大学卒・大学院卒は就活で有利?大卒以上を企業が求める理由やメリットについて詳しく解説

大学卒・大学院卒は就活で有利?大卒以上を企業が求める理由やメリットについて詳しく解説

目次
  1. はじめに
  2. 【大・院卒の就活】企業が大卒以上を求める理由
  3. 【大・院卒の就活】大卒・大学院卒のメリット
  4. 【大・院卒の就活】大卒の強み・アピールポイント
  5. 【大・院卒の就活】大学院卒の強み・アピールポイント
  6. 【大・院卒の就活】大卒以上の文系におすすめの業界
  7. 【大・院卒の就活】大卒以上の理系におすすめの業界
  8. 【大・院卒の就活】大卒・大学院卒が就活をする際の注意点
  9. まとめ

はじめに

「大学・大学院卒は選考で有利になるのだろうか」

「大学院まで進もうか迷っている」

このように考えて、就活に関する情報集めに苦労している人も多いのではないでしょうか。

大卒・大学院卒はいわゆる新卒カードと呼ばれるものがあり、大手企業への就職で有利になることがあります。

応募が殺到するから制限をかけたい、優秀な人材を確保したいなど大卒・大学院卒を採用する理由は企業によってさまざまです。

また大卒と大学院卒はそれぞれ特徴とメリットが異なるので、就活前に事前知識として入れておきましょう。

今回は、大卒・大学院卒の就活について詳しく解説していきます。

文系・理系それぞれにおすすめの業界についても紹介していくので、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

【大・院卒の就活】企業が大卒以上を求める理由

企業が大卒以上を求める理由は、以下の通りです。

  • 優秀な人材を確保しやすいから
  • ブランドイメージの向上に繋がるから
  • 応募に制限をかけられるから

優秀な人材を確保しやすいから

企業はできるだけ優秀な人材を確保したいという理由から、大卒以上の人を採用したいと考えています。

4年間勉学に励み、特定の分野について知識を深めたということは、企業にとっても優秀だと判断がしやすい部分です。

学歴が高いから能力も高いとは限りませんが、大学を卒業した事実を一つの評価材料とするケースがあります。

「難しい大学受験に合格し、4年間学校で学び続けたのだから優秀に違いない」というのが企業側の強い想いです。

ブランドイメージの向上に繋がるから

大卒・大学院卒の人材を多く確保できれば、ブランドイメージの向上にも繋がるという点も理由の一つです。

ブランドイメージが上がることで、次年度以降も優秀な学生からの応募が殺到するという好循環が生まれていきます。

そして人気が集中するということは、給与や福利厚生、ライフワークバランスなどが優れている証明ともなるでしょう。

風通しが良く働きやすい職場環境であることを外部に伝えることもできるので、間接的に世間へ良い印象を与えられます。

応募に制限をかけられるから

企業が大卒・大学院卒を採用する理由としては、応募に制限をかけられるという理由もあるでしょう。

採用枠を大卒・大学院卒に限定すれば、応募者をある程度絞り込むことができます。

これは多くの応募が集まりやすい人気企業に良くある理由の一つです。

仮に既卒・第二新卒をも対象に入れてしまうと、選考に多大な時間を費やしてしまうこともあるでしょう。

そのため企業によっては学歴を限定して応募者を絞り、効率よく選考を行っています。

【大・院卒の就活】大卒・大学院卒のメリット

大卒・大学院卒のメリットは、以下の通りです。

  • 希望業界・職種について考える時間がある
  • 高卒よりも給与が高い
  • キャリアアップできるチャンスがある

希望業界・職種について考える時間がある

大卒・大学院卒のメリットの一つ目として、希望業界・職種についてじっくりと考える時間があるという点が挙げられます。

大学生活の4年間、大学院生の2年間(博士課程は5年間)は、いわば社会に出る前の猶予期間です。

時間に余裕があるため、学業の傍らアルバイトに打ち込んだり、留学にチャレンジしてみたりなど自分の興味あることに時間を費やせる期間でもあります。

学生生活の中で、将来自分がやってみたいことがわかるようになれば、どのような業界・職種で活躍していきたいのかが見えてくるようになるでしょう。

高卒よりも給与が高い

一般的に大卒・大学院卒は、高卒で社会に出るよりも給与が高く設定されています。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によれば、学歴別の初任給(男女計)は以下の通りです。

  • 大学院卒→464.2千円
  • 大学卒→362.8千円
  • 高専・短大卒→292.5千円
  • 専門学校卒→294.2千円
  • 高校卒→273.8千円

大学卒が362.8千円、大学院卒が464.2千円と給与が高く、高卒とは大きく差が開いていることがわかります。

給与は長い人生の中で欠かせない要素の一つであるため、これは大きなメリットだと言えるでしょう。

キャリアアップできるチャンスがある

大卒・大学院卒で入社すれば、キャリアアップできるチャンスがあるでしょう。

採用枠を大卒・大学院卒としている企業は大企業が多く、入社後すぐに総合職や管理職候補といったポジションで仕事ができます。

大学で専門分野を専攻していた人なら、技術職や専門職といったハイレベルな仕事に携わることも可能です。

働き続けることで、さまざまな営業・経営ノウハウを学ぶことができ、キャリアアップの道筋が生まれていくでしょう。

転職を考える際にも、高い経験やスキルを評価され、さらにハイクラスの企業へ転職することも可能です。

当然本人の頑張りと実績も必要となりますが、高卒に比べるとキャリアアップのチャンスが非常に高いと言えます。

【大・院卒の就活】大卒の強み・アピールポイント

大卒ならではの強み・アピールポイントは、以下の通りです。

  • キャリアセンターが利用できる
  • 学生時代の経験で志望動機と自己PRが作れる
  • インターン経験をアピールできる

キャリアセンターが利用できる

大卒に該当する人は、大学のキャリアセンター(就職課)が利用できます。

キャリアセンターでは、就職に関する以下のサポートを受けることが可能です。

  • キャリア相談
  • ESの添削
  • 合同説明会の参加
  • OB・OB訪問
  • 求人閲覧・応募
  • 面接対策など

このように就活エージェント・転職エージェントのような一通りのサポートが受けられるのがキャリアセンターの強みです。

特にOB・OB訪問などは自分で連絡先を探してアポイントメントを取るのが大変ですが、キャリアセンターであれば、OB・OGを紹介してくれるので、スムーズに話を進められます。

またキャリアセンターが保有する独自の求人紹介を受けることも可能で、思わぬ優良企業と出会えるチャンスもあるでしょう。

大学卒業後、就職せずに既卒となってしまった場合も、卒業後数年間は求人紹介を受けることが可能です。

学生時代の経験で志望動機と自己PRが作れる

大卒は学生時代の経験で、質の高い志望動機と自己PRが作れる点がメリットです。

大卒は4年という長い期間の中で、授業・ゼミ活動はもちろん、アルバイトやボランティア、サークル活動といったさまざまな経験ができます。

学生生活に打ち込んできた体験談などを志望動機に盛り込むと、採用担当者に良い印象を与え、魅力あるエピソードトークができるようになるでしょう。

そして苦労してきたこと、乗り越えてきたことなどを添えれば、優秀な人材であることをアピールすることもできます。

インターン経験をアピールできる

大卒はインターン経験を通じて説得力の高いアピールができます。

インターンとは実際の現場で業務を体験できるプログラムのことで、参加することによって志望業界・職種に対する理解を深めることが可能です。

得られる気づきや学びが多いため、面接の中でも内容のある話ができます。

またインターンで実績をあげることができれば、その企業から高い評価をもらえるようになり、そのまま正社員として採用される可能性もゼロではありません。

インターンに参加して、さまざまな経験ができる点は、大卒の大きなメリットだと言えるでしょう。

【大・院卒の就活】大学院卒の強み・アピールポイント

大学院卒の強み・アピールポイントは、以下の通りです。

  • 就活の選択肢が広がる
  • 推薦制度を使える可能性がある
  • 特定の専門知識をアピールできる

就活の選択肢が広がる

大学院卒で就活をすれば、その選択肢が広がります。

なぜなら大学院卒であれば、大学を既に卒業した立場であるため、大卒を対象とした求人にも応募ができるからです。

また研究職や技術開発職、データサイエンスといった、大学院卒だからこそ就けるような専門的な職種にも応募ができるでしょう。

実際に大手の製薬会社や化学メーカーなどでは、大学院卒の人が活躍していて、そこでキャリアを積み重ねています。

推薦制度を使える可能性がある

大学院卒の人は、教授や研究室から推薦を受けられる可能性があります。

推薦制度は、通常の方法でエントリーするよりも選考で有利に働きやすく、早期に内定をもらいやすいといったメリットがあるでしょう。

また教授から、推薦と合わせてOB・OGを紹介してもらえることもあります。

内定獲得率が高いため、研究で就活に時間を割くのが難しい学生にもおすすめの就活方法の一つです。

ただし推薦については情報が公表されていない場合があります。

つど担当教授や就職課などに確認を取るようにしましょう。

特定の専門知識をアピールできる

大学院卒は、特定の専門知識をアピールして、ハイレベルな企業への就職を目指すことが可能です。

修士修了の2年間で得られた専門知識や能力は、大手企業も非常に重宝します。

特に理系の場合、研究職や開発職など大学院卒しか募集をしていないような職種も多くあるでしょう。

より確実な就職を目指すなら、専門性の高い企業への就職で有利に話を進められるよう大学院卒の区分でスキルや能力を培っておくことがおすすめです。

【大・院卒の就活】大卒以上の文系におすすめの業界

大卒以上の文系におすすめの業界は、以下の通りです。

  • 金融業界
  • マスコミ・出版・メディア業界
  • 小売業界
  • コンサルティング業界
  • 商社業界

文系で就職を目指している人は、こちらも参考にしてみてください。

金融業界

文系におすすめの業界の一つ目が金融業界です。

需要が絶えず、幅広いキャリアパスが用意されている点で人気があり、毎年多くの就活生が応募しています。

文系が担当する金融業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 営業→法人・個人営業、代理店営業、加盟店営業など
  • アセットマネジメント→資産管理運用代行など
  • バックオフィス業務→データ管理や電話対応、企画など
  • その他専門分野→証券アナリスト、ファイナンシャルプランナーなど

金融業界は、個人・法人を問わず顧客からお金を預かる仕事であるため、信頼関係を構築するためのコミュニケーション能力が必須です。

また日々刻々と変わる金融情勢に対して柔軟に対応していく力も求められます。

大学で経済学を学んできた文系の学生なら、勉学で得た知識を実務に生かして働くことができるでしょう。

マスコミ・出版・メディア業界

マスコミ・出版・メディア業界も、文系の人が活躍しやすい業界です。

従来の紙媒体からデジタル媒体へと変化へと切り替わっていく中で、臨機応変な対応が求められています。

文系が担当するマスコミ・出版・メディア業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 営業→広告枠の紹介、セールスなど
  • 編集・制作→企画、取材依頼、クリエイターの手配など
  • 広告デザイナー→紙媒体・デジタル媒体の広告デザイン
  • 企画・マーケティング→市場分析、戦略立案など

マスコミ・出版・メディア業界は、大手企業が中心であるため、就活市場においては狭き門となっているのが一般的です。

一見華やかに見える業界ですが、納入期限や締切等、繁忙期は忙しくなることも多く、やりがいが大きい反面で泥臭く大変な部分もあります。

日々世の中のトレンドや情報を敏感にキャッチできる人なら、この業界で活躍して働くことができるでしょう。

小売業界

小売業界は、商品をメーカーから仕入れて消費者へ販売するのが仕事です。

お客様と直接関わりながら仕事をしたい人に向いていて、コミュニケーションを取ることが好きな人であれば活躍できる業界の一つだと言えるでしょう。

文系が担当する小売業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 店舗運営→売り場作成、売上管理、スタッフ管理など
  • バイヤー→メーカーとの取引・発注、各店舗への売り場指示など
  • エリアマネージャー・SV→各店舗への巡回・指導、戦略立案など
  • 本部→人事、広報、バックオフィス業務など

小売業界は、売り場で販売をするイメージを持たれがちですが、正社員として働く場合、売上管理やスタッフ管理、報告書の作成など多岐にわたる業務もあります。

マルチタスク能力やコミュニケーション能力のある人であれば、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。

コンサルティング業界

コンサルティングは、さまざまなアプローチから顧客の抱える課題を解決するために提案する仕事です。

求められるスキルや能力が高く、就職難易度は高めですが、それに見合う待遇の良さが魅力だと言えるでしょう。

文系が担当するコンサルティング業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 戦略系コンサル→経営戦略の立案に特化
  • 総合系コンサル→経営戦略の立案、オペレーションなど
  • ITコンサル→ITソリューションを活用した業務改善提案
  • シンクタンク系コンサル→経済調査、官公庁向けリサーチなど
  • 業界特化型コンサル→特定の分野に特化したサービス提案

コンサルティング業界は、社会情勢の変化に伴い顧客への提案方法が変わってくるので、常に自分の情報をアップデートしなければならない難しさがあります。

そのため新しい知識を得ることにやりがいを感じる真面目で勉強熱心な人が向いている業界です。

また話が上手にできるコミュニケーション能力はもちろん、相手の潜在的ニーズを汲み取るための傾聴力(聴く力)が重要となります。

成果主義が多いため、仕事の難しさは業界の中でもトップクラスですが、コンサルティング業界は給与面で優れている場合がほとんどです。

商社業界

商社業界は、原料を販売する企業と原料を購入したいメーカーとの間を仲介して、輸出入を行う業界です。

給与や福利厚生面の待遇が良く、文系の学生から人気がありますが、多くの企業がグローバルな事業展開をしているため、ビジネスレベルでの英会話が必須となります。

文系が担当する商社・貿易業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 営業・トレード→自社製品の販売、企画、提案など
  • 事業企画→投資先の決定、企画・立案など
  • 貿易事務→電話対応、書類整理、税関手続きなど

取り扱う案件一つで何億というお金が動くことも珍しくない業界で、入社後働き続けていれば、やがて責任の大きい仕事を任されることがあります。

そして投資や製造など幅広い領域でスキルを習得できるので、経験を積み上げていくことでスピーディーにキャリアアップが目指せるでしょう。

【大・院卒の就活】大卒以上の理系におすすめの業界

大卒以上の理系におすすめの業界は、以下の通りです。

  • IT・ソフトウェア業界
  • メーカー・製造業界
  • 医療業界
  • インフラ業界
  • 建設業界

理系で就職を目指している人は、こちらも参考にしてみてください。

IT・ソフトウェア業界

理系学生に人気がある業界の一つがIT・ソフトウェア業界です。

ソフトウェアの設計・開発を行い、法人・個人に製品や技術を提供する業界で、プログラミングスキルを持っている人であれば活躍できるチャンスがあります。

理系が担当するIT・ソフトウェア業界の主な業務は、以下の通りです。

  • システムエンジニア→システム設計、テスト・運用、顧客との交渉など
  • プログラマー→コード作成、プログラミングなど
  • プロジェクトマネージャー→開発現場の指揮管理、プロジェクトの進捗管理など
  • Webデザイナー→Webサイトデザインの設計、顧客への提案など
  • IT・ソフトウェア業界が生み出す製品や技術は、家電製品はもちろん、医療・福祉、エンターテインメントなどあらゆる分野において利用されています。
  • IT化が加速し続ける中、絶えることのない需要があり、将来性も抜群です。

システムエンジニアは、顧客にヒアリングをする仕事であるため、理系の知識のほかコミュニケーション能力も必要となります。

プログラミング能力があり、人と話をするのが好きな人であれば、働きやすい業界だと言えるでしょう。

メーカー・製造業界

メーカー・製造業界は、原材料を仕入れて開発・製造した商品を小売に卸して販売する業界です。

電子機器、設備、食品といったさまざまな領域があり、ものづくりの観点から高い専門性を持った理系の人材が重宝されます。

理系が担当するメーカー・製造業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 研究開発→製品の研究・改良、技術開発など
  • 製造→生産ラインでの製造

メーカー・製造業界は日本の産業を支える業界の一つとして、人々の生活に欠かせない存在です。

デジタル化の加速により、ベンチャー企業との連携が活発になったり、多様な人材を採用する動きを見せたりと大きな変化を見せています。

情勢の変化を柔軟にキャッチして、コツコツと真面目に勉強し続けられる人であれば、活躍できる業界の一つです。

医療業界

医療業界は、人々の健康を守るため医薬品の研究・開発、販売をする業界です。

薬学部出身の人が多く、理系の修士・博士など大学院の卒業が必須となる業界で知られています。

理系が担当する医療業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 研究→実験・分析、安全性チェックなど
  • 開発→医薬品の開発、臨床試験の実施など
  • MR→営業、医療情報の提供など

医療業界は海外進出を展開しており、国内でも事業規模が拡大傾向にあります。

そして研究職の場合、海外の論文やデータに目を通しながら仕事をすることもあるので、医薬品に関する知識だけでなく、ビジネスレベルの英語が必須となります。

人の命を守る責任感が大きい仕事の一つですが、やりがいを感じながら働ける仕事の一つだと言えるでしょう。

インフラ業界

インフラ業界は、社会の基盤を支えるインフラ(ガス・電気・石油など)サービスを提供しています。

鉄道・航空業界、通信業界などさまざまな分野に分類されていますが、特に理系が活躍できるのはエネルギー業界です。

電気工学や情報処理といった専門的な知識が必要とされます。

理系が担当するインフラ(エネルギー)業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 電気→発電、送電、配電、保守・メンテナンスなど
  • ガス→原料調達、ガスの製造など
  • 石油→燃料開発、製造など

インフラ業界は、電力自由化やガス自由化の動きがあり、新電力の参入が起こっています。

将来的に企業間での競争が激化していくと見られていますが、絶えず需要があり安定性のある業界です。

理系の仕事でありながら、顧客と直接関わることも多いので、コミュニケーション能力や倫理的思考力を持った人材が重宝されます。

建設業界

建設業界とは、建物や道路の設計、建設、維持管理に携わっている業界です。

個人の住宅はもちろん、大手の建設会社では大型のオフィスビルや商業施設を対象とすることもあります。

建築士や測量士といった理系の職種は特別な資格を必要とするものが多いですが、学生時代に取得できていれば内定が得られるチャンスの高い業界です。

理系が担当する建設・不動産業界の主な業務は、以下の通りです。

  • 建築士→設計・図面作成、現場監督など
  • 建築施工管理・土木施工管理→工事の監督・指導、工程・安全管理など
  • 測量士→図面・計算書の作成

建設業界は職人が減り、人材不足が深刻になっている現状があるため、大卒・大学院卒の人材を必要としている建設会社が数多くあります。

建設業界に興味のある理系の学生は、在学中にキャリアプランを立てて、必要な資格を取得するように事前に準備しておくと良いでしょう。

【大・院卒の就活】大卒・大学院卒が就活をする際の注意点

最後に、大卒・大学院卒が就活をする際の注意点を次の順で2つ見ていきましょう。

  • 希望通りの企業に就職できるわけではない
  • 就活の準備と対策は必須

希望通りの企業に就職できるわけではない

大卒・大学院卒という学歴を持っているからといって、必ずしも希望通りの企業に就職できるわけではありません。

企業の価値観や風土が、自身のキャリアプランと合致していない場合は、マッチ度が低い可能性があります。

企業が必要としているスキル・能力が足りていない場合も同様に、不採用になってしまうことがあるでしょう。

もし相性の悪い企業から内定をもらえても「こんなはずじゃなかった」というミスマッチに苦しめられるおそれもあります。

就活では学歴以上に、個人の価値観や考え方が重要視されることを知っておきましょう。

就活の準備と対策は必須

就活の準備と対策はしっかりとしておきましょう。

例えば自己分析や企業研究が不十分なままだと、自己PRと志望動機が上手く紐付けできずに、内容の薄いものとなってしまいます。

また面接対策ができていないと、当日に上手く話ができない可能性もあるでしょう。

大卒・大学院卒を対象にした就活は、多くのライバルとの戦いです。

学歴に甘えることなく、本格的に就活が始まる前にできることは進めていきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

大卒・大学院卒は、優秀な人材として見られることが多いため、企業にとっては魅力的に見えます。

当然就活のシーンでは、学歴によって選考が有利に働くこともあるでしょう。

とは言え、企業の風土や価値観と自身の考えにミスマッチがあれば、いくら高学歴であっても不採用になってしまうこともあります。

そのため自己分析や企業研究をしっかりと行い、自分にとって働きやすい企業を探すことが何よりも重要です。

ぜひ今回ご紹介したおすすめの業種を参考に、自分の興味ある仕事を探してみてください。

これから転職活動を考えている方の一助になれば幸いです。

SHARE この記事を友達におしえる!