営業事務への転職は難しい?営業事務への転職のポイントを徹底解説!
はじめに
サービス業からデスクワーク職へ転職したいという方たちの間で人気が高いのが、営業事務です。
営業事務は、サービス業で培ったコミュニケーション能力を活かしながら働くことができるうえに、未経験者でもチャレンジしやすい職種なのです。
本記事で、営業事務の特徴、仕事内容、活かせるスキル、必要な資格などをご紹介していきます。
また、どんな人が営業事務の事務の仕事に向いているのかについても触れていきますので、自分がこの仕事に向いているかどうか知りたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
【営業事務への転職が難しい】営業事務は未経験でも大丈夫?
営業事務への転職を考えている人は、未経験でも問題はないのか気になっている人もいると思います。
結論から言えば問題ありません。
営業事務の業務はこのあと紹介しますが、特別な資格やスキルは求められないので、未経験でも転職しやすいと言えるからです。
もちろん資格を持っていれば自己アピールで役立つこともありますが、それだけで評価されることは少ないでしょう。
ただし、基本的なコミュニケーション力は求められるので、人と話すのが苦手な人にはおすすめできません。
【営業事務への転職が難しい】営業事務の仕事内容
営業事務は、営業担当者をサポート、バックアップする職種です。
会社によっては、「営業サポート」や「営業アシスタント」などと呼ばれることもあります。
営業事務は、未経験OKの求人割合も多いことから、オフィスワークが初めての方たちの間で人気です。
しかも、メーカー、商社、WebやITなど、多くの会社が営業事務を必要としているため、実力次第ではいろいろな環境で働くことも可能なのです。
営業事務の仕事の特徴、一般事務や経理事務など、ほかの事務職との違いを理解しておけば、転職活動も成功しやすくなることでしょう。
営業事務の主な仕事リスト
営業事務担当者の主な仕事は、営業担当者のサポート業務です。
営業で必要な書類を作成することや営業担当者に替わって電話やメール対応も行います。
オフィス内での仕事が基本となり、顧客や取引先など営業先へ同行することはほとんどありません。
書類作成・処理
営業事務の基本となる仕事は、見積書、契約書、発注書、請求書などの書類の作成や処理です。
これらの書類は、営業活動を行ううえで欠かせない大事なものです。
万一、書類に不備があると、契約ができなくなる場合や発注や納品のミスにつながってしまいます。
営業担当者がスムーズに仕事に取り組めるように、スピーディー、かつ、正確に書類作成やデータ入力を行っていくことが営業事務担当者には求められているのです。
ファイリング
ファイリングは、書類の整理や保管、不要な書類の廃棄などを行うことです。
営業事務担当者は、営業用や会議の資料、領収書や請求書など、いろいろな書類を取り扱います。
社外秘や顧客情報、取引契約書など、重要な書類を扱うこともあります。
後から営業担当者やほかの社員が書類をチェックすることもあるため、誰の目にもわかりやすいように、分類や保管していかなければなりません。
会社で決められたルールに従って、ファイリングを行うのが基本です。
顧客管理
顧客情報の管理も、営業事務担当者の大事な仕事です。
氏名、電話番号、メールアドレスなどの顧客情報を登録することやデータの更新や削除などの作業を行います。
契約内容、購入商品、クレーム対応状況などのデータを取り扱うこともあります。
顧客情報の管理は、パソコン上で行っている会社がほとんどです。
万一顧客情報が外部に漏れると大変なことになってしまうため、会社のルールに従って適切な方法で管理を行わなくてはなりません。
営業業務の効率化
営業業務の効率化を目指していくことも、営業事務担当者の仕事です。
具体的には、営業担当者が必要としている取引先や顧客のデータを用意することや入金や出金のチェック作業、データの集計作業などのバックアップ業務を行います。
また、必要に応じて、菓子折りなどのお土産品の手配、お礼状や挨拶状の作成など営業活動で必要なものを準備することもあります。
さまざまな方面から営業担当者をバックアップすると、営業業務が効率化し、仕事の生産性が高まるようになります。
すると、会社全体の業績アップもつながりやすくなるのです。
営業事務担当者は、ただのサポート役ではなく、会社の業績にも関係するとても重要な役割を担っているといっても過言ではありません。
受注・出荷管理
会社によっては、営業事務担当者が受注や出荷業務を行うこともあります。
取引先や顧客から注文の連絡が入ったら、すぐに受注することや在庫状況を確認して製品や商品の出荷手配を行うのです。
急ぎでの受注・出荷対応が求められることもあるため、臨機応変に仕事をこなしていかなくてはなりません。
また、自社の製品、商品、サービス、事業内容などをしっかりと理解しておくことも、営業事務担当者には求められているのです。
電話・メール・来客対応
営業事務担当者は、電話対応が必須の業務です。
取引先や顧客だけでなく、新規のお客様から問い合わせの電話を受けることもあります。
電話を受けたら、その内容をヒアリングして、すぐに営業担当者に振る、あるいは、自分で対応します。
電話だけでなく、メールやWebサイトのお問い合わせフォームからの連絡にも対応しなくてはなりません。
近年は、Facebook、Twitter、ブログなどからの問い合わせや連絡をする人も増えているため、会社によっては営業事務担当者がSNS対応を担当することもあります。
さらに、来社したお客様を案内したり、お茶を用意したり、営業担当者へ取り次ぎなどの対応も営業事務担当者の仕事です。
お客様とのコミュニケーションや営業効率の向上も担う
営業事務は、電話やメール対応、来社対応などの営業サポート業務を通して、お客様や取引先担当者と関わる機会が多い仕事です。
そのため、一般事務、経理事務、総務事務などのほかの事務職よりも、より高いコミュニケーションスキルが求められる場合もあります。
他の事務職のようにコツコツ進める個人作業ではなく、営業部門のチームの一員として活躍できるのが、営業事務の仕事の魅力であり、やりがいです。
営業事務担当者が直接営業活動を行うことはありませんが、営業担当者や営業部門をサポート・バックアップすることで、会社への貢献を実感しながら働くことができます。
一般事務との違い
営業事務では営業をサポートする業務の性質上、一般事務との違いがあります。
一般事務では部署にもよりますが、比較的定型業務が多く、スケジュールを立てやすいです。
また、トラブルなどが起こらなければ残業も少なく、定時で退勤できることが特徴です。
営業事務は営業スタッフの仕事の進捗に合わせ、仕事をする必要があります。
緊急性の高い業務やイレギュラーが発生することも多くあるのです。
たとえば営業スタッフが営業先から戻ってきたときに、契約が取れたので契約書類を明日までに準備して欲しいと要求されることがあります。
このように顧客や営業スタッフのスケジュールに合わせた業務のスピード感が必要になり、突発的な残業が発生することもあるでしょう。
また営業事務の特徴として社内外の調整が必要となり、多くの人と関わる必要があります。
【営業事務への転職が難しい】営業事務のやりがい
ここからは営業事務の仕事のやりがいを紹介します。
営業事務のやりがいは大きく3つ挙げられます。
普通の事務職では感じられない営業事務ならではのやりがいがあります。
営業について学ぶことができる
営業事務の仕事は基本的に営業職の仕事のサポートを行うことです。
そのため、営業事務として働いているうちに営業職の仕事について学ぶことができるのです。
また、営業事務では社外の顧客ともコミュニケーションを取ることが多いです。
そのため、多くのビジネススキルも身につけることができます。
営業スキルやビジネススキルを身につけることができるのが、営業事務の一番のやりがいとも言えるでしょう。
会社への貢献を実感できる
営業職が成果を上げるには、営業事務のサポートが不可欠です。
自分が担当している営業担当者の成果が明確にわかるため、やりがいを感じることができます。
基本的に事務職の仕事は会社への貢献を実感しにくいことが多いですが、営業事務では成果が可視化できるというメリットがあります。
この点は普通の事務職では感じることのできない、営業事務ならではのやりがいと言えるでしょう。
未経験でも活躍できる
営業事務の仕事には特別な資格やスキルは必要ありません。
そのため未経験の人でもすぐに活躍できるというメリットもあります。
営業事務ではお客様の要望を的確に汲み取ったり、チームで一丸となって働くためのコミュニケーション力が重視されます。
サポートすることが主な仕事内容となるため、お客様や他のメンバーから感謝されることも多くあります。
人のサポートをすることが好き、頼られるのが好きという人は大きなやりがいを感じられる仕事でしょう。
資格やスキルが活かせる
営業事務職は「資格やスキルが活かせる」ため、やりがいを感じやすいです。
PC関係のスキルや業界に関係のある資格を所持しておくことで、転職しやすくなったり人事評価で高い評価を得られたりするでしょう。
特にキャリアアップやスキルアップなどを目標にしている人にはメリットといえます。
転職後に勉強をしてスキルや資格を取得することで、仕事の質が高まり昇給・昇格を果たす人は多くいます。
能力と待遇がリンクすればモチベーションにもつながりますよね。
能力を活かして働きたい人には、営業事務転職がおすすめです。
転職がしやすくなる
営業事務職を経験することで、「転職がしやすくなる」可能性があります。
基本的な事務処理能力が高まるため、事務職・総合職・経理などの職業に転職しやすくなります。
スキルを取得していたり勤続年数が長くなっていたりする場合は、より好待遇での採用が期待できるでしょう。
営業に関わる中で営業に必要な能力も高まるため、未経験業種や業界への転職でも活かせるスキルが身に付きます。
転職市場では経験や能力が重視されるため、営業事務職の経験は業界や業種問わず転職しやすくなるといえるでしょう。
【営業事務への転職が難しい】営業事務に向いている人
次は、どんなタイプの人が営業事務に向いているのかについて見ていきましょう。
営業事務担当者は、営業部門の一員として働きます。
そのため、営業担当者と同じようなモチベーションを持った人が向いているのです。
たとえば、「目標に向かって頑張れる人」、「明るく笑顔で働ける人」、「PC作業や事務作業に抵抗がない人」であれば、営業事務に向いている可能性が高いため、入社後に活躍できることでしょう。
目標に向かって頑張れる人
営業事務職に向いているのは、設定した目標に向かって頑張ることが好きな人です。
その理由は、営業事務はほかの事務職と比べて目標やノルマを意識させられることが多いからです。
営業部門の一員として働くため、営業事務担当者も営業担当者と同じように、達成目標やノルマなどをしっかり考えて仕事に取り組んでいかなくてはならなくなっています。
といっても、営業事務担当者が直接目標やノルマを達成するわけではありません。
営業事務担当者が主導となるのではなく、ノルマを目指す営業担当者をバックからサポートする意識を持つことが大切です。
営業経験をアピールしよう
このように、営業事務は営業職の気持ちを理解し、一緒に目標を達成する姿勢が求められます。
その点、前職で営業の経験がある人は、その経験をアピールすれば評価される可能性が高いでしょう。
たとえ業界や、扱っている商材が違っていたとしても、実績や目標を意識して働いた経験はアピールとして有効だからです。
営業職からしても、営業において重要なポイントを心得ている営業事務は、とても重宝されるでしょう。
営業として身につけたコミュニケーション能力やスケジュール管理能力も、当然評価されます。
また営業職ではなくとも、販売職や飲食業といった、お客様を相手にする職業で働いた経験は、評価される可能性があります。
特に相手の気持ちを尊重しつつも、なんらかの目標を意識して働いていたアピールをすると効果的でしょう。
明るく笑顔で働ける人
いつも明るい笑顔を心がけて働ける人も、営業事務職に向いています。
営業事務担当者は、個人作業になりがちな事務職と比較して、営業担当者とコミュニケーションを取る機会が多いからです。
もしも、むすっとした怒った表情で仕事に取り組んでいたら、営業担当者は仕事を頼みにくいと感じてしまうことでしょう。
場合によっては、営業部門全体の雰囲気も悪くなってしまうかもしれません。
笑顔で対応することは、円滑に仕事を進めるうえで、とても大事なことなのです。
また、営業事務担当者は、来客対応などの際に、お客様への接客を任されることもあります。
笑顔で感じ良く対応できることや一定以上のコミュニケーション能力を持っていることは、仕事をしていくうえで、大きな強みとなることでしょう。
PC作業や事務作業に抵抗がない人
営業事務担当者は、基本的にオフィス内で、データ入力、書類作成、商品の受注や出荷業務などの作業を行うのが仕事です。
パソコン、コピー機、ファックスなどのオフィス機器を取り扱う時間も長くなるため、そのような事務作業に対して、まったく抵抗がない人が向いています。
会社によっては、専用のソフトウエアや機械などの操作も覚えなくてはなりません。
すぐにやり方を身につけて、ミスのないように正確に仕事を進めていくスキルが求められています。
また、書類の作成などを決められた期限までに、きちんとやり遂げる責任感も必要です。
スケジュール管理が上手い人
スケジュール管理が上手い人は営業事務への転職がおすすめです。
営業職の人が全てのスケジュールを完璧に管理できるわけではありません。
営業件数を把握しスケジュールを組むことも、営業事務の業務の1つです。
営業マンと連携を取って緻密な計画を立てましょう。
スケジュール管理がうまければ、業務のバランスを見ながら安定してノルマを達成するサポートが可能です。
予定管理がうまくいかないと会社やお客様に迷惑がかかってしまうおそれがあるので、営業事務転職を考えている人はスケジュール管理をしっかりできるようにしましょう。
肉体労働が苦手な人
肉体労働が苦手な人にも営業事務はおすすめです。
営業マンとともに訪問営業をすることもありますが、基本的にはサポートであるため営業マンと比べると体力的な問題は発生しにくいといえます。
事務作業が主な業務であり、資料を作ったり電話対応をしたり会社内で行える仕事を担当します。
営業マンサポートのために残業することもありますが、営業職ほどではないでしょう。
繁忙期は営業とともに仕事が増えるので、肉体労働は少なくても体調管理に注意が必要です。
体力に自信が無くても長期的に働ける職業です。
【営業事務への転職が難しい】営業事務に活かせるスキル・資格
営業事務として働くための特別な資格は不要です。
ただし、入社選考時には未経験者よりも、経験者の方が優位になりやすいという面もあります。
営業事務未経験の方は、自分のアピール材料となるような資格を取っておいた方が良いでしょう。
営業事務志望者におすすめの資格は、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」と「秘書検定」です。
これらの資格は、難易度がそれほど高くないため、短期間で取得を目指すことも可能です。
それらの資格の特徴について見ていきましょう。
マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
これらのオフィスソフトは、営業事務職に就いたら間違いなく使用することになります。
そのため、入社前に資格を取っておけば、自分の大きな武器となることでしょう。
マイクロソフトオフィススペシャリスト試験は、一般レベルの「スペシャリストレベル」と上級レベルの「エキスパートレベル」があります。
合格率は、スペシャリストレベルが80%、エキスパートレベルが60%となっています。
これから、チャレンジされる方は、まずは、比較的難易度が低いスペシャリストレベルの取得を目指してみると良いでしょう。
秘書検定
なぜ、営業事務なのに、秘書検定の資格を取った方が良いのかと疑問に思う方もいるかもいるかもしれません。
この秘書検定は、秘書としてのスキルを問う試験だけでなく、ビジネスパーソンの基本的な常識が問われる試験でもあるのです。
マナー・接遇を問う問題もあるため、お客様対応の機会が多い営業事務職もぜひとも取得しておきたい資格と言えます。
秘書技能検定試験の等級は全部で4つです。
まずは、比較的取得しやすい3級や2級の勉強から始めてみると良いでしょう。
ITパスポート
「ITパスポート」はIT関連の基本知識や情報処理技術などを証明する資格です。
情報処理能力を身につけておくことで、PCを使って仕事をする職業やエンジニアなどの技術職への転職に役立つでしょう。
独立行政法人情報処理推進機構が主催しており、全国の試験会場で受験可能です。
試験は頻繁に開催されているため、気軽に受験できるメリットがあります。
公式ホームページには試験対策のことや細かい概要が掲載されているので、興味がある人は一度覗いてみるとよいでしょう。
営業事務やIT系への転職を考えている人におすすめの資格です。
ビジネスマナー
「ビジネスマナー」は、社会人として常識的な振る舞いや言葉遣いなどを証明する能力です。
社会人として働き続けるためには、敬語の使い方や電話対応の仕方などを身につけておかなければいけません。
自分の品格を下げるだけでなく、企業のイメージを悪化させてしまう原因にもなります。
営業事務は商談の場に赴きお客様と直接コミュニケーションを取ることがありますよね。
マナーを身につけていなければ成約を得ることはできないでしょう。
ビジネスマナーを身につけるために、ビジネスマナー検定のような検定試験も活用できます。
営業事務への転職にはビジネスマナーは必須スキルといえます。
日商簿記
「日商簿記」は企業の経営状況を数字的に管理し、財政状況を把握するために役立つ資格です。
商工会議所が主催しており、3級から1級までのレベルに分かれています。
日商簿記資格を取得することで企業の経営についての知識が身に付きます。
営業は経営や財政にも深くかかわるため、取得しておけば事務職の立場から営業のサポートが行えるでしょう。
1級は合格が難しいですが、取得することで昇給も期待できます。
営業事務職以外でも活用しやすい資格なので、転職を考えている人はぜひ取得を目指してみましょう。
【営業事務への転職が難しい】営業事務に転職した人の事例
次は、接客業から営業事務への転職した方の事例をご紹介いたします。
実際の転職活動を、成功事例を参考にすることで、今後の転職活動にどう取り組んでいけば良いかのヒントも見えやすくなることでしょう。
営業事務未経験だから転職は難しいのではと感じている方も、転職成功者の事例を詳しく知ることで、自分もチャレンジしてみようという意欲が湧いてくるかもしれません。
今回、ご紹介するのは、N.S.さんです。
N.S.さんは、24歳の女性の方です。
前職は接客業に就いていましたが、現在は営業事務の正社員として働いています。
N.S.さんが転職を目指したきっかけ、転職によって年収がどう変わったのか、一日の仕事の流れなどをご紹介しますので、参考にしてみてください。
転職のきっかけは?
以前は、非正規スタッフとして、接客業の仕事に従事していました。
接客業の仕事をずっと続けているうちに、将来のことを真剣に考えるようになったのです。
年齢が若い今のうちに、何か手に職をつけておいたほうが良いのではと思い始めました。
そこで、安定した収入が得られやすい正社員を目指すことにしたのです。
一度企業で働いてみたいという気持ちもあり、営業事務への転職を決意しました。
営業事務職を選んだ理由は、接客業で身につけたコミュニケーションスキルが活かせる仕事だと思ったからです。
年収は上がった?
正社員として、営業事務職へ転職してからは、毎月安定した収入が入ってくるようになりました。
年間では、70万ほど収入が上がっています。
現在の年収は、400万程度です。
接客業の仕事をしていたときは、休みが不規則で肉体的にもハードな仕事にも変わらず、年収が低いことが悩みでした。
同世代の人たちと比べても、かなり低い年収だったのです。
営業事務職に就いたことで、年収が大幅にアップしたので、思い切って転職して本当に良かったと思っています。
ワークライフバランスは?
外回りが多い営業の方たちと比べると、営業事務の仕事はワークライフバランスは取れていると感じています。
今の仕事では、仕事をきちんと終わらせることができれば、自分の時間も十分に取ることができるため、不満は一切ありません。
接客業をしていたときは、休日出勤や残業が多かったので、不規則な生活が続いていました。
その当時と比べると、今の職場はとても働きやすい環境ですし、恵まれている環境だと思います。
一日の仕事の流れは?
出社したら、届いているメールをチェックして、朝のミーティングに参加します。
9:30 始業
朝のミーティングが終わったら業務を開始します。
午前中は、営業用の資料作成、顧客情報、受発注などのデータ管理などの仕事を行います。
12:00
1時間の昼休憩時は、社内の休憩室でお弁当を食べながら過ごします。
同僚や営業の方たちと社外でランチを食べにいくこともあります。
13:00
午後の業務は、お客様の電話対応、契約サポート、営業活動のサポートなどがメインです。
17:00
夕方は、外出先から戻ってきた営業からの業務依頼の対応を行います。
営業と業務の打ち合わせを行い、明日の業務の準備をしていきます。
18:00
退社前に、お客様、取引先、営業メンバーからメールが入っていないか、もう一度チェックして一日の仕事は終了です。
【営業事務への転職が難しい】営業事務に転職するには
最後に、営業事務へ転職したいと思ったら、どのように行動したら良いかについて見ていきましょう。
まずは、求人情報サイトをチェックして、希望の仕事がないかチェックしてみると良いでしょう。
本気で転職を考えている方は、転職エージェントに相談するのも手です。
転職活動を成功させるコツは行動です。
自分から積極的に情報を集めて、応募したい求人が見つかったら、どんどんエントリーしていきましょう。
営業事務についてリサーチする
転職を決めたら、営業事務職についてリサーチしましょう。
業界・企業・給与・キャリア・デメリット・離職率など、転職に必要な情報は集めておきましょう。
転職サイトや転職雑誌では職業ごとに特徴がまとめられています。
リサーチをおろそかにしてしまうと、転職後に後悔する可能性が高まります。
また面接では事前知識も必要になるため、面接での評価を高めることにもつながるでしょう。
事務職には営業事務の他にもたくさんあるので、違いを参考にしながら情報収集してみてください。
自分のやりたいことや描くキャリアと比較しながら、営業事務に関する知見を深めておきましょう。
スキルや資格を取っておく
転職ではスキルや資格を取っておくと有利になります。
専門性の高い資格は評価されやすいですが、取得が難しいというデメリットもあります。
営業事務職には特定の資格が求められるケースが少ないですが、ITパスポートや日商簿記などは評価につながります。
勉強期間も長くはないため、簡単なレベルからチャレンジしてみるのもおすすめです。
スクールや講座の受講・移動時間などをうまく活用することで、働きながらでも資格取得が目指せます。
履歴書に書けるような資格やスキルを取得して、営業事務転職を有利に進めましょう。
退職や転職のスケジュールをしっかり立てる
転職には少なからず時間がかかります。
うまくいかずに長引いたり途中でトラブルが発生したりすることも考慮すべきです。
同様に退職にも一定の期間を要します。
退職を決めたら早めに職場に伝えるようにしましょう。
繁忙期や人員が足り無い時の転職には、特に注意が必要です。
職場に止められたりトラブルにつながるケースも少なくありません。
転職を決めてから完了するまでは綿密に計画を立てなければいけません。
お金の問題もないがしろにはできないため、時間的・金銭的な余裕をもって転職活動に臨むことをおすすめします。
キャリアの再構築を行う
転職時に意識すべきことが「キャリア」です。
ネガティブな理由で転職する人もいるはずですが、勢いで転職してしまうと後悔してしまう可能性が高まります。
自分が将来どのような働き方をしたいのかという具体的なキャリアを考え直す必要があるでしょう。
転職は人生を変えるようなきっかけになるイベントです。
営業事務への転職後のキャリアを具体的に考え、面接でしっかりと話せるようにしておきましょう。
キャリアが決まればやるべきことが自ずと決まります。
正解はないので、自分で主体的に決めてみてください。
求人サイトを利用する
インターネット上にはたくさんの求人サイトがあります。
各サイトによって、エンジニア向け、介護・福祉職向け、新卒者向けなど特徴が異なるため、自分の目的に合ったものを選ぶようにしましょう。
営業事務職の転職を目指している方におすすめの求人サイトは、以下の通りです。
・タウンワーク
・リクナビNEXT
・マイナビ転職 女性のおしごと
・とらばーゆ
・エン・ジャパンの転職サイト
・はたいく
・女の転職type
・doda求人情報サービス
そのほか、お住まいのエリアのハローワーク求人検索機能も活用してみると良いでしょう。
転職エージェントに相談する
はじめての転職活動で、企業選びや履歴書の書き方や面接対策に不安がある人は、転職エージェントを利用すると有利に進められます。
転職エージェントには多くの企業から求人情報が寄せられるため、自分で探すよりも、条件の良い企業にあたる可能性が高いでしょう。
また、経験豊富なエージェントにアドバイスをもらうことで、入社後のギャップをできるだけ少なくすることもできます。
以下で、特におすすめの転職エージェントを3つ紹介するので、ぜひ企業選びの際は利用してみてください。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは求人数が圧倒的に多く、全国各地から自分に合った仕事、企業を探せるという特徴があります。
このため、東京以外でも、地方の地元企業に就職したいと思っている人や、業種・職種にこだわらず仕事を探したい人におすすめです。
さらにリクルートグループとして、書類添削や面接対策など、手厚いサポートが受けられることも特徴です。
このためはじめての転職活動で、何をしたら良いのかがわからない人にもおすすめできるエージェントと言えます。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは業界別・企業別の専任アドバイザーによるサポートなど、独自のサポート体制を用意しているのが特徴です。
マイナビエージェントは各業界の転職事情に特化した、各人材専門のキャリアアドバイザーによるサポートを受けられます。
また、企業への営業を行うリクルーティングアドバイザーからは「どんな人材が求められているか?」などの情報も収集可能です。
すべての年代向けにサポートを行っていますが、特に20代からの支持が厚いので、若い方におすすめです。
アゲルキャリア
アゲルキャリアは、面談で求職者としっかり向き合いつつも、短期間で内定を獲得できるサポートが特徴と言えます。
企業情報提供、面接サポートなどに独自の仕組みを導入、内定獲得期間は平均で2~3週間となっています。
このため、短期間で次の転職先を探したいという人におすすめの転職エージェントです。
その一方で大手からベンチャー企業までリサーチを行い、採用する意欲の高い企業を紹介してもらえます。
このため事前に企業の情報をできる限り入手して、入社後のミスマッチを減らしたい人におすすめなので、以下のボタンをクリックし、ぜひ利用してみましょう。
まとめ
ここまで、営業事務についてご紹介してきました。
営業事務は、営業担当者をサポート・バックアップするのが主な仕事です。
未経験でもチャレンジしやすい職種ですが、転職活動を成功させたいならば、マイクロソフトオフィススペシャリストや秘書検定などの資格も取得しておくと良いでしょう。
転職活動の進め方がわからなくなったときや悩んだときには、本記事で、ご紹介した転職エージェントへ相談してみることをおすすめします。
就職活動のプロのサポートがあれば、営業事務への転職を成功させる確率がより高くなることでしょう。
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