女性営業職を結婚後も続けるポイント!キャリアを考えるポイントを解説!
はじめに
営業職は男女問わず、仕事の成果に応じてキャリアを築ける職種です。
男女間で年収の差もあまり少ないため、しっかり自分の力で稼いで生きていける職種でもあります。
しかし、女性には結婚や出産などさまざまなライフイベントが存在しており、それを機に仕事を辞めてしまわれる方も多いです。
専業主婦になったり主婦業と並行して仕事を続けたり、またはそもそも出産はしないなど、女性には男性よりも人生の選択肢が多いのです。
今回はそのなかでも、結婚願望はあるけど結婚後もキャリアを続けたい方向けに、営業職の女性の結婚についてご紹介していきます。
実際に結婚後もキャリアを続けている方の体験談も交えて紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
【結婚後の営業職】女性は結婚後も営業として働ける?
まず大前提として、結婚したあとも営業を続けている女性はいます。
しかし、結婚して子どもを産み、育休をしっかり取得してからも同じ会社でキャリアを継続するのは誰でもできることではありません。
それには会社が福利厚生として産休や育休を用意しているかどうかのほかに、職場の雰囲気や上司の判断などさまざまな要因が絡んできます。
しかし、営業は女性に向いている仕事です。
物腰やわらかな雰囲気で相手の懐に入り込み、現状の悩みや問題点を聞き出したり相手の立場になって共感したりできる能力は、
一般的に女性のほうが長けています。
意欲があればキャリアを継続するべきです。
ここからはキャリアを継続できるかどうかを決める具体的な要因についてご紹介していきます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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働けるかどうかは「会社」「上司」次第!
結婚を機に残業が少なくて時間に余裕をもちながら仕事ができそうだから、という理由で事務職に職種を変えて転職しようと考える方も多いです。
たしかに営業の場合は顧客都合になることが多いので時間が不規則になることも多いです。
しかし、事務職が必ずしも安定しているとは限りません。
事務職でも毎日のように残業がある会社は多く、決して楽に働けるということではないので注意してください。
結局のところ、会社や上司の方針によって時間をコントロールできるかどうかは決まります。
そのため、結婚して家庭の時間を大切にしたいという方は、まずは上司に相談してみてはいかがでしょうか。
そこでしっかり話を聞いて理解してくれる上司であれば問題ありません。
もし聞き入れてくれないようであれば、今後出産などを控えた際にも苦労すると思われるので転職を考慮しましょう。
子育てと両立するポイント
子育てと両立するポイントは2つあります。
1つ目は報連相(報告・連絡・相談)を怠らないことです。
特に子どもが小さいうちは発熱などを起こしやすく、会社を早退して保育園に迎えに行かなければならないことがあるでしょう。
また、定期健診などのイベントもあるので、報連相は周りの人たちにしっかりと行いましょう。
早めに連絡をしておくなど、より徹底した対応が求められます。
2つ目は同僚に協力を頼むことです。
業務を頼むなど、協力を頼んでみましょう。
「私ばかり頼んでいて迷惑だよな…」など考えてしまう場合は、「あなたが困った時は協力する」という一言を添えると良い印象を与えられます。
あなたが動くことで企業に助け合いの風土が根付くようになるかもしれません。
【結婚後の営業職】大切にしたいことを明確に!
これは女性だけでなく男性にもいえることですが、仕事と家庭と年収のすべてを望みどおりに叶えることは非常に困難です。
しかし、何かを犠牲にすればそれ以外のものを得られる可能性は十分あります。
結婚を機にワークバランスを変えたい場合は、自分のなかで譲れないものに関して優先順位をつけましょう。
自分が納得できるワークバランスを実現するため、上司に相談してみることをおすすめします。
もし今の会社で難しそうなら転職を検討しましょう。
働き方を変えるときに考えたい3つの軸
ワークバランスを変えたいときに考えるべき
「キャリア」「年収」「家庭」という3つの軸について1つずつご紹介していきます。
キャリアについては結婚してからも、これまでの経験を活かしてキャリアアップしていきたいと考えている方も多いでしょう。
結婚を機に仕事を辞めて、子どもがある程度育ったらパートなどの時短勤務が容易にできるところで働く方もいます。
しかし、そうなるとなかなか営業に復帰することは難しいです。
年収については、「これまでとは別の職種になるけど年収が高ければそれでもいい」という方もいます。
培ってきたキャリアは一度なくなりますが、
また新しいキャリアを積んでいくことに意欲的な方は思い切って別業界へ転職するのもよいでしょう。
そして、家庭を優先したい場合は残業が少ない、もしくは時短勤務が可能な会社を選びましょう。
時間に融通がきく分、家庭の時間を大事にできます。
体験談①
こちらは不動産の飛び込み営業を経て、携帯の代理店向け営業を行っていたAさんの体験談です。
しかし、結婚を考えていたAさんは長い労働時間から家庭との両立が難しいのではないかと悩んでいました。
そのため、残業が少ない会社にまたしても営業で転職しましたが、その会社には結婚したら退社するという暗黙の了解がありました。
そこで、早く帰れることを1番に、営業職であることを2番に、既婚者の勤務実績があることを3番に優先順位をつけて転職活動を始めました。
そうして見つけた仕事は、万引き防止のセキュリティタグを開発販売している会社でした。
電話やメールを中心にした営業形態なので就業時間が規則正しく、全員既婚者で編成されたチームに配属されたため結婚や出産に理解のある環境です。
年収は減っりましたが、転職の際に自分が出した条件にすべて当てはまっているので、現職の環境にとても満足しています。
体験談②
こちらは飲食店に対するグルメサービスの営業を行っていたBさんの体験談です。
それまではバリバリ働いていましたが、家庭の事情からWeb制作会社に転職してプロジェクトマネージャーの職に就きました。
そこでは「出産したら辞める可能性もある」と考え、以前より落ち着いて仕事をできました。
しかし先に転職した先輩から、オフィス見学に誘われた際、バリバリ働いている姿を見て、自分もそうなりたいと転職を決めました。
そうして転職を決めたのが、現在の会社です。
入社前から出産の意思は伝えており、入社から半年後に妊娠しました。
体調がよかったため産休に入る直前まで仕事を続け、出産してからは約1年間の育休を取得しました。
その後、育休中に会社と復帰後のキャリアについて話し合い、1年後に営業支援の企画部署に復帰しました。
【結婚後の営業職】女性が働きやすい職種とも言える
さまざまな職種がありますが、営業は女性が働きやすい職種だと言えます。
なぜならば、数字によって成果が明確に現れるため、成果を出すことで評価につながるからです。
また、1日や1週間単位でのスケジュールを比較的コントロールしやすいので働きやすいと言えます。
たとえば、家族の用事などもあらかじめスケジュールに組み込んでおけば、自分も周りも仕事がしやすいです。
この時、きちんと自分のスケジュールを周りに言うことが大切です。
【結婚後の営業職】女性が転職するときに見るべきポイント
現在営業職に就いている女性が転職する際に重視することについて、
「女性比率」「産休育休取得率」「復帰率」「残業・接待の量」の4つに分けてそれぞれご紹介します。
結婚や出産などのライフイベントに備えてワークバランスを変更したい際は、まずはその旨を直属の上司に伝えてみましょう。
そこで真摯に対応してもらえればよいのですが、会社の雰囲気によってはまともに聞き入れてもらえない場合もあります。
そんなときは思い切って転職がおすすめです。
重要なポイントについて一緒に確認していきましょう。
女性比率
女性比率が多ければ多いほど、周囲に自分のことを理解してもらいやすいでしょう。
基本的に営業は男性の比率が高いです。
しかし、メールや電話がメインの営業部署の場合は女性のみでチームが組まれていることもあります。
そういった部署なら、いざ結婚や出産に直面したときに相談もしやすいですし、周りも協力的になってくれるでしょう。
男性比率が多い場所ではそうした理解を得られないほか、男性と比べられるような発言されることもあるかもしれません。
できる限り女性の比率が高い会社を選ぶのがおすすめです。
産休育休取得率
近年、日本では女性が働きやすい職場環境を作る動きが進み、会社の福利厚生として産休と育休が用意されている会社は増えました。
しかし、重要なのは産休や育休が制度としてあるかどうかではありません。
実際に産休や育休を取得した社員がいるかどうか、取得率はどうかです。
こうした制度は比較的新しいものなので、まだ利用者がいない場合もあります。
取得率が高ければ会社側がこの制度に寛容であるとわかり、自分が取得したいときに相談もしやすいでしょう。
制度として用意されていても、実際に利用したロールモデルがいない場合は、自分がモデルとなって切り開いていく覚悟が必要になります。
復帰率
育休は1年以上の休みを取得できますが、そのあとの復帰は会社側の協力がなくてはできません。
こちらも過去に育休から復帰してキャリアを継続している先輩社員がいれば、
自分が出産を控えたときに相談できるので心強いです。
職場復帰率が高ければ、会社側もこの制度に寛容で柔軟に対応できているとわかります。
出産や子育てをしてからも、キャリアを継続したいと考えている方は、育休取得後の職場復帰率が高い会社を選びましょう。
残業・接待は多いか少ないか
結婚をすると家庭の時間を大事にしたいと考える方は多いです。
しかし、営業職に残業はつきもので、場合によっては接待の頻度も高いためどうしても家に帰る時間が遅くなってしまいます。
家庭の時間を作れないとなると、仕事と家庭の両立は難しいです。
子育てをしながら働きたいという場合でも、子どもの送り迎えができなくなるかもしれません。
そのため、家庭と仕事を両立させたい場合はなるべく残業や接待の少ない職場を選びましょう。
なるべく定時で仕事を切り上げて早く家に帰れるようにすれば、
現在より給料は下がってしまうかもしれませんが、家庭の時間を大事にできます。
女性におすすめの業界
女性におすすめな業界は教育、保険、化粧品、下着などの業界です。
これらの業界の会社は、女性の社員が多い傾向にあります。
やはり、子ども相手の仕事や女性相手の仕事だと、女性社員が多いことも納得できます。
そのため、子育てなどの理解が深い傾向にあるので、いざ結婚して子どもを授かっても、職場の人々からは冷遇されることはないはずです。
また、子どもができても自分自身のキャリアをあきらめずに済みます。
やはり会社に理解がないと、働きながら子育てをするのは難しいでしょう。
産休・育休がきちんと取れるのか、復帰後のキャリアなど出産する前や出産してからのことに関しての情報も集めておいたほうが良いです。
業界によって繁忙期なども違ってくるので、その点はご注意ください。
【結婚後の営業職】おすすめの情報の集め方
結婚後にワークライフバランスを変えたいと考えている方は、どうすればいいか事前に情報を集める必要があります。
転職を機に変える場合は、会社の女性比率、産休育休取得率、復帰率、残業時間などについて
口コミサイトやキャリアアドバイザーを通じて調べる手段がおすすめです。
また、直接社員の方に聞いてみるというのも生の声が聞けておすすめです。
ここからは、最後にそれぞれの調べ方についてご紹介していきます。
なるべく早めに調べ始めて、いつでも行動できるように準備しておきましょう。
口コミサイトで調べる
会社の公式ホームページから福利厚生などの情報は得られますが、その実情まではわかりません。
そこで、実際にその会社の社員が書き込む口コミサイトを調べると、生の声が聞けて有効です。
福利厚生として産休育休制度があっても実際の取得率が低かったり、
残業時間の少なさを公式ホームページではアピールしていても部署によっては残業が多かったり、
公式の情報からは知り得ない情報がたくさん書き込まれています。
口コミサイトはオープンワークスやエンライトハウスがおすすめです。
オープンワークスは条件によっては企業からスカウトも受けられます。
スカウトを希望する方は基本情報とWeb履歴書を作成しておきましょう。
エンライトハウスは年間5,000万ユーザーが利用する口コミプラットフォームです。
1,330万件以上の口コミが掲載されている国内最大級の規模を有しています。
キャリアアドバイザーに相談する
転職を考えている場合は、自分だけで会社を探すよりもキャリアアドバイザーへ相談すると、
より効率的に条件の合致する会社を探せます。
またキャリアアドバイザーに依頼すれば、一般には募集をかけていない求人も提示してもらえるので、より好条件の会社が見つかる可能性もあるのです。
キャリアアドバイザーは基本的に利用料は無料なのもおすすめポイントです。
迷っている方はひとまず相談してみることをおすすめします。
国内のキャリアアドバイザーは
ビズリーチ、リクルートエージェント、マイナビエージェント、doda、ベンチャーセールス
などが有名どころです。
履歴書や職務経歴書の作成を手伝ってもらえるほか、面接対策も対応してもらえるため、はじめての転職で不安な方にもおすすめです。
社員の方に聞いてみる
転職先の会社に目星がついているならば、直接その会社の社員に質問してみることもおすすめです。
やはり公式サイトには載せきれていない情報も多いので、直接質問することで明確に知りたいことを答えてもらえます。
その会社に知り合いがいて気軽に連絡が取れる場合は問題ありません。
しかし特にそういったコネクションがない場合は、会社説明会や面接のタイミングで質問する必要があります。
少々ハードルは上がりますが、実際にその会社で働いている人に直接質問できるので、確実な答えをいただけることがメリットです。
しかし、せっかく面接にまで進んで条件にまったく合わないことが発覚すれば、それまでの時間は無駄になってしまいます。
そのため、上述した口コミサイトやキャリアアドバイザーも併用して情報を集めるようにしましょう。
まとめ
今回は営業職の女性が結婚してからのキャリアについてご紹介しました。
結婚後も営業職を続けてキャリアを継続している方はたしかにいます。
しかしそれを実現させるためには自分の意思だけではなく、会社の協力が必要不可欠です。
そんな女性でも働きやすい環境を手に入れるためにはしっかり会社と相談して、実現が難しそうなら転職を検討しましょう。
そして転職の際はキャリア、家庭、年収の3つに自分なりの優先順位をつけて、条件に見合った会社を探してください。
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