【転職】面接が平日で休めない・休みづらいときの対処法について詳しく解説
はじめに
転職活動を進めていく上で気になるのは、平日に面接を実施されることではないでしょうか。
転職活動における面接は、応募先企業の都合に合わせて、平日に行われることが一般的です。
しかしながら、今勤めている会社も平日は勤務することになるので、面接の日の仕事はどうするべきか、分からないという人が多いでしょう。
この記事では、平日の仕事と転職活動が重なってしまう場合の対処法や、今の仕事を続けながら転職活動を行うためのポイントについて紹介します。
【転職面接で平日に休めない】平日に面接を設定する企業は多い
転職活動の場合、面接は平日の営業時間内であることがほとんどです。
相手先からすれば面接も業務の一環であり、特別な事情がない限りは休日に面接をすることはありません。
ただし例外として飲食店や販売店、ホテルといったサービス業の場合は、土日祝に営業をしているため、面接も休日に実施されることがあります。
現職を続けながら平日の面接に参加するためには、必要なポイントを押さえておくことが大切です。
【転職面接で平日に休めない】平日に面接を受けられない主な理由3つ
転職活動において、応募先の企業から面接は平日ですと告げられたときに、受けられない理由としてはどのようなことが考えられるでしょうか。
それは、次の理由は次のとおりです。
- 現職の仕事が忙しい
- 転職希望先の会社が遠方にある
- 面接回数が複数でまとまった時間を確保できない
自分の転職活動のケースでは、どの理由が一番当てはまりやすいのかを確かめておきましょう。
理由を支持すれば、それに合わせた対策が考えられやすくなります。
現職の仕事が忙しい
今勤めている企業の仕事が忙しい場合、平日に仕事以外の時間を確保するのは難しいです。
そのため、面接の時間を作ることができず、平日に受けるのが困難という状況になってしまいます。
転職活動における企業の面接は、原則として平日に実施されます。
基本的に採用担当者の出社スケジュールに合わせて、選考活動のスケジュールも組まれていくのですが、採用担当者の出社日は平日で、土日は休みというケースがほとんどです。
面接が実施される時間帯も、就業時間内であればどの時間帯に設定されてもおかしくありません。
そのため、応募者はできる限り平日のどの時間帯でも面接に行けるようにしておきたいですが、今の仕事が忙しい場合、仕事を抜け出すのは困難です。
そのため、平日に面接を受けることが難しくなります。
転職希望先の会社が遠方にある
転職先における労働条件を重視して応募先企業を選んだ場合、その所在地は何も近場になるとは限りません。
自分が理想とする働き方ができそうな会社が、今住んでいる地域から離れた遠方にあるというケースは充分に考えられます。
その場合、面接を実施するためには応募先企業のオフィスまで出向かなければならず、移動だけで多くの時間を確保しなければなりません。
住んでいる地域や面接の時間によっては、現地での宿泊を要することも想定されます。
このような場合、2日続けて面接に時間を使うことになるため、日程に合わせて連休を作ることが必要です。
今の会社の休みの設定や面接の日程によっては、非常に困難なケースも考えられます。
面接回数が複数でまとまった時間を確保できない
転職活動における面接の回数は、一度だけとは限りません。
応募先企業によっては、面接を複数回実施することも充分に考えられます。
そのような場合に考えられる問題として。
選考スケジュールが読めないことがあります。
二次面接以降の日程は、基本的に一次面接を通過した応募者にしか通知されないことがほとんどです。
事前に面接の日程を把握することができないため、面接の日程に合わせて、あらかじめ時間を作っておくことが必要ですが、現職で働きながら時間を確保するためのハードルはとても高いです。
これが1社分であればまだなんとかできることもあるでしょうが、複数社応募して選考活動を受けている場合、より長くまとまった時間を用意しなければなりません。
【転職面接で平日に休めない】現職を続けながら転職活動をするときのポイント
現職を続けながら転職活動をするときのポイントは、次のとおりです。
- 有給休暇の残り日数を考えて転職のスケジュールを立てる
- 面接の候補日をこちらから企業に提案する
- 有給を恐れない
- 「平日」と言われても諦めない
- 土日に面接してもらえる企業を探す
- 何度も日程調整をお願いしない
- 業務時間内に面接を受けない
- 会社に転職活動をしていることを知られないようにする
- 同時に複数社へ応募する
- 選考に関する連絡はすぐに入れる
- 入社可能時期はできる限り「早い日程で可能」と伝える
- 社内のPC・携帯で転職活動をしない
- 期限を決めて転職活動をする
- 「どうせ辞めるから」と思いながら仕事をしない
- 会社を退職してから転職活動を行う
有給休暇の残り日数を考えて転職のスケジュールを立てる
平日に時間を確保しながら転職活動を進めていくためには、有給休暇を有効に使っていくことが重要です。
自分が応募した企業の選考スケジュールと有給の残り日数が合うかどうかを常に注意しながら、自分のスケジュールを立てていきましょう。
二次面接以降の日程は急に決まることがほとんどですから、臨機応変に対応できるためにも、有給休暇の日数を常に把握しておくことが柔軟なスケジューリングの鍵となります。
有給休暇の残り日数に余裕がある場合は、応募先企業の数とそれぞれのスケジュールに合わせて、計画的に有給休暇を取得することが可能です。
残り日数が少ない場合は、面接の時間に合わせて業務時間外に日程変更をお願いすることなどを織り交ぜて、必要なときに休暇を取得するという形になります。
面接の候補日をこちらから企業に提案する
面接を実施する日の候補の都合が付かない場合、あらためて日程を調整することになります。
その場合、自分から日程の候補を提案するよう意識しましょう。
日程を調整する際、候補となる日時の選定を企業任せにしてしまうと、その全てが自分にとって都合が悪い日程になってしまう可能性は十分にあります。
そのとき、再度日程を考えてもらうというのは、相手先に対して失礼に当たりますし、お互いに二度手間となり、時間の無駄です。
企業側からしても、この日は大丈夫なのだろうかと不安になりながら、日程を提示することになってしまいます。
自分にとって都合の良い日程を提示することで、そうした手間や不安への対処ができますし、自分にとってある程度余裕のあるスケジュールを組めるようにもなります。
有給を恐れない
平日の面接に参加する際は、やはり有給の取得が一番手堅くスムーズな方法です。
しかし実際には「仕事が忙しいので有給を取りづらい」と感じる人も多いのではないでしょうか。
とは言え有給は、働く人全員が勤続年数に応じて平等に与えられる権利ですし、第三者が休暇の制限をすることは法律違反です。
そのため休みの予定を事前に社内メンバーに共有しておけば、不安を抱えることなく休みが取れます。
有事の際どのように対応するのか、連絡可能な時間はいつごろかなどをしっかりと周囲に伝えておくと良いでしょう。
また簡単な業務であれば、同僚や部下に引継ぎをお願いしておくこともポイントです。
有給はいつでも取れることを念頭に置き、恐れないように使っていきましょう。
何度も日程調整をお願いしない
何度も面接の日程調整を応募先にお願いしないようにしましょう。
複数回にわたる調整のお願いは、相手企業に迷惑をかけてしまい、面接を受ける前から心証を悪くしてしまうおそれがあります。
そのため「面接調整は一度きり」と心に決めておきましょう。
きちんと自分のスケジュールとすり合わせしながら、絶対に参加できる日程を押さえて、応募先に提案していくことが大切です。
「平日」と言われても諦めない
「平日だから参加できない」と、すぐに諦める必要はありません。
相手の都合に全て合わせて動こうとせず、まずは面接を調整できるのかどうかを考えてみることが大切です。
応募先の企業も転職活動中ということであれば、スケジュール調整が難しいことについては十分承知してくれています。
せっかくのチャンスを無駄にしないよう、企業とのコミュニケーションを欠かさず平日以外で面接できないかどうかを打診しましょう。
土日に面接してもらえる企業を探す
「面接日程で無理を言うのは気が引ける」という人は、土日に面接してもらえる企業に絞って探してみても良いでしょう。
例えば次のような業界の企業であれば、土日でも面接してくれることがあります。
- 飲食業界
- 配送業界
- 医療業界
- サービス業界
- 美容業界
- 不動産業界
- インフラ関連業界など
このような業界の場合、土日の方が人員が多く、平日よりもしっかりと時間を使って面接をしてくれるケースがあります。
業務時間内に面接を受けない
休みが取れないからといって、業務時間内の外回り中などに面接を受けるのはおすすめしません。
なぜなら業務時間内は、いつ会社から急用の連絡が来るかわからないからです。
また何かのきっかけで仕事中に面接を受けていたことが発覚すると、会社から懲戒処分を下される可能性もゼロではありません。
業務時間内は仕事に集中し、そのほかの手段で面接に参加するようにしましょう。
会社に転職活動をしていることを知られないようにする
上司や同僚、部下などに転職活動をしていることを言わない方が安全です。
一度でも転職するという情報が広まってしまうと、有給・半休が取りづらい空気となり、以降の活動が進めづらくなります。
FacebookやX(旧Twitter)などSNSの書き込みによっても知られてしまう可能性がありますので注意が必要です。
「口頭じゃないから大丈夫」「匿名だから問題ない」といって油断しないようにしましょう。
転職する件については、応募先の企業から内定をもらい、具体的な入社日が決まった段階で初めて上司に伝えるのがポイントです。
同時に複数社へ応募する
転職活動の際は、できる限り複数社に同時応募しましょう。
新卒と異なり、中途採用の場合は一度にまとまった休みをとりづらいので、同じタイミングで複数応募する方が効率的に良いとされています。
また複数応募は、企業同士の比較・検討がしやすくなり、転職活動の選択肢が広がるといったメリットがあります。
そして選考を同時進行させていくことで、1社から不合格通知をもらってしまうことによる精神的な不安を和らげることもできるでしょう。
選考に関する連絡はすぐに入れる
「その日に面接は参加できない」「スケジュール調整が必要」といった選考に関する連絡は、できるだけ応募先の企業へ早く連絡を入れましょう。
企業は一つの面接をするだけでも会場を借りたり、説明資料を準備したりします。
連絡が遅くなってしまえばしまうほど企業に迷惑をかけてしまい、心証を損ねてしまう可能性もあるのです。
転職活動の場合、面接日を調整してもらうことで評価を落とされるということはありません。
参加が難しいと思ったらすぐに連絡を入れておき、相手とスケジュールをすり合わせるようにしておくことが大切です。
入社可能時期はできる限り「早い日程で可能」と伝える
入社可能時期はできる限り、「早い日程で可能です」と伝えるようにしましょう。
入社可能時期が早ければ早いほど、応募先企業へ入社意欲の高さをアピールできるからです。
とは言え「来週からでも入社できます」と伝えてしまうと、今の職場に迷惑がかかってしまうかもしれません。
引継ぎ資料を作成する期間などを考慮すれば、入社日は最速で1カ月後、遅くても3カ月ごろが目安です。
「早ければX月XX日に入社できますが、引継ぎの時間が必要なのでX月XX日であれば幸いです」と丁寧に伝えましょう。
それ以上入社可能時期が遅れてしまうと、入社意欲が低いとみなされてしまうことがあるので注意が必要です。
社内のPC・携帯で転職活動をしない
会社で支給されているPCや携帯電話・スマートフォンを使って転職活動するのはNGです。
モニター画面が誰かの目に触れてしまうだけでなく、内部の監視ソフトが入っている場合は記録やログに形跡が残ってしまうことがあります。
いずれにせよ転職サイトに関わらず、業務時間内に関係のないものを閲覧するのは就業規則的にもアウトです。
バレてしまうことで周囲からの信用を損ねてしまい、その後働きにくくなる状況になる可能性もあるので、止めておいた方が良いでしょう。
期限を決めて転職活動をする
期限を決めて転職活動に臨むことも大切です。
着地点を決めないままだと、時間が過ぎていくにつれモチベーションが低下していき、思うような成果が得られなくなっていきます。
また仕事をしながらだと、収入の安定している状況のなかで「そのうち転職できればいいかな」という甘えたマインドに陥ってしまうこともあるでしょう。
転職活動の場合は短くて3カ月、長引いても半年程度が期限の目安です。
事前にきっちりとゴールを設けておくことで、メリハリをつけながら転職活動ができます。
「どうせ辞めるから」と思いながら仕事をしない
転職活動をする人に多いのが、「どうせ辞めるから」といい加減に仕事をしてしまうことです。
いずれ転職するとしても、やる気のない仕事の姿勢は周囲に伝わっていき、やがては自身の評価を大きく落としてしまうことにもつながります。
万が一内定が出ず転職が思うようにいかなかったときには、居心地の悪い職場環境の中で働き続けなければならないという状況に陥ることもあるでしょう。
転職活動ばかりに意識を取られず、今の仕事に対しても常に誠実に向き合う姿勢が大切です。
会社を退職してから転職活動を行う
今の会社に勤めながら転職活動を続けていくことが困難な場合、思い切って先に退職をしてしまうというやり方もあります。
仕事を辞めた後ならば、自分の時間は自由に確保することができるため、応募先企業が提示する日程にも柔軟に対応ができます。
ただし、仕事を辞めてしまうと、次の仕事が決まるまで収入がなくなってしまいます。
その間、経済的な負担がかかってしまうため、先に退職をするのはどうしても今の仕事が忙し過ぎて時間が取れない場合の、最終手段としましょう。
そうしたケースにおいても、退職する前に転職エージェントを探して登録しておきましょう。
その際におすすめなのが、スピード内定獲得が自慢のアゲルキャリアです。
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【転職面接で平日に休めない】「平日に面接」と言われたときの対処法
「平日に面接」と言われたときの具体的な対処法は次のとおりです。
- 面接時間をずらしてもらう
- 土日に面接日を変更してもらう
- 有給を利用する
- 半休を利用する
- 体調不良を理由に休む
- 家族・家庭の事情を理由に休む
- ライフラインに関する事情を理由に休む
- 遅刻・早退する
- 上司に正直に話す
- オンラインで面接をしてもらう
- 退職してから転職活動をする
- 転職エージェントを利用する
面接時間をずらしてもらう
平日の面接が難しいようであれば、まず開始時間をずらしてもらえないか相談してみましょう。
企業は、転職希望者が平日の面接が厳しいことを十分に理解してくれていることがほとんどなので、一度聞いてみる価値はあります。
そのため転職活動の場合は、在職中の仕事で参加できない旨を素直に伝えて大丈夫です。
【件名】
面接日程の調整の件 / 〇〇 〇〇(氏名)
【本文】
〇〇株式会社 人事部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。
この度、貴社の求人に応募いたしました〇〇と申します。
書類選考通過のご連絡と面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ面接に参加させていただきたいのですが、在職中によりご案内いただいた日程の13:00では面接のお伺いが難しい状況でございます。
私事で恐縮ですが、面接の時間を再度調整していただくことは可能でしょうか。
午前中であれば8:00まで、午後であれば19:00以降であれば参加が可能です。
お手数をおかけして大変申し訳ございません。
お忙しい中と存じますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
——————————-
〇〇 〇〇(氏名)
〒〇〇〇-〇〇〇〇
△△県△△市~(住所)
Email:〇〇@〇〇.com
Tel :〇〇〇〇(携帯)
——————————-
朝何時までなら参加できるのか、夕方以降は何時からなら参加できるかについてしっかり提案することがポイントです。
また一度決まった面接時間を変更してもらう話であるため、多かれ少なかれ相手に迷惑をかけてしまいます。
そのため担当者への謝罪を添えて、誠実さを欠かすことのないようにしましょう。
土日に面接日を変更してもらう
平日は残業が多く、どうしても面接に行けないときは、土日の休日に調整してもらえないか依頼してみましょう。
【件名】
面接日程の調整の件 / 〇〇 〇〇(氏名)
【本文】
〇〇株式会社 人事部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。
この度、貴社の求人に応募いたしました〇〇と申します。
書類選考通過のご連絡と面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
ぜひ面接に参加させていただきたいのですが、在職中かつ終業時間も遅いことからご案内いただいた日程では面接のお伺いが難しい状況でございます。
私事で恐縮ですが、土曜日もしくは日曜日に面接の日程を変更していただくことは可能でしょうか。
大変僭越でございますが、面接可能な日程を以下のとおりお伝えします。
X月XX日(土)
X月XX日(日)
X月XX日(日)
いずれの日程も終日参加できます。
お手数をおかけして大変申し訳ございません。
お忙しい中と存じますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
——————————-
〇〇 〇〇(氏名)
〒〇〇〇-〇〇〇〇
△△県△△市~(住所)
Email:〇〇@〇〇.com
Tel :〇〇〇〇(携帯)
——————————-
土日に面接をしてほしいことに加え、何日であれば参加ができるのかをしっかり伝えておくことが大切です。
土日という無理な日程でお願いすることとなるので、提案する日程は可能な限り用意しておきましょう。
また相手に負担がかからないよう、土日であれば終日対応できるようにしておくことが大切です。
有給を利用する
最も無難なのは、やはり有給休暇を取得することです。
有給休暇はどのような事情でも利用でき、特段理由をつける必要もありません。
もしかすると、忙しい職場で働いている人からすれば「有給を取るのは気が引ける」と考えることもあるでしょう。
しかし有給は働く人全てに与えられている権利ですので、上司には私用と伝えるだけで何も問題はありません。
有給休暇を取れば一日休めるため、その日に合わせて複数社の面接を受けることができます。
ふだん休むのが難しいという場合は、思い切って一日休みをとってしまった方が、むしろ転職活動の効率を上げられることもあります。
半休を利用する
一日休むことが難しいなら、半休を利用するという手段があります。
忙しい職場であっても、半休なら有給より取得しやすく、周囲に迷惑もあまりかからないので精神的にも負担がかかりません。
今の職場で残業がある場合は、面接を午前中に受けるようにすると良いでしょう。
半休については企業ごとにルールが決められており、一般的には半休1回を取得することで有給休暇0.5日分の消化となります。
まずは自社が半休についてどのような規定を設けているのか十分に確認した上で、取得するようにしましょう。
体調不良を理由に休む
有給も半休も難しいなら、体調不良を理由にして当日に休みの連絡を入れてしまっても良いでしょう。
ふだん真面目に勤務している人であれば、やむを得ない事情として汲み取ってもらえるかもしれません。
そしてただ体調不良というだけでなく、面接時間の前後に病院の予約を入れておけば、話としては筋が通ります。
ただし自分の会社から面接会場が近いなど、職場の誰かと顔を合わせる可能性が高い場合には、あまりおすすめできない手段です。
家族・家庭の事情を理由に休む
親と一緒に住んでいる、もしくは自身が家庭を持っているといった場合は、家族・家庭の事情を理由に休んでも良いでしょう。
家族・家庭の話であれば必要以上に詮索されることもありませんし、やむを得ないこととして了承してもらえる可能性が高いです。
例えば「親の病院に付き添わないといけない」「子供が急に熱を出した」「家屋の工事に立ち会わないといけない」といった理由があります。
ただし何度も使える理由ではないので、しっかりと面接日時を調整した上で休むようにしましょう。
ライフラインに関する事情を理由に休む
やむを得ない事情で休む場合に使える口実としては、ライフラインに関する事情も有効です。
平日しか開いていない役所の窓口に行かなければならないとか、電気やガス・水道の急なトラブルに見舞われてしまい、早急に業者を呼んで工事をしなければならないケースとなります。
実際に役所に手続きに行けるのは本人のみですし、ライフラインの工事を行う場合は本人が在宅していなければなりません。
ライフラインに関することとなれば、次の休日まで後回しにすることもできないため、口実としてはとても有効です。
会社としても、やむを得ない事情として飲み込んでくれる可能性が高いです。
ただし、口実に使う内容によっては、丸一日休暇をとることが認められないことも想定されます。半日の休暇がとれれば充分という場合に利用してみましょう。
遅刻・早退する
あまりおすすめはできませんが、いずれの対処法でも難しいようであれば、当日に遅刻・早退をする方法もあります。
遅刻・早退が許される会社なら、応募先から急に「面接に来てほしい」と言われたときでも柔軟に対応することが可能です。
平日に面接に参加しなければならないという場合は、選択肢の一つに入れてみても良いでしょう。
ただし面接があるたびに遅刻・早退を繰り返すと、社内での評価を落としてしまうことにもつながります。
特に遅刻の場合は、上司から注意を受けたり叱責されたりする可能性もあるので注意が必要です。
上司に正直に話す
いっそのこと上司に転職する意思を伝えて、休みを取れないか相談してみるのも一つの手段です。
上司があなたの考え方を理解してくれるような人であれば、日程の調整がしやすくなるかもしれません。
ただし職場に転職することを話してしまうと、仕事を任されない、冷遇されてしまうなど今後働きにくくなるおそれがあります。
とは言え、ずっと働き続けるつもりではなく、絶対に転職をするという強い意思がある場合は、この方法によって転職活動がスムーズに進むこともあるでしょう。
オンラインで面接をしてもらう
自社の調整が難しいなら、応募先の企業へオンラインで面接できないかどうか聞いてみましょう。
実際に転職面接でzoomを使ったオンライン面接を採用している企業は多く、相談することで実施してもらえることがよくあります。
オンラインで対応してもらえれば、企業へ足を運ぶ必要がなく、仕事が終わってから自宅で面接を受けることが可能です。
なおオンライン面接も、対面のときと同じような身だしなみで受けるようにしましょう。
リモートだからといって油断することなく、背景はシンプルなものにする、雑音の少ない空間を用意するといった準備が必要です。
退職してから転職活動をする
退職してから転職活動をすれば、どのような時間帯の面接であっても参加できるでしょう。
時間ができることで面接日の調整だけでなく、転職活動において必要な自己分析や企業研究などについても、じっくりと時間を費やすことができます。
ただし一度退職してしまうと、空白期間が生まれてしまい、内定をもらえないでいると焦りから転職活動が長引く可能性があります。
また退職により収入が滞り、収入が不安定になってしまうことも考えられます。
そのため「退職をしたからにはすぐに転職を成功させる」という強い気持ちを持ってできる限り多くの企業に応募しましょう。
転職エージェントを利用する
自分で日程調整しながら転職活動を進められないという人は、転職エージェントを使ってみるのがおすすめです。
転職エージェントであれば、担当のキャリアコンサルタントがあなたと企業の間に入り、オンライン面接の可否も含め、面接の調整をしてくれます。
また履歴書・職務経歴書などの応募書類の添削や面接対策といった転職に必要なサポート全般を受けることも可能です。
何か転職活動に際して不安に感じている際も、キャリアコンサルタントが親身に相談に乗ってくれるでしょう。
働きながら面接時間を捻出するのが難しいときは、転職エージェントの利用を検討してみるのがおすすめです。
【転職面接で平日に休めない】転職活動でよくある質問
転職活動における悩みや疑問は尽きることがありません。
自分が置かれている状況や応募している企業によって、さまざまな疑問が浮かび上がるものです。
しかしながら、転職活動を実施している多くの人が共通して抱えている疑問点もあります。
そうした疑問点は、今のうちから解消しておきましょう。
転職活動における疑問点の中から、特に代表的な質問をいくつかピックアップし、その答えとともに紹介します。
転職活動のために有給を消化するとバレる?
有給休暇の取得が1日や2日程度では、転職活動について知られる可能性は低いです。
しかし、その頻度があまりにも多いと、転職活動しているのではないかと思われる可能性はあります。
有給休暇を取得する頻度が増加することも要因の1つですが、これに加えて注目されるのが、いつもよりも早い退勤時間です。
細かく取得している有給休暇と合わせて詮索されると。
勤務時間外に何かをやっていると考えられ、その中でも特にありがちな理由として、転職活動が挙げられます。
もし内定を獲得するまでに転職活動していることを知られたくない場合は、有給休暇を取得する具体的な理由を考えておくことや、早退をせずに転職活動ができるようスケジュール調整をしましょう。
退職後に転職活動をした方が良い?
転職活動は、できれば今の職場で働いている内に実施することをおすすめします。
働きながら転職活動することは、スケジュール調整の面では不便です。
しかしながら、転職先が決まるまで収入がなくなるのは、経済的な負担が大きくなります。
また、仕事をしていない空白期間を作るのも、できれば避けるようにしましょう。
転職のために今の仕事を辞めるのは、あくまで最終手段としてください。
在職中に転職活動を進めていくのであれば、転職エージェントを頼りましょう。
アゲルキャリアを利用すれば、転職後のキャリア展開を考慮した応募先を決めることができます。
書類選考や面接対策を実施することで効率的に転職活動を進められるので、最短1週間での内定獲得も可能です。
選考スケジュールについての不安を解消するためにも、まずは無料相談から利用してみましょう。
退職日が決まるまでは応募しない方が良い?
転職活動は、今の職場を退職する日が決まる前から開始して大丈夫です。
退職日を決めるのは、転職活動にある程度の目途が立ってからでも問題ありません。
ただし、ある程度の時期だけは決めておくことをおすすめします。
転職活動での面接では、今いる職場をいつ頃退職するのかを聞かれる可能性が高いです。
そのときに退職する日時を答えることができないと、いつこちらの会社に入る気なのだろうと、採用担当者が困惑してしまいます。
具体的な日時まで考えておく必要はありませんが、最低でも何月ごろと答えられる程度には、決めておきましょう。
求人の内容で入社時期が決まっている場合は、入社日に合わせて退職すると返答してください。
今勤めている会社に退職の意思と時期を伝えるのは、内定を獲得した後にしましょう。
転職先が決まるまで派遣で働いても良い?
今いる職場を早めに退職し、転職活動が終わるまでの間、派遣で働くことは可能です。
その場合は、自分が想定している転職活動期間の間だけ働く旨を、あらかじめ派遣会社に伝えておきましょう。
転職活動中だけ働くという事情を派遣会社が分かっていれば、その期間に合わせた短期の仕事を紹介してもらえます。
その仕事の期間中に転職活動が終わらなかった場合でも、引き続き短期の仕事を紹介してもらうことが可能です。
ただし、その場合は転職活動のスケジュールに影響がない範囲で働くようにしましょう。
また、派遣で働いている間も誠意を持って働くことが大事です。
すぐに辞める仕事だからといって、手を抜くようなことだけはしないよう注意しましょう。
離職したあとに転職活動をすると不利になるか?
転職活動中に仕事をしていないからといって、選考活動に与える影響はほとんどありません。
これは在職している場合でも同じです。
ただし、離職している状態での転職活動について、企業の採用担当者によっては早めに辞職したことについて気にすることも想定されます。
そのような場合では、早々と退職した理由について聞かれることも考えられますから、自分の中で明確に答えを用意しておきましょう。
できることであれば、在職中に転職活動を実施するのがおすすめです。
転職活動の失敗が続くと、働いていない期間だけが伸びてしまい、その後の選考でより不利になる可能性も考えられます。
そうしたリスクを伴うことも考慮して、転職活動前に仕事を辞めるかどうか考えましょう。
Uターンする場合でも在職中に転職活動した方が良いか?
経済的な負担を考慮すると、Uターンする場合でも、転職活動は在職中に行うようにしてください。
Uターンでの転職となると、面接を実施する際に現地まで行く交通費が必要になります。
仕事を辞めてしまうと、交通費を捻出する余裕もなくなってしまうので、収入を得ながらの転職活動がおすすめです。
ただし、面接のたびに移動する時間やお金がもったいないと感じるのであれば、仕事を辞めて、実家に戻ってから転職活動を始めるのも手段の1つです。
その場合は、必ず実家の方へ事前に相談しておくようにしましょう。
地元に戻る前に、応募先企業の絞り込みや必要書類の作成、内定が獲得できなかった場合の働き口なども、決めておいてください。
なるべく早く内定を得られるような行動を心がけましょう。
短期間で内定を獲得するコツはある?
転職活動を長期化させないためのポイントは2つあります。
1つは複数の企業に応募して、同時並行で転職活動を進めることです。
仮に1社や2社内定を得られなかったとしても3三社目で内定を得られるといったことが起こります。
このように、同じ期間内で内定獲得の確率を少しでも高めるためには、選考を受ける企業を1つでも多く増やすことが重要です。
もう1つは、選考期間が短い求人を選ぶこととなります。
求人の中には、具体的に何月入社とされているものもあり、そうした求人を選ぶことで、転職活動が終わる時期をある程度見積もることも可能です。
また、選考期間が短い求人の特徴としては、募集人数が多い求人や、社長クラスの重役が採用担当となっている求人が挙げられます。
これらは積極的に狙うこともポイントです。
会社を辞めてから転職活動をするメリットとデメリットは?
会社を辞めてから転職活動をするメリットは、転職活動に充てる時間を充分に確保できることとなります。
必要書類の作成や面接対策の時間が取れると、自分のキャリアプランを考える時間も取れる上に、質の良い自己PRの作り込みが可能です。
採用担当者に自分を印象づけられるような受け答えができるようになれば、転職活動を早めに終わらせる確率が高まります。
デメリットとしてまず挙げられるのは、経済的な負担です。
転職活動をしている間は収入がゼロとなるので、その間の生活や転職活動に必要な費用の工面をしなければなりません。
転職活動が長引くと、失業期間が無駄に長くなってしまい、採用担当者に対していい印象を与えられなくなります。
転職活動に焦りを生じさせることにもなるので、この点には注意が必要です。
まとめ
転職活動における面接は基本的に平日に開催されることが多いです。
そのため、有給や半休の活用に加え、日程の調整など、時間の捻出を工夫して臨む必要があります。
今の会社で働きながら転職活動を進めるのが基本ですが、自分の現状や貯蓄の額によっては、先に仕事を辞めてから転職活動を始めるのも選択肢の1つです。
いずれにせよ、転職活動はスピーディーに進めていくことが求められます。
どの企業に応募するかを考えながら、必要に応じて転職エージェントを活用するなど、自分にとって最適なやり方で転職活動を進めていきましょう。
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