
広告代理店営業のインターンは何をする?参加までの流れや企業選びの注意点を解説!
はじめに
就職活動の一環として、インターンというものがあります。
インターンに参加することで企業への理解度を深めることができ、より自身に合った企業選びにつなげられます。
では、インターンに参加するためには、具体的にどんなことをする必要があるのでしょうか。
今回は、広告代理店の営業職に興味をお持ちの方に向けて、インターン参加までの流れや企業選びの注意点について詳しく解説していきます。
どれも今後の就活に役立つ情報となっていますので、ぜひ最後までチェックしてください。
【広告代理店営業のインターン】インターンとは
まず初めに、インターンとは何かについてご説明します。
インターンとは、職業体験に近いイベントのようなもので、実際に企業に入って業務を体験することができます。
社員がその企業について詳しく説明して業務をサポートしてくれるため、企業の雰囲気や社会人としてのマナーを把握できるのがメリットです。
企業は説明会などほかのイベントも開催していますが、職場のリアルな様子を感じることができるのはやはりインターンと言えます。
また企業によって異なるものの、インターンの最後に社員が参加者からの質問に答える座談会が開かれることもあります。
業務体験に加えて、自分が知りたいことについてピンポイントで質問できれば、より企業への理解度を深めることができるでしょう。
インターンの種類
企業が開催するインターンにもさまざまな種類があります。
これらは主に開催期間で種類分けされており、たとえば短期インターンと長期インターンというものがあります。
この2つはただ開催期間の長さが異なるだけではなく、内容や報酬の有無といった点にも違いがあるため注意が必要です。
また、参加して得られるものも違うので、自分の目的に合わせて選ばなければなりません。
ここからは、短期インターンと長期インターンの主な内容について詳しく見ていきましょう。
短期インターン
短期インターンとは、1日~1週間前後の期間で行われるインターンのことで、主に夏から冬にかけて開催されます。
基本的に給料は支給されませんが、対面開催の場合は交通費や食事のみ支給される場合があります。
セミナーやグループワークが主な内容であり、前述したとおり企業の雰囲気や働く社会人の様子を知る意味合いが強いです。
短期インターンの魅力は、企業や職種の比較に役立つという点にあります。
気軽に参加でき、ホームページなどでは得られない情報を入手できるのが大きなメリットです。
また開催期間が短いため、スケジュールを調整して複数の企業のインターンに参加する方も少なくありません。
インターンの参加によって、より自分に合った企業や職種を見つけることができるようになるでしょう。
長期インターン
長期インターンは、おおよそ3ヶ月以上の長期で開催されるインターンです。
短期インターンとは違い、原則として給料が支払われます。
長期インターンを実施している企業は、少人数の人員で組織運営しているベンチャー企業に多く見られます。
職業体験という雰囲気はなく、社員と同じような実務を任されることが多い場で、社会人としてのスキルを高められるのが特徴です。
また、社員とともに顧客の獲得や商品の企画・PRに携わることができるなど、学生ではできない経験を積むこともできます。
そのため、面接の際でよく聞かれる「ガクチカ」の際に、インターンに参加したことをアピールする方も少なくありません。
インターンに参加した学生は、参加していない学生に比べて魅力的に映ることでしょう。
【広告代理店営業のインターン】広告代理店営業のインターンは何をするのか
インターンに参加するにあたり、ある程度の準備が必要となります。
上記でもご説明したように、インターンの種類とその内容は多岐にわたるものです。
どのような内容なのかを事前に知っておかないと、ただ参加しただけで何の学びも得られずに終わってしまうかもしれません。
また、自分に合った内容であるかどうかも見極める必要があるので、下調べは入念に行いましょう。
ここからは、広告代理店営業のインターンの内容について詳しく解説していきます。
グループワーク
広告代理店営業のインターンは、1日から1週間前後の短期でグループワークを実施するものが多いです。
具体的な内容としては、企画をグループ内で考えてそれを社員の前で発表します。
そして、社員からフィードバックをもらって数日かけてまとめていくというものです。
社会人は組織の人と共同でプロジェクトを進めることも多いので、インターンでほかの参加者と一緒に企画を作り上げることは貴重な経験になります。
また、社員からフィードバックも受けられるので、実際の業務では何を優先して考えれば良いのかを学ぶこともできます。
ただし、グループワークを行う際は、自分の意見だけを押し通して全体の進行を妨げることがないように注意しましょう。
営業
広告代理店では、営業職の長期インターンを実施しているところも多いです。
最初は社員のサポートから始まりますが、徐々に本格的な仕事に参加させてもらえるようになります。
営業に必要なスキルとして、コミュニケーション能力やヒアリング能力、課題発見能力などが挙げられます。
これらの能力は、インターンではなく日常生活の中で培うことも可能ですが、実際の業務に参加した方が手早く身に付けることができるでしょう。
また、取引先への訪問や資料作成、納品手続きといったタスクを連続でこなすことも多く、非常に忙しい経験をすることも珍しくありません。
その忙しさを経験し、柔軟に対応することによって、将来的に役立つ力を育てることができるのです。
企業説明会
前述した2つは実務を体験する内容でしたが、企業の説明を受けるだけのインターンも存在します。
企業説明会では、その企業について深く知ることができるだけでなく、業界についての知識を得ることも可能です。
就職活動では、志望先を決める前段階として、ある程度志望する業界を絞った方が自身に合った企業を見つけやすくなります。
企業説明のみのインターンは、リモート形式で開催されることが多いです。
また、エントリーシートの提出や面接なしで受けられるものもあり、参加のハードルが低いことも魅力のひとつと言えるでしょう。
まずは目当ての企業の説明会に参加して知識を集め、その後にグループワークなど実践的な体験ができるインターンに参加するのも有効です。
【広告代理店営業のインターン】インターン先を選ぶときの注意点
参加するインターンを選ぶ際、いくつかの注意点があります。
インターンは複数の企業が同時期に行うことも多いため、適当に選んでしまうと本当に興味がある企業のインターンに参加できなくなるおそれがあります。
また、インターンによってはエントリーシートや面接といった選考を受ける必要があり、その対策に時間を取られることも多いです。
参加したことを後悔しないためにも、以下の内容をチェックしたうえで応募するかどうか検討してみてください。
自分が学びたいことかを確認する
インターン先を選ぶ際は、自分が学びたい知識・経験を得られる内容であるかどうか確認しましょう。
インターンに参加することで、実践的なスキルを身に付けるだけでなく、参加先の企業についても深く知ることができ、得られるものは非常に多くあります。
しかし、準備期間も含めると多くの時間を取られてしまうため、学びたいことが学べないのなら時間の無駄になってしまいます。
自分に足りないもの、学びたいことが定まっている人はそれに合致したインターンを選ぶようにしましょう。
また、興味がある企業が定まっていないという人は、手当たり次第に応募するのもひとつの手ですが、これも長期的に見れば時間の無駄になってしまう可能性があります。
まずは自己分析を行って、具体的な目標を見つけてから考えてみると良いでしょう。
スケジュールを確認する
インターンに応募する際は、スケジュールをよく確認してからにしましょう。
企業のホームページにはインターンの参加期間が掲載されているため、それを参考にして自分のスケジュールに合わせられるかを確認しておく必要があります。
参加が決まってからキャンセルせざるを得ない状況になると、企業に迷惑をかけることになります。
スケジュール管理は社会人の基本であり、キャンセルするクセがつくのはなるべく避けなければなりません。
インターンも適当に参加するのではなく、社会人と同様の責任感を持って取り組むことが重要になります。
実際に応募すると決めた場合、参加期間のスケジュールはきちんと空けておくようにしましょう。
ただし、体調不良などやむを得ない事情がある場合には早めに連絡を入れてその旨を伝えるようにしてください。
業務形態を確認する
インターンには、実際に企業に出勤する対面形式とリモート形式の2種類があります。
参加を考えているものがどちらの業務形態なのか、事前に確認しておきましょう。
対面形式であれば企業の所在地を把握し、住んでいる場所との距離や自身のスケジュールを考慮して参加可能かどうか判断する必要があります。
またリモート形式の場合、必要な機材を準備しなくてはなりません。
たとえば、パソコンやカメラ、マイクなどが挙げられます。
また、雑音が入ると相手に迷惑をかけてしまうため、可能な限り静かな環境が必要になります。
ほかにも、インターンで用いるソフトが自身のパソコンで使用可能かどうかなど、業務に支障が出ないように細かい点についても確認しておきましょう。
有給か無給かで選ばない
インターン先を選ぶ際に、報酬の有無を基準にするのは避けましょう。
数日間業務にあたっているにもかかわらず、給料が出ないことを不満に感じる人もいらっしゃるかと思います。
しかし、インターンはアルバイトとは違います。
給料目当てでインターンに参加しても、自分の就活のためになっているとは言えません。
インターンの目的は、業務に携わったり社員から直接話を聞いたりすることによって、企業の雰囲気や仕事への理解を深められるという点にあります。
給料欲しさにまったく興味がない職種のインターンに参加したとしても、自分の人生に役立つものを得ることはできないのです。
自己分析を入念に行い、就きたい業界や興味のある職種のインターンに参加するようにしましょう。
選考条件を確認する
多くの企業では、エントリーシートや面接といった選考を行ってインターンに参加する人の数を制限しています。
もちろんそのような選考がない場合もありますが、もしあるなら入念な対策が必要です。
エントリーシートや面接の回答を準備する際には、自己分析や企業分析を行うことが必須であり、想定より長い時間と手間がかかることもあります。
準備不足で選考に落ちてしまっては本末転倒なので、納得のいく対策ができるよう、事前に選考条件を確認しておきましょう。
たとえば、「なぜインターンに参加したいのか」「どんなことを学びたいのか」などを考えておくと良いでしょう。
また、インターネット上には過去に選考を受けた人の体験談なども載っているため、そちらを参考にするのもおすすめです。
【広告代理店営業のインターン】インターン参加までの流れ
ここまで、インターンの意義や種類、内容と参加先を選ぶときの注意点について解説してきました。
最後に、インターン参加までの流れについて具体的に見ていきます。
自己分析や企業分析、選考対策など参加までにやることは多いので、慣れるまでは大変に感じるかと思います。
しかし、流れが頭に入っていれば余裕を持って準備に取り組むことができるでしょう。
今後インターンへの参加を検討している人は、以下の内容をぜひチェックしてみてください。
自分の興味のある企業を見つける
まずは、自分が実際に働きたいと思える企業を見つけるところから始めましょう。
インターンに参加してそのまま選考に臨むこともあるので、自分なりの軸を持って探していくことが重要です。
その際に、自己分析や企業分析を済ませておくと、自分の興味のある企業が見つかりやすくなります。
企業の情報を集める際にはホームページなどを見るのも良いですし、先述した企業説明会に参加するのもおすすめです。
特に理由もなく企業を選んでしまうと、入社後のミスマッチにつながることもあります。
自分の中で「ここだけは譲れない」という軸を決めることで、より自身に適した企業と出会える確率が高まります。
なお、就活の軸を決める際には、OBの体験談を参考にして検討するのもひとつの手です。
企業研究をする
自分が興味のある企業を絞った後は、企業研究を行いましょう。
その企業の経営理念や、具体的にどんなことをしているかなど、なるべく詳細な情報を確認する必要があります。
また、選考条件や給料の有無などもこの段階で把握しておきましょう。
しかし、企業について調べても、「情報量が多すぎて整理できない」と悩んでしまうケースも少なくありません。
そのようなときは、企業のホームページに掲載されている「IR情報」をチェックしてみましょう。
IRは投資家向けの情報であり、企業の業績や課題、今後の方針などが書かれています。
企業の内情を知ることで、自分のやりたいことや将来のビジョンが見えてくるほか、インターン参加を決める選考の際に役立つので積極的に活用しましょう。
選考対策をする
先ほども説明したように、多くの企業はインターン参加の条件としてエントリーシートや採用面接を課しています。
もし参加する場合、きちんと対策をして臨みましょう。
では、具体的にどのような対策を行えば良いのでしょうか。
エントリーシートは、志望動機やガクチカ、自己PRなど定番の設問がいくつかあるので、まずはこれらの回答を用意しましょう。
必要になる文字数は企業によって異なるので、いくつかのパターンを用意しておくと安心です。
面接は、友人や就活エージェントを相手に実際に練習を行い、改善点を指摘してもらうことが効果的です。
もし協力してくれる相手が見つからない場合は、自身が話している姿を動画に撮って客観的に見てみましょう。
採用面接を通過する
エントリーシートを提出し、書類選考を通過した後は面接に臨みます。
面接では、おおよそエントリーシートの内容に沿って質問がされます。
参加する理由や学びたいことなど、口頭で伝えられるように準備しておくと良いでしょう。
このとき、応募先の企業が独自に行っている施策や事業について触れると高評価につながります。
採用面接を通過したら、晴れてインターン参加が認められます。
しかし、ここで気を緩めてはいけません。
受け身の姿勢で参加すると、自分の成長にはつながらず、選考突破のために重ねた努力も無駄になってしまいます。
あらためてインターンの内容を確認し、その企業に合った対策を行うことが重要です。
なお、なかには事前課題を出す企業もあるので、そのような場合は忘れずに準備しておきましょう。
まとめ
インターンのメリットは、企業の雰囲気やそこで働く人について直接知ることができる点にあります。
したがって、インターン先を選ぶ際には報酬の有無などではなく、「自分の目的に沿っているものなのか」という点を意識する必要があります。
そのためには、事前の自己分析や企業分析が必須です。
また、インターンは長期間にわたって実施されることもあります。
選考のための対策にも時間がかかるので、自分のスケジュールを見直してから参加するかどうか決めましょう。
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