【不動産売買仲介】高収入を目指すなら不動産売買仲介に転職!メリット・デメリットや向いている人の特徴など徹底解説!

【不動産売買仲介】高収入を目指すなら不動産売買仲介に転職!メリット・デメリットや向いている人の特徴など徹底解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【売買仲介への転職】そもそも不動産売買仲介とは?
  3. 【売買仲介への転職】賃貸営業との違い
  4. 【売買仲介への転職】売買仲介に求められるスキル
  5. 【売買仲介への転職】売買仲介のメリット・デメリット
  6. 【売買仲介への転職】売買仲介で成果を出すためのコツ
  7. 【不動産売買仲介への転職】不動産売買仲介に向いている人
  8. 【売買仲介への転職】売買仲介の魅力・やりがい
  9. 【売買仲介への転職】売買仲介の転職事情
  10. 【売買仲介への転職】売買仲介への転職に求められるもの
  11. まとめ

はじめに

営業をするなら不動産業界に転職したいと考えている方、意外に多いのではないでしょうか。

不動産業界は給与がいい、仕事が面白そう、不動産売買仲介なら若くして稼げるなど、興味を持つ方は少なくありません。

もっとも、不動産営業には大きく分けると不動産売買の仲介と賃貸営業があります。

それぞれどう違うのか、気になる年収や魅力・やりがいから賃貸営業の違いまで徹底解説していきます。

【売買仲介への転職】そもそも不動産売買仲介とは?

不動産業界にも分野がありますが、そもそも不動産売買仲介とはどんな仕事なのでしょうか。

不動産売買ではなく、仲介とついている点も気になります。

不動産売買は不動産販売とも言い、勤務先となる企業が売主となって土地や建物の販売を行います。

これに対して、不動産売買仲介は「物件を買いたい人に対して営業活動を行い、マンション・アパート・戸建て住宅などを売る仕事」および「不動産を売りたい人の依頼を受けて買主を探す仕事」です。

買主と売主の間に立って不動産売買契約の仲介を行い、仲介手数料を得る業種になります。

不動産業界にはほかにも賃貸営業や不動産販売が存在しますが、詳しくは以下の記事をご覧ください。

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【売買仲介への転職】賃貸営業との違い

不動産営業に転職を考える場合、売買仲介の営業か賃貸営業かで悩む人は少なくありません。

どのような違いがあるのでしょうか。

売買仲介の営業は土地や建物の所有権の取引をサポートするものです。

不動産を買いたい人と売りたい人のマッチングを行い、売買契約の締結を仲介します。

これに対して、賃貸営業は土地や建物を貸したい人と借りたい人をマッチングさせ、賃貸借契約の締結を仲介する仕事です。

よく比較して、自分が求める営業スタイルや将来像を考えるのがおすすめです。

売買仲介の年収・仕事内容

●売買仲介の年収

・年収600万~2,000万円

●売買仲介の仕事内容

・売主からの依頼を受け販売活動を行う

・宣伝広告や問い合わせ対応

・オープンハウスの運営

・現地同行、内覧案内・売買条件の交渉

・売買契約の締結に立ち合い、重要事項の説明などを行う

・売買契約は基本的に何千万円、数億といった大きなお金が動く

・ローン契約のアドバイスやサポートもしなくてはならない

・登記の移転手続きのサポートなども必要

賃貸営業の年収・仕事内容

●賃貸営業の年収

・年収300万~600万円

●賃貸営業の仕事内容

・貸主からの依頼を受け募集をかける

・借りたい人からの問い合わせ対応

・内覧同行

・借主の審査

・賃貸借契約は家賃を継続的に支払う契約であり、どんなに高額の家賃でも100万円程度

・ローンや登記といった手続きは必要なし

売買仲介と賃貸営業にはかなり違いがある

賃貸営業と売買仲介の営業にはかなり仕事に違いがあるため、不動産売買で将来的に稼ぎたいなら売買仲介への転職がおすすめです。

ただし、売買仲介の営業では賃貸営業に比べて、「民法」「建築基準法」「金融知識」をはじめ、その他の法律的知識などが求められます。

賃貸営業でも、貸主側をメインにサポートする場合は、法律知識や税金の知識も必要ですが、借主メインなら、あまり使う機会はありません。

これに対して売買仲介は、より専門的な知識が必要になります。

【売買仲介への転職】売買仲介に求められるスキル

不動産売買仲介の仕事は営業職と重なるものが多いため、求められるスキルも営業職と似ていると考えて良いでしょう。

しかし、ときには不動産売買仲介ならではのスキルを求められるため、一般的な営業職として活躍していた人でも、不動産売買仲介で活躍するためには新たなスキルを獲得しなければならない場合もあります。

不動産売買仲介として成果をあげるために、特に必要なスキルは、「コミュニケーション能力」「税金の知識」「接客や営業の経験」の3つです。

なぜこれらのスキルが求められるのか、それぞれ解説します。

コミュニケーション能力

不動産売買仲介に求められるスキルの1つは、コミュニケーション能力です。

不動産売買仲介の重要な仕事の1つは、ヒアリングをして顧客の要望を引き出すことです。

そのためには、顧客が話しやすい雰囲気を作って適切な相づちを打つなど、高度なコミュニケーション能力が求められます。

また、不動産売買仲介が関わるのは、売主・買主といった個人顧客ばかりではありません。

ほかの不動産会社や金融機関、保険会社などさまざまな業種・さまざまな立場の関係者とやり取りをする必要があります。

特に不動産という高額の商材を扱うため、コミュニケーションを通して顧客や関係者から信頼を獲得しなければなりません。

そのため、相手や状況に合わせて臨機応変に対応できるコミュニケーション能力が必要なのです。

税金の知識

不動産売買仲介として働くうえで、税金の知識も必要とされます。

不動産売買を行うときには、確定申告や控除の申請など、税金に関する手続きが必要になります。

こうした手続きは煩雑なうえ、普段の生活では触れる機会が少ないため、不動産売買を行うお客様が特に不安を感じる部分です。

不動産売買仲介はそうしたお客様から税金について質問を受ける機会が多いため、不動産売買に関する税制の基礎知識を身につけておきましょう。

質問に的確に答えられれば、お客様からの信頼感もアップします。

もちろん、不動産売買に関する税制をすべて暗記する必要はありません。

その代わり、質問されたときにすぐ答えられるよう、あらかじめ資料を用意してすぐ提示できるようにしておくなど、準備をおこたらないようにしましょう。

接客や営業の経験

接客業や営業職の経験・スキルは、不動産売買仲介として働くうえでも大いに役立ちます。

接客業や営業職で身につけたビジネスマナーやコミュニケーション能力、顧客のニーズを引き出すテクニックなどは、不動産売買仲介にも欠かせないスキルです。

不動産売買仲介は不動産という高額商材を扱うため、顧客や関係者から信頼を得ることが重要ですあるため、基本的なビジネスマナーを身につけて社会人として常識的に振る舞うことが求められます。

また、ヒアリングにより顧客の要望を引き出すテクニックは、あらゆる業界の接客・営業職にとって欠かせないスキルです。

不動産業界は未経験でも、こうしたスキルを持っていれば即戦力として活躍できる可能性が高いでしょう。

【売買仲介への転職】売買仲介のメリット・デメリット

ここまでは不動産売買仲介の仕事内容を賃貸営業と比較しながら解説してきました。

それぞれに営業職としての特徴がありました。

ここからは不動産売買仲介のメリット・デメリットを紹介していきます。

売買仲介のメリット

まずは売買営業のメリットを紹介します。

売買営業のメリットとしては、収入が高い、自由にスケジュールを決められる、営業スキルが身につくなどが挙げられるでしょう。

不動産業界といっても、不動産売買や仲介、ディベロッパー(発注者)、ゼネコンなど多種に分かれます。

その中でも、売買は住まいを直接サポートする仕事であり、人のために役立っているという満足感が得られる職種と言えるでしょう。

また、経歴や年齢に関係なく実力で活躍できる仕事になります。

収入が高い

メリットの1つ目は収入が高いということです。

同年代の一般的な仕事に比べると不動産売買の営業は収入が高い傾向にあるでしょう。

その要因として、売上に応じた歩合がもらえる会社が多いということが挙げられます。

売上にノルマがあるためプレッシャーも大きいですが、インセンティブが多いため、結果を出せば出すほど収入が高くなるのです。

また、不動産の購入は顧客にとっても大きな買い物になります。

綿密なコミュニケーションを取り、納得して購入いただけると感謝され、次の顧客まで紹介してくれる可能性も期待できるでしょう。

自身の頑張りがそのまま収入に直結するので、仕事に対するやりがいもあります。

最近は個人事業主としても働く人が増えており、より人気が高い仕事の一つと言えるでしょう。

自由にスケジュールを決められる

メリットの2つ目として自由にスケジュールを決められる点があります。

お客様や業者とのアポ、役所調査のスケジュールなどのスケジュールがあり、1つの案件に対して自分でスケジュール管理をすることが必要になるでしょう。

通常の会社では、ある程度決められたスケジュールをこなす業務が多いですが、不動産の場合は結果が収入に大きく影響するため、自身の限界までスケジュールを調整できます。

また、案件数が多くなることで余裕がなくなる可能性がありますが、手帳や携帯などのスケジュール管理をうまく利用して対応しましょう。

自分でスケジュールを決められて、休みも自由になるため、スケジュール調整しやすくなります。

自由度が高くなる分、自己管理能力も必要になるため、意識した管理が大切です。

営業スキルが身につく

メリットの3つ目は、営業スキルが身につくということです。

高額な商品やサービスを取り扱うため、しっかりとした知識や経験がないと成約が取れません。

宅地建物取引士やファイナンシャルプランナー(FP)など、資格を持っているだけで給料がアップする可能性もあります。

また、営業のノウハウを身につけることができるのも特徴の一つと言えるでしょう。

不動産業界では、いかに売り手や買い手の心を掴むかが重要になります。

そのため、相手の懐に入るコミュニケーション能力や論理的思考などを身につける必要が出てきます。

また、不動産売買の営業でも、コンサルタントや管理、必要であれば設計などの職種の人とコミュニケーションを取る必要があるでしょう。

その時に、顧客の要望ややりたいこと、期日を明確に管理できることで仕事の幅が広がります。

売買仲介のデメリット

次に売買営業のデメリットを紹介します。

メリットがあればデメリットもあるのが仕事です。

売買営業のデメリットとして、責任が重くプレッシャーが大きい、専門知識が多いなどがあります。

自身の売上目標が明確に定められているのが不動産売買の特徴で、人によってはプレッシャーに感じる方も多いでしょう。

また、専門的な知識が必要になり、セミナー参加や資格の取得など勉強する必要があります。

そのため、休日も仕事に関することに時間を取られる場合が多いでしょう。

責任が重くプレッシャーが大きい

デメリットの1つ目として、責任が重くプレッシャーが大きいことがあります。

成果が明確で目標がはっきりしている分、達成できなければプレッシャーは大きくなるでしょう。

歩合制であるため、仕事におけるノルマ以上の数字を達成することが必要になります。

ただ、初めのうちは決められた数字を達成することも困難になる可能性があります。

また、引っ越しシーズンなどの繁忙期になれば残業なども当たり前になってくるでしょう。

精神面だけでなく、体力面でもプレッシャーを感じるケースは少なくありません。

さらに、不動産業界では、企業によっても雰囲気や独自のルールがあり、自身を馴染ませる必要があります。

また、大金を扱う業界のため、お金に関する不祥事が定期的に発生するのも業界の特徴です。

誠実に真面目に仕事に取り組み続けるメンタルも大切になるでしょう。

ノルマやプレッシャーが苦手だという方は、賃貸仲介の営業が向いているかもしれません。

賃貸仲介の営業について気になった方は以下の記事も参考にしてみてください。

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専門知識が多い

デメリットの2つ目として、専門知識が多いという点です。

不動産売買の仕事をするうえで不動産や法律に関するさまざまな知識が必要になります。

そのため、転職初期の段階や不動産業界への転職が決まったら、専門的な勉強が必要になるでしょう。

宅建やマンション管理、不動産コンサルやファイナンシャルプランナーなど、不動産業界には持っていたほうが良い資格が数限りなくあり、加えて法律に関する知識も身につける必要があります。

もちろん、すべての資格が必要になるわけではないですが、ご自身が目指す営業職につながるものは取得したほうが良いでしょう。

また、知識が多い分、顧客にさまざまな角度から提案できます。

より多くの提案力を持っていることでどんな顧客とでも信頼関係が築け、収入アップにつながるでしょう。

【売買仲介への転職】売買仲介で成果を出すためのコツ

不動産売買仲介は収入が高い一方、ノルマを達成するために残業が多くなるケースもあり、大変な仕事です。

しかし、コツを押さえて効率良く仕事をすれば、限られた就業時間内でも十分な成果を出すことができます。

そのコツとは「対象の地域を絞り込む」「売買事例の研究を徹底する」「顧客の要望をヒアリングする」の3点です。

これらのコツを押さえることで、時間を効率的に使えるうえ、成約率も上げられるようになります。

なぜこの3点が重要なのか、それぞれ解説します。

対象の地域を絞り込む

営業する対象地域を絞り込んで、その地域に特化した不動産売買仲介になることで、成果を出しやすくなります。

「古くから住んでいる住民が多く、古い不動産も多い」「住民の入れ替わりが激しく不動産の流通量が多い」など、地域によって不動産をめぐる情勢は大きく異なるのです。

そうした地域の事情は第3者からは見えにくいことも多いですが、そこに住んでいる顧客から情報を得られれば、その情報をもとに地域に合った営業活動を行えます。

より地域に密着して営業活動を行うために、対象地域を絞り込んでその地域のスペシャリストになりましょう。

また、対象地域が限定されていれば、物件の下見や内覧の案内などの際に移動距離・時間を削減できるため、営業の効率化にもつながります。

売買事例の研究を徹底する

営業対象地域で過去に取り引きされた不動産の売買事例を、徹底的に研究しましょう。

不動産の相場や人気物件の傾向など、過去の事例からはさまざまなデータを読み取れるため、営業戦略を立てるのに役立ちます。

また、対象地域で複数の不動産を所有している有力なオーナーがいれば、その情報を把握しておくことも重要です。

不動産の見積もりを提示する際、過去事例や情報を根拠として説明することができれば、お客様からの信頼も得られます。

たとえ競合他社の方が高い見積価格を提示していたとしても、「それでは相場より高すぎて買い手がつきにくい」など根拠を示して説明できれば、顧客から「地域に精通している、信頼できる」と判断されて媒介契約を結べる可能性が高まります。

顧客の要望をヒアリングする

不動産売買仲介で成果を出すためには、顧客の要望をヒアリングすることも重要です。

特に顧客が現在の住まいに対して抱いている不満や不安・不動産を購入したい理由・将来への展望など、うまく引き出せればニーズに適した不動産を提案できるため、契約を得られる可能性が高くなります。

また、ヒアリングを通して顧客自身が気づいていなかったこだわりや、本音に気づくこともあるでしょう。

本音を引き出すためには、トークスキルを磨くだけではなく、不動産売買仲介として信頼を得られるだけの知識や誠実な態度も求められます。

もちろん、ヒアリングで顧客の要望を引き出したら、それが満たせる物件を的確にピックアップできる引き出しの多さも必要です。

【不動産売買仲介への転職】不動産売買仲介に向いている人

ここまでは賃貸営業との違いや、売買仲介のメリット・デメリットについて見てきました。

不動産売買は高収入も望めて、その後のキャリアアップにも活かせる魅力的な職種だと言えます。

それでは、不動産売買仲介に向いているのはどのような人なのでしょうか。

ここでは不動産売買仲介に向いている人の特徴を解説していきます。

目的意識が強い

不動産売買仲介の仕事は高収入でスキルが身につくなどの魅力がある一方で、ノルマや飛び込み営業などきつい仕事もこなさなければなりません。

売買仲介の営業はインセンティブ制のため、頑張って成果を上げれば1000万円以上稼ぐこともできます。

そのため目的意識が強い人はきつい仕事も頑張ることができ、売買仲介の営業に向いていると言えます。

「稼ぎたい」「独立したい」などの目的がはっきりとしている人には最適な職種です。

メンタルが強い

不動産売買仲介の営業では、飛び込み営業やテレアポを行うこともあります。

これらの営業手段は、お客様に断られてしまうことも多いです。

なかなか成果が上がらずノルマを達成できないこともあるでしょう。

しかし辛いことも乗り越えられる強いメンタルがある人は、挫けることなく挑戦し続けるため最終的に成果につながりやすくなります。

成果を出すために辛いことも乗り越えられる精神力がある人は、売買仲介に向いているでしょう。

知識やスキルを身につけたい

不動産売買の仲介業務では様々な専門知識が必要になります。

売買仲介の営業で成果を上げるためには、日頃から仕事をしながら勉強することが多くなります。

そのため、知識やスキルを身につけたいという思いがある人には最適な職種になります。

特に将来、独立などを目指している人は売買仲介での営業経験がその後のキャリアに大きく役立つことでしょう。

【売買仲介への転職】売買仲介の魅力・やりがい

転職するには職種や仕事に魅力ややりがいがないと続きません。

不動産売買仲介の魅力・やりがいはどのような点にあるでしょうか。

ここでは、主な魅力・やりがいとして、実力次第で高収入を得られる、扱う商材の規模が大きい、さまざまな人と接することができる点について詳しくご紹介します。

実力次第で高収入を得られる

不動産売買仲介の魅力・やりがいの一つは、実力次第で高収入を得られることです。

先ほどのメリットでも述べたように、インセンティブの割合が大きいため、実力があって成果を上げられれば若くして高収入を得られるのが魅力です。

ただし、会社によって歩合率が異なるため注意しなくてはなりません。

転職の時、歩合率について気にしてみると、きちんと稼げる会社か見分けられます。

売買の仲介手数料のうち、どのくらいの割合が営業職に入り、どのくらいが会社側の収入になるのか、歩合率をチェックしましょう。

大手だから歩合率が高いとは限らず、不動産ベンチャーで、未経験から入っても億プレイヤーを多く出しているケースもあります。

メインに扱う不動産のジャンルによっても異なるため、営業職の収入実績も調べてみるのがおすすめです。

扱う商材の規模が大きい

不動産売買仲介の魅力・やりがいの2つ目は、扱う商材の規模が大きいことです。

マイホームなら何千万円、事業用ビルや投資用不動産なら数億円という規模になり、賃貸営業の家賃の額とは全くレベルが違います。

大きな取引を成立させることは責任感も重くなるものの、やりがいや達成感は大きいです。

少しでも安い家賃がいいという若い社会人や学生相手に賃貸営業をするより、富裕層の売主や資産を増やしたい投資家を相手にしたビジネスはやりがいがあります。

マイホームの売買の場合も、人生で一番大きな買い物と言われる、家族の生活や人生にかかわるお手伝いができ、ビジネスの規模や目的もやりがいの一つになります。

さまざまな人と接することができる

不動産売買仲介の魅力・やりがいの3つ目は、さまざまな人と接することができることです。

不動産売買では今すぐ売りたい、買いたいといったスピードを求める人だけでなく、じっくり検討しながら行いたい方もいます。

また、ライフスタイルに合った不動産探しなどのため、不動産の話だけでなく、雑談や趣味、仕事、過去の思い出、人生など、さまざまな話をすることになります。

コミュニケーションを取ることで、お客さんとの絆や信頼関係が生まれ、金額の大きな取引も任せてもらえるようになるのです。

気に入ってもらえたお客さんには、別のお客さんを紹介してもらえることもあるので、出会いは大切です。

不動産を巡ってさまざまな事情を抱えた人など、多くの人と知り合える面白さも仕事の魅力です。

【売買仲介への転職】売買仲介の転職事情

不動産売買仲介に転職するか検討するうえでは、選べるだけの豊富な求人があるか、現在の収入や将来の収入の面で業界としての安定性や将来の動向も検討しなくてはなりません。

コロナ禍で経済的な余裕がない人が増えることやステイホームのため、不動産売買の動きが鈍っていないか気になるところです。

この点、コロナ禍でも不動産売買仲介の求人動向は増加傾向にあります。

主な理由としては以下の2点が挙げられます。

1.テレワーク推進による郊外需要増
2.大阪万博など国際イベントに向けた宿泊施設・商業施設需要

テレワークにより、家賃の高い都心や狭い都心のマンションに暮らすより、郊外の広い一戸建てに住み替える動きが高まっているのです。

また現在はコロナ禍で低迷している業界も、将来のイベントに向けて潜在需要があります。

【売買仲介への転職】売買仲介への転職に求められるもの

では、不動産売買仲介への転職に求められるものはどのようなことでしょうか。

いかに求人があっても、未経験で採用されるのか、書類や面接でどんな点をアピールすれば選考に通るのか、確認しておくことが必要です。

不動産売買仲介への転職に求められるものとしては主として、コミュニケーション力、タフさ、前職での実績、資格の取得が挙げられます。

詳しく見ていきましょう。

コミュニケーション力

不動産売買仲介への転職に求められるものの一番は、コミュニケーション力です。

コミュニケーション力は不動産売買仲介に限ったことではなく、営業力の基礎です。

お客様が求める理想の物件をヒアリングしたり、契約交渉を行ったり、契約手続きをスムーズに進めるうえでもコミュニケーション力は欠かせません。

不動産売買仲介は1社に任せず、複数に依頼することもできますし、いかに売主、買主のために時間や手間をかけて頑張っても、成功報酬制のため、契約が成立しない限り、成果にはつながりません。

コミュニケーションの不足で他社に流れてしまう場合や途中で依頼を断られるリスクもあります。

コミュニケーション力が、うまく成約につなげられるかを左右するのです。

タフさ

不動産売買仲介への転職に求められるものの2つ目は、タフさです。

精神的なタフさと肉体的なタフさの両面が求められます。

精神的タフさとは、高いノルマや失敗の繰り返しにも負けない粘り強さです。

売主や買主と良好な関係が築けて、契約成立に向けてうまくいっているように思えても、急に断られることも少なくありません。

何が問題だったのか振り返って分析し、次に活かすことや失敗しても前向きに次に進めるタフさも必要です。

肉体的タフさは、大きくなりがちな仕事の負担に耐えられるかです。

不動産売買仲介の営業では、不動産所有者のリストを使って、夜間も電話営業をし続けることやノルマの達成のために訪問営業をするなど、動くことが求められます。

前職での実績

不動産売買仲介への転職に求められるものの3つ目は、前職での実績です。

必ずしも、不動産業界での営業実績は必要ありません。

他業界や他業種における営業実績でも良いですし、営業未経験でも前職で売上に貢献するような工夫や戦略的に動いた行動などがあればアピールすべきです。

営業職の経験があっても、成果が出せていなければ意味がないですし、普段は開発や制作の仕事をしていても、コンペでプレゼンをして他社に勝った実績があるなど、成果が出せた実績があれば積極的にアピールしましょう。

そのうえで、なぜ未経験で異業種から不動産売買仲介の営業に転職しようと考えたのか、どのように成果が出せると考えているかアピールすることが大切です。

資格の取得

不動産売買仲介への転職に求められるものの4つ目は、資格の取得です。

賃貸営業では必ずしも必要ではありませんが、不動産売買仲介の場合、宅地建物取引士・運転免許・ファイナンシャルプランナーは転職前にとっておけると有利となります。

宅地建物取引士の資格がないと、売買契約時の重要事項の説明ができません。

営業はできても、最終的な契約の場面で、上司など宅地建物取引士の資格を持つ人に対応してもらわなくてはなりません。

やはり、お客さんとの信頼を得るためにも最初から最後までサポートできるほうがベストです。

また、不動産売買仲介に必要な専門知識を得るためにも、宅地建物取引士の勉強がおすすめです。

顧客の案内や売主への訪問などのために運転免許も必要ですし、税金や相続、ローンや生命保険の知識も必要なので、ファイナンシャルプランナーの勉強をして、資格が取得できると有利になります。

まとめ

不動産売買仲介への転職を考えるにあたっては、メリットやデメリット、やりがいや賃貸営業の違いも知っておくことが必要です。

売買仲介の営業の年収は600万〜2,000万円、賃貸営業の場合は300万〜600万円と収入面では、圧倒的に売買仲介が高収入です。

不動産売買仲介の魅力・やりがいとして実力次第で高収入を得られ、扱う商材の規模が大きく、さまざまな人と接することができます。

不動産売買仲介への転職に求められるものとして、コミュニケーション力、タフさ、前職での実績、資格の取得がポイントです。

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