
【例文10選】未経験でIT業界への転職を成功させるには?目を引く志望動機の書き方を解説
はじめに
アプリケーションやWeb サービスなどで私たちの暮らしを便利に成長させてくれているのがIT業界。
専門的な業界ですが、実は未経験から転職をする人も多い人気の業界です。
とはいえ、日々目まぐるしく成長するプロダクトへの対応や、専門的なスキルが必要でもあるため、未経験での転職に不安を抱える方は多くいます。
転職活動において特に苦戦しやすいのが、志望動機です。
何を書けばいいのか、IT業界においてアピールできることが見つからないとお困りの方もいるでしょう。
この記事では、応募先企業の目を引く志望動機の書き方やアピールすべきポイントを解説していきます。
未経験でのIT業界転職を成功させるために、IT業界における10種類の職業ごとに効果的な志望動機例文もご紹介しているので、レジュメを送る前にぜひ参考にしてください。
【未経験からのIT転職】そもそもIT業界とは?
はじめにIT業界とはどういう業界なのか、どういう仕事でどんな職種があるのか、概要を解説します。
志望動機を書くにあたって、業界研究・企業研究は必須です。
しっかり把握して、自身のアピールできるスキルや経歴と結びつけましょう。
IT業界とはどんな業界?
IT業界とは、情報通信技術(Information Technology)を活用することで私たちの日々の暮らしをより便利にしてくれるサービスを提供する企業の集合体です。
サービスは多岐にわたり、私たちがイメージするプログラム開発だけでなく、ネット広告制作やSNS運用、ホームページ制作なども広い意味でIT業といえます。
これからご紹介する5つの分類は、それぞれプロダクトも特色も異なるため、IT業界への転職を検討する際にはしっかり把握しておかなければなりません。
以下から解説していきます。
情報処理サービス業界
「SI(システムインテグレーション)業界」ともいわれる情報処理サービス業界は、企業向けの業務システムの企画や構築、保守運用といった一連業務を一貫して手がけます。
システムエンジニアやプログラマーといったITエンジニアがシステム開発に従事しているほか、クライアントの課題解決・業務効率化のためのコンサルタントという面もあり、ITコンサルタントやセールスエンジニアも活躍しているのが特徴です。
インターネット/Web業界
Webサイトやアプリの制作・運営、ネットワーク構築やネット広告の制作、さらにはSNSやECサイト、ソーシャルゲームなど、私たちが日頃からよく使っているものに密接に関わっているサービスを提供しています。
大手で言うと楽天やGoogle、AmazonやYahoo!などが代表的で、消費者がイメージしやすい企業ばかりです。
また、ホームページ制作会社などはベンチャー企業も多く、Webデザイナーやプログラマーを中心に、多くの職種に活躍の場が広がっています。
ソフトウェア業界
ソフトウェアとはハードウェアの動作を制御するためのプログラムのことですが、これらの設計・開発・保守を行うのがソフトウェア業界です。
「Windows」や「MacOS」といった、パソコンの動作に必要不可欠な「OS(オペレーティングシステム)」や、「Word」や「Excel」、「PowerPoint」などでお馴染みの、使用目的に応じて作られる各種アプリケーションソフトなど、さまざまなソフトを開発しています。
ハードウェア業界
パソコン本体や周辺機器(キーボードやマウス等)、スマートフォンやゲーム機器などがハードウェアで、これらの製造・販売を行います。
AppleやSONY、日立やNECなどが代表的な企業で、近年あらゆる機器にIT技術が導入されることから、需要が高まっている注目の業界です。
通信業界
さまざまな通信インフラを提供する業界で、ソフトバンクやNTTドコモ、KDDIなどが代表的です。
固定電話やパソコンといった「固定通信」サービス、スマートフォンや携帯電話で必要な「移動通信」サービス、インターネットの接続サービスを扱う「ISP(インターネットサービスプロバイダー)」の3つで構成されます。
どんな職種がある?
5つの業界が分かったところで、それぞれで活躍する職種についても解説していきます。
自身が志望するIT業界での仕事とは具体的にどんなものかが理解できていないと、志望動機を書こうにも説得力のないものになってしまうでしょう。
ここではIT業界で人気の10の職種をご紹介します。
それぞれの役割や求められるスキルなどもしっかり把握したうえで転職活動に活かしましょう。
プログラマー
システムエンジニアが作成した仕様書(設計書)をもとにして、プログラム言語を用いてコードを書き、システムを構築します。
プログラム言語の知識は必須で、エンジニアやチームメンバーとの連携を円滑に行うためのコミュニケーション能力も必要です。
また、企業や担当案件に応じて使用するプログラム言語は異なるため、事前のリサーチや学習も大切になってきます。
システムエンジニア
システムを開発するにあたって、顧客へのヒアリングを通じて最適な仕様を汲み取り、実際にコードを書くプログラマーが分かりやすい設計図を作って完成に導く仕事です。
エンジニア自身も、プログラマー同様にプログラミングスキルは必須なほか、顧客の要望を汲み取るヒアリング力や、プログラマーとの円滑なコミュニケーション、的確なマネジメント力といった管理者側のスキルも求められます。
経験と実績を積んで独立し、フリーランスとなることで高収入も狙える人気の職種です。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、ユーザーの要件に基づき、ソフトウェアやシステムを設計・開発・運用する技術者です。
一つのプロダクトにおける要件定義から始まり、設計やプログラミング、テスト、導入、保守・運用まで担当します。
また、使用する技術やプログラミング言語は、開発するアプリの種類によって異なるため、多岐に渡る技術が求められます。
技術の進化が早いため、常に最新のトレンドやスキルを学ぶ必要があるでしょう。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、システムの基盤となるサーバーの設計・構築・運用・保守を行う技術者です。
サーバーのセットアップ、OSやミドルウェアのインストール・設定、ネットワーク構成の最適化、セキュリティ対策、障害対応、パフォーマンスチューニングまで対応します。
また、システムの安定稼働を支えるため、監視やバックアップの設計、ログ管理が重要です。
アプリケーションエンジニアなど他の技術者と連携しながら、サービス確保性の向上を目指すことが求められます。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、各システムにおけるデータベースの設計・構築・運用・保守を行う担当技術者です。
具体的には、データベースの要件定義、スキーマ設計、パフォーマンスチューニング、バックアップ・リカバリ対策などが中心。
データベースが流出しないようにセキュリティ対策を行うことも必要です。
また、技術者といえどクライアントとの打ち合わせをする機会も多くあります。
コミュニケーション能力が長けていると、より活躍の場が広がるでしょう。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、システムやネットワークのセキュリティを確保し、サイバー攻撃や不正アクセスから組織のデータやシステムを守る技術者です。
具体的な仕事内容は、脆弱性診断、セキュリティ設計・実装、アクセス制御の設定、ログ監視、不正侵入の検知・対応など。
企業の情報資産を保護する役割を担います。
近年ではWebに対する悪質な攻撃手法が日々進化しているため、最新のセキュリティ傾向や情報展望を学び続けることが求められるでしょう。
セールスエンジニア
営業担当とともにクライアントへの訪問に同行し、自社が手がけるITサービスや製品の導入を提案します。
営業担当ができない専門的なIT技術の説明が求められるため、自社のITサービスに関してより深い知識やスキルが必要です。
もちろん営業としての側面もあるため、専門的な知識だけでなくコミュニケーション能力やプレゼン能力が求められます。
Webデザイナー
クライアントの要望に応じて、Webサイトのデザイン全般を行います。
文字のサイズや配色、画像の配置といった見た目はもちろん、ユーザーにとっての使いやすさや、クライアントがその後運用する際の更新のしやすさなど、さまざまな配慮が必要です。
要望を汲み取るヒアリング力や企画提案力、実際に形にするセンスや知識・スキルなど多くのことが求められます。
最終的にコーディングもするため、HTMLやCSS、JavaやPythonといったプログラミング言語も身につけておかなければいけません。
Webライター
Webライターは、ホームページのライティングやWebメディアのコラム記事を執筆する仕事です。
フリーランスの仕事が多いですが、正社員の場合は記事の企画から行い、執筆・編集・リライトまで多岐に渡るライティング業務を任せられます。
また、WebメディアにおいてはSEO(検索エンジン最適化)を考慮し、検索上位を狙う文章を書くことが求められます。
文章能力だけでなく、SEO技術に関する専門的な知識も必要です。
Webディレクター
プログラマーに対するエンジニアと同様、Webデザイナーとともにサイトを作り上げていくプロジェクトの管理者側の職種です。
クライアントへのヒアリングで要望を汲み取り、Webデザイナーやエンジニア、プログラマーたち、カメラマンなどさまざまな方と連携を取りながらサイトの完成を目指します。
それぞれの職種の方々に的確な指示を出すためには、Webディレクター本人もプログラミングなどのIT関連スキルや知識が幅広く必要です。
カメラマンやデザイナーなどクリエイティブな方々を含め、さまざまな相手とコミュニケーションを取る機会があるため、高いコミュニケーションスキルやマネジメント力が求められます。
ITコンサルタント
企業や個人事業主が抱える悩みや課題に対して、自社のITサービスや製品を活用して解決に導く仕事です。
ヒアリングを通じて問題の根本を明らかにし、企業の経営実態や業務内容も把握したうえで、IT技術を介した最適な提案をします。
単なるIT知識だけでなく、相手企業への理解や業界の把握が必要なほか、ヒアリングやプレゼンといったコミュニケーションのスキルも必須です。
【未経験からのIT転職】志望動機でアピールしたいスキル
未経験での転職だと、志望動機の中で何をアピールすべきか分からない方も多いでしょう。
特にIT業界となると技術職のイメージも強く、ハードルが高く感じてしまいますが、専門的なスキル以外でアピールできることは数多くあります。
ここでは、IT業界で求められるスキルや適性として以下の4点です。
- コミュニケーション能力が高い
- 向上心・自主性がある
- 忍耐力があり最後まで仕事を遂行できる
- 物事を論理的に考えられる
ぜひ自身のスキルの振り返りとともに、志望動機でどうアピールするかも踏まえて考えてみましょう。
コミュニケーション能力が高い
IT業界というと、技術者が一人ひとりパソコンに向かって、黙々と作業するイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実際にはチームで仕事をすることが多いため、メンバー同士やマネージャーに対して進捗状況の「報・連・相」が必須となります。
また、クライアントと接するエンジニアやコンサルタントなどの職種であれば、クライアントの要望を吸い上げて最適解を提示する、ヒアリング力や提案力なども欠かせません。
密なコミュニケーションが必要になる場面は多くあるため、前職での経験や元々の性格としての高いコミュニケーションスキルは大きな武器になります。
向上心・自主性がある
IT業界は日々成長を続けている業界で、技術やトレンドが目まぐるしく変わります。
国内外の最先端の事例をいち早くキャッチし、積極的に学んでいかなければ長く一線で活躍できません。
常にアンテナを張り、情報収集を徹底して、技術や知識をアップデートしていくことが大切です。
待ちの姿勢ではなく、自主的に動ける人材が重宝されます。
忍耐力があり最後まで仕事を遂行できる
システム開発などにおいて、途中でエラーが出ることなどは日常茶飯事です。
クライアントの都合で、仕様の急な変更や納期の前倒しなどもよくあります。
さまざまなイレギュラーが多発する中でも、任された仕事を責任もってやり遂げるという忍耐力、メンタルの強さはIT業界において必須です。
単純な仕事量も多いため、心身ともに丈夫であることが求められます。
物事を論理的に考えられる
ヒアリングで問題点を把握し、解消するための仕様を考え、システム開発の工程・納期を設定し、間違いのないよう丁寧にコードを書くという一連の流れは、物事を逆算して考えられる論理的思考力が必須です。
プログラムのエラーや、イレギュラーによる仕様・納期変更が発生した際にも、エラーになった原因の特定や、工程・納期の再設定など、客観的で現実的な視点から冷静に対応する必要があります。
【未経験からのIT転職】未経験でのIT転職でやるべき事前準備
IT業界における各職業は「専門職」に値します。
未経験から転職を成功させるためには、ある程度その専門性の高い分野の情報を把握しておくことが重要です。
ここからは、IT業界への転職成功率を高めるためにやっておきたい事前準備をご紹介します。
精度の高い志望動機を作成するためにチェックしておきましょう。
IT業界について把握する
採用担当者は志望動機を通じて、「なぜIT業界なのか」「なぜこの職種なのか」などを知ろうとします。
そもそもIT業界についてしっかり把握できていないと、IT業界を志望する理由の根拠が弱くなってしまい、採用担当に熱意が伝わりません。
未経験での転職にもかかわらず、その業界について大して勉強していないとなれば印象が良くないのは当然です。
すでに解説したとおり、一口にIT業界といっても情報処理サービスやソフトウェア・ハードウェアなど細分化されており、職種もかなりの数があるため、志望動機を根拠あるものにするためには、最低限の業界に関する知識は入れておきましょう。
自己分析と企業研究を徹底する
IT業界に限った話ではありませんが、質の高い志望動機を書くためには、丁寧な自己分析と企業研究が欠かせません。
自己分析を丁寧にすればするほど、志望業界・応募企業に対して活かせる自身のスキルや経歴が明確になります。
また、「競合他社が多くある中でなぜ自社に応募してくれたのか」という企業側の疑問を解消するためには、応募企業ならではの強みや方針などを把握していなければなりません。
志望動機を肉付けするスキルや経歴、具体的なエピソードなどは、自己分析と企業研究を徹底することで自然と浮かんできます。
希望職種はしっかり絞っておく
ITには大きく5つの業界があり、それぞれで活躍している職種もさまざまです。
働き方や求められるスキルも大きく異なってくるため、しっかり把握して応募しないと志望動機の内容も的を射ないものになってしまいます。
たとえば、プログラミングスキルを活かしたいのにWebデザイナーの募集に応募してしまってはアピールポイントが活きてきません。
業界内で業務内容が近い職種はありますが、あまりに遠いと志望動機の説得力が失われてしまいます。
自己分析と業界・企業研究をする中で、自身がやりたいことにもっとも沿う職種は何なのかよく調べましょう。
【未経験からのIT転職】志望動機を書くときに押さえるべきポイント
志望動機を書くときには、以下の5つのポイントを押さえましょう。
- 未経験であることは隠さない
- なぜIT業界なのか、なぜその職種なのかを明確にする
- 応募企業である理由を明確にする
- 未経験でも活かせる自身のスキルや経歴をアピールする
- 応募企業で何をしたいか、どう貢献できるかを示す
これらは業界・企業研究と自己分析を徹底できていれば、うまくまとめられるでしょう。
未経験での転職であることや、志望業界がIT業界であることを踏まえて、しっかり熱意をアピールできるようにしておきましょう。
未経験であることは隠さない
未経験というのは転職において不利な条件だと感じる方は多いでしょう。
だからといって隠してしまうのは逆効果です。
面接で話しているうちにバレる可能性が高いですし、そうなれば採用担当の評価は地に落ちます。
もちろん経験者であれば、即戦力として期待できる分スタートから抜けているように思いますが、近年人手不足といわれ、実際に未経験者の応募が来ることを前提に募集している時点で、未経験者であることはデメリットではありません。
むしろ企業側としては、未経験ならではの新しい知見や発想も期待していますし、コミュニケーションスキルや事務処理能力など、IT業界で活かせるアピールすべきスキルは数多くあります。
未経験であることは気にせず、前向きな志望動機を書けるように意識しましょう。
なぜIT業界なのか、なぜその職種なのか
なぜ応募者は前職の同業他社ではなく、未経験でありながらIT業界に応募したのか、なぜその職種なのかという点についての回答を示さなくてはなりません。
IT業界は将来性もあって人気の業界です。
しかし、それだけが応募の理由では、当然企業は採用してくれません。
前職での勤務の中で、IT業界に興味をもったきっかけとなるエピソードなどがあれば必ず盛り込みましょう。
転職理由である悩みや希望が、IT業界であれば解消されるという点を採用担当に示してください。
応募企業である理由を明確に
IT業界、かつこの職種希望である理由を示すだけではまだ足りません。
「競合他社ではなく自社に応募してくれた理由」も明確に示しましょう。
IT業界でプログラマーとして働きたいとなったとき、当然さまざまな企業がありますが、あなたはその中から応募企業を選びました。
その決め手を、採用担当が納得してくれる理由で伝えなくてはいけません。
「それなら他社でもできるよ」と思われる程度では、企業に熱意が伝わらず落ちてしまうでしょう。
「何に惹かれて、何がしたくて、それは応募企業だからこそできることで」という内容をはっきりと伝えてください。
未経験でも活かせる自身のスキルや経歴をアピール
志望動機はポジティブな内容を心がけるのが大切です。
未経験だからといってアピールできるものがないと思わず、前職での経験や持ち前の性格・スキルを伝えましょう。
すでに述べたように、IT業界にもコミュニケーション能力やプレゼンスキルなどは必要不可欠です。
たとえば前職が営業職や接客業であれば、具体的な数値やエピソードも含めながらスキルをアピールできます。
あるいは事務や経理職の方も、日頃パソコン業務をこなしていた経験やミスなく丁寧に数字を扱ったことなどは活かせるはずです。
また学生時代の専攻が情報関係であったり、趣味でプログラミングをしているような方がいればそれらも大きな強みになります。
自己分析が丁寧にできていれば、数多くのアピールポイントが浮かんでいるはずなので、ぜひ応募企業・職種に合わせたものを伝えましょう。
応募企業で何をしたいか、どう貢献できるかを示す
企業は長く勤めてくれて、さらなる企業の成長に貢献できる人材を探しています。
活かせるスキルなどを伝えたうえで、さらに実際に働く姿を採用担当がイメージできるよう、「こんなことがしたい」「将来はこうなりたい」という具体的なイメージも伝えましょう。
「こんなアプリを作ってみんなの暮らしをさらに便利にしたい」「こうすることでさらに御社は成長できると思う」など、自主性や意欲をアピールするのが大切です。
あなたを採用することのメリットを感じてもらう必要があるため、スキルや経歴を活かすことでどう企業に貢献できるのかという具体的なイメージを持たせましょう。
【未経験からのIT転職】職種別|志望動機例文10選
最後にIT業界の職種別で、未経験でも採用を目指せる志望動機の例文をご紹介します。
今回の記事でご紹介したIT系職種10種類において、それぞれ効果的なアピールポイントを踏まえた例文です。
- プログラマー
- システムエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- Webディレクター
- ITコンサルタント
自分がなりたい職業に合わせて参考にしてください。
プログラマー
プログラマーはプログラム言語の知識やスキルが必要な職種です。
また使用言語は企業や案件により異なるため、応募前にリサーチは徹底しましょう。
そのうえで、すでに習得していたり、現在勉強中であったりする場合はしっかりアピールしましょう。
私は販売の仕事に従事しているのですが、日々の営業の中でもっと業務を効率化できないか考えたときに、そもそものシステム開発に興味がわきました。子供の頃から工作などのものづくりは好きで、思いついたことを形にして、人を喜ばせることに楽しみを見出しておりました。
IT業界は未経験ですが、通い始めたスクールと独学を通じてJavaやPythonを習得しました。
将来的には、よりクライアントと関わって課題を解消できる、システムエンジニアやITコンサルタントを目指しております。
システムエンジニア
プログラマー同様専門的なスキルが必要なほか、クライアントへのヒアリング等コミュニケーションスキルもアピールしやすい職種です。
前職では不動産の営業をしていました。お客様の要望を聞いて最適な提案をし、ご満足いただけることにやりがいを感じておりましたが、お客様の要望をそのまま形にできるものづくりの仕事に興味が湧き、システムの開発ができるエンジニア職を志望しました。
プログラミングは未経験ですが、現在スクールで言語習得を目指しております。
営業の経験を活かしてクライアントの要望を汲み取り、より世の中が便利になるシステム開発・運用に従事していきたいです。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアの仕事は技術の進化に対応し続ける必要があるため、常に最新のトレンドやスキルを学ぶ貪欲さをアピールするのが良いでしょう。
私がアプリケーションエンジニアを志望している理由は、昨今のIT技術の進化に感動したからです。人の生活を便利にするだけでなく、より豊かにできる貴社のアプリケーションに大変興味を持ちました。
IT業界自体未経験の立場ではありますが、好奇心旺盛で学ぶ意欲も高い私の長所を活かし、早い段階で技術と知識を身につける自信があります。
より良いアプリケーションの開発に貢献するとともに、新しい技術や開発手法を積極的に学び、チームの課題として成長していきたいと考えています。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアはとにかく細かい技術が求められるため、仕事の丁寧さやこまめなリスク管理ができることをアピールすると良いでしょう。
私は現在製造工場の品質管理として勤務しています。ある程度の役職もつきましたが、25歳という節目を迎えた時に、学生時代から興味のあったIT業界へ転職したいと考えるようになりました。
転職活動をする中でもっとも適職だと感じたのがサーバーエンジニアでした。
フェーズごとに徹底したチェックを行うこの仕事は、品質管理の仕事と共通する部分があり、大変興味を持ちました。
安定したシステム運用に貢献し、より信頼性の高いインフラを構築できるエンジニアを目指したいです。
データベースエンジニア
データベースエンジニアは他のIT技術者よりもコミュニケーションをとる機会が多い職業です。
そのため、臨機応変な対応力や丁寧なヒアリング力がアピールできる内容にまとめるのが良いでしょう。
私がデータベースエンジニアに興味を持ったきっかけは、営業職で経験したコミュニケーションスキルを活かしつつ、レベルの高い技術者を目指せることにキャリアの将来性を感じたためです。IT技術者になるためにプログラミングスクールやIT技術の職業訓練を受けましたが、転職活動中に様々な職業を調べていた際、私に最も合った職業がデータベースエンジニアでした。
自信のあるヒアリング力を活かして、クライアント企業の業務効率化データベースやサービスの品質向上に貢献したいと考えています。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアはWeb上の様々なセキュリティを守る役割なので、リスク管理能力の高さをアピールするのが良いでしょう。
私がセキュリティエンジニアを志望している理由は、前職でサイバー攻撃にあったことがきっかけです。社内のWebマーケティング部に所属していた際に、ECサイトへ不正アクセスされたことがありました。
パートナー企業のセキュリティエンジニアに対応していただき無事解決できたのですが、その時にこの仕事に初めて出会い、社会に貢献する力が大きいと感動しました。
未経験から簡単になれるものではないと理解しておりますが、私はWebマーケティングの仕事で様々なITツールに触れたこともあり、オンライン上でのリスク管理には長けていると自負しています。
近年目まぐるしく変わる攻撃手法に対応できるよう、最新情報をいち早くキャッチしながらレベルの高い技術者を目指したいです。
Webデザイナー
Webサイトのデザイン全般を扱う仕事なため、日頃目にするサイトに対する疑問などをきっかけに興味を持ちやすい職種といえます。
企業に応じて必要となるスキルが異なるため、事前のリサーチが大切です。
アパレルに勤務しECサイトを運用しているのですが、より多くの人にリーチし興味を持ってもらえるためにどうしたらよいか考えていた中で、Web広告やサイトのデザインを行うWebデザイナーの仕事に興味が湧きました。在職中に独学でHTMLを扱えるようになりました。
アパレルで培った企画力や表現力を活かしながら、クライアントの要望を形にできるデザイナーになり、ユーザーが見やすく使いやすいサイトを作っていきたいで<す。
Webライター
Webライターは志望動機の文章構成も採用判断の対象といえます。
起承転結のまとまった文章を作ましょう。
また、最新のトレンドキャッチ力や、執筆する記事の分野に対する興味度が高いことをアピールすると良いでしょう。
私が貴社のWebライターを志望している理由は、旅行サイトという私の大好きな分野で、私なりの知見を生かした唯一無二の記事が書きたいと感じたからです。私は大学時代より海外旅行を趣味としており、SNSでも旅行先のトレンドなどを発信してきました。
文章が好きな私は、ライターの仕事に昔から興味を持っていました。
転職を考えた時に出会ったのが貴社でした。
まさに私が得意とする分野であり、とくに20代向けの記事が多いことに共感をしました。
海外旅行に行ったことがない若い年齢層がワクワクするような記事を執筆ができれば幸いです。
Webディレクター
Webディレクターはライターや技術者など様々な人と連携をとりながら仕事をするため、協調性の高さやチームを統率する力をアピールすると良いでしょう。
特にマネジメント経験を持つ人は、ぜひ志望動機にも書きましょう。
私がWebディレクターを志望する理由は、コンテンツ制作に興味を持ったためです。私はこれまでマーケティングに携わっており、自社のプロダクトを拡販するために様々な企画をしてまいりました。
特に興味を持ったのが、SNSやLPで新製品を大々的にPRした時です。
マーケティング部の一人一人が異なる役割をもちながら一つの企画が完成するまで、とても楽しみながら進めることができました。
その時にコンテンツの企画に興味を持つようになりました。
貴社に入社した際は、マーケティングの仕事で培ったスキルも活かしながら、よりコンバージョンの高い企画が作れるディレクターになりたいと考えています。
ITコンサルタント
IT分野を活用してクライアント企業の経営課題を解決する仕事で、プログラマーやエンジニアなどを経てキャリアアップを重ねたうえでの上級職ともいえます。
IT業界完全未経験での転職は簡単ではありませんが、コンサルタントの経験がある方などは存分にアピールできるでしょう。
私は前職で人材採用のコンサルティング業に従事し、人手不足や業務最適化に悩む企業の課題解消に貢献してきました。評価制度のシステムの見直しなどをする中でIT分野のコンサルタントにも興味が湧き、今回志望いたしました。
IT業界は日々の変化が目まぐるしく、常に新鮮で魅力的なうえ、将来性の高さにも魅力を感じております。
前職でのコンサルタントの実務経験や実績は、御社でも大きく貢献できると思います。
IT業界自体は未経験ですが、クライアントから言葉以上のニーズを汲み取り、最適なソリューションを提供できるよう努めてまいります。
まとめ
この記事では、未経験でIT業界に転職するにあたっての志望動機の書き方を解説してきました。
IT業界は将来性もあり、未経験からでもキャリアアップが狙える人気の業界です。
専門的なスキルが必要な職種でありながら、それ以上にコミュニケーション能力や論理的思考力、忍耐力や強靭なメンタルといった、汎用的なスキルも大きなアピールポイントとなるため、未経験者も臆せずチャレンジできます。
IT業界を選んだ理由や応募企業を選んだ理由を、自己分析を踏まえて明確に示すことで、熱意のこもった質の高い志望動機となるでしょう。
業界研究と企業研究を徹底して、企業に活かせる自身の強みを十分にアピールしてください。
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