【例文あり】ガクチカでボランティア経験をアピールしよう!高評価に繋がるポイントを徹底解説!
はじめに
就職活動において、ガクチカを作成する上で
「ボランティア経験はどうアピールできるんだろう?」
「ボランティア経験をガクチカにする際の注意点はある?」
このように考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、企業がガクチカを聞く意図や、ボランティア経験でガクチカを書く際のポイントや注意点を徹底解説していきます。
例文も載せているので、併せて参考にしてみてください。
ボランティア活動は比較的ガクチカに用いられやすいテーマであるので、他の就活生と差別化することが重要です。
採用担当者から高評価がもらえる魅力的なガクチカを作成していきましょう。
【ボランティア経験のガクチカ】ガクチカとは
「そもそもガクチカとは何か」ということから解説していきます。
ガクチカとは、「学生時代頑張ったこと」を略した言葉で、就活用語です。
ESや面接において、志望動機・自己PRと並んで必ずといって良いほど聞かれる質問でもあります。
そのため、ガクチカについてはしっかりと対策をする必要があります。
一般的には、ガクチカの話題として学業・ゼミ活動・サークル活動・アルバイト・留学経験・ボランティア活動・インターンシップ・資格等を題材として書くことが多く、ボランティア活動はガクチカでよく登場するテーマとなります。
採用担当者は多くのガクチカを目にすることになるので、他の就活生との差別化を図れるガクチカを作成することがポイントとなります。
【ボランティア経験のガクチカ】ガクチカを聞かれる意図
ガクチカを作成するにあたり、まずは企業がガクチカを聞く意図を把握しましょう。
企業がどのような意図を持ってガクチカを聞いているのかを知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。
以下で3つの企業の意図を解説するので、ガクチカを書く際の参考にしてみてください。
人柄と価値観を知るため
学生時代に頑張ったエピソードから、「就活生はどんな考えを持ち・どんな行動を起こしたのか」を知ることでその人の人間性や価値観を知りたがっています。
企業はガクチカを聞くことで、 「どういった状況下で目標のために取り組むことができるのか」という就活生のモチベーションの源を見ることができます。
また、「目標のために努力できるのか」といった観点も重要視されます。
ガクチカから見えてくるそれらの行動や考え方には、就活生の人柄や価値観が顕著に表れます。
事実を述べるだけではなく、そこに至るまでの経緯や考え方・行動を大切にしましょう。
自分がどう見られたいか・どんなことをアピールしたいかを意識し、ガクチカを作成していきましょう。
経験から学んだことを知るため
企業がガクチカを聞く意図には、就活生の過去の経験から得た学びを知る意図もあります。
ここで重要なのは結果ではなく過程です。
その経験に至るまでの経緯と、その経験から学んだこと、今後にどう生かしていくかをガクチカ盛り込めると良いでしょう。
今後、企業で活躍できる人材であると思ってもらうためには、「経験から学び、成長できる人物」であることをアピールしましょう。
社風とのマッチ度を確認するため
ガクチカから見えてくる就活生の価値観や人間性から「自社の社風にマッチしているか」「自社の業務に適性があるか」を確認しています。
企業によって業務の内容や会社の方針・考え方はそれぞれなので、求められている人物像も異なります。
「今後自社で活躍してくれそうか」が重要なので、企業研究を入念に行う必要があります。
また、学生と企業のミスマッチは就職後の企業への不満や退職に繋がりかねません。
それらは双方にとって不利益となります。
そのため企業は、長く働いてくれる人材を求めています。
長く働くためには企業とのマッチ度は避けては通れない観点となるため、企業はマッチ度を重要視するのです。
【ボランティア経験のガクチカ】基本の文章構成
ガクチカは《①結論→②動機→③目標と課題→④取り組みと結果→⑤学び》の5ステップで構成すると論理的な文章になります。
ガクチカは論理的で筋の通った文章であるかどうかも見られています。
ボランティア活動から書くガクチカに焦点を当てて、この5ステップを解説していきます。
結論
どんな文章でも、結論ファーストをおすすめします。
伝わりやすくインパクトのある文章にするためにとても効果的な方法であるためです。
はじめの文章を読んだだけで「学生時代なにを頑張ったのか」が伝わるように意識しましょう。
ガクチカを読む人がこれから話すことをイメージしやすいように、端的に分かりやすく述べましょう。
動機
次に、「なぜ始めたのか」という動機を示しましょう。
始めたきっかけとそれを裏付けるエピソードがあると良いです。
ここで、ボランティアを始めたきっかけが人から言われたからではなく、自主的に始めた「主体的」な活動であることを証明しましょう。
ガクチカでは主体的な行動の方が評価されやすく、ボランティアはその主体性がアピールしやすいのでこの点でとても優位と言えます。
動機は明確に述べましょう。
目標と課題
ボランティア活動をする上で、「どんな目標を立てたのか」「どんな困難や課題に直面したか」を述べましょう。
「どんな志でその活動に臨んだのか」や「なにを課題と感じたのか」には、個々の人間性や価値観が表れます。
正解はないので、自分なりの考え方を伝えることができると良いでしょう。
この際、掲げた目標は「個人的なものではなく、集団のためのものであるか」「客観的に有意義なものであるか」に着目して考えると、より質の高い目標となります。
課題は小さなものでも良いので、大変だったこと・苦労したことを思い返すと良いでしょう。
目標と課題は人間性や価値観が読み取れる重要な部分なので、ガクチカでもっとも重要視される内容です。
ここは丁寧に、密度のある内容を書きましょう。
取り組みと結果
取り組みでは、掲げた目標を達成するために、あるいは直面した課題を解決するためにどんな行動を起こしたか、そしてその結果を述べましょう。
目標を達成できているかよりも、「目標達成のためにどんなアプローチをとったのか」「課題に対してどんな行動を起こしたのか」が重要です。
課題解決に向ける姿勢は社会人になってからも常に直面する問題となるため、課題解決への主体性や、周囲を巻き込んで好影響を与えたエピソード等は積極的にアピールしましょう。
学び
これまで述べてきたエピソードから学んだことと、その学びを今後どう生かしていくかについて伝えましょう。
ボランティア活動を通じて得た価値観や、考え方の変化も併せて伝えることができると良いでしょう。
ガクチカを読む採用担当者の方に採用したいと思ってもらえるように「会社でどう活躍していくか」「今後も生かすことができる学びは何か」に重点を置いて、学びを伝えていきましょう。
【ボランティア経験のガクチカ】ボランティア経験をガクチカにするメリット
ここまでガクチカの意図と基本構成についてお伝えしてきました。
では、実際にボランティア経験でガクチカを作成するにあたって、アピールポイントとなる部分はどこなのかを解説していきたいと思います。
より効果的かつ魅力的に伝えるために、アピールポイントとその伝え方を確認しておきましょう。
主体性がアピールできる
ボランティア経験はその性質上、「主体性と行動力」をアピールしやすいです。
ボランティアを始める際、自らの意思で始めた方が多いのではないでしょうか。
「授業で社会が抱える課題に興味を持って」「実際にボランティアの方に助けられたことがある」「子供と関わる機会を持ちたいと思っていた」等、明確で主体的な動機が存在するはずです。
また、活動内容においても活動への参加が強制されている部活動やゼミ活動と比べて「自らの意思で継続」しており、アルバイトのように決められた仕事内容をこなすのではなく「自分で考えて行動した」エピソードが多いのではないのでしょうか
決められた仕事内容だけでなく、自分で考えて行動に移したエピソードは「行動力」のアピールにもなります。
自身がボランティア活動をするなかで大切にしてきたことや、活動する中で目的を行ってきたことと照らし合わせて伝えることができると良いでしょう。
論理的な文章にしやすい
「主体性がアピールできる」でも話しましたが、ボランティア活動は他の活動に比べて動機や目的を明確に語りやすいです。
「活動の目的」と「活動内容」に一貫性を持たせることができるため、論理的な文章になります。
→取り組みの中でどんな壁にぶつかったのか
→その課題に対してどんな行動をとったのか
→その結果どうなったのか
→一連の行動からなにを学んだのか
この順序で構成すると論理的で分かりやすい伝え方ができます。
実体験に基づいた動機にすると、唯一無二のガクチカになり他の就活生との差別化も図ることができます。
【ボランティア経験のガクチカ】ボランティア経験でガクチカを書くときのポイントと注意点
企業がガクチカを通して知りたいのは、「ボランティアの内容や説明」ではなく、「就活生の人柄と価値観」です。
そこを意識しながら、ガクチカを作成していきましょう。
魅力的なガクチカにするためのポイントと注意点を3つお伝えするので是非参考にしてみてください。
入社後に生きる学びを伝える
ボランティア経験を語っただけにならないように注意してください。
あくまでボランティア経験はあなたの人柄を伝えるためのエピソードであり、活動自体が評価されるわけではありません。
企業が知りたいのは、行ったボランティアではなくその経験を通じて得た学びやスキルです。
ボランティアの規模感は重要ではありません。
そこから得た学びや自身の強みをアピールしましょう。
また、仕事とボランティアは違います。
ボランティア活動への取り組み方をそのまま入社後の働き方としてアピールするのではなく、企業が求めている人物像を明確にした上でそこに活かせる学びを伝えましょう。
「相手の立場に立って考えられるようになった」「幅広い年代の方とコミュニケーションがとれるようになった」「責任感のある行動ができるようになった」等を、エピソードを交えてアピールできると良いでしょう。
単発ボランティアのエピソードは避ける
数日程度の単発のボランティア活動もありますが、単発ボランティアを学生時代頑張ったこととして語るのは控えた方がよいでしょう。
内容が薄くなってしまいますし、ガクチカのための活動と捉えられてしまいかねません。
時間と頑張りは比例するとは言いませんが、ある程度の時間をかけて取り組んだ活動の方が密度は高く、評価されやすいです。
4年間の大学生活を象徴するエピソードとなるので、それに適した話題を選びましょう。
専門用語は避ける
ガクチカを読む採用担当者の方がボランティアに精通しているとは限りません。
そのため、専門用語は使わないようにしましょう。
ガクチカはあなたの人柄や入社後の活躍を採用担当者の方にイメージしてもらえなければ意味がありません。
分かりやすくイメージしてもらいやすいガクチカを作成しましょう。
家族や友人に完成したガクチカを読んでもらいフィードバックをもらうこともおすすめです。
専門用語は使用せず、誰にでも伝わることを意識しましょう。
【ボランティア経験のガクチカ】ボランティア経験のガクチカ
復興支援のためのボランティア活動
私自身、幼い頃に自然災害の被災者となり、ボランティアの方々に救われた経験があります。
被災者の方の抱える不安とボランティアの方々のありがたみを身をもって知っている私だからこそできる支援がしたい・あの時の恩返しがしたいという思いからボランティアへの参加を決めました。
私の主な活動は食事や支援物資の配給でした。
活動中は、被災者の方に寄り添うことを重視した活動を心がけました。
被災者の方が災害で失ったものは多く、心の傷は大きいことを私は誰よりも知っているので、積極的にコミュニケーションをとることや少しでも安心してもらえるような言葉がけを行いました。
その結果、私に心を開いてくれる方もおり、少しでも心の支えになれたことがとても嬉しかったです。
しかし、自身の力不足も強く感じました。
ボランティアの現場でできることは人に寄り添うことのみで、現実的な生活への不安の解決にはなりませんでした。
居住地・仕事への復帰を支援する制度の設備が不可欠であると感じます。
このボランティア活動での経験を糧に、入社後はそのような支援に携わっていきたいと考えています。
人に寄り添った活動・責任感のある活動をし活躍していきたいです。
まとめ
ここまで、ボランティア経験をガクチカにするメリットや、ガクチカを書くときのポイント・注意点を解説してきました。
ボランティア経験は主体性をアピールしやすかったり、論理的に組み立てやすいというメリットがあります。
重要なのは、採用担当者の方に自身の人柄や価値観・入社後のイメージを伝えることであることに注意し、ガクチカを作成していきましょう。
企業研究を入念に行い、魅力的なガクチカにしましょう!
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