【例文6選】公務員から転職で使える志望動機の書き方徹底解説!
「公務員から民間に転職したいけど、履歴書や面接でのアピールに困っている」「内定がもらえる志望動機が知りたい」という悩みを抱えている人に向けて、民間への転職で使える志望動機の書き方について解説します。
書類や面接では必ず志望動機が必要ですよね。
民間への転職では重視される項目なので、ポイントを学んで内定がもらえる志望動機を書けるようにしましょう。
【公務員から転職】公務員が転職する理由
公務員から民間に転職を考えるきっかけは人それぞれ異なるでしょう。
キャリアアップや自己成長などポジティブな理由もあれば、公務員の仕事が嫌になって転職することもありますよね。
志望動機を書くうえで、転職理由をはっきりさせることは非常に重要です。
一般的に公務員から民間に転職する人はどのような理由で転職しているのでしょうか?
大きな3つの理由について解説します。
給与や待遇に不満がある
1つ目の理由は「給与や待遇に不満がある」からです。
公務員と聞くと、「安定」というイメージがあるのではないでしょうか?
確かに公務員になれば、長期的な雇用や充実した福利厚生が保証されています。
職を失ったり大きく減給されるというケースは多くありません。
しかし、安定はしているものの給与額自体は高くないことが一般的です。
特に地方公務員であれば、サラリーマンの平均年収を下回ることもあります。
職種によっては激務になることがあり、給与と仕事量が見合わないと感じる人が少なくないようです。
民間に転職すれば高収入の仕事が選べたり資格やスキルで昇給があったりするので、給与面での不満が解消される可能性があります。
安定よりも年収を重視する人は、民間に転職する傾向があります。
仕事が単調でやりがいを感じない
2つ目は「仕事が単調でやりがいを感じない」からです。
公務員は仕事内容が固定されていることが多く、長期間同じことを繰り返さなければいけません。
転勤や出張が少なく環境も変えにくいため、仕事に飽きてしまう人が一定数います。
仕事の成果が分からずやりがいを感じにくいという側面もあるでしょう。
民間転職すれば、同じ社内でも様々な業務に関わるチャンスがあり、出張や商談など異なる業界の人と関わることも少なくありません。
スキルや資格を活かして得意なことや好きなことが仕事にしやすいので、やりがいを感じやすいといえるでしょう。
もちろん公務員としてやりがいが感じられないことはありません。
ですが長期間働き続けることが難しいと感じる人がいることも事実です。
人間関係が悪くストレスを感じている
3つ目は「人間関係が悪くストレスを感じている」からです。
仕事をするためには良い人間関係を築くことが大切ですよね。
嫌な人と一緒に仕事をすることや人間関係のいざこざに巻き込まれることは、可能な限り避けなければいけません。
公務員は同じ現場で同じ人たちと長期間仕事をするため、人間関係に問題がある場合は大きなストレスになってしまいます。
特にベテランの人が部下に対し強く当たるというケースが多く、ストレスで退職する原因になっています。
民間転職をしても人間関係に恵まれるかどうかは分かりません。
しかし現状で問題を抱えている場合は、退職してしまうことが根本的な解決につながります。
環境を変えて再スタートを切るために、新しい人間関係を築くことを選ぶ人は少なくありません。
新しいことにチャレンジしたい
4つ目の理由は「新しいことにチャレンジしたい」からです。
仕事にやりがいを感じ長期的に働く人がいる一方で、マンネリ化し刺激を求め始める人も少なからずいます。
公務員は転勤や異動が少なく、業務内容も変わりにくい特徴があるため、人によっては飽きてしまうこともあるでしょう。
転職は仕事だけでなく環境や生活も一変します。
転職することで人生単位で変わることはいうまでもないでしょう。
新しいことにチャレンジすると、価値観や視野が変わり自分を見つめ直すきっかけになります。
可能性を感じることも可能なので、新たなキャリアが開けるでしょう。
やりたいことがあっても、環境やお金を理由に踏み出さない人が近年増えています。
しかし、機会の損失につながるため行動力を下げることは得策とは言えません。
転職に踏み切れば、たくさんの新しい刺激が待っています。
公務員は安定していますが、やりたいことがある人は転職をおすすめします。
【公務員からの転職で使える志望動機】民間転職で志望動機が重視される理由とは?
次に、民間転職で志望動機が重視される理由について見ていきましょう。
志望動機は転職者が働く気持ちを直接反映したものであり、企業としては最も分かりやすい指標になります。
書類や面接でアピールすることで、内定に確実に近づけるでしょう。
大きな3つの理由について解説します。
企業と転職者の価値観や認識を合わせるため
書類や面接で選考を行う理由は、「企業と転職者の価値観や認識を合わせるため」です。
企業は、会社の理念や方針を理解して仕事に取り組んでくれる社員を求めています。
一方で転職者は時間や労働を提供するかわりに、給与や福利厚生といった対価を受け取ります。
お互いに需要と供給を合わせるためには、志望動機や目標などの要素が欠かせません。
入社後にお互いの理想や価値観が離れていることが分かってしまうと、コストの無駄が出てしまいますよね。
働いていく中で変化する考え方もありますが、事前にお互いの価値観を合わせておくことは前提といえるでしょう。
転職者の人間性を判断するため
企業に入社する人には、スキルや資格だけでなく人間性も求められます。
素行が悪い人や非常識な人を入社させてしまうと、職場でのトラブルや会社のイメージダウンにつながりかねません。
志望動機などから事前に常識があるかどうか見極めておくことで、リスク管理ができます。
志望動機には転職者のやる気が直接反映されるため、人間性を判断するうえで貴重な材料となるでしょう。
面接で人事担当者や役員が話すことで、より正確な判断が可能です。
能力だけでなく社会人としての評価が転職では重視されます。
長期的に貢献してもらうため
企業としては、採用する人には可能な限り長期的に働いてほしいと感じるでしょう。
社員を教育することにはコストがかかるため、会社としては負担を軽くしたいですよね。
やる気があり会社の理解ができていることが確認できれば、教育の投資価値が生まれます。
志望動機を中心に、会社での活躍や貢献を予測することが可能です。
いかに少ないコストで優秀な社員を育てるかが企業では重視されます。
【公務員から転職】志望動機で書くべき内容とは?
次に具体的に民間転職の志望動機で書くべき内容を見ていきましょう。
志望動機ではただ入りたいという意志をアピールするだけでは高い評価につながりません。
内容を吟味し構成を組み立てることで、内定がもらえる志望動機が書けるようになります。
書くべき内容とともに押さえておきたいポイントもあわせてみていきましょう。
志望理由
志望動機の冒頭で「志望理由」を書いてみましょう。
志望動機の最も基本的な内容であり、冒頭で述べておくことで全体的にまとまりが出ます。
業界・職種・企業を選んだ理由を、はっきりと書いてください。
特に企業を選ぶ理由は具体性を意識してください。
他の会社でも良いという印象を与えてしまうとマイナスなので、その企業ならではの取り組みや魅力に触れると好印象です。
根拠
志望理由を書いたら「根拠やエピソード」で詳しく説明していきましょう。
冒頭で書いた理由を考えるきっかけとなる出来事や経験があるはずです。
時期や具体的な内容を添えながら、2〜3文程度でまとめるとよいでしょう。
前向きな内容を意識し、志望理由との関連性の高い内容を選んでください。
オリジナリティあふれるエピソードであれば、印象に残りやすく面接でもアピールするチャンスがあります。
一般論ではなく、感情にも触れながら具体的に書くことを意識して見てください。
自己PR
志望動機には理由だけを書くわけではありません。
重要なアピール項目であり、「自己PR」も合わせて書くようにしましょう。
全体の文章量が多くなってしまうため、スキル・資格・性格・経験など1つピックアップして書くとよいでしょう。
スキルや資格の記入欄が別にある場合は、その中から選べば問題ありません。
志望する企業の業界や職種で活かせる内容を選択し、具体的にどのように活かせるか書いてみてもよいですね。
列挙しすぎてしまうと1つ1つの印象が薄くなってしまうため、特にアピールすべき内容を吟味して書いてください。
経験
「経験」についても記載しておく必要があります。
経験者であれば、業界・業種・勤続年数・仕事内容などを書きましょう。
自己PRと関連させることで、面接官に強い印象が与えられます。
未経験者の場合でも、未経験であることは必ず書いてください。
経験値が無いからといって採用されないということはありません。
未経験であることに触れ、他にアピールできることを書いてカバーしていきましょう。
関連スキルがあれば大きな材料になります。
仕事への意欲や目標でもよいでしょう。
経験者が優遇される転職では、未経験者は他の項目で売り込むほかありません。
後ろ向きな表現は使わずに、アピールできることをはっきりと書いてみましょう。
目標
締めくくりには「目標」を書いてください。
入社後にやりたいことや成し遂げたいことだけでなく、自分がどのような価値を提供できるかについても触れると好印象です。
企業とは価値観をマッチさせる必要があり、自分の目標だけを書くだけでは不十分です。
何を求められているかを知り、どのように貢献していけるかという書き方で目標を表現してください。
締めくくりに目標を書くことで、構成がまとまりポジティブな印象が残ります。
志望動機を書く際は書き出しと締めくくりには特に注意を払いましょう。
【公務員から転職】志望動機のマナーやポイントは?
民間転職で好印象につながる構成や内容を解説しました。
構成を理解していても、細かいルールやマナーを把握していなければ減点されてしまう場合があります。
次に志望動機を書く際に意識すべき7つのポイントを見ていきましょう。
細かいこともありますが、志望動機作成時には全て確認するようにしてください。
構成をしっかり練る
好印象を与える構成についてお伝えしましたが、構成をしっかり練ることは極めて重要です。
面接官は提出された履歴書や志望理由書をもとに面接を行います。
読みにくく内容が不十分な志望動機が書いてあったらどう感じるでしょうか?
面接前に不利な状況になってしまい、面接で挽回しなければいけなくなります。
構成をしっかりと作ることで、意志の強さ・頭の回転・対応力・コミュニケーション能力など様々なことが伝わります。
どの企業でも基本的な構成を意識すればマイナス評価になることは少ないといえるでしょう。
複数社応募する場合は、構成は変えずに内容だけを工夫するようにすると効率が上がります。
具体的な内容を心がける
志望動機を書ける量には限りがありますが、薄い内容を書いていいわけではありません。
面接を意識してより好印象を与えるためには、具体的な内容を書くようにしましょう。
オリジナリティを感じる内容やしっかりと企業の分析ができていると感じる内容が書ければ高評価につながります。
適当な内容や一般論などの薄い表現は、志望動機として不適切です。
企業には個性ややる気をアピールする必要があるため、可能な限り詳しく書くようにしましょう。
文章量に注意する
志望動機でアピールするためには、文章量にも注意しなければいけません。
履歴書や志望理由書に書ける量は限りがありますよね。
何も書かなかったり1文だけしか書かなかったりすると、やる気がないとみなされてしまいます。
ですが書き過ぎもNGであることに注意しましょう。
読みにくくなってしまい、伝えたい内容が伝わらなくなってしまいます。
基本的には、記入欄の7割程度を書くことがマナーとされています。
字の大きさにも気を付けながら、適切な文章量で書けるように調節してみてください。
前向きな表現を使う
志望動機は企業に対してのアピールです。
自信が無く前職に不満がある状態での転職では、ネガティブなことや後ろ向きなことを書きたくなるかもしれません。
しかしネガティブな言葉をたくさん使ってしまうと、全体として否定的な印象が先行してしまいます。
プラスなイメージを与えるためにも、前向きな言葉や表現を使うようにしましょう。
特に前職を悪く言うニュアンスや、未経験であることを悲観するような書き方はNGです。
入社後の未来を見据え、自分のできることやアピール材料を書いていきましょう。
事実と異なることは避ける
志望動機で面接官から高評価をもらうために、嘘を書いたり極端に脚色したりする人がいます。
面接で様々な質問を受けるはずですが、嘘の内容では細かく答えることはできません。
嘘であることがバレてしまうと、不誠実であると見なされ不採用になってしまうことが考えられます。
そのため、事実と異なる内容は書かないことが重要です。
特に志望理由や根拠となるエピソードには注意しましょう。
志望動機をはじめ履歴書に記入する内容は、あくまで面接に使うためのものです。
面接でしっかりと受け答えができれば、内定を勝ち取れます。
どんな質問が来ても必ず答えられるように、事実を書くようにしましょう。
企業のメリットにアプローチする
志望動機を書くときは、意欲ややる気が先行してしまいがちです。
しかし、企業の求めるものとマッチングできなければ内定にはつながりません。
自分を採用することで、企業にどんなメリットがあるかを考える必要があります。
やる気や能力をアピールしながら、企業にどのように貢献できるのかを書くようにしましょう。
業務に関することだけでなく、性格や人間性がもたらすメリットでも問題ありません。
未経験者の場合は仕事での貢献には時間がかかることが予想されます。
その場合は仕事への姿勢や取り組み方を明示しておくことで、入社後の活躍をイメージさせることが可能です。
自信を持ってアピールする
転職に不安や悩みはつきものです。
業務だけでなく、人間関係や金銭面など様々なことで不安を抱えているでしょう。
だからといって、書類や面接で自信が無いことを前面に出すことは禁物です。
選考は、優秀な人材を確保し長期的に活躍してくれる人を発掘するための機会ですよね。
自信が無いことをアピールしてしまうと、企業が求める人材ではないと見なされ不採用につながってしまいます。
志望動機だけでなく、資格や経歴などアピール材料はたくさんあります。
持っているものを最大限活かせるような内容を意識し、面接で質問を受けた際は自信を持って回答する必要があるでしょう。
人気の求人は他の候補者が多くいるため、ライバルに先を越されてしまいます。
自分を売り込むことを強く意識して自信を持ってアピールしましょう。
【公務員から転職】NGな志望動機はある?
民間転職で内定がもらえる志望動機の書き方を解説しました。
ルールやマナーを遵守することで、確実に内定に近づけるでしょう。
さらに質を高めるために、志望動機に書いてはいけないNG表現についても確認する必要があります。
NGな志望動機を3つ紹介しますので、作成するときは以下の内容は避けて書いてみてください。
公務員時代を悪く言うような表現
前職を悪く言うような表現は避けましょう。
公務員からの転職であれば、公務員時代に不満があることが考えられます。
給与や人間関係などの理由で転職を決意しているかもしれません。
志望動機は転職先に入社し、長期的に働くための決意表明にあたります。
前職との比較をしてわざわざ悪くいう必要はありません。
人間性を疑われたり企業に対し余計なプレッシャーがかかってしまうため、不満や愚痴は書かないようにしましょう。
薄い内容や適当な内容
薄い内容や適当な内容もNGです。
企業に対する熱量や転職に対する意識の低さが露呈してしまいます。
企業は、やる気に溢れ貢献や活躍をしてくれそうな人を求めています。
書類に書いてある内容が伝わらなければ、内定をもらうことはできません。
ただし、面接で高い評価が得られれば内定がもらえることがあります。
書類は書き過ぎたり細かすぎたりすることもNGのため、具体性や文章量などを考えながら書くとよいでしょう。
論理性や一貫性が欠ける内容
履歴書に書くことは志望動機だけではありません。
目標や持っている資格なども書く欄が用意されています。
アピールをするためには、各項目の関連性を意識する必要があります。
伝えたいことをまとめ、他の項目と一貫しているか確認しながら書くようにしましょう。
前後の関係が破綻しているような論理性の無い文章や、他の項目とずれているような一貫性のない内容はNGです。
書類や面接でアピールすべきことを決め、一貫して売り込むことで強い印象につながります。
志望動機を書いたら、他の項目と比較して一貫しているか必ず確認してください。
私生活に関する内容
私生活や個人的すぎる志望動機は、マイナス評価につながる恐れがあるため控えましょう。
例えば、「家の近くで働きたかった」「出社が面倒なのでリモート対応できる会社ならどこでもよかった」「給与だけを見てとにかく高いところに応募した」というような、明らかに自分都合な内容はおすすめしません。
応募の裏にそのような理由が隠されていたとしても、言い方を変えて伝える方がよいでしょう。
「場所や時間を選ばない働き方ができることに魅力を感じた」「給与をいただくことを当たり前と思わず、自分の能力を活かして責任を感じながらキャリアアップや年収アップを目指している」というような前向きで伝わりやすい内容に変えましょう。
特に企業へのメリットも合わせると説得力が増します。
自分勝手な志望動機は、可能な限り避け工夫して伝えましょう。
仕事を限定しすぎる内容
志望動機で具体的に関わりたい業務に言及する人もいるでしょう。
しかし仕事を限定しすぎる内容はおすすめできません。
理由は、基本的に仕事や業務内容を選択することは不可能に近いからです。
社員たちは必ずしもやりたいことだけをこなしているわけではありません。
スキルや資格を活かせる仕事に優先的に携わっている可能性はあります。
しかし、タスクがある以上社員で協力してこなさなければいけませんよね。
仕事を限定してしまうと、対応力の低さややる気のなさが前面に出てしまいます。
マイナス評価につながるため、可能な限り避けるべきです。
志望理由は、いかに自分を売り込み貢献できるかを説明する項目です。
何でもやりますという余裕や自信のあるニュアンスを心がけましょう。
【公務員から転職】志望動機の他に考えることとは?
公務員から転職する際には、志望動機の他に考えることがいくつかあります。
関連させながら具体的にアプローチすることで、内定の可能性を大幅に高めることが可能です。
そのためには、ポイントを押さえておく必要があります。
特に重視される項目をまとめました。
公務員からの転職を検討している人は、参考にしてみてください。
転職理由
新卒面接とは異なり「転職理由」を考えなければいけません。
転職理由を伝えるケースは二つあります。
今の職場に伝える場合と転職面接で伝える場合です。
転職のきっかけは様々あるでしょう。
安定が保障されている公務員からの転職には、大きなきっかけがあるはずです。
ポイントは「前向きなニュアンスで伝えること」と「嘘は避ける」という点です。
特に面接では深掘りされる可能性が高く、自分の言葉で説明できなければいけません。
書類の内容と異なる場合やネガティブなニュアンスは、企業から不信感を持たれてしまうでしょう。
転職を考えるということは、少なからず現状に不満があることが言えますよね。
そのまま伝えてしまうと評価が下がってしまうため、工夫する必要があります。
志望動機と転職理由は関連させやすいので、前向きなニュアンスを心がけてリンクさせながら説明しましょう。
希望勤務条件
転職面接では希望勤務条件を聞かれることがあります。
出社とリモートの対応・異動や転勤や出張の対応可否・休日希望など様々な条件があります。
全てに対応する必要はなく、こだわりや対応できないことがあれば素直に伝えましょう。
希望を伝えることで、入社後に希望に近い形で働けるようになるでしょう。
内定が欲しいからといって全部に対応できますということは、都合よくつかわれてしまうことにつながるためおすすめしません。
選考結果には他の項目ほどは影響しないので、働き方の希望がある場合のみ伝えるようにしてください。
キャリアプラン
キャリアプランを考えておくことも重要です。
転職は内定をもらって終わりではありません。
内定して入社してからがスタートです。
転職するにあたって将来どのようなキャリアを歩みたいのか決めておくことで、不安やストレスが少なくなりやるべきことが明確になります。
可能な限り長期的にプランを立てておけば、定期的に進捗をチェックし修正したり新しいことにチャレンジしたりできますよね。
プランが無ければ何をすればよいかわからず、仕事の生産性ややる気が下がってしまうでしょう。
面接では目標を聞かれることがほとんどなので、プランを立てることで面接でのアピールも可能です。
全てのプランを話す必要はありませんが、関係の深い仕事やキャリアのことは説明できるようにしておきましょう。
コンサルへの転職の場合
「私が経営コンサルタントを志望している理由は、公務員として勤務しながら経営学や商法などの勉強をしており、学んで得た知識を使った仕事に就きたいと考えたからです。
公務員は自分の時間を管理しやすく、仕事をしながらプライベートの時間をしっかり確保できています。
私は学生時代から学習したり知らないことを研究したりすることが好きで、働きながら空き時間で仕事につながるようなことを学びたいと思っておりました。
特にMBAの取得に興味があり、経営学を学んでいく中でコンサルタントとして働くことに白羽の矢が立ちました。
MBA資格を取得しており、日本だけでなく海外でも経営学を活かせることが私の強みです。
英語も得意としており、外国人の従業員の方にもアプローチできると確信しております。
学んだ知識を自分の言葉で世に伝えていくことが、私の使命であると考えております。
」
コンサルタントには様々な種類があり、自分の得意分野が選びやすいことが魅力です。
しかし優秀な人が集まりやすく、資格や経験をアピールしなければ採用されないでしょう。
経営コンサルタントは経営に精通している必要があり、MBAのような経営士資格を例に取り上げました。
公務員からコンサルへの転職は、資格やスキルの取得に重きを置くとよいでしょう。
マネジメント職へ転職の場合
「私は役所で勤めて10年以上になり、現場で責任者として動くことも増えてまいりました。
責任者は広い視野や柔軟性が求められますが、難しさを感じながらも着実にリーダーシップが身に付いていると感じております。
経験を活かしマネジメント職や管理職を志望するようになり、このたび応募いたしました。
マネジメント自体の経験はありませんが、現場では事実上の責任者として数年勤務しております。
仕事進捗の把握と、素早い判断には自信を持っております。
的確に指示を出し効率よくタスクをこなしていくことを重視して取り組んでおります。
マネージメント職として採用していただければ、現場の整理と環境の改善に着手しながらそれぞれが個性を活かせるような現場作りに取り組みます。
」
マネジメント職や管理職は経験値を求められることがあるため、マネージャーもしくはそれに代わる役職を経験していることをアピールしましょう。
ハイクラスと呼ばれる高収入職のため、責任感や常識だけでなく具体的なスキルもあると採用されやすいでしょう。
志望動機と合わせて、経験値や人間性も売り込んでいきましょう。
SEへの転職の場合
「私は税務署で主に提出された書類のデータ整理を行っております。
仕事をする中で、そのような業務を効率化するプログラムが作れたら面白いなと感じるようになりました。
初めは趣味で独学でプログラミングを勉強し始めましたが、スキルを身につけて仕事にしたいと考え、情報処理技術者の資格を取得しました。
今では基本的なコードを書くことが得意になりました。
まだSEとしての経験はありませんが、普段からプログラミングの勉強に励んでおり入社後には早く対応できるようになると考えております。
仕事が効率化できるようなプログラムを作り利用していただくことを目標にしています。
公務員として働いていた目線も活かせれば質の向上が見込めると思います。
」
SEは技術職・専門職にあたるため、特に資格が重視されやすいです。
資格があれば未経験でも本格的な仕事に参加できるでしょう。
資格がなく完全未経験だと採用は難しいので、応募する前までに資格や技術を身につけておくと転職で有利になります。
【公務員からの転職で使える志望動機】民間転職で使える志望動機の例文とは?
最後に、公務員から民間転職で使える志望動機を例文付きで紹介していきます。
3つのパターンに分けて解説するので、自身の都合に合わせて適宜参考にしてみてください。
未経験の場合
「私はもともとコミュニケーションが得意であり、過去に接客業で働いた経験を活かせると思い、御社の営業職を志望しました。
営業職はお客様に寄り添い、自社の製品やサービスを通して満足感や快適さを提供する仕事だと考えております。
営業職の経験はまだありませんが、飲食店で働いていた経験があり、お客様に少しでも快適な時間を過ごしてもらえるように業務に取り組んでいたことが活かせると思いました。
初めはうまくいかないこともあるはずですが、先輩方に積極的にアドバイスを請い一刻も早く御社の営業職として活躍できるように日々努めてまいります。」
未経験であることに言及しながら、どのようなことで貢献できるかアピールすることが重要です。
学生時代のアルバイトなども職務経験に使えるので、志望する業種や職種を理解して最大限アピールできるよう書いてみましょう。
経験者の場合
「私は役所に勤める以前に、医療関係の企業で事務職として2年間勤めていました。
御社の事務職を志望している理由は、役所の環境が合わず以前勤めていた事務職としてキャリアを再スタートさせたいと思ったからです。
ありがたいことに役所では人間関係が良好であり仕事にもやりがいを感じておりましたが、作業が固定化されていたため向上心に限界を感じておりました。
資格や自分自身の能力をより活かし高みを目指すためには環境を変える必要があると感じ、経験値がある事務職を選択いたしました。
以前は医療関係の企業でしたが、今回は不動産という異なる業界を選択しています。
御社では定期的に人事評価が行われ、成果やスキルに応じて昇給や昇格も可能であると伺っております。
仕事に対しては妥協しないことが自分の強みです。
高みを目指しながら、御社の利益向上に全力を注いでまいります。」
経験値がある場合は、業務内容や勤続年数などを書いてアピールしましょう。
具体的な資格やスキルがある場合は、より有効です。
第二新卒の場合
「私は給与の安定ということに魅力を感じ、大学卒業後に国立大学の職員に就職いたしました。
しかし、就職後にイメージとの違いややりがいの部分で悩みを感じ、次のステップに進むために転職を決意しました。
大学時代は経営学を専攻しており、マネジメントに関わる仕事に就きたく貴社の事業企画・経営企画部に応募いたしました。
会社の運営にはコストがかかるだけでなく、社員のモチベーション管理や変わりゆく市場への素早い反応が求められます。
新しい発想や異なる角度での思考が得意であり、貴社の今後の発展のために経営戦略などを提案してみたいと考えています。
まだ社会経験が浅く未熟な部分も多々ありますが、頭の回転や発言力には自信を持っております。
チームを意識して自分の考えが貴社に貢献できることをお約束します。」
第二新卒者は社会経験が浅い反面、フレッシュさややる気が強みになりやすいです。
転職理由も添えながら、企業への貢献を積極的にアピールしていきましょう。
【公務員から転職】公務員転職で使える転職エージェントとは?
民間転職が不安な人や転職が初めての人におすすめしたいサービスがあります。
それが「転職エージェント」です。
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スピードやクオリティには定評があるため、民間転職時の利用価値は高いといえるでしょう。
公務員からの転職は志望動機が大切
公務員から民間転職を、志望動機に焦点を当てて解説しました。
志望動機は、構成を意識しマナーやルールを守って書けば大きなアピール材料になります。
公務員からの転職であれば、民間企業が未経験という人もいるでしょう。
経験値をカバーするためにも、志望動機を適当に書いてはいけません。
この記事を参考に、民間企業で内定がもらえる志望動機を書いてみましょう。
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