【ビジネスマナー決定版】営業職が今こそ身につけるべきビジネスマナー大全

【ビジネスマナー決定版】営業職が今こそ身につけるべきビジネスマナー大全

目次
  1. はじめに
  2. 営業のビジネスマナー【基本編】
  3. 営業のビジネスマナー【訪問編】
  4. 営業のビジネスマナー【オンライン編】
  5. 営業には事前準備も重要
  6. まとめ

はじめに

営業の仕事では人と接するのがメインなので、マナーは大切です。

ここ数年ではオンラインで画面越しの会話も多くなってきているため、適切なマナーの身についていない新人が増加傾向にあります。

マナーはすべてではありませんが、成功している営業マンは必ずビジネスマナーが徹底できているものです。

そこで今回は、営業が今こそ身につけるべき、ビジネスマナーについてご紹介いたします。

営業になりたての方は、ぜひとも参考にしてみてください。

営業のビジネスマナー【基本編】

ビジネスマナーにはさまざまな項目があります。

その中でもすぐ身につけられる基本のマナーからご紹介いたします。

誰でもできる簡単なものなので、さっそく取り入れるようにしましょう。

簡単なマナーですので、裏を返せばできていない方は非常に目立ってしまいます。

マナーのしっかりとしている方であれば、取引先の担当者も気持ちよく取り引きができると感じるため、重要です。

身だしなみに関する部分も含まれています。

見た目は、マナー習得の第一歩なのです。

身だしなみ

マナーといえば、所作をイメージするかもしれませんが、見た目も含まれます。

特に初対面ですと、見た目から受ける印象は非常に大きいものです。

飛び込み営業をする営業であれば、特に注目すべきマナーとなります。

全体的に、清潔感があるかどうかがポイントです。

おしゃれであればよいというわけではなく、相手に不快な印象を与えないことが求められるのです。

そのポイントを念頭におきつつ、身だしなみに関してのマナーをすぐに取り入れるようにしましょう。

髪型

髪型は、基本的には短髪がおすすめです。

特に前髪や耳周りがスッキリしているヘアスタイルであれば、清潔感があるため好印象となります。

季節に関係なく、さわやかな印象を与えられるのは、短髪の魅力でしょう。

どなたにも似合う髪型ですので、すぐにでも取り入れられます。

長髪でも似合う方であれば、問題ないかもしれません。

しかし短髪にと比べれば似合う方が限られてしまうことと、不潔に感じられてしまいやすいので避けましょう。

髪型だけでなく、髪色も大切です。 現代においては、もはや茶髪も当たり前に等しいですが、営業としては黒髪が無難です。

見た目の良し悪しだけでなく、それを見た相手がどう捉えるかという部分を気にしなければなりません。

そのため黒髪がおすすめです。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

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髭・爪・歯の手入れ

営業は会話をする際、常に顔を見られます。

そして、気になってしまうのが髭です。

髭もしっかりと手入れをすれば、おしゃれに仕上げられます。

しかし清潔感を最大限注意するのであれば、髭はないほうがよいでしょう。

毎日丁寧にお手入れをして、一切髭がはえていない状態を心がけるのがおすすめです。

もともと髭が濃い方であれば、脱毛をすれば手入れの手間も解消されるでしょう。

歯に関しても同様です。

会話の際に見られる部分です。

常に見られているという意識でケアをしましょう。

清潔感という観点では歯による影響は、大変大きなものとなります。

黄ばみや歯並びだけで清潔感は減少してしまいますので、気をつけなければなりません。

また、爪に関しても意外と見られています。

伸びた状態のままになってしまわないように、しっかりと整えておきましょう。

服装

ここでは、男性営業職の服装のポイントを解説します。

営業での男性の服装は、基本的にスーツが無難です。

誰に対しても失礼のないよう、清潔感と品の良さを重視します。

上下の組み合わせや、ネクタイ・シャツ・靴など、それぞれの相性にも気を配りましょう。

服装は、外見の中でも大きな面積を占めています。

そのため、服装によって人の印象は大きく変わるので、とても大切なポイントです。

また、女性の服装については以下の記事を参考にしてください。

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スーツ・ワイシャツ

服装に関しても清潔感は非常に重要なポイントです。

基本的にスーツが無難です。

誰が見ても好感をもつような品のよいスタイルを心がけましょう。

シャツに関しても清潔感を重視し、しっかりとアイロンがけをした、しわのない状態がベストです。

男性ですとネクタイを着用しますが、スーツやシャツとの相性にまで気を配りましょう。

無難な組み合わせで問題ありませんが、色の組み合わせ次第では印象を悪くしてしまう恐れもあります。

自己満足になってしまわないように、見られていることを意識しながらコーディネートするとよいでしょう。

ビジネスシューズにはいくつもの種類が存在しています。

その中で無難なものとしては、2つのタイプがあげられます。

1つは「ストレートチップ」です。

爪先部分にストレートな切り替えが入っているタイプで、さまざまなシーンで活用できるでしょう。

もう1つは「プレーントゥ」です。

こちらは切り替えや模様などが一切入っていない、シンプルなタイプです。

ストレートチップに比べるとカジュアルな印象を与えるので、かしこまりすぎないようにしたいときにおすすめです。

ネクタイ

ネクタイは形に関して違いはないので、デザインと結び方がポイントとなります。

まずデザインに関しては、スーツとシャツとの組み合わせを気にしましょう。

夏場であっても、ジャケットを着用することが多いものです。

色やデザインでネクタイだけが悪目立ちしてしまわないように、注意しましょう。

ネイビー系であれば無難にまとまりますので、こだわりがなければおすすめです。

結び方に関しては、さまざまな種類があります。

その中で、まずおすすめなのは「プレーンノット」です。

細いほうを下げた状態にして、太いほうを細いほうに2周巻きつけて、最後に巻きつけた輪の中に通せば完成します。

非常にシンプルな結び方なので、はじめての方にもおすすめです。

もう1つは「セミウィンザーノット」です。

左右が対照的になるので、美しい仕上がりになる結び方となります。

細いほうを短めにした状態で、太いほうをまずは首の上から通します。

そして首の下から通し、最後にループ部分に差し込めば完成です。

そのほかの結び方などについては、以下の記事をご覧ください。

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言葉遣い

言葉遣いも重要です。 特に新人のときは、ついつい学生気分が抜けていないのか、普段の言葉遣いが出てしまいがちでしょう。

しかし営業として、取引先との会話はビジネスです。

その場にふさわしい言葉遣いをしなければなりません。

音とオフで切り替えられる方もいるかもしれませんが、器用な方でなければ難しいでしょう。

ついつい気が緩んでしまったときに、メッキが剥がれてしまいます。

そのためプライベートなど、普段から常に言葉遣いには気をつけるとよいでしょう。

そうすればしっかりとした言葉遣いも身につきますし、その結果印象もよくなります。

「ら抜き言葉」をはじめ、日常生活では許されるもののビジネスでは、ふさわしくない言葉遣いもあります。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

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二重敬語はNG

意外と盲点になるのは「二重敬語」です。

たとえば「ありますでしょうか」という、言葉遣いをどう思いますか。

問題ないと思った方は要注意です。

「ありますでしょうか」の「あります」と「でしょうか」は、どちらも丁寧語なので二重敬語です。

正しくは「ありますか」となります。

また同様に、「ございますでしょうか」という言葉については、「ございますか」となります。

このように、当たり前のように使ってしまっている二重敬語は、気づきにくいものの正しくありません。

しっかりと気をつけるようにしましょう。

バイト敬語はNG

「バイト敬語」に関しても注意が必要です。

アルバイトなどで当たり前のように使われているものの、実際には正しくない言葉遣いのことを指します。

たとえば「よろしかったでしょうか」という言葉を、接客業のアルバイトで使用している方も多いでしょう。

しかし、これは誤った言葉遣いです。

正しくは「よろしいでしょうか」です。

そのほかにも「了解しました」という、言い回しをする方もいるでしょう。

これも正しくありません。

正しくは「かしこまりました」あるいは「承知しました」と言います。

営業のビジネスマナー【訪問編】

営業マンの基本はオフラインでのマナーです。

直接、取引先の企業を訪問し、対面で営業をします。

実際、同じ場にいるわけですから、マナーに関してはしっかりと見られているでしょう。

新人の方ほど、オフラインの営業経験は不足しているかもしれません。

本番で失敗しないために、しっかりと身につけるようにしましょう。

営業に対する印象として、どれも当たり前レベルのマナーです。

できていないとマイナスになってしまいますので、要注意です。

商談・訪問前のマナー

商談や訪問の前に関するマナーは「必ずアポイントを取る」ことが、重要だといえます。

飛び込み営業という言葉がある通り、アポイントを取らず、不意打ちのように突然押しかけて、営業をする手法も存在しています。

営業成績のことを考えれば、必要なこともあったでしょう。

しかし、マナーにおいては最低の行為となります。

企業側に予定などがあるのは、容易に想像できることです。

それを無視して押しかけるのですから、その時点で印象も最悪となります。

詳しくは以下の記事も参考にしてください。

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アポイントは相手の迷惑にならない時間帯を指定する

アポイントさえ取ればよいわけでもありません。

営業のスタンスとしては時間を割いてもらったうえで、話を聞いていただくのが基本です。

アポイントの時間帯に関しても、相手にとって迷惑ではない時間帯にするようにしましょう。

たとえば正午は基本的にお昼休みの時間帯なので、その時間帯を避けるのがマナーです。

そのほかにも相手側が忙しいであろう時間帯を避ければ、アポイントを取れる確率も高まるでしょう。

厳しい企業であれば、アポイントの取り方ですでに評価されてしまいます。

商談の場だけでなく、そこに至るまでに関しても、マナーを徹底するようにするべきです。

また、連絡した日からアポイントの日が空く場合、先方が忘れてしまっている場合も考慮しなくてはいけません。

先方が忙しい場合や、こちらの営業をそれほど重要視していない場合に起こり得ることです。

時間を割いてもらえなければ、せっかく準備していたプレゼンや商談ができなくなってしまうかもしれません。

日にちが空く場合は、前日か当日の朝に、電話でアポイントの確認を行うと丁寧です。

あらためて予定をうかがうというよりは、約束の時間を確認し、挨拶をする形が良いでしょう。

到着する時間は15分前が最適

アポイント当日、訪問する時間に関しても注意しなければなりません。

当たり前ですが時間ジャストの到着は、マナーとしてはありえないことです。

交通状況や直前のスケジュールの関係で、想定よりも遅くなってしまうことはよくあります。

それにもかかわらず、時間ジャストに到着するつもりで行動してしまうと、遅刻する確率は非常に高くなってしまいます。

理想的な時間としては15分前の到着です。 少し遅れても影響しませんし、時間通り到着した場合には、しっかりと準備を整えられる余裕も生まれるでしょう。

到着から10分後、約束した時間の5分前に受付を済ませるのがスマートです。

それでも万が一遅れてしまいそうな場合には、必ず電話で連絡をしましょう。

その際、つい少しでも早い時間を伝えてしまいがちです。

しかしここでも到着予定時間に対して、15分ほどの余裕を見ておきましょう。

訪問先に入る前にコートは脱ぐ

冬などの寒い時期には、スーツの上からコートを羽織っているかもしれません。

その場合は訪問先へ入る前に、脱ぐのがマナーです。

何も考えず室内に入った段階で脱ぐのは、失礼にあたります。

訪問先へ入る前にコートを脱いだうえで、そのまま裏返しにして畳んでおきましょう。

商談終了後に訪問先を出た時点で、はじめて畳んだコートを着用するのが基本的な流れとなります。

その目的としては、外でコートに付着したホコリなどを訪問先に落としてしまわないようにするためです。

ホコリが舞い散ってしまうため訪問先の外で着脱し、室内でも裏返すことでホコリなどを封じ込めてしまうのです。

あくまでも訪問させていただいていることを忘れずに、迷惑をかけないためのマナーを守りましょう。

身だしなみをチェック

相手と会う前に、髪形や服装の乱れを直しておきましょう。

身だしなみをチェックするためにも、やはり到着時間は余裕をもっておく必要があります。

あわてていて身だしなみのチェックをおこたると、冷静さや丁寧さの欠けた印象を与えてしまうかもしれません。

ボサボサの頭やスーツの着崩れは、清潔感の欠如につながりますし、相手への失礼にもあたります。

また夏場は特に、汗やにおいが気になりがちです。

制汗スプレーやシートなどを持ち歩くのがおすすめです。

商談・訪問のマナー

いよいよアポイント当日、訪問先に到着してからのマナーです。

対面して直接の会話やディスカッションをすることになります。

初対面の際には特に、マナーは厳しくチェックされると思って間違いないでしょう。

せっかくの機会をマナーによって台無しにしてしまうこがないように、一つひとつの細かいマナーも頭に叩き込んでおきましょう。

マナーを徹底できたかどうかで、商談の結果に影響するのは間違いありません。

詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。

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お辞儀・挨拶

受付を済ませたあと、応接室や会議室などに通されることになるでしょう。

そこへ相手はやってくるわけですが、まずは挨拶ではじまります。

つい言葉と同時にお辞儀をしてしまいがちですが、それはマナー違反です。

先に言葉で挨拶をし、その後お辞儀をするという流れが理想です。

これを「語先後礼」といいます。

しっかりと相手の目を見た状態で、挨拶の言葉を述べます。

少し間を空けてから、お辞儀をするとよいでしょう。

このときの角度としては、30度が理想的です。

名刺交換

名刺交換では名刺の持ち方もポイントです。

名刺入れの上に載せたような状態で、相手の読みやすい角度に持って差し出します。

差し出すタイミングに合わせて、社名や部署名・名前を名乗るようにしましょう。

相手と同時に差し出し合うことになるかもしれません。

その際に相手よりも、低い位置に手の高さをもって行くようにすると丁寧です。

受け取るときには、両手で受け取るのがマナーです。

同時に差し出し合う状況であれば、右手で差し出し、左手で受け取りましょう。

相手が数名の場合には、着席時の座り順と同じ並びで名刺を置くとわかりやすくなります。

席次

座る位置のことを席次といいますが、ここでもマナーは関係しています。

出入り口から最も遠い席が上座です。

間違って自ら座ってしまわないようにしましょう。

ただしほとんどの場合相手からすると、営業はお客様ですので上座に案内されることになります。

その際は素直に従って問題はありません。

しかし慣れてくるとつい案内される前に、上座に座ってしまおうとしがちです。

それは大きなマナー違反ですので、必ず案内されてから動くようにしましょう。

商談・訪問後のマナー

訪問して商談が完了すると、その先のことに意識がいってしまいがちかもしれません。

しかし、まずは御礼のメールを送信するのがマナーです。

極力当日中に、御礼のメールを送りましょう。

商談の際に質問や確認事項を持ち帰ることも、よくあります。

御礼とあわせて、その内容にも触れられるとよいでしょう。

商談の結果がどうであれ、御礼メールがしっかりとできるとその次につながる可能性も高まります。

決して気を抜いてはいけません。

営業のビジネスマナー【オンライン編】

ここ数年で一気に普及したオンラインツールを使用した営業ですが、当然マナーは存在しています。

画面上で見える範囲は狭まっておりますが、マナー違反があると余計目につきやすくなってしまったという面もあります。

オンライン商談ならではといえるマナーを、しっかりと身につけて失礼のないようにしましょう。

難しいことは1つもありませんので、すぐにでも取り入れられます。

今後もオンラインは主流となるはずですので、チェックしておきましょう。

オンライン商談のマナー

オンライン商談ならではといえるマナーですが、大きく分けて代表的なものは5つあります。

一度身につけてしまえば、その後は意識しなくてもできるようになるほど、簡単なものばかりです。

商談中に、相手が画面に集中できるようにするためのマナーでもあります。

直接の名刺交換などができないというオフラインとの違いもありますので、それによって生まれたマナーも存在しています。

今後もマナーは増えることも予想されますが、最低限としてこの5つを当たり前のようにできるようにしておきましょう。

しっかり自己紹介をする

オフラインのときには真っ先に名刺交換をし、それから商談という流れでした。

しかしオンラインの場合には名刺交換を直接できないため、商談もそのまま開始となるケースが多いのです。

その際に自己紹介は、しっかりとしておくようにしましょう。

名刺交換をしていれば会話の中で、お互いに名前などを認識し続けられます。

しかしオンラインでは、見失ってしまいやすい状況となるのです。

商談前に名前をしっかりとインプットしてもらえば、余計なストレスを相手に感じさせずに済みます。

背景を設定

オンライン商談の場合、背景というのは重要です。

会社の会議室などからの参加であれば、そのままでも問題はないでしょう。

しかし在宅ワークをしている際にはそのままですと、場にふさわしくない可能性もあるのです。

プライベートな空間を見せたくないと考える人も一定の割合でいます。

そのためにもお互いにとって違和感のない背景がよいでしょう。

好きな画像をアップロードして設定することもできます。

可能であれば名刺や製品など商談に関連した、画像を背景に使用するとよいでしょう。

画像自体に決まりはありませんが、どういった画像にするのかという点は、上司に確認することをおすすめします。

色だけや模様だけの背景であれば、どのシーンでも問題のない無難な仕上がりとなるでしょう。

顔をカメラに近づけすぎない

カメラとの距離感も気にしなければなりません。

遠すぎると表情をよく確認できませんし、かといって近いと威圧感を与えてしまう恐れがあります。

また画面いっぱいに顔が写っている状態は、商談に集中できなくなる要因としてもあげられるのです。

たとえるのであれば、オフライン営業のときに相手の顔の近くまで、自分の顔を近づけたときと同じです。

目の前まで寄って話されると、邪魔に感じてしまいます。

おすすめはバストショットです。

証明写真を撮影するときのような見え方になる距離感であれば、特に問題はないでしょう。

商談前に映る角度や距離については、試行錯誤しておくとよいでしょう。

一度距離感さえつかんでしまえば、あとは毎回感覚で合わせられます。

連絡先を交換しておく

オフラインに比べて、オンラインの場合は次のアクションがしにくいという傾向にあります。

名刺交換をすればお互いの連絡先を手に入れられるので、オフラインではそこから次のステップへつなげていけるのです。

しかしオンラインの場合、もしも連絡先交換をしなければその先へつながっていきません。

商談の前か最後に、連絡先の交換をしておくようにしましょう。

メールアドレスや電話番号、あるいはSNSアカウントを相互フォローするというのもよいかもしれません。

自分が先に会議から退出しない

商談が終了した場合、オンラインでは会議から退出することになります。

このときのマナーとして、相手よりも先に自分が退出してしまうことのないようにしましょう。

電話でも相手が切るまでは切らないというマナーがあります。

それと同じものです。

あくまでも来訪者の立場である営業が真っ先に退出してしまっては、マイナスの印象を与えてしまうことになりかねません。

実際には好きに退出してよいケースがほとんどです。

しかし、マイナスになる可能性は少しでも減らしておくべきですので徹底しましょう。

営業には事前準備も重要

営業には事前の準備がとても大切です。

先方に何を伝えるかなどの内容を決めておくだけでなく、伝え方も工夫して準備しておくことで、伝わりやすさや印象が大きく変わります。

また、自社に関することをアピールするだけでなく、営業先の情報もしっかりと把握しておく必要があります。

相手に興味や関心をもっていることが伝われば、親近感や好印象につながり、話を聞いてもらいやすくなるのです。

いずれも営業の結果を良くするための大切なポイントです。

資料の準備

営業当日までに資料の用意をしておきましょう。

資料を用意しておくことで、成約率は大きく変わります。

なぜなら、理解のしやすさや、どれだけ記憶に残りやすいかが変わってくるからです。

資料は相手に合わせて用意することが大切です。

文章だけでなく、図はあるのかどうかや、Web上にするのか紙にするのかなど、できるだけ相手が見やすく理解しやすい形で提示しましょう。

相手目線で準備できるかどうかは、そのまま商品やサービスの品質の印象をも左右します。

お客様情報の整理

アポ時点での営業先に関する情報をまとめておきましょう。

小さい子どもがいれば、お菓子や玩具などのお土産を工夫できますし、ご高齢であれば資料の文字を大きくするなどの準備もできます。

企業がお客様の場合は、経営指針や事業内容・業界の動向など、企業の情報をまとめます。

相手に興味関心をもっていることが伝われば好印象につながりますし、相手のニーズに合わせた提案ができるでしょう。

反対に、下調べを何もしないまま営業をするのは失礼にあたります。

まとめ

営業が相手に与える印象は、商談の成果に直結する部分となります。

オンラインが主流になりつつある現在ですが、オフラインにおけるマナーについても今のうちから忘れずに意識しましょう。

オンライン、オフライン問わず身につけておくべきマナーはたくさんあります。

相手の潜在的ニーズを引き出したり、それに合った的確な提案をしたりするためにも、まずはマナーをしっかりすることが重要です。

マナーがしっかりしていれば、仕事ぶりもしっかりしているのであろうと、受け止めてもらえる可能性も高くなります。

そして実際に仕事が増えれば、会社全体にとってプラスとなります。

一刻も早く一人前の営業になるためにも、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてください。

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