【例文有り】自動車ディーラーから転職したい方が書くべき職務経歴書とは?ポイント解説

【例文有り】自動車ディーラーから転職したい方が書くべき職務経歴書とは?ポイント解説

目次
  1. 【自動車ディーラーの職務経歴書】自動車ディーラーとは
  2. 【自動車ディーラーの職務経歴書】アピールポイント
  3. 【自動車ディーラーの職務経歴書】職務経歴書に書くべき項目
  4. 【自動車ディーラーの職務経歴書】職務経歴書を書くうえでのポイント
  5. 【自動車ディーラーの職務経歴書】自己PRの例文
  6. 【自動車ディーラーの職務経歴書】転職を成功させるコツ
  7. まとめ

自動車ディーラーから別の職業に転職をしてキャリアチェンジしたい方は、志望動機や自己PRなど、職務経歴書の書き方に迷うことでしょう。

自動車ディーラーは接客スキルや営業テクニックなど、どの業界でも役に立つスキルを多くもっています。

アピールできる部分は多いため、採用担当者にしっかり伝わるように、伝えたいことにメリハリをつけて職務経歴書を作成しましょう。

今回は、自動車ディーラーから転職する場合の職務経歴書の書き方についてポイントを解説します。

これからまさに職務経歴書を作成しようとしている人に向けて例文もご用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【自動車ディーラーの職務経歴書】自動車ディーラーとは

自動車ディーラーは、自動車の営業や販売をする仕事です。

中古車・新車以外にも自動車保険、クレジットカード契約なども扱います。

自動車といっても新車・中古のどちらを扱うか、また配属地域などによっても顧客は大きく変わります。

自動車ディーラーの仕事は競合が多く、お金が大きいため契約を結ぶのは難しいですが、インセンティブにより高収入も期待できるということで人気のある職種です。

自動車の販売件数やクレジットカードの契約件数など、さまざまなノルマ設定がある会社が多く、毎月の収入が不安定になりやすいのも特徴です。

ノルマを達成することのプレッシャーや、営業スタイルや上司との折り合いが合わないなどの理由から転職しようと考える人も少なくありません。

【自動車ディーラーの職務経歴書】アピールポイント

自動車ディーラーの経験は、転職で有利にアピールすることができます。

なぜなら、自動車ディーラーの経験で得たスキルは他の業界でも応用できる部分が多く、優れた営業マンであるということを想像してもらいやすいためです。

そのため、アピールの仕方によっては即戦力として十分にアピールできるでしょう。

職務経歴書では、どのような実績と能力を持っているかを伝えることが好ましいです。

伝えるべきポイントは次にご説明する3つの事項です。

自分に当てはまる部分は積極的に職務経歴書にとり入れてみましょう。

実績

自動車ディーラーとしてどれだけの実績をあげてきたか、数字にまとめて書くことをおすすめします。

また、採用担当者にイメージしてもらいやすいように、時系列で伝えるようにしましょう。

【例文】

20xx年度上半期:累計販売台数xx台/総売上xxx万円

20xx年度下半期:累計販売台数xx台/総売上xxx万円

└◯◯エリア売り上げ2位(xx名中)

上記のように、年度ごとに何台販売してどのくらい売り上げたのかを細かく記載すれば、採用担当者に伝わりやすい文章に仕上がります。

また、表彰された実績があれば魅力ある自己PRになります。

これも数値を記載するようにしましょう。

客観的な数値があることで信頼性が増し、優秀な人材かどうかの判断材料になり、採用してから転職先での活躍をイメージしてもらいやすくなります。

現代では「車が売れない」と言われている自動車ディーラーで、常に売上を出せていることは高評価となるので、積極的に職務経歴書でアピールしたほうが良いでしょう。

コミュニケーション能力

顧客とのコミュニケーションは自動車ディーラーに欠かせません。

職務の中でどのようにコミュニケーション能力を養ってきたのかも、エピソードを交えて伝えると良いでしょう。

書き方としては、顧客のニーズをヒアリングし、それに合った提案をできるようにした、というようなエピソードを加えてアピールすると良いでしょう。

【例文】

私が前職で実績をあげられた理由は、商談の場においてヒアリングを徹底していたことにあります。

お客様の大半は表に出ているニーズだけでなく、潜在的な要望を抱えています。

高価な買い物なので、多くを要望しにくいというお客様も多くいました。

私はそのようなお客様の要望にできるだけそった提案ができるよう、アイスブレイクから普段の生活スタイルや趣味などをヒアリングし、予算内でベストなお車を提案できるように務めてまいりました。

コミュニケーション能力とは、会話を淀みなく続けられるというだけでなく、ヒアリング力、提案力も含まれます。

コミュニケーション能力はどの職種においても求められるものですので、どの業界に転職をする場合でも、積極的にアピールしましょう。

戦略性

自動車ディーラーは、高額商材でありながら競合他社が多く、契約を取ることが難しい仕事です。

そんな中でも、自分の提案が通って販売に至った実績はたくさんあることでしょう。

職務経歴書では、実績を出すためにどのような戦略を練って営業活動をしたのか、具体的なエピソードとともにまとめてみましょう。

【例文】

自動車という高額商材の売り上げを上げるために行った施策が、SNS戦略やイベント企画の立案です。

テレアポや訪問では効率が悪いため、既にニーズのある見込み顧客のみをターゲットにできるよう、マーケティングに力を入れました。

その戦略の第一歩がSNSでの地道な投稿でした。

まずは比較的珍しい形・色の自動車を写真であげて、試運転の様子を動画でアップしたりなどを行いました。

その次に行ったのがイベントです。

ファミリー層ターゲットの自動車を目玉に、お子様連れでも来店しやすいようにお菓子の無料配布のイベントを行いました。

その結果、前月対比178%の台数を売り上げることができ、所属していた営業所は全国でトップ売上を出すことになりました。

行動したことでどのような結果を残したかについて書くことも忘れないようにします。

目標達成のためのスタンスが面接官に伝われば、高い意識を持って活躍してくれる人材と評価され、良い印象を残すことができます。

【自動車ディーラーの職務経歴書】職務経歴書に書くべき項目

職務経歴書に書くべき項目は、次の5つです。

市販されている職務経歴書なら基本的にフォーマットとして記載されていますが、ExcelやWordなどで作成する際は必ずこの5つを入れて作成しましょう。

職務経歴書に書くべき項目

①職務経歴

②仕事内容(業務内容 取引顧客 営業スタイル)

③業績

④資格

⑤自己PR

なお、職務経歴は所属部署と所属していた年数も細かく記載しましょう。

仕事内容については担当エリアや営業手法まで具体的に書くと、採用担当者が読んでイメージを持ちやすくなります。

また、月平均どのくらいの人数を接客しているかも書くと良いでしょう。

業績の項目では年度ごとの数字を細かく記すこともポイントです。

目標達成率達成率、販売台数、社員何人中何位、受賞歴など覚えている限りの情報を記載します。

資格については、損保保険募集人一般試験のほか、語学力、PCスキルなど、転職先で求められるスキルに合わせてアピールすると良いでしょう。

【自動車ディーラーの職務経歴書】職務経歴書を書くうえでのポイント

自動車ディーラーの職務経歴書に書くべき項目を確認できたので、さっそく作成しようと考えている人もいるかと思います。

作成する前に、書き方のコツについても知っておくと良いでしょう。

職務経歴書の作成は、ポイントを押さえることで選考通過の可能性が高くなります。

次は、作成するうえでの3つのポイントについて解説します。

どのようなことを意識して書けばいいかわからない人や、書類審査に通らなくて悩んでいるという人もぜひチェックしてみてください。

軸をしっかりする

まず1つ目は、軸をしっかりするということです。

ビジネスマンとしての一貫性を持たせましょう。

なぜディーラーをしていたのか、なぜ転職するのかなど質問された際、一貫性がある答えができると説得力が増し、印象が良くなります。

逆に、軸が自分の中でしっかりしていないと、いざ面接で予想外の質問をされた時に受け答えに困ってしまい、印象も悪くなる可能性があります。

転職理由や自動車ディーラーをしていた理由など面接で聞かれるようなことと、職務経歴書の内容に一貫性があるかどうかは必ず自分でチェックすることが大切です。

軸ができていないなと感じたら、まずは転職においての軸をしっかりさせてから職務経歴書の作成に取り組むようにしましょう。

具体性を意識する

2つ目に、ストーリーに具体性がある職務経歴書ということが書き方のコツとしてあります。

面接官に良い印象を持ってもらう職務経歴書を用意することも大切ですが、他人と差別化するためには、具体性を持たせていくことが一番重要です。

具体性のある内容は、採用担当が読んでいて心に刺さりやすく、あなたという人間に興味関心を持ってもらえるといったメリットがあります。

素晴らしい実績を伝えることも大事ですが、ほかの応募者にも良い人がいた場合に差別化が難しくなります。

実績やスキルを持つまでのストーリーやこれまでのディーラー経験を職務経歴書に具体な事実を交えて書くことで、採用担当者に自分の強みをアピールすることができるでしょう。

企業側の視点で考える

最後のポイントとして、企業側の視点で考えるという点があります。

企業側の視点というのは、企業が採用したいと思える人材かということです。

企業が欲しいと思ってもらえなければ書類審査に通りません。

企業が求める人物像を知ることが大切で、そのためには応募先の企業方針や社風、募集背景などのリサーチが大切です。

企業が何を求めているかを把握して、企業側の視点を捉えた職務経歴書を作成するようにしましょう。

職務経歴書を完成させたら、求められている人材に自分が沿えているかを客観的にチェックします。

また、採用担当者が読みやすいような職務経歴書を書くことも大切です。

専門用語ではなく誰にでもわかるような言葉を使って、読みやすさを意識してみてください。

【自動車ディーラーの職務経歴書】自己PRの例文

最後に、職務経歴書の自己PR欄の書き方を例文で紹介します。

自己PRでは自動車ディーラーに勤務していた時の経験や、実績などにつながるエピソードなどを書いて、職歴で表現できない部分の自分の強みをアピールすることができます。

企業が求める人材であるということや、入社後に自分が活躍できるということが相手に伝わる文章を考えましょう。

自動車ディーラーが転職する場合の例文を読んで、職務経歴書を作成する際の参考にしてみてください。

コミュニケーション能力をアピール

■職務要約

新卒で株式会社A自動車に入社後、5年2ヶ月B支店にてディーラーに従事いたしました。

新規のお客様への自動車の乗り換えやローンの提案などを中心に、既存のお客様にオイル交換やメンテナンスのアナウンスなどを担当しておりました。

■職務経歴

20xx年 x月:

20xx年 x月:

■活かせる経験・資格・知識・スキル

・普通自動車第一種運転免許(MT)

・TOEIC750

・日商簿記3級

(PCスキル)

・Excel:ピポットテーブル、IF関数を使った表計算、グラフの作成

・PowerPoint:図形や画像、アニメーションを使用したプレゼンテーション作成

■自己PR

自動車ディーラーの仕事はプッシュ型営業が主流でしたが、私は提案型の営業を常に心がけていました。

実際にお客様が自動車を選ぶ際には、単純にどのような自動車が欲しいかを聞くだけでなく、その自動車をどのように生活に活かしたいか、またどのような将来設計を築いて行きたいのかなどまで詳しく聞き、お客様のニーズに近い自動車を提案できるようにしたのです。

また、信頼関係を築けるように購入後も定期的にお客様へ連絡を取りました。

店側の目線でなくお客様視点での誠実な対応を心がけたことにより、顧客満足を得られる結果につながり、そのおかげで営業成績は社内平均を常に上回ることができました。

私は、コミュニケーション能力を武器とした営業に自信があり、顧客の要望を汲み取る営業提案ができます。

この能力を御社でも活かして貢献していきたいです。

戦略性をアピール

■職務要約

新卒で株式会社A自動車に入社後、5年2ヶ月B支店にてディーラーに従事いたしました。

新規のお客様への自動車の乗り換えやローンの提案などを中心に、既存のお客様にオイル交換やメンテナンスのアナウンスなどを担当しておりました。

■職務経歴

20xx年 x月:

20xx年 x月:

■活かせる経験・資格・知識・スキル

・普通自動車第一種運転免許(MT)

・TOEIC750

・日商簿記3級

(PCスキル)

・Excel:ピポットテーブル、IF関数を使った表計算、グラフの作成

・PowerPoint:図形や画像、アニメーションを使用したプレゼンテーション作成

■自己PR

自動車の売上が年々低下しているという課題に対し、自動車保険の売上を伸ばすよう努力しました。

自動車を日常的に運転する人が少ない中、運転した距離に合わせて保険料がかかる保険の仕組みで売り出したのです。

社内全体で勉強会を実施し、店舗スタッフ全員が保険の知識を深め、新規顧客、既存顧客両者に保険を勧めていきました。

それにより保険契約数が前年比120%アップ、店舗としての売上の成長を伸ばすことにもつながりました。

目標達成のための明確な戦略と計画性を持ち、成果に結びつけることには自信を持っています。

貴社の事業でもこのような戦略性や達成意欲の高さを活かし、効率的に売上に貢献していきたいと思います。

【自動車ディーラーの職務経歴書】転職を成功させるコツ

自動車ディーラーの経験はどの業種でも重宝される可能性が高いですが、せっかく転職をするならキャリアも年収もアップさせたいのではないでしょうか。

今よりも好条件の転職先を探すなら、職務経歴書でより具体的なアピールをするために、事前準備をすることをおすすめします。

ここからご紹介するのは、内定率をより上げるためにやっておきたい3つの方法です。

職務経歴書の作成をする前に、ぜひ参考にしてください。

自己分析で自己PR力をアップ

自己分析とは、自分の過去の体験や前職での実績を言葉で振り返って自分の価値を見つける方法です。

自己分析をすると、今まで表に出ていなかった自分の強みや価値を言語化することができます。

そのため、より具体的な自己PRを作成することができます。

自己分析の方法は、転職サイトの無料分析システムを利用するか、以下の通りに自分で作成してみる方法があります。

【自己分析のやり方】

1.自分史の作成(幼少期〜社会人までの印象的だった出来事と感じたことを記載)

2.マインドマップの作成(趣味、苦手なこと、頑張ったこと、得意なことの4つから枝分かれして作成)

3.ライフラインチャートの作成(幼少期〜社会人までの満足度の高い・低いをグラフ化)

4.最後に「なぜ」で振り返る(その出来事がなぜ印象的と考えたのか?などをそれぞれ考える)

企業分析で意欲をアピール

企業分析をすることで、その企業が業界的にどういう立ち位置で、今後どういう展望があるのかがわかります。

そのため、知れば知るほど志望動機を具体的に書きやすくなります。

企業分析の仕方は、はじめは企業ホームページをくまなくチェックしてみるだけでOKです。

その上で、ニュースサイトで該当する業界の時事ネタを網羅してみると、応募先企業との関連性が分かってきます。

転職エージェントに書類添削をしてもらう

履歴書や職務経歴書がある程度仕上がったら、転職エージェントへ依頼をして書類添削をしてもらうことをおすすめします。

プロの視点で見てもらうことで、自分では気づけていない改善点と解決策を見つけることができます。

また、転職エージェントは企業と人の橋渡し的な役であるため、応募先企業の特色を熟知しています。

そのため、求める人物像に合わせた自己PRをまとめることができます。

なお、求人案件数も多数保有しており、相性を見て求人紹介をしてくれることもメリットです。

転職は第一志望だけに絞り込むのではなく、一度に複数社に応募をして保険をかけておくことで効率化が測れるので、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。

まとめ

今回は、自動車ディーラーから転職する場合の職務経歴書の書き方について解説しました。

コミュニケーション能力や営業力など、これまでの経験がそのままアピールにつなげることができるでしょう。

応募先の企業に良い印象を持ってもらえるように上手に自分の強みを伝えることが大切です。

職種や仕事内容により求める人が異なるので、応募する企業について事前のリサーチはしっかり行うようにしましょう。

今回紹介したポイントを押さえて、職務経歴書を作成してみてください。

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