【例文あり】不動産営業の自己PR作成のコツを解説!

【例文あり】不動産営業の自己PR作成のコツを解説!

目次
  1. 【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】なぜ自己PRを書くのか?
  2. 【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】不動産営業で必要な3つのスキル
  3. 【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】不動産営業の自己pr作成のポイント
  4. 【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】不動産営業の自己PRの例文
  5. まとめ

転職活動において履歴書や職務経歴書のクオリティは、内定へ近づけるための第一歩です。

特に不動産営業は人気職ということもあり、書類のクオリティの良し悪しでライバルに勝てるかが決まります。

なかでも、自己PRは自分の持っている営業力がいかに転職後に役立つかをアピールする重要な項目です。

ただ自分の長所や能力を書き連ねるのではなく、採用担当者の心に響く内容をまとめることが大切です。

この記事では、不動産営業を志望している方に向けて、自己PRに関する解説を行います。

不動産営業に求められるスキル、自己PRで抑えたいポイントや具体的な書き方、最後には例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】なぜ自己PRを書くのか?

自己PRを書くことで、応募者が強みとしているスキルやポテンシャルを伝えることができます。

自己PRは、志望動機や学歴・職歴と並んで、必ず聞かれる内容の1つですが、他の質問とは性質が異なっています。

受動的な質疑応答ではなく、自分から企業に対して自由にアピールできるという、転職活動では唯一の能動的な部分なのです。

面接でも口頭で自己PRをする機会はありますが、まずは書類でしっかりアピールしなければ、次のステップに進めません。

また、転職活動では前職から得たスキルがどの程度のものなのかを伝える必要があります。

そのため、履歴書と職務経歴書は自己PR欄が大きいタイプを使いましょう。

【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】不動産営業で必要な3つのスキル

採用担当者の関心が惹けるPRを書こうと思ったら、まずその仕事に必要なスキルを知ることがおすすめです。

なぜなら、自己PRを読んで「適性がある」と判断してもらえたら、書類選考を通過しやすくなるからです。

また、書類選考後の面接でも、自己PRを話す機会があります。

そのときに、どんなに自分の良いところを力説しても、仕事との関連性がないと印象には残りにくいでしょう。

それでは、不動産営業に携わるときに必要な3つのスキルをご紹介し、具体的に解説していきます。

ヒアリング力

営業の仕事において、もっとも重要なスキルはヒアリング力です。

なぜなら、どんなに良い物件を提案しても顧客のニーズとかけ離れていたら、耳を傾けてもらえず、営業のスタートラインに立てないためです。

また、この後にご紹介する行動力やプレゼン力も、第一にヒアリング力がないと活かされません。

顧客のニーズは千差万別であるため、一人ひとりの顧客に入念なヒアリングを行って、その内容をふまえて、個別に提案を行う必要があります。

不動産業界では1人の営業マンが扱う案件は多く、個人も法人も相手にするため、特に高いヒアリング力が求められるでしょう。

ソリューション型の営業を経験したことがある方なら、特に重宝されるスキルです。

ヒアリング力があれば、顧客に不安を与えることなく交渉や商談ができるので、顧客との信頼関係が生まれ、成果もあがってくるはずです。

行動力

営業における行動力とは、単純な仕事の処理速度の速さではありません。

探客に時間と労力を惜しまず、顧客からの問い合わせに対する返信はできるだけ素早く行うなど、細かい部分も含めた積極性や処理能力こそ、不動産営業に必要な行動力だと言えます。

日々多くの業務をこなすためには、もちろん業務効率の高さも大切です。

しかし、たとえ非効率的であったとしても、顧客獲得に向けた小さな気配りや行動の積み重ねが、将来的に実を結ぶことは少なくありません。

反対に、行動に貪欲さが欠けていると、同業他社に顧客を奪われてしまう可能性もあります。

やるべきことが増えると大変ではありますが、高いモチベーションと段取り力があれば、高い水準で行動力を維持できるでしょう。

プレゼンテーション能力

不動産営業の仕事は、賃貸でも売買でもプレゼンテーション能力を発揮して商談を進めます。

プレゼンテーション能力とは、顧客の要望や意向をヒアリングからくみ取ったうえで、最適な提案をする力のことです。

わかりやすく心に響く、話し方のスキルも重要です。

相手へわかりやすく伝えるためには、数値や実例をあげながら伝えたり、グラフや表を用いた資料を用意するなどの方法が有効です。

また、要点が不明瞭なトークや、独りよがりなトークはプレゼンテーション能力があるとは言えません。

入念に準備をして挑んだ商談であっても、相手の反応を見ながら柔軟に対応できることがプレゼンテーション能力が高い証拠です。

高度なスキルであるため、短期間では身につきませんが、不動産営業では必須の能力になります。

話す順番を意識することで、上達が早くなるでしょう。

【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】不動産営業の自己pr作成のポイント

不動産営業に求められる3つのスキルがわかったところで、本題である自己PRの書き方について、具体的に説明していきます。

自己PRは新卒・既卒にかかわらず、採用選考において企業がもっとも重視する部分です。

エントリーシート・履歴書・職務経歴書など、提出する書類に違いがあっても、自己PRは必ずといって良いほど聞かれ、選考結果にも直結します。

ここで解説する3つのポイントを押さえて、採用担当者に良い印象が与えられる自己PRを作りましょう。

論理的にまとめる

就職活動の書類に書く文章は、要点が不明瞭にならないよう十分注意してください。

ただ長文を書き連ねるだけでは要点がブレやすく、もっともアピールしたいポイントが伝わりにくくなります。

ぜひ意識していただきたいのは、論理的な文章を書くということです。

自己PRは能動的にアピールできる項目であるため、エモーショナルになってしまいがちですが、論理的にまとめたほうが相手に伝わりやすい文章となります。

また、論理的な文章を書くことで「プレゼン力がある人」「論理的な考え方ができる人」という印象も与えられます。

反対に「何が言いたいのかわからない」「重要な部分がどこなのかわからない」と思われてしまうと、良い結果には結びつきにくいでしょう。

数字で伝える

営業経験者の場合、自己PRでは数字を交えながら伝えることをおすすめします。

たとえば、前職で大きな成果をあげたプロジェクトをお持ちなら、「◯◯の施策で大型受注を獲得し、昨年対比150%の達成率を突破しました。」など。

社数が多かったことを伝えたいのなら、どういうエリアで何社くらい担当していたのか、単価がどのくらいだったのかなども伝えると良いでしょう。

このように数字を伝えることで、営業としてのキャパシティやストレッチできる度合いをアピールすることができます。

経験年数を伝える

どの部署に何年程度在籍していたのかなども伝えると良いでしょう。

経験年数とスキルはイコールにはなりませんが、経験年数を伝えることで自分がどの程度営業の仕事に慣れているのかをアピールすることはできます。

「新規開拓営業◯年」「◯◯業種向けの人材派遣サービス営業を◯年」など、各営業形態をどのくらい経験したかも伝えると、採用担当者が職歴をイメージしやすくなります。

長所と短所を明確にする

魅力的な自己PRを書くためには、自分がどういう長所・短所を持っているのかを把握することから始まります。

そのために欠かせないことが自己分析です。

自己分析をすることで、自分の強みや弱み、評価されている部分を可視化することができます。

これがしっかりできていないと、アピールすべきポイントを見つけられなかったり、自分の能力をうまく伝えられないことも。

自己分析では、まず自分の長所と短所を明確にするのがおすすめです。

自己PRで積極的に短所をアピールする必要はありませんが、短所も把握しておくことで長所の部分の説得力が増します。

書類では項目がなくても、面接では長所・短所を聞かれるというケースも多いので、ぜひ両方を分析してください。

志望動機など、自己PR以外の項目を書くときにも役に立ちます。

自己分析とあわせて他者分析も行うと、より客観的に自分の長所と短所を判断できるでしょう。

仕事に向いていることをアピール

自己PRは、単に自分の長所や能力を書くだけでは不十分です。

実際に前職で評価されていた部分(=長所)や、課題に感じていた部分(=短所)から解決できた事例などをアピールすることで、具体的でリアルな内容に仕上がります。

大事なことは、不動産営業に向いている人材であることをアピールする力です。

「有能かもしれないが、この仕事には向いていない」と判断されたら、内定には結びつきません。

そこで、前述した不動産営業に必要な3つのスキルの中から、もっとも自分に備わっていると思うものを1つ取り上げて、自己PRに盛り込んでみてください。

どのスキルが自分に備わっているのかは、自己分析をしていく中で見つけられるはずです。

3つのスキルをすべて網羅しようとして要点が不明瞭になるよりも、メインを1つに絞るほうが良いでしょう。

【不動産営業の自己PRはどう書けばいい?】不動産営業の自己PRの例文

ここまで、不動産営業に求められるスキルや、自己PRを書くときのコツやポイントを解説してきました。

最後に、不動産営業の自己PRの例文を2つご紹介します。

不動産営業への転職を考えている方という設定で、未経験者と経験者の2パターンをご用意しました。

新卒の就活生の場合は書く内容が異なり、文章をどう展開していけば良いのか、どのようなことをアピールするのが有効なのかなど、特に重要なポイントは同じなのでぜひ参考にしてください。

提案力をアピールする例文

私は前職で人材派遣サービスの営業として、約3年間従事して参りました。

担当していた顧客は100ほどありましたが、全てのお客様に最短で採用成功できるようなプランニングを心がけておりました。

特に強みとしておりました部分が、課題解決型の提案力です。

どの企業様でも、人材採用はかなり難易度が高い分野でしたので、どの部署にどのくらいの人手が足りていないのかを細かくヒアリングすることを徹底しておりました。

その上で、複数のプランを用意し、お客様に提案し実行を繰り返しておりました。

一つのプランだけではPDCAのサイクルが遅くなってしまうため、常にお客様のニーズに沿った複数プランを用意しておくことで、早期解決を目指せる提案をしておりました。

営業実績をアピールする例文

私は前職で食品の卸売営業として、約5年間従事して参りました。
そんな私の強みは、数字に対するこだわりです。
既存のお客様を中心に提案する形の営業でしたが、毎月クロスセルすることを目標に行動しており、営業成績は常に全社100名中上位10名以上でした(トップ成績は2回/5回中)。
自然なクロスセルができるように心がけたことは、お客様のニーズを細かくヒアリングし、次の訪問日にまで課題解決策を持っていくことです。
お客様の大半は商材にマンネリ化をしているため、抜きんでたアイデアをお持ちすることで興味をいただき、クロスセルにつながっておりました。

信頼関係構築力をアピールする例文

私は前職でSaas系商材を扱う営業をしておりました。
Saas系商材は、まだ誰もが親しみを持つ分野ではないため、警戒されることも少なくありませんでした。
専門用語が多い商材でもあり、なかなか即決には至らないことも事実です。
そこで、私が営業テクニックとして磨いていた点は、信頼関係の構築力です。
信頼関係が生まれれば、お客様にとって未知なる分野でも「この人に任せたい」という気持ちが生まれて、契約を結んでいただけます。
また、信頼関係があれば一つのサービスの導入後にクロスセルすることの多くなります。

まとめ

就職活動において、自己PRはもっとも重要なポイントになります。

仕事への適性や熱意をしっかりとアピールできれば、採用担当者の関心を惹けます。

反対に、いかに学歴や職歴などが素晴らしくても自己PRで失敗すると「もっとくわしく話を聞きたい」と思ってもらえません。

この記事で解説してきたように、不動産営業という仕事についてよく研究し、自己分析をふまえたうえでアピールするべきポイントを絞り、論理的な文章で自己PRを作ってみてください。

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