
新卒入社した会社を早期退職しても大丈夫?理由や転職への影響を解説
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職の目安
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】新卒入社した会社を早期退職する理由
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職が転職に与える影響
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職しても転職を上手く進めるためのポイント
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職にはメリットもある
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】新卒した会社を早期退職しないためにできること
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】新卒入社した会社を早期退職する前にすべきこと
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】面接で早期退職について聞かれたときの答え方
- 【新卒入社した会社を早期退職する理由】面接で早期退職について答えるときに注意すること
- まとめ
大学を卒業して新卒入社した会社は、多くの方が定年まで働き続けるつもりかもしれません。
しかし、実際には仕事内容や人間関係など、退職や転職を考えることもあります。
退職や転職を考えたときに気になるのは、その後の影響ではないでしょうか。
新卒入社した会社を早期退職した場合、メリットもあるものの、悪影響を及ぼす可能性が十分にあります。
早期退職を考えたのであれば、まずはその後への影響を考えてみてください。
影響を考えた上で退職することにより、行動に後悔が少なくなります。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職の目安
早期退職には大きく3つの意味があり、一つは定年前の50歳前後で退職することです。
会社が早期退職を募るのではなく、第二の人生として自ら退職することを指します。
似ている制度で希望退職もありますが、こちらは会社が人員整理を行うために実施します。
基本的には、会社の業績悪化が原因です。
最後は新卒者が早期退職することですが、一般的には入社から3年以内の退職を指します。
もう一つの言い方として早期離職があり、世代によってはこちらのほうが聞き馴染みがあるかもしれません。
新卒の早期退職は辞めるまでの幅が広いため、転職に対する影響としても半年以内か3年かで大きく違いが出ます。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】新卒入社した会社を早期退職する理由
新卒入社した会社を早期退職する理由をご紹介します。
まずは、自分がどの理由で早期退職をしたいのか確認し、退職すべきなのかを考えてみてください。
労働環境
労働環境は、働く上でとても重要な部分です。
体力面やノルマ、労働時間がおもな労働環境でしょう。
例えば、現場作業では、野外で長時間労働になることも珍しくありません。
倉庫業で積み下ろしが多く、そういった作業が丸1日続く場合には、体に負担がかかってしまいます。
さらに長時間労働になると、長く働き続けるのは難しいかもしれません。
体力面も労働時間も辛ければ、早期退職に繋がってしまいます。
ほかにも、ノルマが厳しい会社であれば、達成できなかったときのストレスやプレッシャーが大きくなります。
特に営業職はノルマを設定されていることが多く、達成できない日が続けば精神面で追い詰められてしまうかもしれません。
どれだけ好きな仕事でも、労働環境が悪ければ続けるのは難しいものです。
仕事内容
好きで就職した仕事だとしても、想像していたよりもきつく感じることがあるかもしれません。
現場仕事であれば体力面、営業ではノルマや外回りなどです。
もちろん会社によって大きく環境は異なりますが、現場での作業がなかなか終わらず残業続きになることも珍しくないでしょう。
体力が必要な現場で残業が続けば、精神的にも辛くなってしまいます。
営業でも、実際に入社するまではそこまで難しい仕事に思えないかもしれませんが、成約を取る、商品を売るといったことは簡単ではありません。
断られ続けるだけでも辛いものの、ノルマを達成できなければ会社に居づらくなってしまいます。
仕事内容に興味があって入社したとしても、実際には合わずに早期退職してしまうケースは珍しくありません。
福利厚生
福利厚生と聞いても、多くの方は具体的に想像しにくいかもしれません。
一般的な内容だと健康保険や厚生年金、雇用保険などです。
しかし、これらは国によって定められている法廷福利厚生であり、企業に義務付けられているものです。
そのため、福利厚生が充実しているかは、企業が独自に実施している法定外福利厚生を指すといえるでしょう。
大手やベンチャー企業ほど福利厚生が充実している傾向にあり、食事手当や住宅手当、子育てにかかわるものまでさまざまです。
福利厚生が充実しているほど働きやすく、従業員の満足度は高くなります。
一方で、最低限の福利厚生しか準備していない企業に勤めていると、周りの話を聞いて不満に感じるかもしれません。
同じ給与であっても、福利厚生が充実することで、実際の手取り額としては大きく変化することがあります。
人間関係
早期退職する原因のなかでも、人間関係は上位に入ってくる理由です。
先輩や上司との関係が上手くいかなければ、毎日のストレスになってしまいます。
また、同期であっても性格が合わないということもあるでしょう。
人間関係が悪ければ、いくら好きな仕事であっても続けられません。
特に、新卒入社した社員の場合、ただでさえ慣れない環境で働いているため、人間関係が悪いことによるストレスは相当なものです。
人間関係が悪く誰にも相談できない環境は早期退職に繋がりやすく、精神を病んでしまってはその後の転職活動にも悪影響を与えてしまいます。
キャリア形成
多くの方は、仕事を続けていれば自然に昇進していくと考えるのではないでしょうか。
実際に、大きな企業であれば年々昇進し、昇給していくものです。
しかし、先輩や上司を見ていても昇進や昇給している様子がなければ、その後のキャリアに不安を感じるかもしれません。
長く働いても昇進が見込めないとなると、早めに見切りをつけて転職するという選択肢が出てくるでしょう。
また、自分が将来的に挑戦したいことに関わる仕事内容でなければ、「キャリアアップできない」ということになります。
目標が明確であり、進む方向性が決まっている人ほど、早期退職を選ぶ可能性は高くなります。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職が転職に与える影響
早期退職は誰にでも起こり得ることですが、転職に与える影響は知っておくべきです。
影響を知っておけば、退職か続けるかの選択がしやすくなります。
再就職が難しくなる
まずは、再就職が難しくなることです。
早期退職する期間にもよりますが、半年以内であれば、「すぐに辞める人」という印象がつきやすくなります。
当然ですが、企業は長く続けてくれる人を探しています。
そのため、早期退職した人材であれば、「採用してもすぐに辞めるかもしれない」と考えられても仕方ありません。
ただし、退職した理由が明確である場合は、悪影響にならないこともあります。
例えば、ハラスメントを含めた会社側に落ち度がある場合など、面接官は応募者に対して悪い印象を受けることはありません。
あくまで、「仕事が嫌だった」、「なんとなく辞めた」といったはっきりとした理由がない場合に悪影響となります。
転職が難しくなることも
もし、早期退職後すぐに再就職できたとしても、その後の転職に影響を与える可能性があります。
一度の転職で定年まで過ごせれば良いですが、数年後や十数年後にもう一度転職する場合、新卒入社した会社を早期退職した事実が影響するかもしれません。
先述の通り、半年以内といった極端に短い期間での退職であれば、転職時の面接で質問されることになります。
このとき的確に退職理由を答えられなければ、良い結果にならない可能性があります。
ただし、再就職後に数年から十数年同じ会社で働き続けているのであれば、そこまでの影響はないでしょう。
それでも、面接時に早期退職の理由を聞かれることは確実なため、しっかりと答えを考えておくことが必要です。
年数によっては悪影響にはならない
早期退職といっても明確な年数はなく、基本的には3年以内を指すことの多い言葉です。
つまり、一口に早期退職とはいっても、3年と半年以内では大きな違いが生まれます。
3年ほど勤めていたのであれば、社会人としてだけではなく、仕事のスキルも十分身についています。
反対に半年以内のように極端に短い期間であれば、スキルは身に付いていないでしょう。
もし、3年ほど勤めた早期退職なのであれば、その後の影響は大きくありません。
再就職や転職でも早期退職と捉えられることは少なく、退職理由さえしっかりしていれば有利に働くこともあります。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職しても転職を上手く進めるためのポイント
早期退職は再就職や転職に悪影響を与えることが多いものの、ポイントを押さえておくことで上手く進めやすくなります。
もし、すでに早期退職して転職に困っているのであれば参考にしてみてください。
第二新卒の求人に応募する
まずは、第二新卒の求人に応募することです。
明確な定義はありませんが、基本的には学校を卒業してから3年以内を指すことが基本といえます。
企業によっては「第二新卒歓迎」といったように、新卒で早期退職した人材を積極的に採用している場合があります。
企業からすると第二新卒者には魅力があり、採用する価値が十分にあるということです。
例えば、新卒よりも新社会人としての研修が終了していることや、一般的なビジネスマナーを取得していることが大きな要因でしょう。
いちから教える必要がなく、企業としても労力をかけずに済むということです。
ただし、これらは一定期間を新卒入社した会社で働いた人にしか当てはまりません。
研修期間中に退職してしまったのであれば、企業の求める第二新卒像には当てはまらない可能性があります。
それでも、積極的に第二新卒を募集している企業は、早期退職した人にとって応募しやすいといえます。
退職理由を明確にする
もし、退職理由が曖昧なのであれば、転職活動の前に明確にしておきましょう。
「なんとなく辞めた」といった理由では、面接官も適切な判断が難しく、「採用してもすぐに辞めるだろう」と考えてしまいます。
しかし、「労働環境に問題があった」、「ハラスメントがあった」など、退職理由が会社側の問題であれば、転職で不利になることはありません。
また、仕事が嫌で退職した場合でも、より明確でポジティブに変換することで好印象を与えられます。
ただ嫌で辞めたという内容ではなく、「やりたいことに気づいた」、「スキルアップのために転職する」といったポジティブな表現が必要です。
面接官もポジティブな退職理由であれば、「うちでは頑張ってくれそう」と前向きに採用を考えられます。
企業分析をする
転職活動をする際に、企業分析を行っているでしょうか。
企業分析とは、どのような業務内容なのかだけではなく、理念や会社の方向性などまで調べることです。
人によっては、給与面や休日面だけを重視し、ほかの企業分析をしていないかもしれません。
仕事に求めるものによっても変化しますが、給与面や休日面だけに目を向けていると、転職しても別の部分で退職を考えるかもしれません。
長く働き続けるためには、自分に合っている会社かどうかを見極めることが大切です。
また、企業分析は、面接官へ好印象を与えることにも繋がります。
しっかりと企業を分析していると志望動機や逆質問も的確になるため、「よく調べている」、「入社したい気持ちが見える」と、採用へ近づきやすくなります。
資格を取得する
どのような資格でも役に立つということはありませんが、就職したい企業や業界に関係のある資格は転職で有利になります。
資格にも多くの種類があるため調べる手間は発生するものの、関係のある資格を取得しておけば本気度が伝わります。
実際に業務で必要になる資格ではないとしても、資格を個人的に取得することでいかにその業界に入りたいかが面接官にも見えてくるでしょう。
ただし、業界にまったく関係のない資格では意味がありません。
あくまで業界や職種と関係のある資格を取得する必要があり、しっかりとアピールできることが重要です。
また、職種に関係なくても業界に関係していれば問題ありません。
面接官に対して、どうしてもこの仕事に就きたい気持ちを見せられるため、少しずれていても積極的に資格をアピールしてみてください。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】早期退職にはメリットもある
基本的に早期退職には良いイメージがなく、ここまでお伝えした通り悪影響の多いことです。
しかし、いくつかのメリットもあるため、まずは確認しておきましょう。
第二新卒の求人に応募できる
先述していますが、学校を卒業してから3年以内に早期退職した場合は第二新卒の求人に応募できます。
第二新卒は新卒に近く、経験を問われないことの多い求人です。
例えば、新卒で就職してから長く働き、30代から新しい業界、職種に挑戦するとします。
この場合、技術職などであれば経験を問われることが多く、未経験採用の求人は極端に少なくなります。
こうなると希望する職種に就けず、転職を諦めるしかなくなるかもしれません。
第二新卒であれば「未経験可」が基本であり、新しいチャレンジもしやすい環境です。
早期退職のデメリットは多くあるものの、挑戦したいことが明確なのであれば、第二新卒として応募できる間の転職はおすすめできます。
時間が無駄にならない
もし、次に挑戦したいことが明確なのであれば、早く行動することで技術を身につけられる時間は長くなります。
辞めようか悩んでいる間に数年経過してしまうと、どんどんとスタートが遅れてしまい他の人材にも差をつけられてしまいます。
特に、3年以上経過すると第二新卒への応募もできなくなるため、未経験可の求人も減ってしまうでしょう。
嫌で辞めるのであればそこまで関係のない話ではありますが、挑戦したいことがあって辞める場合は早いに越したことはありません。
早期退職することで時間が無駄にならず、新たな経験を積む時間が多くなります。
ストレスがなくなる
現在の仕事や職場で大きなストレスを抱えているのであれば、退職することでそのストレスから解放されます。
働いているときには辞めることへの不安が大きく、なかなか踏み出せないかもしれません。
しかし、いざ退職するとさまざまなストレスがなくなり、新しい仕事のことも考えやすくなります。
ストレスをためながら働き続ければ心を病んでしまう可能性があり、そうなれば長期間働けない状態になるかもしれません。
現在の状況にもよりますが、強いストレスを感じているのであれば、退職や転職で解決できる可能性があります。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】新卒した会社を早期退職しないためにできること
早期退職は一概に良い悪いと区別できるものではなく、環境や人によって変化します。
退職理由が明確であれば問題ありませんが、なんとなくなのであれば踏みとどまっても良いかもしれません。
早期退職しないためにできることを考えて行動してみてください。
コミュニケーションを取る
まずは、多くの人とコミュニケーションを取ることです。
退職に限らず、社内での問題はコミュニケーション不足から生じることが多くあります。
特に人間関係は、早期退職に繋がる大きな要因の一つです。
コミュニケーションを的確に取っていれば、大きな問題になる前に解決できるかもしれません。
いきなり上司や先輩とコミュニケーションを取るのは難しいかもしれませんが、同期であればどうでしょうか。
少し仕事のことを話すだけでもストレス解消になることは多く、自分と同じ悩みを抱えている人がいるかもしれません。
自分一人で抱え込まず、誰かと話すことで解決できることも多くあるため、コミュニケーションが無駄になることはまずないでしょう。
部署の異動を申請する
もし、現在の環境に不満があれば、部署の異動申請がおすすめです。
人間関係や労働環境など、部署が変わることですべて上手く進むようになることも珍しくありません。
同じ会社でも部署によって人柄や仕事内容は大きく異なり、自分にぴったりと合うこともあります。
ただし、それなりに大きな企業でなければ多くの部署がなく、移動は難しいかもしれません。
あくまで部署が多く設置されており、気軽に移動を申請できる環境が必要です。
小さな会社であれば部署が少ないだけではなく、移動の申請がそもそもハードルが高すぎることもあるでしょう。
キャリアチェンジを希望する
部署移動と似た内容で、キャリアチェンジがあります。
キャリアチェンジは職種を変更することであり、例えば事務員から営業へ、営業から現場へといった形です。
部署移動は現職に近い環境へ移動することが多いものの、キャリアチェンジは社内で一からキャリアを積み直すようなものです。
そのため、難しい場合もありますが、転職をしなくても希望する職種に就ける可能性があります。
また、部署移動と同じで、キャリアチェンジすることで周りの環境も変化し、現在の不満がなくなる可能性も少なくありません。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】新卒入社した会社を早期退職する前にすべきこと
新卒入社した会社を早期退職する前に、しておくべきことを解説します。
急いで退職してしまうと後悔することが多く、「準備しておけば良かった」と考えるかもしれません。
転職活動
転職活動は退職してから始める方が多いですが、できれば在職中にしておくべきです。
退職してすぐに次の転職先が決まれば問題ありませんが、予想以上に長引く可能性も捨てきれません。
もし、転職先が決まらずに長引いた場合、退職してから空白の期間ができてしまいます。
これは、「何もしていない期間があった」ということになり、次の転職する際に影響する可能性が大きくなります。
何もしていない期間は印象が悪く、ただ嫌で仕事を辞めてしばらく働いていなかったと捉えられるかもしれません。
こうなると採用率が下がってしまい、なかなか転職できなくなる可能性があります。
貯金
退職前や退職後すぐに次の転職先が決まれば問題ありませんが、長引けば生活費が必要です。
特に一人暮らしなのであれば、家賃や光熱費、食費といったさまざまな固定費が発生します。
貯金がなければ生活自体ができなくなり、転職活動どころではなくなってしまうかもしれません。
また、転職先が正社員ではなくアルバイトなのであれば、給与が支払われるのは多くが1ヶ月以上は後です。
そのため、最低でも1ヶ月分ほどの生活費を貯金しておく必要があります。
できれば退職前に転職先を決めておく、難しい場合は最低限の貯金が必要です。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】面接で早期退職について聞かれたときの答え方
転職活動を始めると、必ず聞かれるのが早期退職した理由です。
ただでさえ早期退職は印象が良くないため、ここで的確に答えられなければ不採用になる可能性が高まってしまいます。
いくつか面接で早期退職について聞かれたときの答え方を解説します。
理由をポジティブに伝える
最も重要なのは、退職理由をポジティブに伝えることです。
「飽きたから」、「嫌だったから」といった理由は子供っぽさがあり、次も同じことを繰り返すと捉えられてしまいます。
一方で、「やりたいことを見つけた」、「すぐに行動すべきと考えた」などであれば、「やる気に満ち溢れた人」という印象になります。
同じ早期退職であっても未来を見据えているのであれば、面接官の捉え方も大きく変化します。
また、ハラスメントや法外な労働環境が原因であった場合、ストレートに答えても構いません。
こういった場合は本人ではなく会社側に問題があるため、早期退職が悪影響になる可能性は低くなります。
ただし、職場の悪口は避けてください。
理由だけをシンプルに伝え、長々と悪口や愚痴を言うのは避けましょう。
就職したい企業に合わせた退職理由にする
もし、やりたいことや挑戦したいことがあって転職するのであれば、転職先に合わせた理由にするのもおすすめです。
基本的には業種と職種でしょう。
関わりたい業種と転職先が同じなのであれば、「この業界に興味を持ち退職しました」といった理由にしてみてください。
職種も同じで、「〇〇業界の営業職に就きたいため御社を志望しました」といった形がおすすめです。
ただし、「やりたいことがあって退職した」という場合は、転職先と合致している必要があります。
転職先が別の業界や職種なのであれば、「なぜ自社を選んだのか」、「別の会社に行けばよいのでは」と疑問に感じさせてしまいます。
後ろ向きな態度で話さない
面接での態度も重要なため、退職理由は後ろ向きに話さないようにしましょう。
後ろ向きな話し方では、「言いにくい退職理由」、「嘘をついている」と捉えられるかもしれません。
実際に正当な退職理由であったとしても、本人の態度次第では良くないように見えてしまいます。
そのため、基本的には明るく前向きな話し方を徹底してみてください。
前向きな退職理由であれば、早期退職が悪く感じることはありません。
もし、言いにくい内容なのであれば、詳細を話さず「ハラスメントが原因です」といった伝え方くらいで大丈夫です。
面接官も深く内容を聞いてくることはないでしょう。
【新卒入社した会社を早期退職する理由】面接で早期退職について答えるときに注意すること
面接で早期退職について聞かれたとき、答え方によっては良い印象を与えないこと、後で悪影響が出る場合もあります。
そのため、事前に答え方の注意点は知っておきましょう。
嘘をつかない
早期退職理由を答える一番の注意点としては、嘘をつかないことです。
ある程度のポジティブ変換は必要ですが、完全に嘘で作った退職理由はおすすめしません。
退職理由という部分から経歴詐称とまではいかないものの、入社後に嘘がバレたら気まずくなってしまいます。
また、転職先とのミスマッチが起きてしまうかもしれません。
面接官は自社に合っている人材なのかを面接を通して判断しているため、嘘の退職理由であれば判断を誤る可能性があります。
こうなると、結局は本人がまた転職を考える必要が出てくるかもしれません。
現職や前職の悪い部分を含めない
現職や前職など、不満があって辞める方は多いかもしれません。
しかし、こういった不満点は、退職理由として含めないほうがよいでしょう。
転職先からすれば、「うちに入社しても不満を持つのでは」、「不満を感じやすい人なのでは」と考えてしまいます。
あまりにも悪口や不満が多ければ、面接官が警戒してしまうかもしれません。
また、そもそも人の悪口を楽しく聞ける人はそうそうおらず、気分を害するでしょう。
基本的には現職や前職の悪い部分は言わないようにし、あくまで自分軸で話すことが大切です。
退職理由は事前に考えておく
早期退職した理由は、面接で確実に聞かれることになります。
そのため、退職理由については事前にしっかりと考えておいてください。
聞かれた際にすぐ答えられなければ、面接官は「理由なく嫌で辞めた人」と捉えるかもしれません。
また、退職理由と一緒に志望動機も考えておくこともおすすめです。
特に、次に就きたい職種や業種と転職先がマッチしているのであれば、退職理由と同時にアピールできます。
例えば、「やりたいことに気づき、御社の求人を見つけました」といった形です。
ただやりたいことを見つけただけではなく、同時に求人を見つけたからこそ転職、退職に踏み切ったと説明できます。
まとめ
新卒入社した会社を辞めることは決して珍しいことではなく、誰にでもあり得ることです。
しかし、何も考えずに退職すると転職できない可能性もあり、リスクも伴います。
そのため、退職を考えたのであれば、早めに転職活動を始めることをおすすめします。
また、早期退職するリスクも知っておきましょう。
しっかりと順序良く進めれば、早期退職しても転職は難しいことではありません。
SHARE この記事を友達におしえる!