営業未経験者が転職の面接でおさえるべきポイント!面接の流れから対策方法まで徹底解説!
はじめに
営業はノルマがあるので厳しい・頭を下げることも仕事なので、ストレスが溜まりそうなどマイナスイメージがつきがちですが、もちろんよい面もたくさんあります。
例えば自分の実力次第で年収アップが目指せたり、仕事をしながらビジネススキルを身につけられたりします。
本記事では営業職に転職を考えている方々に、これから受ける面接への対策を解説します。
これから営業にチャレンジを考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
【未経験から営業職へ】営業未経験の人が面接で見られるポイント
多くの人が面接の際気になるのは「何をアピールしたらよいのか」でしょう。
前職が営業ではない場合、強みとなる経験値がなく、これが悩みのタネになります。
しかし面接官も、未経験者とわかったうえで面接をしています。
以下では、面接官が営業未経験者の面接で見ているポイントは何かを解説していきます。
自社で活躍する姿をイメージできるか
まずは自社と合っているかです。
自社の雰囲気とマッチした人材かどうかが問われます。
会社の雰囲気とは社風ともいい、社風に合っている人材かどうかがまず見られます。
平たくいうと、一緒に働きたいと思ってもらえるかどうかです。
また会社の営業のスタイルで、活躍できる人材かどうかも見られます。
会社によって営業スタイルもさまざまで、ルート営業であったり、新規開拓が主な営業であったりします。
特に営業経験がない場合は、営業という仕事の中で活かしていける過去の経験から得た自分の強みを伝えることが大事です。
活躍しうる人物であることをアピールするためには、企業研究をして社風や営業スタイルを理解しておくことが大切です。
すぐに辞めてしまわないか
次に仕事を長く続けられる人材かどうかを見られています。
採用した人材がすぐ辞めてしまうと、また一から人材を探すことになりたいへんな痛手です。
そういった不安を払拭してもらうためにも、そして採用を前向きに考えてもらうためにも、転職理由は重要です。
どういう理由で転職をしたいのか、面接官はそこが気になっています。
そして大切なのは転職に至った理由がネガティブなものでないことです。
不満や嫌なことが理由で辞めたと思われてしまっては、新しい場所でも長く続かないと思われてしまいます。
納得のいく転職理由から、さらに前向きで転職理由と一貫した志望動機を伝えましょう。
最低限のビジネスマナーが身についているか
最後にビジネスマナーや身だしなみに問題がないかどうかが見られます。
営業は会社の顔として、顧客と直接取り引きをする役割です。
会社の看板を背負ってもで恥ずかしくないよう、きちんとした身だしなみができているかどうかは重要視されます。
シャツにシワがないか、ネクタイが曲がっていないかを気にするのは当たり前です。
靴やカバンにも気を配りましょう。
靴は汚れていないか、カバンは普段使用の派手なものは避けるようにしましょう。
また挨拶の仕方や入室礼儀・話し方などのビジネスマナーもチェックされています。
声のトーンも明るめを意識するとよいでしょう。
そのほか名刺の受け取り方など、再度正しいマナーをチェックしておきましょう。
【未経験から営業職へ】企業が求めている人材
転職時のアピールポイントで悩んでいる方は、まず企業の求める人物像から自分に当てはまることがないか考えてみるのがおすすめです。
企業は、どのような人材を営業職として迎えたいのでしょうか。
以下の見出しで、多くの企業が営業社員に求める人物像について紹介します。
コミュニケーション能力やポジティブなマインドは、多くの企業が面接や応募書類でチェックするポイントでしょう。
自信がある方は、アピールポイントの軸にしていくことをおすすめします。
コミュニケーション能力が高い人
営業職は、日常的に顧客とコミュニケーションを取らなければいけない職業です。
当然、営業の仕事をするなら、高いコミュニケーション能力が求められます。
とくに新規営業・飛び込み営業に従事するなら、初対面の方に好印象を与えられる・好かれることも才能になるでしょう。
いくら性格が良い方・話のうまい方でも、見た目で清潔感がない方・頼りなさそうに見える方は話を聞いてもらえなくても仕方ありません。
特にルート営業や提案型営業などは、話すだけでなく相手の要望を聞く能力も大切になってきます。
相手が本当に必要なソリューションは何かを把握するためには、適切な質問を返す・相手の話を頭の中で整理するなどさまざまなスキルが必要です。
話しながら頭の中で考えをまとめることを並行して行う必要もあるため、ただトークがうまいだけでは営業で成功できません。
時間を効率的に使える人
営業職は、顧客の時間の都合に合わせてスケジュールを決める必要があります。
しかし一方で、1件でも多くの顧客と会えるほうが契約件数を伸ばしやすいのは当然です。
相手の時間を尊重しながら自分のチャンスを多く作るためには、時間を効率的に使える工夫が必要になってきます。
優れた営業マンほど、決められた時間の中で何をするか・いかに無駄な時間を作らないかを無意識に考えながら、行動する能力が高いです。
仕事をしていると、顧客の都合で急に当初の予定が変わることも珍しくありません。
思わぬ事態が起きたときでも、臨機応変に対応できる柔軟さやフットワークの軽さも求められます。
出先では、一人でとっさの判断をしなければいけない場面もあり、そういったときの決断力も大切です。
何事もプラスに考えられる人
営業職は、いつも相手が自分の提案を受け入れてくれるとは限りません。
断られることは日常茶飯事ですし、飛び込み営業で相手の機嫌が悪いと怒られることさえあります。
そのため、営業職の方は、失敗してもすぐ次の仕事に頭を切り替えられるプラス思考が大切です。
何度も続けて仕事がうまくいかない時期・ノルマがなかなかクリアできない時期など、苦しいときにプラス思考を続けるのは簡単ではありません。
オンとオフを上手に切り替え、休日でうまく気持ちをリフレッシュしたり、悩みを一人で抱えず頼れる方に相談したりすることを心がけましょう。
失敗を次の経験に活かせないか一度じっくり考えてみたり、どこが良くなかったか考え、次は違うやり方を試してみたりするのもおすすめです。
【未経験から営業職へ】転職の面接の流れ
今度は転職の面接の流れを解説していきます。
企業によって細かい部分はさまざまですが、ある程度定型として決まっている部分もあるので確認しておきましょう。
聞かれる可能性のあるような質問には対処できるように、さまざまパターンを考えて用意をしましょう。
転職の選考ステップ
面接の時間は1回おおよそ30分、長くて1時間ほどです。
採用までの面接回数は、企業の規模や応募者の人数によっても変わります。
求人情報や募集要項に記載がありますので、しっかり確認しておきましょう。
また、内定までに行われる面接の回数は2~3回が一般的です。
転職の面接全体の流れ
次に一般的な流れをご紹介していきましょう。
まず入室の際のノックは3回です。
返事があったあと「失礼します」と言い、入室します。
ドアは後ろ手で閉めないように気をつけましょう。
1. 自己紹介・自己PR
座る前に名前と「本日はよろしくお願いします」と一言添えます。
その後、面接官に着席を促された後に着席しましょう。
多くの場合、その段階で簡単な自己紹介と自己PRを促されます。
面接の導入として聞かれるものです。
自分がどういった人物でどういった強みがあるのかを、おおよそ1分ほどで簡潔に伝えます。
挨拶と名前・前職の略歴・自分の強みやこだわり、それによって得られた成果・入社意欲を盛り込めるとよいでしょう。
2. 志望理由
自分がこの企業で働きたいという意欲を伝えます。
またこれまでの経験から、どういった形で会社に貢献していくつもりであるかも伝えるとよいでしょう。
将来的なビジョンをしっかり示せると好印象です。
間違ってもどこの会社でも当てはまるような理由をあげたり、待遇面に関してのよさを強調しすぎたりしないようにしましょう。
3. 退職理由
前向きな理由を答えられるようにしておきましょう。
詳しくは次の項目の「転職の理由」を参考にしてください。
4. これまでの経験
営業未経験であることで、営業職の適性が見られる経験を問われる質問と考えてよいでしょう。
目に見えた成果ではなくても、自分を評価してもらえたエピソードなどを盛り込み、前職で成し遂げたことを語れるとベストです。
その経験がどう営業職に活かせるかも、合わせて述べられるようにしておきましょう。
5. 逆質問
2~3個ほど用意しておきましょう。
わからないことがあれば、臆せず聞いておくべきです。
また逆質問の機会を利用し、熱意をアピールすることもできます。
おおよそこのような流れで進行しますが、企業によっては雑談を交えたり、特殊な質問が飛んできたりすることもあります。
イレギュラーがある可能性も、頭に入れておきましょう。
【未経験から営業職へ】転職の面接で必ず対策すべき質問
転職であること、そして経験のない営業職を志望していることで、その点は面接官も理由が気になるところでしょう。
必ず聞かれる質問として対策しておく必要があります。
転職を決めた理由、営業職に対しての志望理由をそれぞれ明確にしておくためのポイントを解説するので、参考にしてください。
転職理由
なぜ退職し転職に至ったかは、必ず聞かれる質問ですので、しっかり回答の準備をしておきましょう。
ここでのポイントは嫌な現場から逃げるような形で転職した、もしくは不満や嫌なことがあるとすぐ辞めてしまうという、悪い印象を与えないことです。
もしネガティブな理由、たとえば職場環境が悪かったなどの場合であったにしても、工夫が必要です。
そこも伝えたうえで、どう自分なりに解決しようとしたかを伝え、努力したことをアピールしましょう。
前職で学んだ自分のスキルを活かし、新しい環境でスキルアップするための転職であることを伝える内容であればよいでしょう。
営業職を志望する理由
営業職をなぜ志望するのかも、必ず聞かれる質問です。
未経験でありながらなぜ営業に興味をもち、志望するに至ったのかをしっかり答えられるようにしておきましょう。
押さえておきたいポイントは、転職理由と一貫性のある答えを用意することです。
スキルアップするための転職であると主張するなら、営業職に就くことで自分の強みを活かせると、きちんと述べられるようにしたいところです。
自分が営業として会社に貢献していけることを、アピールできるとよいでしょう。
それには別業界や別職種の仕事で培ったスキルや経験が、どう営業に活きてくるのかを自分なりに理解し伝えられることが大切です。
前職では成しえなかった自分の目標などが、営業職では実現できて会社に貢献していけることを伝えていきましょう。
そのほかよくある質問集
そのほかよくある質問としては、次のようなものが考えられます。
自己PR
自己PRというと、つい性格上の長所を語りがちです。
実際人柄は採用にも関わっているとは思いますが、あえて話さなくてもそれは雑談や話す物腰である程度伝わるものです。
質問として自己PRを要求された場合は、仕事をするうえでの強みを語るようにしましょう。
社会人として前職において培ったスキルや実績・成果を、エピソードを交えてアピールすることが重要です。
これまでの経験やスキル
こちらに関する質問もその経験やスキルを、そのまま伝えるだけでは足りません。
どう会社に貢献していけるのか・仕事に活かしていけるのかを、きちんと述べられるように考えをまとめておきましょう。
キャリアプラン
キャリアプランとは、仕事や働き方の将来のビジョンを実現するために自分が実行していく計画のことです。
まずは自分の将来のビジョンを明確にしておきましょう。
近い将来と遠い将来の2つの視点から見ていきます。
営業として会社にどう貢献していこうと考えているかを、明確に伝えられると好印象です。
【未経験から営業職へ】転職の面接の対策方法
面接の対策・練習は必須です。
それでは具体的に面接に備えてどういったことができるでしょうか。
まずは1人で準備を進めましょう。
インターネットで企業情報を調べるのはもちろんのこと、一般的な面接でよくある質問もここであげたもの以外にも集めてみましょう。
それから模擬面接をすることが大事です。
その際は1人で練習するだけでは不十分といえます。
本番さながらに緊張感のある状況が作れるようなら、一度そういった状態で受け答えを経験しておきたいでしょう。
以下では、1人で準備するべきものと、模擬面接のやり方を次にご紹介していきます。
事前に質問への答えを準備する
まずは今までにあげてきた面接で尋ねられる頻度の高い質問に関して、答えを考えることが必要です。
ここにまとめてきたポイントを押さえながら、自分の言葉でまとめておきましょう。
漠然とした考えを浮かべて終わりにするのでは足りません。
きちんと文字に起こして、書いていることに矛盾がないかどうか確かめましょう。
本番はその紙を見ながら答えられませんので完璧に覚える必要はありませんが、ある程度の内容を自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
模擬面接を実施する
そして考えた答えを、模擬面接でしっかり述べられるように練習しておくとよいでしょう。
実際自分1人で声に出してシミュレーションするのと、誰ほかの人に質問してもらって答えるのとではかなりの違いがあります。
また、人がいると予想以上に緊張することもあります。
相づちをうたれたりすることもあり、ペースが乱されたりするパターンもあるかもしれません。
質問してくれる人から答え方へのアドバイスをもらえるのは、1人でやっていると得られないメリットでしょう。
面接官役には友人や先輩にお願いするのもよいですが、おすすめは転職エージェントに依頼することです。
転職エージェントは、いわば企業面接のプロです。
適切なアドバイスや的確なアドバイスつきの模擬面接が受けられます。
転職先の相談もあわせてできるというメリットもあります。
オススメの転職エージェント
転職エージェントは調べてみると本当に数多くあります。
どれにしようか迷うかもしれません。
それぞれに得意とする分野があり、複数の登録も可能なので気軽に試してみましょう。
数多くある中で、特に未経験からの営業職への転職組におすすめなのは「営業転職エージェント」です。
さまざまな業界を網羅していて、転職のサポートサービスも充実していますのでぜひ活用してください。
まとめ
今回は未経験で営業職に転職する方々に向けて、面接対策のポイントを解説してきました。
質問の答えはきちんと書き起こして準備をし、それを声に出して本番をイメージして練習をしておきましょう。
1人では行きづまったりうまくいっているのかわからないことがあったりと、限界がありますので、転職エージェントの助けも借りながら、採用を目指しましょう。
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