
転職面接の逆質問はいくつ必要?面接別のおすすめの逆質問も紹介
はじめに
「逆質問」は単なる形式的なやりとりではなく、印象を大きく左右する重要な質問です。
適切な質問ができずに「特にありません」と答えてしまったり、逆に不適切な質問をして採用担当者の心証を悪くしてしまったりした経験はありませんか。
この記事では、転職面接での逆質問の意義から、面接段階別・面接官別のおすすめ質問例、避けるべきNG質問まで、採用担当者の視点を踏まえて解説します。
「どんな質問をすれば良いのかわからない」という不安を解消し、自信を持って面接に臨めるようになりましょう。
面接で逆質問を行う理由は大きく4つ
なぜ逆質問があるのでしょうか。
理由は大きく分けて4つです。
それまでの受け答えが完璧でも、最後の最後で印象が悪くなってしまうかもしれません。
相手に良い印象を与えたまま面接を終えるためにも、ただ聞きたいことを考えて用意するのではなく、なぜ逆質問が大事なのかを知っておくことが重要です。
応募者の疑問を解決
1つ目の理由は応募者の疑問や不安を解決し、入社後のイメージをより具体的に持ってもらうためです。
社内の雰囲気や実際の業務の流れなど、求人票や会社のホームページを見てもわからないことはたくさんありますよね。
応募者が不安に感じていることを解消し、その会社への理解を深めることで、入社意欲がさらに高まることが期待できます。
最近では全ての選考をWeb上で済ませる企業も増えてきました。
その結果会社へ行くことがなくなり、より会社の雰囲気が掴みにくくなっています。
逆質問を通して疑問を解決し、その会社で働き続けられるか、自分のやりたいことができるのかしっかりと確かめましょう。
自社への志望度や意欲の確認
2つ目の理由は、応募者がどれだけその会社に興味があるのか、志望度や入社意欲を確認するためです。
志望動機やキャリアビジョンは他の企業からの使い回しが可能ですが、逆質問はそれぞれの会社に併せて用意する必要があります。
応募者が本当に入社したいと考えているなら、会社や業界について事前に調べているはずです。
面接官は逆質問を通して、自社のためにどれくらい調べているのかを確かめています。
企業研究をしっかり行っているなら、その会社についての疑問や聞きたいことは自然に生まれます。
質問が一切ないということは、会社に対する興味がなく志望度が低いと感じ取られてしまうかもしれません。
入社意欲を示すためにも、事前に下調べをして質問を用意しておきましょう。
コミュニケーション能力の確認
3つ目の理由は、人柄・コミュニケーション能力を見極めるためです。
志望動機や退職理由、ビジョンといった定番の質問は事前に用意や練習ができます。
逆質問を用意することは可能ですが、回答やその後の会話の流れは予測できません。
業務をスムーズに進行するためには、コミュニケーション能力は必須です。
どのような質問を用意し、回答に対して話題を広げられるのかを通して応募者の人柄や問題なくコミュニケーションが取れるかを見定めます。
社風や人間的な相性の確認
4つ目の理由は、応募ポジションや企業との相性を確認するため。
事前に用意しやすい志望動機やキャリアビジョンなどの質問に比べ、応募者の個性が出やすい時間です。
質問の内容や会話から、面接官からの質問の時にはわからなかった人間性や仕事に対する考え方がわかることもあります。
例えば福利厚生や休みの質問ばかりをしていると、業務や事業内容よりも待遇で会社を選ぶ人だと思われます。
質問の選び方も、応募者の個性をアピールするチャンスです。
できるだけ会社や業務に関するポジティブな質問や、社風に合わせた質問を用意してから面接に挑みましょう。
逆質問をするときに意識すること
転職面接で逆質問をする際、ただ質問をするだけでは効果的なアピールにはなりません。
逆質問は自分の印象を左右する機会であり、うまく活用することで採用担当者に好印象を与えることができます。
ここでは、面接官から高評価を得るための逆質問の心構えやテクニックを解説します。
自己アピールにつなげる質問の仕方や、入社後の姿をイメージさせる質問の組み立て方など、逆質問を活かすためのポイントを見ていきましょう。
何をアピールするかを決めておく
逆質問を通して何をアピールしたいかを明確に決めておく必要があります。
逆質問が意欲や強み、関心の高さを伝える手段となるからです。
例えば、「TOEIC850点あり、海外での勤務を目指しています。御社ではどのようなスキルをさらに磨くべきでしょうか。」と質問すれば、語学力と海外志向をさりげなくアピールできます。
また、業界知識や専門スキルを持っている場合は、「前職で培った〇〇の経験を御社ではどのように活かせるでしょうか。」といった質問で、自分の強みを印象づけることも可能です。
逆質問を通して伝えたいメッセージを事前に決めておくことで、面接の最後まで一貫した自己アピールができ、採用担当者の記憶に残るのです。
働いている姿をイメージしてもらう
逆質問は面接官に自分が入社後に働く姿をイメージさせることもできます。
質問を通して、面接官に「この人が入社したら」という映像を描かせましょう。
なぜなら、面接官は逆質問から応募者の仕事に対する姿勢や考え方を推測し、入社後の活躍を想像するからです。
例えば「営業部に配属された場合、最初はどのような業務を担当することになりますか。」と質問すれば、すでに自分が営業部で働いている姿を想像させることができます。
入社後の働く姿を明確にイメージしてもらえれば、「この人なら活躍できる」という印象を与え、採用への一歩を大きく近づけることができるのです。
面接ごとに逆質問の内容を変える
面接の段階によって逆質問の内容を変えることもおすすめです。
なぜなら、面接の各段階で面接官の役職や確認したいポイントが異なるからです。
一次面接では通常、人事担当者や現場マネージャーが対応し、基本的な能力やコミュニケーションスキルを評価します。
この段階では「部署内の雰囲気」や「求める人物像」など、基本的な質問がよいでしょう。
二次面接になると、管理職クラスが面接官を務めることが多く、より具体的な業務内容や即戦力としての可能性を見られます。
「入社後に担当する業務範囲」や「入社前に身につけておくべきスキル」といった踏み込んだ質問が効果的です。
最終面接では経営層や役員が面接官となり、キャリアビジョンや会社への貢献度を重視します。
この段階では「経営者目線での会社の魅力」や「中長期的な事業展開」など、高い視座からの質問が適しています。
面接段階に合わせた逆質問をすることで、企業理解の深さと入社意欲の高さを効果的にアピールできます。
逆質問で注意するべき5つの項目
逆質問の内容や受け答え次第で、面接官へ良い印象も悪い印象も与えられます。
事前に逆質問を考える上で注意するべきポイントは、以下の5つです。
- 事前に5個以上の質問を考えておく
- 調べたらわかることや一度聞いたことは質問しない
- 福利厚生や待遇面の質問は避ける
- 面接官が答えやすい・話が広がるような質問を心がける
- 面接の段階ごとに違う質問を用意する
上記5点を注意するべきポイントとして挙げているのには理由がありますので、順番に見ていきましょう。
事前に5個以上の質問を考えておく
基本的に逆質問は行われるものと考え、事前に質問は用意しておきましょう。
目安としては5個以上用意しておくと安心です。
逆質問は何分という明確なものはありませんが、1回の面接に2~3個程度の質問が妥当です。
逆質問をしすぎると、面接時間の超過や神経質な人だと捉えられる可能性があります。
また面接の時間内に会社やポジションの説明がある場合、質問として用意していた内容を面接官が話すこともあります。
そうなると聞く予定だった質問が聞けなくなるため、余裕を持って用意しておきましょう。
調べたらわかることや一度聞いたことは質問しない
企業理念や主要な取引先など、企業のホームページや求人票からわかる情報を聞くのはNGです。
事前に会社のことを調べておらず、志望度が低いと思われてしまいます。
企業情報や求人票は、暗記する勢いで読み込みましょう。
企業が運用するSNSやメディアを見た上での質問を用意しておくと、会社に対して興味を持ってくれているという良い印象を与えられます。
また企業によっては、1次面接やカジュアル面談で会社や業務の説明があります。
このときに事前に考えた質問の内容を話すかもしれません。
説明した内容を質問すると、話を聞いていないと思われて悪印象を与えてしまうため、同じことを何度も聞かないように注意してください。
福利厚生や待遇面の質問は避ける
待遇面の質問を繰り返すと、面接官に「会社や仕事への興味がないのかな?」と思われてしまいます。
待遇は長く働く上で重視したい部分ですが、マイナスな印象を与えないためにも極力質問は控えましょう。
とはいえ給与や休日、福利厚生などの待遇は、会社選びにおいて非常に大事なポイントです。
ライフワークバランスは業務の内容より重要と思っている方もいるかもしれません。
質問はしにくいが知りたいことがある場合、実際にその会社で働いた人の口コミを投稿できるサイトの利用がおすすめです。
口コミサイトを確認することで、在籍中、または過去在籍していた従業員の働き方や待遇を質問することなくチェックできます。
ただ100%真実とは限らず、また情報が古い場合は現在と制度が変わっている可能性もあるため、参考程度にとどめておきましょう。
面接官が答えやすい・話が広がるような質問を心がける
逆面接は応募者の人となりやコミュニケーション能力を見る上でも必要な時間です。
例えば質問の回答に対してさらに深掘りできると、会社について積極的に知ろうとする姿勢を見せて志望度の高さをアピールできます。
話し上手なだけでなく、相手から知りたいことを聞き出す力もコミュニケーション能力の1つです。
遠回しに質問したり質問内に例え話を多くすると、相手も何を答えたらよいかわからなくなります。
わかりやすく端的に質問し、気持ちよく受け答えできるように心掛けましょう。
面接の段階ごとに違う質問を用意する
1次面接は人事、2次面接は現場で働く社員や上長、3次で代表や役員のように、段階によって面接官の役職や部署が異なります。
それぞれの面接官の立場にあった質問を用意することが重要です。
例えば人事部の面接官に対して、「実際にその部署で働いている人の、1日のスケジュールを教えてください」と質問していても答えられないかもしれません。
質問することで意欲は感じ取ってもらえるかもしれませんが、アピールの機会を無駄にしてしまいます。
担当する面接官の部署や役職は、事前に教えてもらえることもあります。
事前に質問を用意する際は、相手の部署を確認した上で考えるようにしましょう。
【アピール別】転職面接でおすすめの逆質問例
ここまでは逆質問の時間を設ける理由と、注意するポイントを紹介しました。
ただの質疑応答ではなく、自分のやる気やコミュニケーション力をアピールできる場所でもあります。
では実際どのような質問がよいのでしょうか。
- 入社意欲ややる気をアピールする質問
- 責任感や協調性をアピールする質問
- 自身の強みをアピールする質問
- 面接官にいい印象を与える質問
上記4つのアピールできる項目に分けて逆質問の例を紹介します。
質問が思いつかない方やどのような質問をすればいいかわからない方は参考にしてください。
入社意欲・やる気をアピールする逆質問
- 御社で特に成果を上げている社員の方々に共通する特性や強みを教えてください。
- 入社前に準備しておくと良いスキルや知識があれば、アドバイスをいただけますか?
- 新入社員の研修プロセスと、実務に移行するまでの一般的なタイムラインを教えてください。
- 前職での経験を活かして貢献したいと考えていますが、御社での活躍に向けて補強すべきスキルや経験があれば教えていただけますか?
- 志望部署の一般的な業務の流れや、日々のスケジュールを教えてください。
- 新入社員として入社した場合に、適応過程で直面する可能性のある課題や、克服するためのアドバイスがあれば教えていただけますか?
意欲をアピールする時は、入社することを前提とした逆質問をしましょう。
入社前にはどのようなことを勉強するべきか、入社後に必要なスキルを質問することで、新しい会社で自分に足りないものを積極的に吸収しようという積極性や意欲をアピールできます。
また評価制度や活躍している人の特徴といった質問も、入社後に貢献できるイメージを伝えられます。
どれだけスキルがあってもやる気がない人は雇いたいと思えません。
入社意欲や会社に貢献するやる気を逆質問でしっかりと提示しましょう。
責任感・協調性をアピールする逆質問
- 前職での業務において特に重視していた価値観や姿勢がありますが、御社で活躍するために大切にすべき考え方や行動指針を教えてください。
- 後輩育成の経験があり、特に意識していた点がいくつかあります。御社では人材育成においてどのような姿勢や取り組みが評価されますか?
- 部署の垣根を越えた交流機会や社内コミュニケーションを促進する取り組みを教えてください。
- 前職ではチームの成果向上のためにコミュニケーションを特に大切にしていました。志望している部署の雰囲気や、コミュニケーションスタイルの特徴を教えてください。
業務に対して責任感を持って取り組んでくれるか、またチーム作業をスムーズにこなすための協調性は企業側も重視する点です。
具体的な例を交えることで、これまでの経験や責任感や協調性を重んじる人間ということをアピールしましょう。
ただし上記の質問をする際は、ただの自慢話にならないように注意が必要です。
あくまでも質問がメインなため、要点をまとめて簡潔に話すように意識してください。
自身の強みをアピールする逆質問
- 取得している資格について、御社の業務においてどのように活用できる可能性があるか教えていただけますか?
- 特定の業務に挑戦したいと考え、数ヶ月前から自主的に関連スキルの習得に取り組んでいます。このような自己啓発の内容を御社でも活かせる機会はありますか?
- 前職での経験で培った語学力を御社でも活用できる場面があるか伺いたいです。また、将来的に海外関連の業務に携わる可能性はありますか?
- ポートフォリオや過去の実績についてご覧いただきましたが、改善点や今後の成長に向けたアドバイスがあればお聞かせください。
これまでの経験や勉強してきたことを相手にアピールしつつ、そのスキルを新たな会社でも活かせるかを確認できる質問です。
経験者の場合は、会社の即戦力になってくれるかという点も重要になります。
前職で経験したことや実績を交えて話せるといいでしょう。
未経験の職種の場合は、スキル以外の長所をアピールとして取り入れてみてください。
コミュニケーション能力や後輩への指導、働く上で意識してきたことは、どの会社でも活かせます。
また業務外で勉強したことを伝えられれば、この業界で働きたいという意思や積極的な姿勢もアピールできます。
面接官にいい印象を与えたいときの逆質問
- 面接官ご自身が日々の業務で特にやりがいを感じる瞬間や、反対に苦労されている点を教えてください。
- 実際に働いていらっしゃる立場から見た、御社の魅力や他社との差別化ポイントについてお聞かせください。
- 御社が女性の働きやすさ向上に取り組まれていると伺いました。現在、女性社員の方々はどのような分野で活躍されていますか?また、管理職として責任ある立場で活躍されている女性社員の方はいらっしゃいますか?
- 御社の○○事業に特に関心を持っています。将来的にこの分野に携わるために、入社後どのようなスキルを習得すべきか、またキャリアパスについてアドバイスをいただけますか?
いずれも会社に対する理解を深めるための質問です。
面接では当然その会社で働いている社員が面接官を務めます。
実際に社員に仕事のやりがいや大変なところを聞けるまたとないチャンスです。
会社に対する理解を深めようとする姿勢は、面接官にも好印象です。
具体的に働く姿をイメージしていることもアピールできるところもポイント。
自分はこの会社でやっていけるのかを見極めるためにも、上記のような質問は1つは取り入れておきましょう。
一次面接でOK・NG別逆質問
一次面接は、逆質問の内容次第で印象が大きく左右されます。
「何を聞けば好印象を与えられるのか」「どんな質問は避けるべきなのか」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、一次面接官が注目しているポイントを踏まえながら、高評価につながる質問例とマイナス評価となりがちな質問例を紹介します。
一次面接の意図を理解し、次の選考に進むためのベストな逆質問を身につけましょう。
一次面接官が見ているポイント
一次面接官は主に応募者の基本的な能力や対人印象を評価しています。
なぜなら、この段階では「上位役職者に会わせても問題ない人材か」を見極めることが目的だからです。
第一印象、身だしなみ、コミュニケーション能力といった基本的な部分が重点的に評価されます。
挨拶や声の大きさ、表情、言葉遣いなどの基本的なマナーが身についているか、清潔感のある身だしなみか、会話のキャッチボールができるかといった点が重視されます。
また、一次面接官は通常、人事部の採用担当者や応募部署の現場社員・マネージャーが務めることが多く、応募者の基本的なビジネススキルや対人印象、コミュニケーション能力を確認します。
企業の募集背景によっては、組織への適応性や基本スキル、即戦力としての可能性も評価されます。
一次面接では「ダメな人を外す」という消去法的な選考が行われるため、基本的なマナーと第一印象を整えることを意識してみましょう。
OK例
- ポジションで期待される役割を教えてください。
- 特に評価されている社員の特徴や共通することはありますか。
- 業務の流れや、日々のスケジュールを教えてください。
- 入社前に身につけておくと良いスキルや知識はありますか。
- 若手社員にも挑戦的な業務や責任ある役割を任せる機会はありますか。
NG例
- 二次面接に進む候補者の選考基準や通過率を教えてください。
- 現時点での私の評価や、改善すべき点があれば教えていただけますか?
- 休日の過ごし方について、社員の方々はどのように時間を活用されていますか?
- 残業の状況や働き方を教えてください。
- 有給休暇の取得率や取得しやすい環境づくりについて伺えますか?
- 社内交流の頻度や参加の任意性を教えてください。(プライベートとの区別を重視したいため)
- 会社の設立年や沿革について簡単に教えていただけますか?
- 海外展開されている国や地域を教えてください。
- 企業理念やモットーを教えてください。
- リーダーシップポジションへの登用基準や、キャリアパスの選択肢を教えてください。(業務習熟に不安があるため)
二次面接でOK・NG別逆質問
二次面接は、より踏み込んだ内容が問われる局面です。
「一次面接とは何が違うのか」「どのような逆質問が効果的なのか」と考える方も多いでしょう。
ここでは、二次面接官が特に注目するポイントを解説した上で、好印象を与える質問例と避けるべき質問例を紹介します。
二次面接特有の状況を理解し、最終面接に進むための逆質問テクニックを身につけましょう。
二次面接官が見ているポイント
二次面接官は一次面接よりも踏み込んだ視点で評価します。
主に「即戦力として活躍できるか」「企業のビジョンにマッチしているか」「社風に馴染めるか」という3つのポイントです。
二次面接では現場の管理職が面接官を務めることが多く、実際に一緒に働くメンバーとしての適性を見極める段階だからです。
一次面接で基本的なビジネススキルやコミュニケーション能力が確認できた応募者の中から、自社で活躍できる人材を選別します。
専門知識や業界経験といった職務遂行能力に加え、主体性や行動力、課題発見力、ストレス耐性などの実践的なスキルが評価されます。
また、企業理念への共感度や志望度の高さ、チームワークの適性なども判断材料となります。
二次面接では、より具体的な業務内容や部署の方針について質問し、現場責任者だからこそ聞ける踏み込んだ質問をすることで、あなたの適性と意欲を効果的にアピールできます。
OK例
- キャリア成長を目指している者として、現在活躍されている方々の特徴や共通点を教えてください。
- 一次面接で概要を伺った業務内容について、実際の担当範囲や責任の範囲をより具体的に教えていただけますか?
- 即戦力として早期に貢献するために、入社前に準備しておくべき知識や、入社後に習得が必要なスキルがあれば教えていただけますか。
- 入社後に担当する予定の業務内容や、チーム内での役割を教えてください。
- 中途採用者の方々が、一般的にどのくらいの期間で成果を出されているのか、目安を教えていただけますか?
- 中途入社の社員に特に期待されている点や、評価されるポイントを教えてください。
NG例
- 昨年度の事業実績や売上状況を教えてください。
- 実際の手取り収入はどの程度になるのでしょうか?税金や社会保険料控除後の目安を知りたいです。
- 特に活用価値の高い福利厚生制度や、社員に人気のある制度を教えてください。
- 平均的な残業時間の実態や、繁忙期と閑散期の違いを教えてください。
- 有給休暇の取得率や取得しやすい社内環境について伺えますか?
- 昇給の頻度や平均的な昇給率を教えてください。
- 社内のコミュニケーションや人間関係の特徴を教えてください。
- 今後のキャリアを考える上で、転勤の可能性や頻度を教えてください。
- 業界全体や御社の課題について、どのように分析・対応されているかお聞かせください。
- 最近の企業課題や組織改革について、社内ではどのような取り組みをされていますか?
最終面接でOK・NG別逆質問
最終面接は、逆質問の内容が内定獲得を左右すると言っても過言ではありません。
「経営層や役員にはどのような質問をすべきか」「どんな質問が高評価につながるのか」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、最終面接官が特に重視するポイントを解説し、内定獲得に近づく質問例と避けるべき質問例を紹介します。
最終面接官が見ているポイント
最終面接官は主に「企業との長期的なマッチング」という視点で評価しています。
なぜなら、最終面接では通常、役員や経営層が面接官を務め、採用決定権を持つ人物が最終判断を下すからです。
最終面接官が見ているポイントは以下の4つです。
- 自社の社風に合う人材かどうか
- 自社の社員に馴染めるかどうか
- 個人の信念が企業理念にフィットしているか
- 自社への志望意欲の本気度(本音で話しているか)
一次・二次面接で確認されるスキルセットや論理的思考力とは異なり、点数化しにくい定性的な部分です。
最終面接官は「10年後の自分」を具体的に語れるかなど、長期的なビジョンと変化への対応力も重視しています。
たとえ一次・二次面接で高評価を得ていても、志望の決め手に欠ける、企業理念に共感できない、社員に馴染めないと判断されれば不採用となります。
最終面接は企業とのミスマッチを防ぎ、長期的に活躍できる人材を見極める重要な場なのです。
OK例
- 御社の企業理念に共感しましたが、面接官ご自身は日々の業務において何を大切にされていますか?
- 御社で特に評価されている社員の方々に共通する特性や強みがあれば教えていただけますか?
- 入社後に全力で貢献するために、特に求められる能力や姿勢を教えてください。
- 御社が中長期的に目指している姿や、5年後・10年後のビジョンを教えてください。
- 中途入社の社員に対して、特に期待されている役割や貢献を教えてください。
NG例
- 御社の人材育成制度を教えてください。
- 社員の定着率や満足度を高めるために、どのような取り組みをされていますか?
- 業務の繁閑や部署による違いも含め、実際の残業状況を教えてください。
- 有給休暇の取得率や取得しやすい環境づくりについて、どのような工夫をされていますか?
- 特に活用価値の高い福利厚生制度や、社員に好評の制度を教えてください。
こんな逆質問はNG!避けたい質問とその理由
入社意欲や長所をアピールできるおすすめ質問を紹介しましたが、中には避けるべき質問もあります。
避けたい質問は以下の3種類です。
- 準備不足な質問
- 待遇/福利厚生に関する質問
- 受け身な態度が見られる質問
これらを質問することで、面接官によってはマイナスな印象を与えてしまいます。
では質問の具体例とともに、なぜ避けるべきなのかも解説していきます。
準備不足な質問
- 御社の企業理念や経営ビジョンはなんですか?企業として大切にされている価値観や目指す方向性を知りたいです。
- 現在展開されている主な事業内容を教えていただけますか?
- グローバル展開の状況について伺いたいです。現在事業を展開されている国や地域、また今後の海外戦略についてお聞かせください。
1つ目は準備・リサーチ不足が目立つ質問です。
企業理念や事業内容など、基本的な情報は企業のホームページに掲載しています。
これらの質問をしてしまうと、「会社に興味がないのかな」「今後選考を進めても入社してくれなさそう」と思われてしまいます。
対処方法はただ1つ、企業のホームページや求人票を穴が開くほど読み込むことです。
面接を受ける会社のことを一切調べないのはNG。
会社情報だけでなく、実績や会社のビジョンなどもしっかり確認しておきましょう。
面接先だけでなく競合先のホームページまでチェックしておくと、競合先と比較した上での質問など、さらに踏み込んだ逆質問を用意することもできます。
志望順位が高い企業の面接を受ける際は、ぜひ競合先のホームページまでチェックしてください。
待遇・福利厚生に関する質問
- 残業代の支払い制度についても伺いたいです。
- 勤務地や転勤に関するポリシーを教えていただけますか?また、ライフステージの変化に応じた柔軟な対応は可能でしょうか?
- 有給休暇の付与タイミングや取得しやすい環境づくりについて、どのような取り組みをされていますか?
- 社内の有給休暇消化率の実態や、取得を促進するための施策はありますか?
- 前職では労働環境に関する課題がありましたが、御社ではそういった点についてどのような取り組みや考え方をされていますか?
給与や待遇は誰にとっても知りたい内容です。
しかしこれらを逆質問で尋ねると、「仕事への興味はないのか」「熱意がなさそう」と悪い印象を与えることに。
また求人票に書いてあることも多いため、前項と同様に準備不足とも思われるでしょう。
ただどうしても聞きたい場合もあるでしょう。
そういうときは、ポジティブな文言を付け足して質問してみてください。
例えば「昇給はありますか?」ではなく「早くに成果を上げた先輩方は、どれぐらいの期間で昇額しましたか?」といったように言い換えることで、仕事に対する意欲や積極性をアピールした上で聞きづらいことを質問できます。
しかしどのような言い方をしても、マイナスな印象を持たれてしまう可能性はあります。
もしどうしても聞きたいなら、覚悟の上で質問しましょう。
いい印象で終えたいなら、待遇に関する質問は避けることをおすすめします。
受け身な態度が見られる質問
- 御社では社員の能力開発やキャリア成長をどのようにサポートされていますか?
- 業績目標や評価基準を教えてください
- 入社後の研修プログラムや育成体制について、具体的な内容と期間を教えていただけますか?
- 現時点ではマネジメント職よりも専門性を高める方向でキャリアを考えています。御社ではマネジメント以外のキャリアパスや、専門職としての成長機会はありますか?
- 特定のスキルに不安がありますが、入社後の研修やOJTでカバーできますか?
「会社でどういった勉強をさせてもらえるのか」といったような受け身な質問はNGです。
自分から積極的に学ぶ、取り組む姿勢を感じられない人をほしいとは思いません。
自分は前職で何を経験し、どんなスキルが身についたかをまとめて面接でアピールしてください。
また自信がないと受け取られるような質問も控えるべきです。
書類選考や面接に至るまでのやり取りを通して、会社側が「会いたい」と思ったから面接に呼ばれています。
何かができないといったマイナスな言葉は避け、自分に自信を持って面接に挑みましょう。
【面接官別】逆質問でアピールするべきこと
面接では人事や入社予定の部署の人など、トータルで3~5人ほどと会いますよね。
それぞれの面接官が、それぞれの観点で応募者が自社の社風や業務にマッチしているかを判断しています。
そのため面接官や面接段階にあわせた質問を用意することが大事です。
最後に面接官別のおすすめ質問例や、アピールするポイントを解説します。
【人事】会社の制度や事例を把握しつつ把握やる気や熱意をアピール
人事部の採用担当者が登場するのは、主に一次面接。
一次面接ではビジネスマンとしての一般的なマナーやコミュニケーション能力を確認します。
また人事部だけでなく、入社後に配属される部署の社員も含めて複数人で行う場合もあります。
その場合は業務に必要なスキルは備わっているのか、即戦力として活躍できるかも見られるでしょう。
人事部担当者との逆質問では、入社意欲を中心にアピールしましょう。
また部署の雰囲気や社風など、ホームページや求人情報では分からない部分も聞いておき、自分と会社がマッチするかも見極めてください。
おすすめの逆質問の例
- 御社で特に評価されている社員の方々に共通する特性や強みを教えていただけますか?
- 志望している部署の雰囲気や、チームの特徴を教えてください?
- 人事評価の仕組みや、特に重視されている評価基準はありますか?
- 面接官ご自身が考える御社の魅力や、他社と比較して特に誇れる点を教えてください?
実際に会社で活躍している人の特徴や評価制度を聞くことで、自分はこの会社に入社して成果を上げたいというアピールに繋がります。
また部署の雰囲気や会社の魅力を聞き、自分がこの会社で働いていけるかの見極めも行いましょう。
面接官が人事の担当者のみの場合、業務に必要なスキルや仕事の詳細は答えられない可能性があります。
業務に関する質問は、二次面接以降に回しましょう。
【現場社員】スキルや即戦力で活躍できることをアピール
二次面接以降では、入社後に配属予定の部署の中堅社員やマネージャー、管理職の人が面接官を務めるのが一般的です。
一次面接よりも即戦力として活躍できるかという観点で判断します。
業務スキルや知識は十分か、先輩たちと良好な関係性で仕事ができるか、面接官に会社で自分が活躍する姿を想像させられるかが重要です。
質問も業務に関する内容を中心に行いましょう。
おすすめの逆質問の例
- 入社前に準備しておくと効果的なスキルや知識があれば教えていただけますか?
- 志望している部署の一般的な業務の流れや、日々のタイムスケジュールを教えてください。実際の就業環境をイメージする上で参考にしたいです。
- 前職で培った特定のスキルや取得した資格について、御社での業務においてどのように活用できる可能性があるか教えていただけますか?
- 実際に業務に携わる中で、特にやりがいを感じる瞬間や、反対に課題と感じる場面を教えてください。現場の生の声をお聞きしたいです
一次面接よりも業務に関する質問を増やしましょう。
前職で得た経験や勉強したことをアピールするのも重要です。
スキル面だけでなく業務のやりがいや1日のスケジュールなどを聞くことで、より自分が入社して働いたときのイメージを膨らませられます。
【代表/役員】長く務めることを意識したアピールが重要
最終面接では会社の社長や役員が面接官になります。
スタートアップ企業などの場合、序盤の面接から代表が登場することもありますが、一般的には最後の面接で会うことになるでしょう。
人事や現場社員の面接に通過しているということは、基本的なコミュニケーション能力やスキル面では問題ないということ。
最終面接は会社全体で見て応募者が会社の方向性と合っているのか、長く働き続けられるかを見極める面接です。
おすすめの逆質問の例
- 今後の事業展開や中長期的な成長戦略について、現在計画されている方向性を教えていただけますか?
- 将来的に○○事業分野にも携わりたいと考えています。
- 社内での実績や成果に応じて、そのような挑戦の機会は得られるものでしょうか?
最終面接では、長く働くことを念頭に置いた質問をしたいところです。
会社の将来を見越した質問や入社意欲が高いことをアピールしましょう。
一次や二次面接の面接官でも答えられる質問ではなく、代表や役員だからこそ答えられるような質問ができると好印象になります。
まとめ
転職面接における逆質問は、単なる形式的なやりとりではなく、印象を大きく左右する機会です。
この記事で解説したように、逆質問には「応募者の疑問解決」「志望度や意欲の確認」「コミュニケーション能力の確認」「社風や相性の確認」という4つの役割があります。
効果的な逆質問をするためには、何をアピールするかを事前に決めておき、入社後の働いている姿をイメージしてもらえる質問をすることが大切です。
また、面接段階(一次・二次・最終)に合わせて質問内容を変え、事前に複数の質問を準備しておくことも重要です。
調べればわかることや待遇面に関する質問は避け、面接官が答えやすく、会話が広がる質問を心がけましょう。
この記事を見て事前にしっかりと準備し、万全の状態で面接に挑みましょう。
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