仕事を始めたばかりだけどもう辞めたい…!対処法と正しい転職活動とは

仕事を始めたばかりだけどもう辞めたい…!対処法と正しい転職活動とは

目次
  1. はじめに
  2. 仕事を始めたばかりだけど辞めたい!よくある理由5選
  3. 仕事を辞めたい気持ちを払拭する方法とは
  4. 仕事を辞めても良い条件とは
  5. 仕事を辞める前にやっておきたいこと
  6. 転職と退職を繰り返さないための転職活動
  7. まとめ

はじめに

「仕事を始めたばかりなのに、もうすでに辞めたい」

「転職と退職を繰り返してばかり…自分にぴったりの会社選びってどうするの?」

意外にもこのようなお悩みを抱える社会人は少なくありません。

苦労して手に入れた内定という切符でも、入社前に想像していたイメージと違うと、早めに手放したくなってしまうものです。

ではなぜ仕事を始めたばかりで退職を考えてしまうのか。

今回はその原因にフォーカスしつつ、転職と退職を繰り返さないための効率的な転職活動方法をご紹介します。

今のネガティブな気持ちを払拭するマインドセットや行動法についてもご紹介するので、実際に退職に踏み切る前にぜひ最後までお読みください。

仕事を始めたばかりだけど辞めたい!よくある理由5選

まずはじめに、仕事を始めたばかりで「辞めたい」と感じてしまう理由についてご紹介します。

これからご紹介するよくある理由は5つですが、総合的に見ると”ミスマッチ”が大きな原因です。

想像していたイメージよりも仕事がキツかったり、人間関係が合わなかったり、実際に入社してみないと分からないことが多いものです。

まずは原因を紐解いてみて、改善できるポイントがないか探ってみましょう。

1.入社前に聞いていた仕事内容と違った

とくに若い新入社員が会社を辞めたくなる理由の多くが、仕事内容に対するギャップです。

入社前は楽しくイキイキと働けるイメージを持っていても、実際に入ってみると想像以上にきついこともしばしばあります

また、仕事内容がシンプルで「つまらない」と感じることもあるでしょう。

このように、想像していた仕事内容にギャップを感じて仕事を辞めたくなることはよくあります。

このマイナスな気持ちが発生する原因が、少ない求人情報から自分で勝手に仕事内容を想像してしまっていたことにあります。

求人情報の仕事内容はあくまで書面上で書き切れる内容しか提示していません。

イレギュラーなタスクも多いですし、与えられた役割以外にもやらなければならないこともあります。

これは組織に属している社会人として当たり前のようにあることなので、割り切って仕事をするのが正しい姿でしょう。

こうしたギャップを起こさないために、転職前にはしっかりと企業研究をして入社後のギャップを少なくする工夫が必要です。

2.人間関係が合わない

仕事が楽しくなるか否かを左右するのが、職場の人間関係です。

上司との相性が悪かったり、同じ部署に派閥があって人間関係が悪かったりすれば、いくらやりたい仕事でも「つまらない」と感じてしまいます。

気持ち的に窮屈な状態で働き続けていると、好きだった仕事も嫌いになってしまうものです。

人間関係を良好にするには社会人として上下関係のマナーをわきまえた行動をしたり、同僚とのこまめなコミュニケーションを心がけることが大切です。

頑張って人間関係を良好にする工夫をしてもダメなら、単純にその会社の社風が合わなかっただけかもしれません

思い切って転職をして、相性の良い会社を探すのが得策でしょう。

3.前職とルールや社風が異なりギャップを感じる

会社のルールや社風は、もちろん会社一社一社によって異なります。

新卒の社員はその職場が初めてですから、ルールや社風に違和感を感じることは多くありません。

しかし中途採用者として転職してきた人の場合、前の職場のルールや社風と大きな違いを感じて、仕事がやりにくいと感じることもあります。

前の職場ではOKとされていたやり方でも、新しい職場ではNGとされることもしばしば。

そうしたシーンに出くわすたびに、「前の会社では問題なかったのに」とフラストレーションが溜まることがあるのです。

ビジネスにおける「当たり前」は会社や所属している組織によって少しずつ異なります。

このことをわきまえて仕事に取り組まないとついていけなくなり、いずれは居場所がないと感じてしまうようになるでしょう。

4.ライフスタイルの変化が著しい

選択した仕事によっては、今までの生活サイクルより大きく変化することもあるでしょう。

とくに昨年まで学生だった新卒社会人や既卒・第二新卒などの若手人材は、社会に出たことで変化したライフスタイルに精神的な疲れを感じることがあります。

朝起きて慌ただしく身支度をし、出勤ラッシュの中移動をして会社に出社。

実働8時間とある程度の残業を終えて帰路に着いたらあっという間に夜遅い時間になっていて、どっと疲れを感じるでしょう。

毎日このような同じルーティンで生活をしていると、趣味の時間がなくなったり睡眠サイクルが今までと異なることに体がついていかなくなります。

溜まりに溜まった疲れが体調に支障をきたしてしまうなどもあるため、「こんな毎日なら、いっそのこと会社を辞めたい」と感じてしまうものです。

生活サイクルの変化に慣れるまでは仕事を頑張った方が良いですが、体調が著しく悪いようなら転職を考えた方が良いでしょう。

5.スキル不足を実感してしまった

とくに即戦力採用をされた中途採用社員の場合、新しい職場での自分のスキル不足に悩むことがあります

戦力採用は会社から期待されて入社するものですから、ある程度緊張感を持って仕事にのぞむことでしょう。

会社の高い期待値と自分のレベルのギャップを感じると、その緊張感が一気に崩れて「辞めたい」という気持ちに発展してしまいます。

スキル不足を解消するには、その差分を埋めるために知識と技術を磨き続ける必要があります。

即戦力採用といえども入社したてはまだ新人社員として分類されるので、会社にいる先輩や上司に相談をしながら仕事にのぞみましょう

仕事を辞めたい気持ちを払拭する方法とは

仕事を辞めたい気持ちがどんどん膨らむと、仕事が怠慢になったり精神的な疲れも感じやすくなります。

自分の心と体が負の状態で退職をしてしまうと、その先の転職活動にも支障をきたしたりするので、できるだけ在職中にポジティブなマインドで自分をリセットさせるようにしましょう。

ここからご紹介するのは、仕事を辞めたいと感じた時にやってほしい行動と考え方です。

仕事に対してポジティブになれるよう、まずは今からご紹介する方法を試してみてください。

仲良くなれる同僚を見つける

仕事を楽しむには「何をするか」も大切ですが、「誰と働くか」という人間関係の良好さも重要です。

何か不安があるときには気軽に相談できたり、ときには愚痴をこぼしたりできる相手を見つけてみてください。

悩みや不安、不満は吐き出すことで軽くなります。

あまりにも愚痴ばかりだと良くありませんが、たまに会社に対する不満や共感できる愚痴を話すのは自分にとっても相手にとってもよいことです。

また、仲の良い同僚がいれば職場が楽しくなりますし、辞めたい気持ちも軽くなるはずです。

自分なりの目標設定をする

仕事を辞めたいと考える多くの人は、自分のキャリアプランを見失っています

社会において自分がどうなりたいのか、そのために今の仕事がなぜ必要かを振り返ってみてください。

仕事を始めたばかりの頃に決めていた目標に向き合いたいという気持ちがまだあるなら、それを達成するまでは頑張ってみてはいかがでしょうか。

また、そもそもキャリアプランがないという人は、これを機にキャリアプランを作ってみてください。

キャリアプランがあれば人生とキャリアのゴールに向けて、今から何をすれば良いのかが分かります。

今の職場にいる必要性があるか、転職をした方が良いのかを判断するためにも、具体的にキャリアプランを立てましょう

業務の中で楽しいポイントを見つける

嫌だと感じる仕事の中でも、楽しいと思えるポイントを見つけられれば、気持ちが少し軽くなるはずです。

人は嫌なことがあるとそればかりに目を向けてしまい、悩んだり落ち込んだりするもの。

それを払拭しなければ今のネガティブな気持ちから脱却することはできませんので、少しでもポジティブな気持ちになれるよう、仕事を楽しむ工夫をすることも必要です。

例えば営業職だとすると、毎日テレアポをしたり商談続きでへとへとになりますが、営業先でお客様と他愛もない無駄話をする時間は苦ではないのではないでしょうか。

仕事にネガティブになっている時は「テレアポ、商談=辛い」という気持ちが強くなっていますが、実際には、少しでも楽しいと思える瞬間があれば、それは幸せなことです。

楽しい瞬間が積み重なるといつの間にか苦手なことも気にならなくなります。

その瞬間をたくさん経験して、嫌な時間を上回れるくらいポジティブな気持ちを積み重ねましょう。

仕事終わりや休日は自分の時間を大切にする

仕事とプライベートにはメリハリをつけることで、その行動一つ一つに楽しいと思える気持ちが芽生えます。

出社したら退勤まで全力で仕事にとりくみ、帰宅後や休日は仕事のことを一切考えずにプライベートを楽しみましょう。

趣味の時間を作ったり、平日の疲れを癒すためにゆっくり睡眠を取ったりすれば、体がリセットされて次の出社日から元気よく仕事にのぞめるはずです。

なお、プライベートの時間が取れないくらい残業や休日出勤が多い人は、思い切って転職を考える方が良いかもしれません

過労は体の重大な問題です。

体が資本ですから、会社を辞めることを甘えととらえず、速やかに次に進みましょう。

ジャーナリングをしてみる

ジャーナリングとは、自分の素直な気持ちを書き出すこと指します

ジャーナリングのメリットは、不満や不安を吐き出すことで心がデトックスされること。

そして書き出すことで悩みの原因解明ができて解決策が分かることです。

仕事を始めたばかりだと、思い切って辞めるべきか続けた方が良いのか判断に迷うことでしょう。

ネガティブな状態から冷静な判断力を取り戻して正しい決断をするためには、ジャーナリングは非常に効率的なやり方です。

紙とペンさえあれば今すぐにでもできるので、帰宅後など考える時間が多いときにやってみてください。

周りと比べる癖をやめる

人は他者と比べてしまう生き物です。

ときには劣等感を感じてしまうこともあるでしょう。

同世代の同僚で優秀な社員がいる場合、自分とのギャップを見せつけられる気がしてネガティブになってしまいます。

しかし、いくら他者と比べても意味はありません。

たまたまその職場に飛び抜けた逸材がいるだけかもしれませんし、その人が上司と相性が良いだけかもしれません。

あなたにはあなたの個性があり、その長所はいつか必ず社会で役に立つはずです。

劣等感を感じてしまう時は他者を一切見ず、自分の長所を振り返って、それを武器にどう仕事に取り組むか考えてみてください

仕事を辞めても良い条件とは

仕事を始めたばかりで「辞めたい」と感じ始めると、我慢してとどまるべきか思い切って転職をするか、判断に迷うことでしょう。

そんな時は、自分が今置かれている環境がどういう状態かで判断しましょう。

人間関係や労働環境など、著しく悪い状況であれば退職をしても良いでしょう。

これらも含めて、仕事を辞める判断基準となる環境を詳しくご紹介します。

パワハラやいじめに近い人間関係が存在する

職場のパワハラやいじめは、労働基準法に引っかかる重大な要因です。

パワハラやいじめには明確な基準がありませんが、体調に支障をきたすほど人間関係に悩んでいるのであれば該当するかもしれません。

一般的には以下の事象がパワハラや社内いじめの基準なので、該当するか確認してみましょう。

パワハラやいじめの基準となる事象

・地位や立場の優位性を利用し、業務の適正な範囲を超えた労働を強いる行為

・チーム内で無視や仲間はずれがある

・一定の成果を得られるまで帰宅を許可してもらえない

・脅迫や名誉毀損に該当する言動

・人間性に対して批判するような言動

もしあなたがパワハラやいじめを受けている当事者と感じるのであれば、まず専門機関に相談をしてみましょう。

労働環境が著しく過酷

会社員でも公務員でもアルバイトでも、組織に属している人は労働基準法に守られています。

労働基準法は人が働きやすい環境で仕事にのぞめるよう、働く人を守るための法律。

労働環境の面においては、実労働時間や休日などに上限が設けられていたり、最低賃金が設けられていたりします。

最近ではいわゆる「ブラック企業」と呼ばれる会社も少なくなりましたが、実際には水面下で労基違反な働き方を強制する企業があったり、グレーゾーンにいる企業も少なくありません

例えば以下の例が労働基準法に抵触する可能性があります。

労働基準法に抵触する例

・36協定を締結していない状態で法定労働時間(1日8時間、1週40時間)を超える労働を強いられている

・有給休暇を取らせてくれない

・最低賃金を下回っている

・変形労働時間制で1日10時間以上労働時間があるが、残業代が支払われていない

・みなし残業を採り入れており、所定の残業時間を超えたサービス残業における残業代が支払われていない

今働いている会社がこのような条件に当てはまりそうなら、一度労働基準局や労働基準に詳しい弁護士事務所などに相談をしてみることをおすすめします。

なお、退職を検討している場合は法律家を有する退職代行会社に相談してみるのも良いでしょう。

研修やOJTが整っていない

とくに社会経験の浅い新人社員にとって、その会社の研修やOJTは欠かせないものです。

研修やOJTがなくいきなり現場で実践して仕事を覚えさせることは、必ずしもブラックとは言えません

もちろん現場に出て実際の仕事を身につけることは良いことです。

しかし未経験で入社してきた若い社員にとって、準備もなしに現場に出ることは非常にハードルが高いと言えます。

研修制度やOJTが整っていないがゆえに成長が遅くなっているのであれば、この先キャリアアップの速度も減速していくでしょう。

学びの機会が少ないことに不安なまま働いている人は、研修やOJTがしっかり整っている環境に転職をした方が効率的です。

給与額が相場よりも低い

あなたの職業において、給与額が同業他社よりも低いのであれば、ブラック企業に該当するかもしれません

まず同業他社の求人情報を見て、相場がどのくらいかチェックしてみましょう。

もしあなたの会社の給与額が、同業他社のスタート給与よりも著しく低いのであれば、この先年収アップをするまでの道のりは相当険しいものです。

給与額は社会人が健康的なライフスタイルを送るための重要な基準。

毎月貯金ができていなかったり、満足のいく私生活が送れていないと感じれば、まさに幸先不安と言えるでしょう。

相場よりも低い給与額で働き続けることは、人生設計にも大きく影響を及ぼします。

他にやりたいが見つかった

自分の夢ややりたいことが明確に見つかった場合は、今の仕事を辞めることに後ろめたさを感じる必要はありません

やりたいことが見つかることは、キャリアプランが明確に見えてきている証拠なので、非常に良いことです。

やりたいことに挑戦せずに我慢して今の仕事を続けるのは、少なくとも幸せなキャリアとは言えないのではないでしょうか。

これから先の人生において今が一番若い瞬間ですから、思い立ったが吉日とポジティブに考えて転職をしましょう。

仕事を辞める前にやっておきたいこと

実際に仕事を辞める決意をしたら、すぐに転職をするのは危険とも言えます。

転職活動にはそれなりの時間と労力が要りますし、キャリアプランが明確でないまま転職をしても、また「仕事を辞めたい」という気持ちが大きくなってしまうかもしれません。

ここからご紹介するのは、仕事を辞める前に済ませておきたい転職活動における3つの行動です。

仕事を辞める前に済ませておきたい3つの行動
  • 転職先を見つけておく
  • 自己分析をしなおす
  • キャリアプランを作成する

安心して転職活動ができるよう、そしてその先も幸せな気持ちで仕事に従事できるように事前準備をしておきましょう。

転職先を見つけておく

仕事を辞めたいと思った時に勢いでやめてしまうと、次の転職先が見つかるまでの生活費に不安があります。

そのため、退職後すぐに転職先で仕事に従事できるよう、転職先はあらかじめ決めておくのがおすすめです。

退職後の空白期間(いわゆるニート期間)がないほうが転職活動で有利ですし、無職の間の税金や保険料の面倒な手続きなども不要です。

一般的に転職活動には3ヶ月ほど要しますから、退職日を3ヶ月後と設定し逆算した上で計画を立てましょう

自己分析をしなおす

自己分析は、文字通り自分を自分自身で分析することです。

大学在学中の就活で経験したことのある人も多いのではないでしょうか。

自己分析をすると、自分の長所や短所など性格を客観視できるだけでなく、キャリアにおいて自分が最も力を発揮できる環境が見えてくるようになります。

そうすると転職をして進むべき方向がわかりますし、キャリアプランが立てやすくなるでしょう。

なお、社会人における自己分析は学生時代とはやり方や分析できる項目が少し違うので、社会人向けの自己分析サービスを利用するようにしましょう。

転職サイトで無料公開されているツールでも構いませんし、自分でノートに書いてまとめるやり方でも構いません。

詳しくは「【転職成功】自己分析とは!超簡単にできるやり方から本格的な方法まで徹底解説」の記事を参考にしてください。

キャリアプランを作成する

社会人になってキャリアプランを作成することのメリットは、今まで見失っていた夢ややりたいことなど、キャリアにおけるゴールが見えてくることです。

学生時代や新卒時にはキラキラとイメージしていたキャリア像があっても、仕事を辞めたいと感じている今はそのポジティブな考えを見失っているのではないでしょうか。

改めてキャリアプランを作成することで、本来自分がやりたかったことに向けて今何をするべきかが分かります。

会社にとどまった方が良いのか、転職して環境を変えた方が良いのかの判断もできるでしょう。

また、キャリアプランを作成することで、今の年齢で本来成し遂げていなければいけないことに到達できているかが見えてきます

自分が思い描いていた理想のレベルとギャップを感じるのであれば、この先それはどんどん広がっていきます。

早めに軌道修正をするためにも、ぜひキャリアプランを作成してみましょう。

転職と退職を繰り返さないための転職活動

仕事を始めてすぐに「辞めたい」という気持ちを持つ人の多くは、退職と転職を繰り返している傾向にあります。

「思っていた環境ではない」「もっと他を見てみたい」

そんな安易な考えで退職をして転職をしても、またすぐに仕事を辞めたい気持ちが芽生えてしまうかもしれません。

こうした事態にならないよう、次の転職活動ではこれからご紹介するポイントを押さえて慎重に行いましょう

転職活動のポイント
  • 自己分析に基づく転職先選び
  • 応募先の企業研究
  • 地方の中小企業
  • 志望業界の業界研究
  • 転職エージェントのサポートを受ける

自己分析に基づく転職先選び

先述した自己分析は、単純に自分の性格や特性がわかるだけでなく、転職先選びにも役立ちます

自分がどのような環境にいれば力を発揮できるのか、仕事が楽しいと思える環境はどこなのかが明確にわかるようになるでしょう。

相性の良い会社に出会うには、まず自分をよく知ることが大切です。

自己分析を行った上で転職したい環境に基準を設け、慎重に転職先を選びましょう

応募先の企業研究

仕事を始めたばかりで会社を辞めたくなる原因には、入社前とのギャップを感じてしまうことにあると先述しました。

これを防ぐためにやっておきたいことが、応募先企業の企業研究です。

対象の企業について、働き方や他者からの評価など網羅的に調べ上げましょう。

入社後の働く姿が鮮明に具現化されやすくなり、入社前後のギャップはかなり少なくなります

また、企業研究をすることは、内定確率を上げることにも繋がります

面接などで志望動機を述べる際、その企業の魅力について具体的に伝えることができれば、面接官に本気度の高さが伝わり好印象です。

応募する企業が決まったら、その企業のホームページや専門誌に掲載されている情報、社員の口コミサイトなどを網羅的に調べておきましょう。

志望業界の業界研究

業界研究とは、文字通りその業界についてとことん研究することです。

業界研究を行なうことでその業界の仕事について詳しくなり、仕事内容のギャップを感じることが避けられます

とくに業界未経験で転職をしようとしている人は、業界研究をしないと働き方や仕事の難しさに大きなギャップを感じる可能性が高まります。

花形と言われる業界でも、仕事をしてみると案外泥臭かったりと、理想と現実は違うものです。

より現実的な実態を知るために、応募先企業の業界について、時事ネタなども含めて徹底的に調べましょう。

転職先候補を複数持っておく

納得が行く状態で転職先を決めるには、いくつかの候補企業を持っておくことが好ましいです。

先述したような事前準備をどれだけ行っても、自分がピンとくる企業にうまく入社できるとは限りません。

内定が決定している企業をいくつか候補として持っておけば、安心した心持ちでじっくり吟味して転職先を選べます。

2〜3社程度から内定をもらっておくことを目標にしましょう。

転職エージェントのサポートを受ける

効率的に転職活動を進めるには、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。

転職エージェントでは個人の適性に合った求人を紹介してくれることをはじめとして、書類添削や企業ごとの面接アドバイス、面接日程調整や給与交渉などをサポートしてくれます。

転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートのもと転職活動ができるので、キャリアにおける悩みが多い方におすすめです。

まとめ

今回の記事では、仕事を始めたばかりで会社を辞めたくなってしまう人に向けて、対策やミスマッチを起こさないための転職活動方法をまとめました。

仕事を始めたばかりでも「辞めたい」という気持ちを持つことは、決して後ろめたいことではありません。

今回の記事でもご紹介したとおり、環境や自分の内面的な部分で様々な要因があります。

もう転職と退職を繰り返さないよう、原因解明から始めて効率的な方法で転職活動をしましょう。

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