アパレル営業の面接対策！ おすすめの服装とよくある質問をまとめて紹介

はじめに

「洋服が大好き」「やっぱりファッションにたずさわる仕事がしたい」という理由で、アパレルの営業職に転職しようしている方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではまずアパレルの営業とはどのような仕事なのかをご紹介します。

また、面接対策としてよく聞かれる質問や、おすすめの服装と避けるべき服装を解説しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。

希望するアパレル企業の営業職に採用されるように、早速読み進めてみてください。

【アパレル営業の面接】そもそもアパレルの営業って？

アパレル営業の面接を受けようと考えているあなたは、その仕事内容をきちんと理解できているでしょうか。

「売り込む」ことだけが仕事ではありませんし、アパレルの営業ができる勤め先は「アパレルメーカー」だけとは限りません。

アパレル営業は、想像以上に幅広い業務をこなす必要がある職業です。

活躍の場も多岐にわたります。

面接を受ける前に、まずはアパレルの営業ではそもそもどんな仕事をするのか、理解を深めてみましょう。

「売り込む」だけがアパレル営業ではない

アパレル営業は「商品を売り込むだけ」だと思っていませんか？

実際にはアパレル営業の仕事は、想像以上に幅広いものです。

主な仕事は4つあります。

1つ目の仕事は取り扱っている商品を小売店に紹介することです。

営業先はすでに取り引きがある小売店だけではありません。

新規の小売店に商品のよさをアピールして開拓するスキルも求められます。

2つ目に、在庫を保管する場所が無尽蔵にあるわけではないので、在庫管理も大切な仕事です。

商品を管理したうえで、売れる商品と売れない商品を見極めて、売り上げに貢献する必要があります。

3つ目は展示会の対応と商談です。

来ていた小売店やバイヤーなどに次のシーズンの商品をアピールして商談を進めます。

展示会の対応と商談では、アパレル営業においてのビジネスチャンスが転がっているのです。

4つ目に販促イベントの企画があります。

こちらは商談が成立したあとに百貨店などと連携を取りながら行います。

どんなによい商品でもイベントを開催しなければ顧客の目にとまらないので、商品の売り上げを伸ばすために欠かせません。

「アパレルメーカー」だけが勤め先ではない

アパレル営業といえば、勤め先はやはり「アパレルメーカー」のイメージの強い方が多いかもしれません。

しかし、勤め先は皆さんがイメージしている総合的なアパレルメーカーだけではありません。

専門的な分野に特化して製造している企業や卸問屋、海外などから商品を仕入れて販売する商社など、実はさまざまな企業があるのです。

そのため、「アパレル営業がしたい」と言っても、まずはどんな企業があるのかを知る必要があります。

アパレルの営業については詳しい記事を執筆中です。完成次第掲載いたします。

【アパレル営業の面接】アパレル営業の面接でよく聞かれる質問

アパレル営業の面接でよく聞かれる質問とは、どのようなものなのでしょうか。

事前に聞かれる質問がわかっていれば、自分の考えをまとめて練習できるので、慌てることなくスムーズに答えられます。

面接で聞かれることが多いのは、「志望動機」「転職理由」「これまでに力を入れてきた経験」「これからのキャリアプラン」の4つです。

どのように答えれば、採用される確率が高まるかを詳しくまとめたので、参考にしていただけると幸いです。

志望動機

志望動機はほぼ100％聞かれる質問です。

面接の前に考えて、スラスラと答えられるようにしておきます。

「洋服が好きだから」「ファッションに関わる仕事がしたいから」という正直な気持ちを話すのもいいでしょう。

自分が心から思っていることは、相手にも伝わりやすいものです。

加えて、展開するブランドの商品知識やターゲット層、ブランドコンセプトまでふまえたうえで志望動機が話せると、「この企業で働きたい」という熱意がよく伝わります。

志望動機の内容についてはこちらの記事をご覧ください。

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転職理由

転職してアパレル営業の面接を受ける場合には、転職理由を聞かれることがほとんどです。

前職は何をしていたのか、どうしてアパレル営業をしたいと思ったのかを事前に考えておきましょう。

転職理由を話すうえで大切なのは、将来に向けての展望を前向きに語ることです。

なぜなら、採用担当者に「入社後の活躍がイメージできる人材だ」と思ってもらえれば、採用される可能性が高まるからです。

ネガティブな理由があったとしても、ポジティブに言い換えることで、前向きな印象を与えられます。

転職理由について詳しくは以下の記事をご覧ください。

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これまでに力を入れてきた経験

「これまでに力を入れてきた経験はどんなことですか？」と面接で聞かれたら、どう答えるのがいいでしょうか。

もし学生だったなら、学生時代に力を入れてきた研究やサークル活動、アルバイト、ボランティア活動などの経験について話せばよいでしょう。

しかし、転職する場合は「前職での経験を語る」のが正解です。

ただし、経験を語るだけでは足りません。

前職では主にどのような職務にたずさわってきたのか、そこで対面した課題をどう解決したのか、そこからどのような学びを得たのかを話しましょう。

これまでに力を入れてきた経験は、志望動機や転職理由と合わせて聞かれる確率が高い質問です。

あらかじめ話す順序や内容を考えておくと安心だといえます。

これからのキャリアプラン

アパレル業界を目指す人には、「いずれは企画職に就いて、自分の作りたい服を形にしたい」「自分が作った服を世の中に届けたい」というようなキャリアプランを描く人もいます。

このように、アパレル営業を経て企画職などに就くことを考えている場合、面接でこれからのキャリアプランについて聞かれたら、漠然とした目標だけを答えるのはいけません。

その目標に近づくために、アパレル営業の経験がどのように役立つのかを詳しく説明することが大切なのです。

一方で「営業職としてのキャリアを積み重ねていきたい」「交渉スキルを磨いていきたい」と考えているのなら、営業としてどのようなことを実現していきたいのかという目標や夢を明確に伝えましょう。

【アパレル営業の面接】服装に気をつけよう！

アパレル業界の面接では、本人の人柄やファッションセンスを見るために「私服でお越しください」と言われるケースがほとんどです。

最近は、大手企業の面接であっても「私服でかまいません」という企業が増えてきています。

スーツであればあまり悩む必要がありません。

しかし、「私服で」と言われるとかえって幅が広すぎて、何を着ればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、アパレル業界の面接時の服装について気をつけたいことを紹介します。

アパレル営業の面接でおすすめの服装

アパレル業界の面接でおすすめの服装は、常識的で清潔感がある服装です。

そこに面接を受ける企業に合わせたファッションセンスを発揮できれば、それ以上いうことはありません。

基本的にはオフィスカジュアルがおすすめです。

しかし、採用担当者は服装に現れたあなたの人となりやファッションセンスをよく見ています。

その企業を意識した服装であれば、熱意をアピールできます。

服を選ぶ際にもその企業が展開するブランドの商品知識やターゲット層、ブランドコンセプトをふまえておきましょう。

常識の範囲内の服装

まずは、常識の範囲内での服装を心がけましょう。

これから一緒に働くかもしれない企業の人と会うわけなので、第一前提として面接にふさわしくないルーズな服装はいけません。

自分に合ったサイズ感のもので、着古していないきれいな服を選びましょう。

次に、過度な露出がある服装や個性的すぎるファッションも面接の場にふさわしくありません。

採用担当者が目のやり場に困るだけでなく、協調性のない奇抜な性格なのではないかと疑われてしまいます。

また、面接を受ける企業とは別のブランドのロゴが大きく書かれている服や、ハイブランドの服も避けたほうがいいでしょう。

意識したいのはオフィスカジュアルか、それよりも少しくだけたくらいの服装です。

落ち着いて見えるので、印象がよくなります。

清潔感

面接では「清潔感」がとても大切です。

特に営業職は顧客との接点になる職業です。

いつでもさわやかで清潔な印象を与えられる人が求められます。

そこで、面接に着ていく服に毛玉やシミ、シワ、ほつれはないか事前に確認しておきましょう。

着こなし方も、面接において、あえて着崩すのはおすすめしません。

どの年代の人が見ても、おかしいと指摘しない着こなし方を意識しましょう。

どんなに清潔感のある服装を心がけても、忘れがちなのが靴のお手入れです。

足元は自分ではあまり気にならなくても、人からは意外と見られている部分だといえます。

靴のかかとが擦り減っていたり、全体的に薄汚れていたりすると清潔感を損なう要因となってしまいます。

面接前には履いていく靴についても確認しておくのがおすすめです。

ファッションセンス

採用担当者はアパレル業界で長年勤めあげてきた人なので、ファッションセンスにはとても敏感です。

そのため、面接を受ける企業のブランドで頭からつま先まですべてそろえる必要こそはありませんが、自分が持っているファッションセンスを総動員した服装にしましょう。

まずは、サイズ感を意識することが大切です。

自分の体型とトレンドを押さえて、サイズを選びましょう。

次に、小物をうまく取り入れるとファッションセンスを発揮できます。

面接を受ける企業の雰囲気に合わせて、小技の効いた服装を心がけましょう。

おすすめなのは、コーディネート全体のトーンをそろえた服装です。

全体的に同じ色のトーンで服をまとめ、使用されている素材の違いで変化をつけます。

そこに、アクセサリーやかばんで色や素材のアクセントをプラスすると、落ち着いていながらもファッションセンスが光る服装になります。

アパレル営業の面接で避けるべき服装

アパレル営業の面接では「スーツ」「他社ブランドの製品」「カジュアルすぎる服やだらしない服」は避けるべきでしょう。

面接時の受け答えの内容以外にも、その人の服装からファッションセンスを推しはかっています。

そのため、避けるべき服装で面接を受けるとアパレル業界にふさわしくないと判断され、採用されない可能性があります。

服装だけで不採用になるのを避けるために、面接に着ていってはいけない服装を学んでおきましょう。

スーツ

アパレル営業の面接で「服装の指定なし」と言われた場合、スーツで行くと「ナンセンス」だと思われてしまいます。

なぜなら、他の業界では面接にスーツで行くのが正しいです。

しかし、アパレル業界は例外的で「私服」のほうが好まれる文化があるからです。

アパレル営業の面接では質問に対する受け答え以外にも、その人のファッションセンスが採用するかどうかを決めるカギとなっていることがあります。

そのため、スーツではなく私服で面接を受ける必要があるのです。

「スーツがだめだったら、何を着ていけばいいのかわからない」という方がいるかもしれません。

そんなときは、オフィスカジュアルに面接を受ける企業のテイストを加えた服装で臨むのをおすすめします。

他社ブランドの製品

当然のことですが、面接を受ける企業ではない他社ブランドのロゴが前面に出ている服装は避けましょう。

もし自分が採用担当者の立場だったら、他社ブランドのロゴが目立つ服装をしている人に対して「その服装で来るのなら、その企業の面接に行けばいいのに」と思いませんか？

服装は相手への気持ちをあらわせます。

身に着けるものすべてをその企業のものにする必要はありません。

しかし、1つだけでも取り入れたり、コンセプトを寄せたりするだけでも、その企業のファッションアイテムが好きなことも伝わります。

採用担当者にとって、「一緒に働くメンバーとなる人にはこの企業が好きであってほしい」と思うのは当然のことです。

面接前にはその企業のブランドコンセプトを理解しておくようにしましょう。

カジュアルすぎる服、だらしない服

カジュアルすぎる服やだらしない服は面接の場にはふさわしくないので、避けるべきです。

面接はこれからその企業に就職できるかを決める大切な場です。

自分に合ったサイズ感のきっちりしたものを選びましょう。

スーツを着用する必要はありませんが、オフィスカジュアルを意識して服を選びましょう。

また、当然のことながらシミやシワ、ほつれ、汚れのついた服装はいけません。

アパレル営業の面接ですから、ファッションの細部にいたるまで気を配り、人に不快な印象を与えない清潔感がある服装を心がける必要があります。

事前に当日着る服を選んでおき、シワや汚れなどがないかきちんと確認しておきましょう。

必要に応じてアイロンをかけるなどして万全の準備をすることが大切になります。

【アパレル営業の面接】アパレル営業に求められる人材

アパレル営業に求められる人材は、服やファッションに対して興味のあることが大前提です。

好きなものに関わりながら仕事ができることは、どんなときでもモチベーションになるでしょう。

そのうえで、ほかにはどんな能力をもった人材が求められるのでしょうか。

「人とのコミュニケーションが好き」「計画的に動ける」「タフである」という3つの中のどれか1つでも備わっている人は、アパレルの営業職にとてもふさわしいといえます。

面接では自分がもっている能力をどのようにアピールすればよいのかを、詳しくご紹介していきます。

人とのコミュニケーションが好きな人

人と話す機会が多い営業職において、もっとも大切なことは「コミュニケーション力」です。

取引先との商談はもちろんのこと、日ごろから職場の人と意思の疎通をはかるためには高いコミュニケーション力が欠かせません。

そのため、人とコミュニケーションを取るのが好きな方や得意な方はアパレル営業に求められる人材だといえます。

面接の場においても、採用担当者との会話を楽しめるかどうかがとても大切になるでしょう。

緊張したとしても相手が話す内容をよく聞き、少しオーバーなぐらいにリアクションし、自分が伝えたいことについては身振り手振りを交えながら一生懸命伝えることを心がけましょう。

そうすれば、コミュニケーション力があると認識してもらえるはずです。

計画的に動ける人

営業職では見込み顧客を絞り込んだり、戦略的に商談したりときっちりとスケジュールを押さえられる計画性や、成功へと導く論理性が求められる場面も多く見受けられます。

そのため、「今週は必ずこれをやり遂げよう」「今日ここまでは必ず終わらせよう」というような考え方ができる人は、アパレル業界で重宝されます。

いつでもスケジュールや目標と現状を照らし合わせて、逆算しながら計画的に動けるという人は、素晴らしい人材なのです。

面接では、これまでの経験から計画的に動いた結果として成功したことや、失敗の中から学んだことを積極的に話しましょう。

目標のために創意工夫しながら取り組んだ経験は採用担当者にひびき、採用される確率が高まることに間違いありません。

タフな人

営業職では顧客と対面する機会が多いだけに、良いときは直接褒めてもらえることもありますが、悪いときは直接クレームを言われて落ち込んでしまうような経験をすることもあります。

仕事のことを忘れて打ち込める趣味がある方や、一晩寝たら気持ちが切り替えられるという、わり切った性格をしている方は、営業職に向いているのです。

また、商談は自分の会社に取引先が訪れてくれることよりも、取引先の会社まで足を運ぶ機会のほうが多くなります。

そのため、精神的にも肉体的にもある程度のタフさが求められることは否めないでしょう。

面接では前職の根気が必要だった経験や趣味のスポーツなどに触れて、精神面・肉体面ともにタフさを備えているとアピールするとよいでしょう。

まとめ

アパレルの営業職の仕事内容について少しはイメージできたでしょうか。

この記事では面接でよく聞かれる志望動機や転職理由といった質問や、清潔感がありファッションセンスも発揮できるおすすめの服装、スーツや他社ブランドの製品といった避けるべき服装についてご紹介しました。

ほかにもアパレルの営業職に求められる高いコミュニケーション力、計画的に動けるといった人材についても解説しました。

この記事をもとに転職を成功させてください。