転職者が面接時に聞かれる質問例を一挙解説!面接でアピールすべきポイントもご紹介

転職者が面接時に聞かれる質問例を一挙解説!面接でアピールすべきポイントもご紹介

目次
  1. はじめに
  2. 【転職面接の質問例】面接官が質問する意図
  3. 【転職面接の質問例】面接で聞かれる質問5選
  4. 【転職面接の質問例】面接に関するFAQ
  5. 【転職面接の質問例】面接全体の準備も忘れずに
  6. まとめ

はじめに

転職活動中における面接では、さまざまな質問が飛び交います。

ぶっつけ本番で急に質問されたときに回答に困らないよう、想定される質問を把握して選考対策をとりましょう。

今回の記事では、転職面接における質問例と答え方のポイントを解説します。

よくある質問例を知っているか知っていないかによって、転職成功率に大きく影響します。

事前に質問例と回答例を用意しておき、本番で困らないように万全の状態にしておきましょう。

【転職面接の質問例】面接官が質問する意図

「相手を制するには相手を知れ」とよく言われるように、転職活動における面接でも面接官の質問の意図をくみ取っておく必要があります。

面接官が応募者に質問を投げかけることで、何を知ろうとしているのかを把握しておきましょう。

相手の意図を理解することで、効果的な回答ができるようになります。

面接官が質問をする具体的な4つの理由をご紹介します。

経営方針に対する理解度を測るため

企業が求めているのは、経営方針を理解して、それを業務に反映してくれるような社員だといえるでしょう。

また、企業の経営方針を理解している応募者は熱意が感じられ、志望意欲も高いものです。

経営方針のどんなところに共感しているのかが具体的に伝えられれば、本当に入社したい気持ちも伝わりますし、高評価を得ることができますので、積極的に絡めていくとよいでしょう。

中途採用は即戦力を求められていることが大半ですが、飛び抜けて優秀というよりも、企業方針を理解して尊重する人の方が組織人として求められます。

経営方針を理解したうえで業務を遂行する人はチームワークを尊重し、社風を慎重できる人です。

面接で応募先企業のことをよく理解した回答が言えるようになるまで、企業研究や業界研究を徹底して行っておきましょう。

企業理念に対する理解度を測るため

先述した経営方針に対する理解度とともに、企業理念への理解度も求められます。

企業理念が社員の行動指針にもなってきますので、社員と会社の相性を測る意味でも重要といえるでしょう。

会社という一つの組織は、全員が同じ方向を向いて利益を創出し続ける集団です。

そのため、経営方針を理解するだけでなく、理念に沿った行動ができるかも重要なポイント。

一緒に働いていて気持ちよく業務に取り組める人材であることが、採用されるかどうかのポイントなのです。

企業理念への理解度を高めるためにも、企業研究を徹底して行っておきましょう。

また、経営者の出版物やインタビュー記事などがあれば、網羅的に読み込んでみると理念の本質が見えてくるでしょう。

入社後の姿を具体的にイメージするため

面接は企業と人のマッチングを図るお見合いのような場です。

そのため、入社後に既存の社員と相性よく働いてくれるかも判断しています。

人間的な相性だけでなく、自社の業務において活かせるスキルがどの程度あるのかも測ります。

性格やスキルが分かれば最適なポジションで業務をスタートさせることができるので、企業にとっても円滑な組織づくりがしやすいのです。

また、入社後の姿をイメージすることで、どの程度長く働いてくれるかも測ります。

入社してすぐ辞められてしまえば、企業が予算をかけて採用活動をしたことが無駄になってしまいます。

長期的な活躍の姿をイメージすることで、どの程度利益をもたらしてくれるのかを想定するのです。

キャリアプランを知るため

自分が持つキャリアプランと企業のキャリアパスが一致しているかというのも、企業にとって重要な判断基準です。

本人が望むようなキャリアを用意できるかどうか、長期的な雇用を目的とする企業は先々のことも考えて採用判断をします。

なぜならば、本人が望むようなキャリアが歩めない企業ならば、その社員は途中で会社を辞めてしまう可能性が高くなるためです。

せっかくかけた人材コストを無駄にするのは避けたいですし、優秀な人材にはできるだけ長く働いてもらいたいものです。

キャリアプランを持っている人の信念が企業理念と合致すれば、お互いに気持ちよく働けるようにもなるでしょう。

【転職面接の質問例】面接で聞かれる質問5選

ここからは、転職面接でよくある質問を5つご紹介します。

面接で質問される内容は企業によって若干異なりますが、今からご紹介する5つの質問は、大半の企業がデフォルトとして取り入れている質問です。

この5つを制することで、面接本番で具体的な回答が言えるようになるので、ぜひ押さえておきましょう。

①自己紹介

面接の一番最初に聞かれる質問が、自己紹介です。

基本的には「自己紹介からお願いします」と言われますが、どこまで自己紹介をすれば良いか迷う人が大半でしょう。

しかし、自己紹介は基本的に自分の名前や経歴を伝える場なので、あまり難しく考える必要はありません。

以下のような伝え方で話す程度で問題ないでしょう。

「本日は面接の機会をいただいてありがとうございます。

◯◯(氏名フルネーム)と申します。

現在は◯◯株式会社の営業として法人営業をしており、3月末に退職予定です。

本日はよろしくお願いいたします。

答え方のポイント

上記のような通り一遍の回答で構いませんが、大切なのは第一印象です。

面接の一番初めに伝えるのが自己紹介なので、このときの態度や仕草、表情が面接全体の雰囲気をコントロールすると言っても過言ではありません。

はじめは礼儀正しく「ありがとうございます」と伝え、自己紹介をしているときは終始笑顔を忘れず、相手の目を見て話しましょう。

②転職理由

中途採用の面接を受ける人は、当然ながら職歴のある転職活動中の人がほとんどです。

そのため、転職理由が聞かれることは一般的です。

転職理由とは文字通り転職する理由のことですが、本質的には「転職をして何を目指しているのか」ということが隠されています。

履き違えないでいただきたいのが、退職理由ではないということです。

退職理由は前職の会社を辞めたいと思った理由であり、ネガティブな理由になることが少なくありません。

転職は自分のキャリアプランに沿って行うものですから、転職理由を聞かれたら以下のように答えましょう。

「私が転職をしたいと思ったきっかけは、今よりも厳しい環境で営業をすることで実力を伸ばせると感じたためです。

前職は◯◯(商材名)というメジャーな看板を掲げながら営業活動をして参りましたが、トップ営業になるためには看板に頼ってはいけないと感じ、ベンチャー企業へ転職することを決めました。

答え方のポイント

転職理由にキャリアプランを添えて述べるときは、具体的なエピソードを盛り込むと良いでしょう。

今どういう状況で今後どうなりたいのか、将来のことも見据えた話をすれば、長期的な活躍ができる人材だと感じてもらえます。

③志望動機

志望動機は、応募先企業に入社したい理由を述べる項目です。

ここではよく転職理由や退職理由を述べてしまう人がいますが、それは入社したい理由にイコールしませんので間違えないようにしましょう。

志望動機は転職理由とつなげると具体性が増します。

以下のように伝えましょう。

「私が御社を志望した理由は、私の営業力を試しながら成長できる環境だと感じたためです。

御社はリリースされたばかりの商材を全国的に広められている段階であり、営業としての実力が大きく問われると思います。

私の経験を生かしつつ、商材が変わっても売れるトップ営業になるために良い環境だと感じ、志望いたしました。

答え方のポイント

志望動機は、数ある企業の中からなぜその企業なのかが分かる内容である必要があります。

応募した動機が「何となく」でも、曖昧な表現で終わらないようにしましょう。

具体的な志望動機を作成するためには、企業研究をすることがおすすめです。

企業研究とは応募先企業の情報をとことん集めて理解しておくことです。

ホームページやニュース記事、社員インタビュー記事などを網羅的に読み込んでみてください。

その企業ならではの良さが見つかり、具体的な志望動機が書けるはずです。

④自己PR

自己PRは、自分が入社した後に活かせるスキルや強みをアピールする項目です。

性格的な強みはもちろん、前職で培ったスキルや資格をアピールしましょう。

活かせるスキルが複数ある人も多いと思いますが、応募先企業にとって重宝されるスキルから優先的に伝えてください。

例えば、営業職の自己PRなら以下のような回答例がベターです。

「私が御社に入社して活かせることは、達成率にこだわり続ける姿勢です。

前職はアパレルショップの販売員なので営業職は未経験ですが、自分が所属していた店舗の売上管理は私が行なっておりました。

達成率は平均で115%と昨年1年間エリアトップで、表彰された実績も持っています。

答え方のポイント

自己PRで伝えるスキルは、数字を交えると効果的です。

例えば上記の例で言えば、達成率と期間について数字を盛り込んでいることがわかります。

数字で伝えれば信憑性が増しますし、その出来事がどの程度凄いことなのかも理解してもらえます。

⑤逆質問

逆質問とは、面接官に応募者が逆に質問することです。

大抵の面接では、面接の最後に「何か質問はありますか」と聞かれるので、これが逆質問です。

面接官の質問はマストではないものの、「ありません」だと熱意が感じられずに不採用の原因にもなりますので、必ず用意しておくようにしましょう。

せっかく面接の場なので、質問の仕方にも熱意やポテンシャルの高さを持たせられる内容が良いでしょう。

例えば、以下のような質問がおすすめです。

「入社までに身につけておいた方が良いスキルはありますか。」

「私のような中途採用者はどういうキャリアプランを歩まれていますか。」

答え方のポイント

入社後を見据えた質問ができれば、長期的に働く意思が伝わります。

上記のような質問なら、向上心が感じられるでしょう。

なお、逆質問は自分が聞きたいことを聞いて問題ないですが、給与などお金に関することに深く突っ込んだり、業務に関係のない質問をするのは避けましょう。

【転職面接の質問例】面接に関するFAQ

転職面接での一環の流れにおいて、転職活動中の人からよくある質問についてご紹介します。

面接官から質問されるイレギュラーな内容や、入社後に交渉したいことなど、シビアな話題を中心にお伝えします。

オンライン面接ではカンペを用意してもOK?

オンライン面接ならカンペを用意しても問題はないでしょう。

画面上にカンペが映らなければ問題ないので、不安な方はパソコンにメモアプリを置いたり、デスクに貼り付けたりして用意しておくと良いでしょう。

ただし、明らかにカンペを読んでいることが面接官にバレないように注意してください。

オンライン面接では画面全体に自分が映るため、想像以上に目線の使い方が分かります。

メモを用意するときはできるだけカメラの近くに置くなどをして対処してください。

給与交渉はいつすべき?

給与交渉は最後の逆質問のフェーズで伝えるのが自然です。

ただし、唐突に聞いてしまうと相手も萎縮してしまうので、「現段階でお答えが難しければ追ってご相談で良いのですが」と前置きをした上で交渉してください。

なお、給与交渉は転職エージェントから紹介をもらった企業だとスムーズに進めやすいです。

転職エージェントに登録をすれば、キャリアアドバイザーがサポートしてくれるので、給与交渉も面接の段取りも代行してくれます。

パーソナルな部分を質問された!どう答えるべき?

もし面接に関係のない個人的な質問をされたら、曖昧な返答でも良いでしょう。

たとえば、「結婚の予定はありますか」などです。

こうした質問は、最近ではタブーとされているものの、面接官が年配者の場合だと質問されてしまうこともあります。

結婚や出産の予定があるとしても、こうした質問をされたら「”今は”とくにありません」など、現状の話をするなどで問題ありません。

そのほかにも答えにくい質問をされた場合、本音は言わずに通り一遍の回答で問題ないでしょう。

【転職面接の質問例】面接全体の準備も忘れずに

転職面接の対策は、面接官からの質問と回答例を用意するだけではありません。

面接全体を通して良い印象を与えなければいけませんので、身だしなみや話し方、ビジネスマナーなども徹底して準備しましょう。

とくに見られるのが身だしなみです。

面接は第一印象が大切なので、質問に対して効果的な回答ができても、第一印象が悪ければマイナスになりえます。

男性ならスマートでシワのないスーツを用意したり、女性なら髪型やメイクも品のあるナチュラルな印象に仕上げましょう。

徹底的に対策するならエージェントを利用しよう

面接を徹底的に対策したいなら、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントに登録をすれば、専任のキャリアアドバイザーが選考対策や面接の段取り、給与交渉などあらゆるサポートをしてくれます。

中でもおすすめの転職エージェントは「アゲルキャリア」というサービスです。

こちらのサービスはキャリアアップに特化した転職エージェントで、とくに営業職などの優良案件を多く保有しています。

忙しいあなたのために365日24時間いつでも対応が可能ですので、気になる方は是非この機会に利用を考えてみてください。

まとめ

今回の記事では、転職面接における質問や回答例を中心にご紹介したので、ある程度面接対策の方法がお分かりいただけたかと思います。

今回ご紹介した質問は、あくまでどの企業でも質問される基本的な質問です。

そのほかにも、特定の業界ならではの質問があるため、企業研究や業界研究も行なって対策を取りましょう。

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