立つ資格の3つ目は、損保一般試験です。

損保一般試験とは、保険商品などの重要事項を正確に説明するための知識を習得できているかどうかを確認するための資格です。

担保一般試験には、基礎単位と商品単位があります。

商品単位は、自動車保険単位、火災保険単位、傷害疾病単位の3種類で自動車保険、火災保険、傷害疾病保険を取り扱う人は取得しなければなりません。

また、基礎単位は、代理店登録、募集人届出を行うために必要です。

各資格は5年ごとに更新が必要になります。

出典:損保一般試験|一般社団法人日本損害保険協会

参照:https://www.sonpo-dairiten.jp/ippan/index.html

4:外務員

金融業界の営業に役立つ資格の4つ目は、外務員です。

外務員とは、日本証券業協会に加入している金融機関に所属している職員の中で、金融商品の販売や勧誘を行う人のことを指します。

外務員資格には一種と二種があり、できる職務に違いがあります。

二種外務員資格は、現物株式の職務を行うことができ、一種外務員資格は、二種の現物株式に加え、リスクの高いデリバティブ取引、信用取引などすべての有価証券に関する職務を行うことが可能です。

出典:外務員資格|日本証券業協会

参照:https://www.jsda.or.jp/gaimuin/

【金融業界の営業】金融営業に転職するためのコツ

金融業界の営業職へ転職するにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

就職・転職活動をスムーズに進めるためにはいくつかのコツがあります。

以下では、金融業界の営業職へ就職・転職するためのコツを4つ紹介していきます。

就職・転職するためのコツを4つ

コーポレートサイトや採用ホームページを参考にする

志望動機をはっきりさせる

志望する金融機関が求める人物像を把握しておく

転職エージェントを利用する

1:コーポレートサイトや採用ホームページを参考にする

金融業界の営業職へ転職するためのコツの1つ目は、コーポレートサイトや採用ホームページを参考にするということです。

コーポレートサイトや採用ホームページには、その企業の特色が現れます。

コーポレートサイトや採用ホームページを見ることで他の金融機関や企業と比較できるだけでなく、その金融機関や企業に転職したい理由を明確にできます。

転職活動をする際には求人情報に注目しがちですが、コーポレートサイトや採用ホームページをチェックすることも重要です。

2:志望動機をはっきりさせる

金融業界の営業職へ転職するためのコツの2つ目は、志望動機をはっきりさせるということです。

すでに紹介したとおり、金融営業は銀行、保険会社、証券会社など金融機関によって扱う商材や業務内容が異なります。

志望動機をまとめる際には、自分がなぜその金融機関を選んだのかをはっきりさせることが重要です。

また、異業種や未経験で金融業界へ転職をする際にはなぜ金融業界で働きたいのかも明確にする必要があります。

3:志望する金融機関が求める人物像を把握しておく

金融業界の営業職へ転職するためのコツの3つ目は、志望する金融機関が求める人物像を把握しておくということです。

自分が志望している金融機関がどのような人物を求めているのか調べ、自身のキャリアや性格などの人間性と照らし合わせてみましょう。

例えば、配属先が限定されていない求人に対して個人営業、法人営業のみを希望しているとマイナスになる、または入社後に食い違いが起きる可能性もあるため、注意が必要です。

志望先がどのような人物像を求めているのか把握したうえで、応募することが大切です。

4:転職エージェントを利用する

金融業界の営業職へ転職するためのコツの4つ目は転職エージェントを利用することです。

転職エージェントでは多くの求人の中からあなたにあった企業を紹介してくれます。

ネット上では見つからないような詳しい情報も手に入るため自分に適した企業を見つけやすくなります。

また企業を紹介してくれるだけでなく書類添削や面接対策など転職に関する全てのことをプロが徹底的にサポートしてくれます。

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まとめ

金融機関の営業職は、扱う商材の知識はもちろん景気の動向や業界の状況など様々な知識を必要とする仕事です。

ノルマの達成や勉強などハードな印象がある金融業界ですが、お客様のライフプランや事業を支えることのできるやりがいのある仕事です。

また、金融業界の営業職を経験することで営業全般に必要な能力が身に付くだけでなく、私生活に役立つ金融や資産運用の知識も身に付けられます。

役立つ資格の勉強やコミュニケーション能力の向上を訓練しながら、金融業界の営業職への就職・転職を叶えましょう。

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