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販売職から事務職への転職は難しい?成功させるためのポイントを解説

販売職から事務職への転職は難しい?成功させるためのポイントを解説

目次
  1. 【販売職から事務職に転職できる?】販売職から事務職への転職は難しい?
  2. 【販売職から事務職に転職できる?】販売職から事務職へ転職したくなる理由
  3. 【販売職から事務職に転職できる?】事務職の厳しさ
  4. 【販売職から事務職に転職できる?】事務職に活かせる販売職のスキル
  5. 【販売職から事務職に転職できる?】販売職から事務職への転職を成功させるためのポイント
  6. 【販売職から事務職に転職できる?】事務職の種類
  7. まとめ

販売職は現場で直接顧客を接客することから、やりがいがある反面、体力や精神面で辛さを感じることがあるかもしれません。

また、現場で働くのは若い間で、ある程度の年齢を重ねたらバックオフィスや本社勤務を考える方もいるのではないでしょうか。

しかし、全ての人が希望通りのキャリアアップやキャリアチェンジができるわけではなく、いつまでも現場ということもあります。

そんな時に考えるのは転職です。

転職であれば希望する職種に就けるため、将来設計がしやすくなります。

転職先として人気な職種として事務職があります。

事務職は体力仕事ではないことから、長く働き続けられる職種です。

この記事では、販売職から事務職へ転職できるのかどうかや、成功させるためのポイントを解説します。

【販売職から事務職に転職できる?】販売職から事務職への転職は難しい?

まず、販売職から事務職への転職ですが、難しいと考えている方が多いのではないでしょうか。

このイメージは、販売職と事務職の仕事内容の違いにあります。

販売職は現場で商品を販売しますが、事務職は基本的に内勤であり、顧客と直接やりとりする機会は多くありません。

仕事内容が全く異なるため、販売職から事務職への転職は難しいと考えることもあります

実際に、事務職は経験者を募集していることも多く、経験のない方では転職できないこともあるでしょう。

しかし、未経験採用がないわけではありません。

企業によっては未経験者可としていることもあり、転職は難しくても無理ではないといえます

それでも事務職は人気と倍率の高さから、簡単な転職ではないことを理解しておかなくてはいけません。

販売職から事務職へ転職するのであれば、活かせるスキルを考え、成功させるためのポイントを押さえることが大切です。

【販売職から事務職に転職できる?】販売職から事務職へ転職したくなる理由

そもそも、販売職から事務職へ転職したくなる理由はなんでしょうか。

転職後に長く働くためにも、退職理由はしっかりと把握しておくべきです。

代表的な転職したくなる理由をご紹介します。

給与水準の低さ

販売職は、給与水準が低いことで有名です。

特に低いのはアパレル業界で、勤続年数が長いにもかかわらず年収が300万円以下ということも少なくありません。

また、販売職は現場が中心であり、管理職は少ない人数で構成されています。

昇進して店長などの管理職に就けば昇給も見込めますが、店長だと1店舗に1人、マネージャーだとさらに少なくなります。

そのため、販売職で昇進していくのは時間がかかることも多く、会社によっては一生現場ということも珍しくありません。

現場の販売職では昇給もなかなか期待できないこともあり、給与水準の低さから転職を考える方が多いようです

接客が大変

販売職は毎日接客するため、ストレスの溜まりやすい職種です。

問題が一切起きない店舗というのは珍しく、毎日とは言わずとも数日に何度かはクレームが入ることもあるでしょう。

すぐに対処できるようなクレームであったとしても、対応しているとどうしても疲れてしまいます。

さらに、こちら側に非がなくても謝らなければいけないことも日本ではよくあります。

理不尽であってもなくてもクレーム対応は心身を削ることであり、強靭なメンタルがなければ耐えられません。

人によっては精神を病んでしまうこともあり、転職を考えるきっかけにもなります。

身に付くスキルが少ない

販売職は接客が中心ということから、基本的な挨拶や言葉遣いなどが身に付きます。

しかし、こういったスキルはどの会社に勤めていても身に付く基礎的なものであり、特別ではありません

例えば、事務職だと基本的なPCスキルは必須であり、多くの方がWordやExcelを使いこなしています。

販売職も管理職に就けばPCを使う機会が増え、多くのスキルが身に付くでしょう。

しかし、現場であれば身に付いているスキルが少ないことから、転職で有利に働くことは多くありません。

販売職でスキルが身に付かないことはありませんが、他職種と比べると少ない可能性があります。

シフト制

販売職はシフト制を採用していることが多く、休日や働く時間帯は不定期です。

お店がオープンしている時間が長いことから、早番や遅番などがあり、毎月や毎週、サイクルが変化します。

土日祝は出勤になる可能性が高いため、多くの方は家族や友人と予定を合わせにくいかもしれません

また、正社員になると早番から遅番まで通して出勤することも珍しくなく、体力的な負担にもなってしまいます。

人によってはシフト制のほうが合っているということもありますが、毎日同じ生活ができないことは辛く感じるかもしれません。

【販売職から事務職に転職できる?】事務職の厳しさ

販売職の接客に疲れた方は、裏方の事務職のほうが楽と考えるかもしれません。

顧客対応がない部分では楽に感じるかもしれませんが、実際は事務職にも厳しさがあります

転職活動を始める前に、事務職の厳しさも知っておいてください。

一人作業ではない

事務職は一人作業というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

黙々と同じような入力作業をするものと考えるかもしれません。

実際の事務作業は一人作業の部分はあるものの、基本的にはチーム作業です。

例えば、資料作成を依頼されるといった普段とは違う作業が発生することもあります。

また、資料作成であれば依頼してきた人との調整も必要です。

「グラフは必要なのか」、「色味はどうするのか」など、意外と一緒に進めなければわからない部分が出てきます。

もし、一人作業がしたくて事務職を選ぶのであれば、転職後にミスマッチを起こすかもしれません。

気を遣うことが多い

事務作業は会社全体の中心的な役割も担っているため、さまざまな部署との連携が必要です。

少なくとも営業や経理、人事部と連携して仕事を進めることはあるでしょう。

企業によってはさらに多くの部署があります。

事務職は全ての部署と連携して作業を進めることが多く、円滑に進めなくてはいけません。

業務を円滑に進めるためには他部署の協力が必須ではありますが、どうしても事務が気を遣う立場になってしまいます

さらに、同じ事務職の中でも連携が必要なことから、常に周りに気を遣うことの多い職種です。

特に、「日によって営業や現場の社員の機嫌が悪い」ということも珍しくはありません。

そういった中でも必要な作業を進めるために、ストレスを感じることも多々あります。

職場によっては主体的に動かなければいけない

意外かもしれませんが、事務職でも主体的に動かなければいけないことも少なくありません。

事務職は黙々と事務作業を行い、誰とも話さずに1日を終えるとイメージする人が多いのではないでしょうか。

実際には周りの部署に気を配ること、自ら発信することも必要です。

これは入社する企業や部署によっても異なりますが、特に営業事務と総務事務は主体的でなくてはいけません

営業事務であれば、営業職だけではなく取引先との連絡、資料の作成まで行います。

そのため、営業だけではなく取引先にも気を遣いながら作業を進めます。

総務事務は、社内全体を見据えて作業を進めることから、配慮や主体性が必要です。

事務職は全て同じではなく、種類や職場によって大きく作業内容が異なり、場合によっては主体的に動かなくてはいけません。

評価されにくい

営業職であれば、「どれだけ製品を販売したのか」によって簡単に評価できます。

その分、インセンティブ制度を採用している企業も多く、販売数によって給与が大幅に増加することも難しくないでしょう。

しかし、事務職の場合は成果を可視化することが難しく、どうしても評価しにくい部分があります

そのため、営業職のように仕事をすればするほど給与が上がり評価されるということはありません。

毎日会社のために働いていても評価されなければ、事務職としてやりがいを感じにくくなる可能性があります。

ただし、企業によっては事務職であってもしっかりとした評価制度を設けているため、そこまで考える必要がないこともあります。

長く事務職で働くことを考えるのであれば、転職活動の段階で評価制度のある企業なのかは確認しておきましょう。

覚えることが多い

事務職は専門性が低いように捉えられがちですが、実際には深い知識が必要な場面があります。

ExcelやWordといった基本的なソフトを使いこなせるかはもちろん、会社特有のシステムがあれば知識をつけなければいけません

特に、全てをパソコンやインターネット上で管理している企業であれば、独自のシステムを導入しています。

事務職は総合的な役割も担っていることから、システムを使いこなす必要があります。

また、多方面の部署とやり取りをするため、最低限は全部署に関する知識が必要です。

このように事務職は覚えることが意外に多く、大変な職種といえます。

事務作業以外の仕事をすることもある

事務職の主な仕事内容は事務作業ですが、実際にはそれだけではありません。

雑務を請け負うこともあれば、資料作成を依頼されることもあるでしょう。

事務職の種類によっても異なりますが、営業事務は取引先の管理からやり取り、プレゼン用の資料作成までさまざまです

一般事務であれば、そこまで事務作業以外の作業は多くないものの、会社の規模によって変化します。

小さな規模であれば、事務作業だけではなくさまざまな業務を行うマルチタスクの可能性があります。

まずは、自分がどのような事務職に就きたいのかを考え、希望する企業へ転職できるように活動しましょう。

【販売職から事務職に転職できる?】事務職に活かせる販売職のスキル

現職が販売職なのであれば、事務職に活かせるスキルがないか気になる部分ではないでしょうか。

活かせるスキルがあれば、転職が有利になることは間違いありません

コミュニケーションスキル

販売職は接客が中心の職種であるため、顧客とのコミュニケーションは必須です。

ここまでも解説していますが、事務職は一人作業だけではなく、各部署とのコミュニケーションを取りながら作業を進めます。

そのため、「話すのが苦手」、「コミュニケーションが苦手」という方には意外に務まらないかもしれません。

事務職に勤めている方はコミュニケーションスキルが重要と考えている方が多いだけではなく、転職してから伸ばしたスキルとも考えています。

販売職は必然的にコミュニケーションを取ることから、多くの方は他職種よりも高いスキルを備えています。

事務職にコミュニケーションスキルは不要と考えている方が多いことから、アピールポイントにならないと思っているかもしれません。

実際には、事務職は高いコミュニケーションスキルが活かせる職種のため、志望動機や面接でも積極的にアピールしてみてください

管理スキル

販売職は製品や売り上げ管理を行うため、管理スキルが身に付きます

ただし、現場職だけだとなかなか難しく、できれば店長以上に昇進していることが必要です。

現場職でも製品の管理はしますが、そこまで数字の管理は行いません。

店長以上になれば、製品の管理だけではなく売り上げ管理も行います。

こういった管理スキルは、事務職でも十分に活かせるでしょう。

特に在庫管理や売り上げ管理にパソコンやシステムを使用しているのであれば、転職も有利になります。

前述した通り、事務職は自社のシステムを使用することが多いため、ある程度はITリテラシーが必要です。

システムが違っていたとしても、パソコンスキルや他システムの利用経験があれば、あとは応用するだけでスムーズに作業に入れます。

【販売職から事務職に転職できる?】販売職から事務職への転職を成功させるためのポイント

販売職で身につけたスキルは事務職でも活かせることが多く、転職には有利になるでしょう。

しかし、他にも転職を有利に進めるためのポイントがあります。

ここで解説する内容を確認し、転職の成功率を上げてみてください。

企業分析する

転職する時には、企業分析が最も大切です。

企業分析では、「どのような業種なのか」、「規模はどれくらいなのか」、「どういった企業理念なのか」といったことを分析します。

転職とは関係なく感じますが、企業分析することで理解が深まり、結果として転職の成功に近づきます。

例えば、面接では質問されることが一般的です。

これは、企業側が「自社についてどれくらいの理解があるのか」、「有益な人材なのか」を見極めるために行います。

この時、企業のことを何も知らなければ採用は難しくなるかもしれません。

反対に、自社について詳しければ質問されても答えやすく、「自社に入りたいと強く思っている人材」と受け取られます。

採用側は、待遇面だけで選んでいる人材よりも、自社や仕事内容に興味を持っている人材のほうが長く続けてくれると考えています

また、転職後に「思っていた企業ではなかった」というミスマッチも分析で防ぐことが可能です。

企業分析は採用率を上げるためだけではなく、転職後に長く続けるためにも重要なポイントといえます。

販売職で得た強みを洗い出す

続いて、販売職で得た強みを洗い出すことです。

例えば、先述しているコミュニケーションスキルや管理スキルもその一つといえます。

他にも、販売職は接客にレジ、品出し、在庫の確認やディスプレイ変更など、さまざまな業務を行います。

これらの作業を円滑に進めるためには要領の良さも必要でしょう。

普段はスキルと考えていないことであっても、実際は強みになります。

そのため、まずは現在の販売職で行っている作業を書き出し、強みと思われる部分を洗い出してみてください

自分が強みと思っていないことでも、意外と事務職に有利になることもあります。

事務職で必要なスキルを身につける

事務職はデータの入力や資料作成など、パソコンの利用が必須です。

中でも、ExcelとWordのスキルは特に重要でしょう。

企業によっては基礎スキルを応募の必須項目としていることも珍しくはありません。

もし、ExcelやWordに触れたことがないのであれば、先に身につけておくことをおすすめします。

そこまで高度な計算式などを覚えないのであれば、独学で十分です。

書籍だけではなく、最近はインターネットにも情報が多いため、基礎的な内容であれば難しくはありません。

Wordに関しても同様です。

また、プレゼン資料などにも応用できるPowerPointも使えれば、面接でもアピールできます。

PowerPointは極端に難しいわけではありませんが、意外と使える人材は少なく、他の応募者との差別化にもなります。

志望動機をしっかりと作る

転職の流れは、書類選考から始まることがほとんどです。

中小企業であれば初めから面接ということもありますが、どちらも重要なのは志望動機といえます。

志望動機とは、簡単には「なぜこの企業に入社したいのか」を示すものです。

「挑戦したい仕事だから」、「キャリアアップのため」など、動機はさまざまでしょう。

また、今後どのように働いていきたいかを含めてみてください。

「こういう人材になりたい」、「この業界に貢献していきたい」といったように、将来の目標を志望動機に含めることも効果的です

志望動機は、単純に入社したい理由だけではなく、将来的にどのように働いていきたいのかを含めることで面接官に刺さる内容になります。

同時に複数社へ応募する

当然ですが、応募した企業へ確実に入社できるわけではありません。

特に人気の企業になれば、倍率が100倍以上になることも珍しくないでしょう。

倍率が高い企業であれば簡単には入社できないため、できるだけ複数社へ同時に応募することをおすすめします

まずは、どのような事務職になるのかを決め、次に業種を考えます。

あとは、求人から希望する企業へできる限り多く応募しましょう。

ただし、希望する業種と種類の求人が多く出ていない場合には、多少の妥協が必要です。

第一希望から第三希望くらいまでの業種と事務職の種類を考え、できる限り多くの求人へ応募してみてください。

また、複数社を同時進行するのには、転職時期を早める意味もあります。

大きな企業になるほど選考期間は長くなり、1ヶ月から2ヶ月ほどかかることも珍しくはありません。

一社のみに応募して不採用だった場合、数ヶ月間の空白ができてしまいます。

転職が遅くなるだけではなく、何もしていない期間が長くなるほど生活費も必要であり、イメージも悪くなります。

転職を早く成功させるためには、複数社への同時応募が基本です。

【販売職から事務職に転職できる?】事務職の種類

事務職は大きく一種類と考えられることが多いものの、実際には幅広く分かれています。

希望する事務職を明確にするためにも参考にしてみてください。

一般事務

最も事務職としてイメージされているのが一般事務です。

幅広い業務を担当することが特徴で、来客や電話応対、データ入力まで行います

また、企業の規模によっては人事や経理と兼任することもあるため、さまざまなスキルが必要です。

ただし、幅広く対応することから突起したスキルは求められません。

あくまで広く浅くという部分から、初めての事務職として始めやすい特徴を持ちます。

それでも、業務の幅が事務にとどまらないことから、誰でもできるわけではありません。

さまざまな部署とも連携して進めることから高いコミュニケーションスキルを求められますが、販売職出身であれば問題ないでしょう。

営業事務

営業事務は、名称の通り営業職をサポートする事務です。

営業に特化しているため、自社での来客対応は基本的に行いませんが、その分、取引先の対応や各書類の作成、製品の在庫管理なども行います。

また、場合によっては営業と打ち合わせに同席することもあり、事務職半分、営業職半分といった業務内容になるでしょう。

さらに、営業職とのコミュニケーションも必要です。

取引先の連絡事項を共有したり資料を作成するなど、事務職の中でも特にコミュニケーションが重要であり、人を選ぶ事務職といえるかもしれません

もともと販売職であれば、培ったコミュニケーションスキルを最大限に活かせます。

経理事務

経理事務の主な業務は、経費の精算や現金出納管理、伝票処理などです。

事務職のイメージよりは経理単体のイメージが強いのではないでしょうか。

実際にはこれらの経理業務も事務職であり、会社にとってはなくてはならない存在です。

経理事務になると基本的には一般事務の作業は行わないため、社内外でのやり取りは少し減るかもしれません。

事務職の中では黙々と作業する環境ではありますが、お金を取り扱うことから責任の重い種類です。

さらに、法務的な知識を求められる可能性も高くなるため、専門性の強い事務職といえるでしょう。

人事事務

人事事務は、従業員の雇用や異動、給与に関わる事務手続きをします。

例えば、新しく社員を採用したときの各種保険の手続きや入社までの案内、勤怠管理などの業務が中心です。

従業員の採用に関わることから、就職や転職イベントへの参加、SNSやホームページを通した発信などが業務に含まれることもあります。

つまり、広報のような役割も担うため、コミュニケーションスキルだけではなく、企画力や提案力も必要です

さらに、新入社員に向けた研修も人事が立案、実行することも多く、事務職のなかでもさまざまな業務のある種類といえます。

総務事務

総務事務は、名称の通り総合的な事務作業を担います。

簡単に説明すると、会社の運営準備や管理です。

単純な業務だと、従業員が必要とする道具や消耗品の発注や管理などがあります。

企業によって必要な備品はさまざまですが、切らせると業務が回らなくなるものもあります。

先回りや他部署との連携が必要な事務でもあるため、会社の中での重要性は高いといえるでしょう。

また、規模によっては人事や労務といった作業も統合されていることが多く、こういった場合は採用などを担当する可能性も少なくありません

法務事務

法務事務は、事務職の中でも特殊な種類です。

法律に関わる業務を担う事務であり、契約書や取引の管理、コンプライアンスの研修や相談窓口を担当することもあります

また、社内外での法的なトラブルが発生した際には、弁護士と協力して解決にあたります。

普段の業務で最も多いのは、契約書の確認です。

契約書の内容で法律に触れるものがないかなど、問題点を確認します。

契約書は仕事を行う上でとても重要な内容であり、内容によっては会社としての損出につながることも少なくありません。

法務事務は法律に関わる知識が必須なだけではなく、守秘義務が発生するといった責任のある事務職です。

貿易事務

貿易事務は、輸出入に変わる事務作業を行います。

何かを輸出入する場合、通関手続きが必要です。

この手続きに必要な書類の準備や申請、輸送の手配といった内容が貿易事務の仕事内容です。

外国を相手に仕事をすることから、英語力の求められる事務職といえるでしょう。

また、製品の入出庫管理も行うことが多く、事務職とはいっても現場作業に近い業務が付随する可能性があります

事務職の中でも専門性が高く、誰でもなれるわけではありません。

一般的な事務職とは大きく異なるため、事務職に対する適性だけではなく、英語力も必要です。

医療事務

医療事務は、病院で働く事務職のことです。

病院の受付や会計をしているのは医療事務の方で、みなさんも馴染みがあるのではないでしょうか。

ただし、医療事務の中でもいくつかに分かれており、保険分の請求をするレセプト業務は専門性が高くなります

まずは、自分がどのような医療事務に就きたいのかを明確にすることが大切です。

また、資格が必要と考えられがちな医療事務ですが、実際には医師や看護師のような国家資格はありません。

基本的には資格がなくても働ける職種ですが、転職を有利に進めるのであれば民間の資格や検定がおすすめです。

公的な力はないものの、「医療事務に就くために努力している」という証明になります。

まとめ

事務職は人気の高い職種であり、常に高い求人倍率を推移しています

スムーズに転職するためには、いままでの経験や知識を活かせるかがポイントでしょう

未経験でも事務職への転職は可能ですが、販売職であればコミュニケーションスキルや管理スキルを身につけており有利です。

また、志望動機もしっかりと考えておいてください。

志望動機には、ただ入社したい理由だけを並べるのではなく入社後の展望を含めるとより有効です。

「入社して何がしたいのか」、「どういった人材になりたいのか」、これらを明確にすると面接官も採用後を具体的にイメージできます。

他にも、事務職にはさまざまな種類があるため、この記事を参考にどのような事務職に就きたいのかも具体的にしていきましょう。

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