大学を中退したことは面接で伝えるべき?理由別のポイントや自己紹介時の例文を紹介
- はじめに
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退したことは面接で伝えたほうが良い
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】主な中退理由
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学中退を面接の自己紹介で伝えるための例文
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】中退理由を伝える際のポイント
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退しても面接を有利に進めるための対策
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】面接の種類とポイント
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退して後悔すること
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退して後悔しないために考えること
- 【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退したあとの就職以外の選択肢
- まとめ
はじめに
大学を中退すると、多くの方が就職して働き始めることになります。
就職するとなると、必要になるのが面接です。
面接のなかでは自分の経歴だけではなく、さまざまな質問に答えることになります。
そこで気になるのが、大学を中退したことを経歴や自己紹介で伝えるべきかどうかではないでしょうか。
中退という言葉からあまり良い印象に感じないこともあり、人によっては「言うべきではない」と考えるかもしれません。
基本的には、大学の中退は正直に伝えるべき内容ですが、伝え方やポイントがあるため少し注意が必要でしょう。
この記事では、「大学の中退を面接で伝えるべきなのか」だけではなく、自己紹介の例文まで解説します。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退したことは面接で伝えたほうが良い
中退すると最終学歴は高卒になるため、最終学歴を高卒にしておけばよいと考えるかもしれません。
しかし、高校卒業から中退まで空白の期間ができてしまいます。
大学1年生など早い段階であれば気にならないかもしれませんが、2年生以降で中退した場合には数年ほどは何もしていない期間が生まれます。
結果として、「数年間は何もしていなかった人」という印象になってしまうかもしれません。
また、入社できたとしても嘘の経歴が発覚すると懲戒免職の可能性があります。
入社できても後々のトラブルにつながる可能性があるため、大学を中退した事実は正直に伝えることが基本です。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】主な中退理由
続いて、大学の主な中退理由をご紹介します。
理由を明確にすることで、面接官に伝える内容も考えやすくなります。
次の項目で例文を紹介しますが、まずは、一般的にどのような理由が多いのかを確認し参考にしていきましょう。
人間関係
大学には多くの人が集まるため、性格上あわない人に出会うこともあります。
基本的には、関わらないようにしておけば問題ないかもしれません。
しかし、授業やゼミ、サークルなど、どうしても関わりが必要な場面もあります。
ちょっとしたことであれば大きな問題にはならないものの、もし心身ともに影響を及ぼす場合には在学が難しくなることもあるでしょう。
勉強するために大学に入ったにもかかわらず、人間関係で中退を考えるのはもったいなくも感じますが、どうにも続けられない場合もあります。
経済面
大学に入学すると、入学金や授業料の支払いが発生します。
どれだけ安かったとしても200万円以上かかることがほとんどであり、大学や学部によっては500万円以上かかることも珍しくありません。
奨学金を受けている場合には、途中で学費が支払えないということはないでしょう。
しかし、保護者や自分で働きながら支払っている場合には、途中で経済状況が厳しくなることもあります。
学費が支払えなくなれば、当然ですが大学に在学し続けることはできません。
入学時には気にならなかったことでも、在学中の4年間の間に経済状況が変化することもあります。
授業内容
もともとは勉強したいことがあって入った大学ですが、授業内容に満足できないということもあります。
求めていたことが学べなかったり、思ったよりも身に付かなかった場合には、中退が選択肢に入るかもしれません。
また、在学中にやりたいことが変化する可能性もあります。
入学してから新たに興味を惹かれることに出会えば、現在の授業内容に意味を感じなくなることもあるでしょう。
大学を卒業してからでもできることであれば我慢もできますが、すぐに始めたいと考えることもあるはずです。
こういった場合には、大学を中退するという選択になることも少なくありません。
ケガや病気
不慮のケガや病気があると、在学し続けたくてもできないこともあります。
ケガや病気の状態によっては休学といった選択肢もありますが、治療に専念するのであれば、退学という選択肢になるかもしれません。
こういった場合は、大学を中退すること自体にもったいなさを感じますが、仕方のない部分です。
本人にはどうにもできない部分もあり、中退理由として悪く見られることは少ないと考えられます。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学中退を面接の自己紹介で伝えるための例文
続いて、大学中退を面接の自己紹介で伝えるための例文をご紹介します。
面接だけではなく、履歴書や職務経歴書を作成する参考にもしてみてください。
人間関係が理由で中退した場合
「もともと、したい勉強があって進学したものの、同じ学部での人間関係が悪く勉強に集中できない状況になってしまいました。
サークルやゼミにも参加しましたが、そこでも上手くいかず、心身に悪影響が出始めたため中退を選択しております。
人間関係が上手くいかなかった一番の原因は、自分のコミュニケーション能力の低さと考え、その後は人と関わる機会の多いアルバイトに就きました。
完全に克服したわけではありませんが、学生時代よりもコミュニケーションの大切さを感じ、より成長できたと考えております。
」
中退した理由を正直に話すだけではなく、改善を試みたこと、得たものを交えることが大切です。
ただ人間関係が理由で中退したという事実だけでは、面接官に良い印象を与えません。
失敗したことと、努力したことを交えて話すようにしてみてください。
経済面が理由で中退した場合
「大学の費用はすべて両親が支払ってくれていましたが、健康状態が良くなく、私のアルバイトだけでは支払いが難しくなってきました。
このまま無理を続けて在学しても両親に負担をかけてしまうことから中退することに決め、就職活動をしています。
」
まずは、中退するしかない状況であったことを正直に伝えましょう。
悪い印象になる理由ではないため、無理に隠す必要はありません。
ただし、話し方には注意が必要です。
「学費が支払えなくなったから退学する」というシンプルな伝え方よりも、「両親に苦労をかけないため」、「働いて自分が恩返しするため」といった一文があるとよいでしょう。
授業内容が理由で中退した場合
「初めは法律を学びたかったものの、アルバイトで始めた美容の仕事に興味を惹かれ、中退して現場ですぐに働きたい気持ちが強くなりました。
」
「進学する前はこの学部で身に付く内容だと思っていましたが、実際に勉強を始めると相違があることに気づきました。
完全に私のリサーチ不足でしたが、より興味のある内容を学ぶため、在学し続けるよりも就職を選択して行動しています。
」
2つの例文にわけましたが、どちらも正直に伝えることが重要です。
進学してから別の道に興味を持つことは決して悪いことではなく、行動力は評価されるでしょう。
しかし、興味を持つ仕事ができて中退したにもかかわらず、関係のない業種に就こうとしているのであれば、この例文は使えません。
あくまで、「興味を持った」業種の面接時のみに有効です。
もう一つは、「想像と違った」場合です。
この場合は、自分のリサーチ不足という非を認め、就職で活かしていることを伝えてみてください。
ケガや病気が理由で中退した場合
「病気で長期の入院が必要になり、大学に通いながら全快を目指すことが難しく感じて中退しました。
現在は完治しており、働くことに問題はありません。
」
ケガや病気が原因で中退した場合には、できる限り詳細に内容を伝えましょう。
もし、業務に支障をきたす可能性があれば、サポートが必要になるかもしれません。
面接で不利に感じることではありますが、入社してからサポートが必要な事実が判明した場合、社内での人間関係が悪くなる可能性があります。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】中退理由を伝える際のポイント
上記の例文には、すべての方が当てはまるわけではありません。
もし、自分の中退理由と当てはまらないのであれば、この項目の伝える際のポイントを参考にしてみてください。
正直に伝える
上手く伝えるためには、中退理由を正直に話すことです。
しかし、中退という言葉には悪い印象を感じることも多いため、人によっては隠したくなるかもしれません。
中退すると最終学歴は高卒です。
そのため、履歴書を高卒にし、大学へは進学していなかったように書き換えることはできます。
一見すると問題がないようにも見えますが、細かく言うと経歴詐称ということになり、発覚した場合には懲戒解雇の可能性も考えられます。
また、高校を卒業してから大学を中退するまでの期間が空白になるため、「卒業してから何もしていなかった人」とみられるかもしれません。
空白の期間が長くなると、採用率は下がってしまいます。
中退を伝えることを嫌がるよりも、正直に伝えたほうが面接は有利に進む可能性が高くなります。
前向きに伝える
大学を中退した理由を正直に伝えることは基本ですが、すべてをそのまま伝えてよいわけではありません。
例えば、「勉強が面白くなかった」、「嫌いな人がいたから辞めた」といった理由だけ伝えてしまうと、「嫌なことがあるとすぐに逃げる人」という印象になってしまいます。
理由は上記のような内容でもよいものの、もう一言ポジティブな内容を含めることが大切です。
なぜ中退したのかに加えて、これからどのように活かすのか、中退に至ってしまった経緯などを含めてみてください。
特に社会人は失敗しても自分で気づき、次に活かす力が求められます。
そういった内容を含めず、「ただ嫌だったから中退しました」では、評価されることはないでしょう。
反対に、ポジティブな内容や反省点などを含めることにより、「自分で考えて行動できる人」と、中退が好印象に変化することも珍しくありません。
学んだことを伝える
大学を中退したというのは、理由を聞かなければ基本的にはネガティブに感じやすいことです。
しかし、理由と一緒に学んだことを伝えると、好印象になることもあります。
例えば、人間関係が原因で中退した場合では、「コミュニケーション能力を高めないといけないと気づいた」といった内容です。
中退理由がネガティブであった場合でも、学んだことを含めることでポジティブに変換できます。
学んだことを伝えると、中退にネガティブな印象を持つ面接官も、「自分で考えて行動できる人」といったように、良いイメージに変わりやすくなります。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退しても面接を有利に進めるための対策
大学を中退した理由の伝え方は大切ですが、それ以前に気をつけるポイントがあります。
面接を有利に進めるための対策を3つご紹介します。
身だしなみに気を遣う
面接官は、限られた時間内で多くの応募者を見極めなければいけません。
そのため、応募者の身だしなみや行動にも重きを置いています。
まず、スーツを着ていくことは当然ながら、髪型なども気を遣ってみてください。
スーツは派手すぎないもの、髪型は清潔感があり暗めのカラーがおすすめです。
男性であれば髭は剃っておき、女性は控えめのメイクにしましょう。
応募する企業にもよりますが、基本的には身だしなみを整え見た目の印象を良くしておくことで採用率を上げられます。
また、面接官に対してだけではなく、受付や社内の人に対しても挨拶は怠らないようにしてください。
自己分析する
就職を有利に進めるためには、自己分析も重要です。
自己分析をすることにより、自分の強みを把握できるだけではなく、どのような業種に就きたいのかもはっきりします。
特に大学を中退しているのであれば、中退に至った理由や今後の活かし方も考えられます。
面接では確実に中退の理由を問われるため、先に自己分析しておくことでスムーズに答えられるでしょう。
さらに、中退した理由だけではなく、学んだことや活かせることも自己分析することで明確になります。
他にも、なぜこの企業に入社したいのかを伝えやすくなり、大学中退の説明だけではなく志望動機にもつなげられます。
自己分析の方法ですが、そこまで難しい内容ではありません。
最も簡単なのは、これまでの出来事や取り組みを書き出すことです。
書き出したら、出来事や取り組みを深堀していきましょう。
大学の中退理由も同様に思いつく限り書き出し、細分化することで本質がわかりやすくなります。
企業分析する
自己分析だけではなく、企業分析も大切です。
企業について分析も勉強もせず面接に挑んでは、志望動機を上手く話せないかもしれません。
企業のことを知っていれば、志望動機を詳しく話せるだけではなく、大学中退してでも働きたかったこと、自分の方向性に合っていることを説明できます。
反対に、企業分析をしていなければ、面接官から「なんとなく受けに来た人」と捉えられても仕方ないでしょう。
企業がどのような業務を行い、どういった理念で動いているのかを知っていれば、面接官にも好印象を与えやすくなります。
最低でも業務内容や会社理念に関しては調べておくことをおすすめします。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】面接の種類とポイント
多くの方は、1対1の個人面接を想像するかもしれません。
しかし、実際にはいくつかの種類があります。
想像していない面接だと焦ってうまく進められなくなる可能性があるため、事前にどのような種類があるのかは覚えておきましょう。
個人面接
まずは個人面接です。
面接のなかでは最も多い形式でしょう。
特に中途採用であれば、ほとんどが個人面接です。
ただし、応募者は1人でも面接官が数人いるケースがあります。
多くても3人ほどまでですが、始まってから焦らないように、面接官が数人いる可能性を考えておいたほうがよいかもしれません。
基本的には履歴書の経歴に沿って質問が続くため、学校で学んだことや取り組んだこと、大学を中退した理由を準備しておいてください。
また、履歴書の内容に沿った質問が終わると、志望動機や自己PRを求められることもあります。
アルバイトの面接であれば簡易的なことが多いですが、正社員になると深堀されることが多く、しっかりとアピールする必要があります。
集団面接
集団面接は、中途採用よりも新卒採用に多い面接形式です。
しかし、中途採用でも1時面接を集団、最終面接を個人といった形式にすることもあるため、準備は必要です。
応募者の人数は企業によって異なるものの、多くても10名ほどまででしょう。
面接内容としては、個人のように一人ひとりにフォーカスした内容というよりも、質問を投げかけて応募者が順番に答えるという形です。
そのため、はきはきと話し的確に答えることが重要になってきます。
周りに聞かれていることを考えると緊張しやすい環境になるため、事前にある程度は答えを準備しておくことが重要です。
自己分析と企業分析をしておけば、そこまで回答に困ることはありません。
グループディスカッション
グループディスカッションは、中途採用の面接で実施されることはほとんどありません。
基本的には新卒向けの面接形式のため、大学を中退した場合には関係ないことが多いでしょう。
しかし、絶対にないとは言い切れず、ある程度は準備しておく必要があるかもしれません。
グループディスカッションは名称の通り、数人のグループでテーマに沿って討論し答えを導き出します。
ほかの応募者とのコミュニケーションが必須なだけではなく、発言力も見られています。
面接のなかでも難易度の高い部類であり、協調性も必要です。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退して後悔すること
大学を中退しても、理由さえしっかりとしていれば就職に困ることは多くありません。
しかし、中退することによるデメリットはあるため、行動する前に確認しておいてください。
就職と転職の幅が狭まる
大学を中退した場合、最終学歴は高卒です。
高卒に低学歴というイメージは少ないかもしれませんが、大卒のほうが求人数は圧倒的に多くなります。
もし、就職したい企業の募集を見つけても、大卒が条件であれば応募すらできません。
転職に関しても同様です。
就職できたとして、数年後に転職を考えることもあるでしょう。
このときも当然ですが、大卒よりも転職先が限られてしまいます。
「学歴は必要ない」という話を耳にすることもありますが、少なくとも日本ではまだまだそういった傾向は少なく、学歴が必要な場面は多くあります。
企業からしても、大学まで勉強を継続して卒業したという実績は評価できると考えているでしょう。
大学中退にマイナスイメージをもつ人もいる
大学を中退しても活躍している人は多くおり、必ずしもデメリットになることばかりではありません。
しかし、一定数は大学中退にマイナスイメージを持っている人がいます。
「すぐに辞める人」、「すぐに逃げる人」といったイメージになることもあり、最初からマイナス評価で面接が始まるかもしれません。
さらに、不採用になったとしても理由を教えてもらうことはできないため、理由もわからず落ち込み続ける原因を作ってしまう可能性があります。
回避する方法としては、正当な中退理由を伝えることです。
マイナスにならない中退理由であれば、面接にも影響は与えないでしょう。
ただし、書類選考では中退理由を詳しく説明しにくいため、すべて解決するのは難しいかもしれません。
生涯収入が低くなることも
多くの企業では、最終学歴によって給与に差をつけています。
給与差は基本的に埋まることはなく、生涯年収で見ると大卒と高卒では数百万円以上も差がつくことも珍しくありません。
大学を中退する前には「関係ない」、「そこまでの差は出なさそう」と考えるかもしれませんが、実際に生涯収入が低くなる可能性は考えておきましょう。
こういった傾向は大きな企業ほど顕著になるため、就職したい企業によっては特に注意が必要です。
ただし、外資系やスタートアップ企業など、実力重視であれば学歴は関係ないこともあります。
もし、どうしても中退が避けられず生涯年収にもこだわりたいのであれば、こういった企業を選択肢に入れてみてください。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退して後悔しないために考えること
大学を中退して後悔しないためには、先に考えておくべきことがあります。
本当に中退が必要なのかどうかだけではなく、現状や将来的なことのためにも確認しておいてください。
本当に中退が必要か考える
まずは、本当に大学の中退が必要なのかを考えましょう。
人間関係や経済的な問題など、人によって中退を考える理由はさまざまです。
経済面であれば、中退せずに在学し続けることは難しいかもしれません。
しかし、人間関係であれば、問題になっている人と距離を置く、サークルやゼミを変えるといったことで対応可能な場合もあります。
もし、解決可能なことで在学し続けられるのであれば、まずはできることを進めてみてからでもよいでしょう。
反対に、自分や周りでは解決できない内容なのであれば、中退という選択をとるしかないかもしれません。
大学の中退を考えたのであれば、まず本当に必要なのかをしっかりと考えてみてください。
社会人経験を早く積める
大学を中退することはデメリットばかりではなく、メリットもあります。
一番のメリットは、社会人経験を早く積み始められることでしょう。
中退する年にもよりますが、長いと2年以上は大卒者よりも早く社会に出ることになります。
2年と聞くと短く感じるかもしれませんが、早く出世する可能性が高まります。
また、出世だけではなく、社会人としてのスキルも多く身に付いているはずです。
生涯年収に差が出ると解説しましたが、先に役職につく、実力主義の企業で働くといった場合はこの限りではありません。
特にスタートアップ企業であれば、入社後すぐに実力を認められて出世することもあります。
中退してすぐに働き出せば、大卒者よりもメリットが多いのも事実です。
必要なことに集中できる
在学中であれば、資格を取得したくても勉強する時間を確保しにくいかもしれません。
大学を中退すれば、取りたい資格の勉強や起業に向けた準備など、必要なことに集中しやすい環境が整います。
もちろん、大学に通いながらできることもあります。
しかし、大学の卒業以外に目標ができたのであれば、中退して集中することも一つの方法です。
ただし、大学を卒業しなくては就けない業種もあるため、まずは自分の目標を定めなければいけません。
学歴に大卒が必要なく、いち早く集中したいのであれば、中退も選択肢の一つに入れてみてください。
【大学中退は面接の自己紹介で伝える?】大学を中退したあとの就職以外の選択肢
大学中退者の進路として多いのは就職です。
しかし、ほかに選択肢がないわけではありません。
働き始めることは大切ですが、さまざまな選択肢も視野に入れてみてください。
別の大学へ編入する
もし人間関係が上手くいかずに中退を考えているのであれば、現在と同じように勉強できる大学を探してみるとよいでしょう。
勉強したい内容が変わったり、満足できない授業内容の場合も興味のある大学への編入で解決できます。
受験して合格しなくてはいけないことから、簡単な方法ではありませんが、特定の悩みであれば別の大学へ編入することで新しい気持ちで大学生活を始められます。
明確な目標がない場合も、環境を変えることで解決するかもしれません。
専門学校へ入学する
大学の編入だけではなく、専門学校へ入学することも可能です。
例えば、美容や医療、コンピューター関連など、専門学校であれば特化した授業を受けられます。
自分の勉強したいことや就職したい業種が決まっているのであれば、そのまま大学にいるよりも専門学校へ入学したほうがよいかもしれません。
大学よりも専門的な勉強ができることから、就職でも有利に働きます。
あくまで専門的に勉強したいことがあり、就職したい業種が決まっている場合にはなりますが専門学校への進学は良い選択肢といえるでしょう。
起業する
最近は、若いうちに起業する方が増えてきています。
大学を中退して自分で事業を始めれば、中退がデメリットになることもありません。
特にインターネットが普及している昨今では、場所に縛られないだけではなく、資金も少額で始められる事業も多くあります。
ただし、リスクがないわけではなく、失敗の可能性があることも考えておきましょう。
また、大学に在学しながら起業し、軌道に乗ってから中退するといった方法も可能です。
この方法であれば、起業が上手くいかなければ中退せずに大学へ通い続けるという選択もできるため、リスクを考える場合でも安心して進められます。
まとめ
大学中退を負い目に感じる方は多く、就職や転職の面接で隠したくなることがあるかもしれません。
しかし、中退を隠すことは経歴詐称につながる可能性があり、基本的には正直に話すべきです。
また、中退すると最終学歴が高卒になるため、就職までに空白の期間ができてしまう可能性があります。
空白の期間について説明できなければ、面接官も良い印象は受けないでしょう。
大学中退は隠すよりも、伝え方が大切です。
なぜ中退したのかを正直に伝え、そこから学んだこと、活かせることをアピールしてみてください。
伝え方さえ間違わなければ、大学中退が就職に与える悪影響は小さくなります。
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