「営業のイメージ」を面接で聞かれたときの対処法!面接前・面接時にできるおすすめの対策を紹介
はじめに
就職活動の成功は、面接の答えにすべてがかかっているといっても過言ではありません。
営業志望の学生の方は、聞かれる可能性の高い質問の1つに「営業のイメージとは、どういったものですか?」というものがあります。
まさに就活中であるなら、すでに聞かれてうまく答えられなかった経験がある方もいるかもしれません。
どういった答えをするのがよい印象を与え、採用につながるのでしょうか。
今回はこの「営業のイメージとはどういったものですか?」という質問に関して、詳しい解説をしていきます。
その質問の意図することは何なのか、どういった答え方をすればよいのかを考えていくので、ぜひとも参考にしてください。
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【営業のイメージ】なぜ面接で「営業のイメージ」が聞かれるのか
そもそも営業のイメージを面接で聞かれるのはなぜなのでしょうか。
その意図を知ることで、自分なりの正しい答え方が見えてくるでしょう。
相手の求めている答えができるかどうかが、面接ではポイントになります。
まずはその質問の意図を明らかにし、自分の志望している企業がどういった部分を見ているのか、理解しておくことが大切です。
その意図は、次にあげる2点だと考えられます。
それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
営業職への志望度を確認するため
まずは営業職への志望度を確認するために、聞かれることが考えられます。
問われるのは「消去法で、営業職にエントリーをしていないだろうか」です。
ネガティブな印象をもっていると語るのは、もちろんマイナスになるでしょう。
「ノルマがきついと聞いているので不安があります」とは、間違っても言わないようにしましょう。
また自分なりに、営業職に対しての明確な自分の価値観を示せるのかがポイントです。
営業職に対して信念をもって希望しているのか、本気で営業職に就きたいと考えているのかが、答えの中で示せるとよいでしょう。
まとめるとポジティブな印象と、自分の営業職に対するきちんとした価値観が示せると好印象です。
企業の営業スタイルへの理解度を確認するため
希望している企業がどういった営業スタイルなのかを、きちんと理解しているかを確認するための質問でもあります。
企業によって営業スタイルはさまざまです。
たとえばルート営業であるのと、新規開拓営業であるのとでは、スタイルがまったく異なります。
自分の強みがその営業スタイルの中のどこで活かせるか、きちんと把握して面接のときに示せるかが勝負になります。
営業のスタイルに関しては、まずは企業のHPをチェックするのは最低限必要です。
それから企業の説明会があれば、参加して確認しておきたいところです。
さらにOB・OG訪問ができるのであれば意欲的にやっていきたいでしょう。
企業研究の質が問われる場面でもあります。
まとめると志望する企業の営業スタイルに沿った答えを考えておきましょう。
【営業のイメージ】面接で聞かれる「営業のイメージ」への対処法
営業のイメージを聞かれる意図は、理解できたでしょう。
企業は面接であなたの営業に対しての意欲や、企業の営業スタイルへの理解度を確認します。
そこであなたにこの仕事に向いているかどうか、さらにはこの企業が合っているかどうかを見ているのです。
そうしたことを理解したうえで、今度は具体的な対処方法についてみていきましょう。
面接前に準備し対策するべきことと、まさに面接時にするべきことで分けて解説しています。
面接前にするべき対策
面接は受ける前の準備が何より大切です。
矛盾のないように自分の考えを全体的にまとめておくのはもちろんのこと、希望の企業の求める人材への理解も深めておきましょう。
また模擬面接をしておくのもよいでしょう。
模擬面接の機会をもなくても、せめてイメージトレーニングをしておくのがおすすめです。
「営業のイメージとは?」と聞かれることを前提にして、答えも忘れずに準備しておきましょう。
質問される頻度が高いからです。
次の2点に焦点をあてて、自分なりの考えをまとめておきましょう。
「営業職とは何か」に自分なりに答える
自分なりの営業のイメージを語れるようにしておきましょう。
まずは自分なりに前向きな営業のイメージを箇条書きにしてみましょう。
そのうえで次のことを意識して簡潔にまとめてみてください。
・わかりやすさを追求すること
まずは何よりわかりやすい言葉で伝えることを意識しましょう。
格好をつけようと難しい言葉を乱用するのは逆効果です。
・相手にわかりやすく伝わるイメージにすること
自分の個性を出した答えにすることも大切ですが、誰もピンとこないイメージはよくありません。
インパクトを与えても、的が外れていることを言ってはこれもマイナスイメージです。
相手にわかりやすく伝わるイメージを考えておくことが大切でしょう。
・自分のもっている強み(アピールポイント)につながるものにすること
先ほども述べたように、この質問の意図は営業職に対しての前向きな意欲を問うものです。
自分の強みを結びつけて、自分はこうだからそういった仕事は向いているというふうに語れるとよいでしょう。
これらを踏まえて、たとえば「お客さまの課題をヒアリングして解決策を提案する仕事」というような簡潔なイメージを確立しましょう。
企業の営業スタイルを調べる
先に確認したように、企業の営業スタイルの理解度を見たいという意図もあります。
そのため希望の企業の営業スタイルをきちんと調べておきましょう。
たとえばIT企業であると外勤営業、内勤営業/技術営業/カスタマーセンターと部門に分かれます。
そのうえでチームを組んで、顧客と向き合い営業をするケースもあります。
そういうスタイルであるのに「営業のイメージはお客さまの要望に対して、個々の適応力が発揮できる仕事であると考えます」という答えは、そぐわないでしょう。
チームで進める営業において、自分がアピールできるポイントを考えることもが必要になります。
しっかり前もって営業スタイルに関して、HPや資料から調べておくようにしましょう。
面接時にするべき対策
面接の準備が万端にできたら、あとは本番に臨むだけです。
緊張するのは当たり前なので、緊張していることをマイナスに考えないことが大切です。
面接時は緊張していることを理解しましょう。
そして意識的にゆっくりはっきりと質問に答えられるよう、コントロールをしていきましょう。
実際に「営業のイメージとはどういったものですか?」という質問を受けたとき、答え方として意識したいポイントを解説します。
そのポイントを押さえた、自分なりの理想的な答えを用意しておきましょう。
結論ファーストで伝える
まずは結論ファーストを意識します。
「営業のイメージとは」を簡潔にインパクトのある表現で伝えられるとよいでしょう。
長々と話すと緊張感から、自分でもまとまりがつかなくなることもあります。
たとえば「営業のイメージは人とのつながりです」と述べてから、そう考える理由を話しましょう。
またポジティブなイメージがある言葉を吟味しておくことも大切です。
長々と伝えたいポイントがわからない答え、ネガティブなイメージを受ける答えはよくありません。
「営業のイメージはノルマもあって大変そうですが、コミュニケーション力で実力が試され評価につながると非常にやりがいを感じると思うので、自分には向いているかなと思います。」
このような答え方は避けたいものです。
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結論を裏けるエピソードを添える
次にそのイメージに至った要因や、エピソードを語るとよいでしょう。
たとえば自分の先輩から聞いた話や企業のOBOGの方から聞いた話、転職であるなら自分の営業経験からもエピソードを語れるでしょう。
この説明部分で自分のもっている営業のイメージ、営業職に対しての価値観を面接官にも理解をしてもらいます。
そのうえで自分の強みが活かせるのだと伝えましょう。
以下に例文を提示します。
ぜひ自分なりの考えをまとめるうえでの参考にしてください。
貴社の営業スタイルは企業説明会に参加し、新規開拓営業に力を入れておられると理解しております。
またOBの方からもお話を聞かせていただきました。
そのときに、お客さまへよい提案するためには何よりお客さまの話をよく聞くこと、そして信頼関係を築くことが大切だと教えていただきました。
私はアルバイトで販売員の経験があります。
その仕事の中で、お客さまに対して、話し上手であるのはもちろんのこと、聞き上手が信頼を得られると確信しています。
それをずっと心がけて、私からまた買いたいといってもらえた喜びが忘れられません。
人とつながりの中で仕事ができる、そういった営業職に魅力を感じています。
【営業のイメージ】面接で使える営業のやりがい・メリット3選
とはいえ営業職のイメージは、一般的にマイナスのものが多い印象です。
たとえば「ノルマがきつい」「頭を下げることも仕事のうちで、ストレスが溜まりそう」などです。
自分自身もどことなく、マイナスなイメージを抱いていることもあるでしょう。
最後に「営業のイメージとは?」と問われたときに使えそうな、営業職のやりがい・メリットを3点あげていきます。
ぜひ自分の答えを見つけるために、参考にしてください。
お客さまの課題を発見・解決できる
営業は企業の窓口となり、お客さまと直接やり取りをして信頼関係を築いていきます。
お客さまの声を直接聞ける存在です。
お客さまの信頼を得てさまざまな声を聞くことで、お客さまの課題を発見できます。
そうした課題を解決するために尽力します。
そこで納得のいく答えが得られ、満足していただけたときこのうえない喜びを感じられるでしょう。
このように課題を見つけてから解決まで、一連してお客さまに寄り添えるのは営業職以外にありません。
それはほかの職種では得られない達成感であり、営業のやりがいでしょう。
企業に直接利益をもたらせる
営業は常に「会社の顔として自覚するように」と言われます。
それはプレッシャーでもありますが、同時にかなりのやりがいを感じる仕事でもあるでしょう。
自分が表に立ち顧客の接点になり商談から成約、そしてアフターフォローまでたずさわります。
つまり売り上げに直接関わっており、自分の実力次第で企業にもたらす利益が変わってくることを意味しています。
自分の実力次第で、会社の価値をも上げられるのです。
利益がないと会社は立ちゆきません。
よい商品もすごい技術も、売り込まなければ利益にならず企業のためにならないのです。
営業は売り上げに直接関わることで、会社の顔としてほかの職種にはないやりがいを感じられるでしょう。
ビジネススキルを習得できる
ビジネススキルとは、そのまま営業スキルのことを指すといっても過言ではありません。
営業をすることで、ビジネスに必要な基礎的なスキルを習得できます。
営業で実績を出すためには、お客さまや業界の情報を集めてしっかり考察し理解することが大切になります。
またお客さまに信頼され、よい関係を築き売り上げにつなげていくのも重要です。
そのためにも物事をわかりやすく伝える力や話を聞く力、提案する力が必要になります。
これが営業スキルでありビジネスに必要な基礎力です。
これらの能力があれば、自分で事業を起こせるでしょう。
営業職は自分自身がビジネスパーソンとしてスキルアップできる、そういったメリットのある職種です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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まとめ
今回は面接でよく聞かれる「営業のイメージ」について、どういう意図があるのか、そしてどう答えるのがよいのかを解説しました。
意図としては営業職に対する意欲の確認や、企業の営業スタイルへの理解度を見るものとなっています。
答え方はその意図を汲み、自分自身の営業のイメージを簡潔に前向きに伝えることが大切です。
面接前・面接時それぞれにおいて、質問に対する対策をご紹介しました。
ぜひともこちらを参考に、自分なりの「営業のイメージ」を語れるようにしておきましょう。
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