アパレル営業の職務経歴書とは?アパレルならではのポイントを解説!

アパレル営業の職務経歴書とは?アパレルならではのポイントを解説!

目次
  1. はじめに
  2. 【アパレル営業の職務経歴書】アパレル営業の特徴
  3. 【アパレル営業の職務経歴書】アピールポイント
  4. 【アパレル営業の職務経歴書】書くべき項目
  5. 【アパレル営業の職務経歴書】職務経歴書を書くうえでのポイント
  6. 【アパレル営業の職務経歴書】自己PRの例文
  7. まとめ

はじめに

企業は、アパレル営業の職務経歴書においてどのようなところを見ているのでしょうか。

それは、アパレル営業ならではの経験です。

職務経歴書に書く際は、アパレル営業でしか経験できないようなエピソードを書きましょう。

その中で、あなたがどのような仕事をしてきたのかを企業は知りたいのです。

それを知ることで、企業はあなたが自社の方針やビジョンにマッチしているのかを判断します。

では、アパレル営業ならではの特徴とは一体どのようなものでしょうか。

今回は、アパレル営業の特徴や経験をより魅力的に伝える方法をご紹介します。

【アパレル営業の職務経歴書】アパレル営業の特徴

営業という仕事は各業界に存在します。

その中でもアパレル営業は、各アパレルブランドを対象とした法人営業とされています。

では、アパレル営業の特徴とはいったいどんなものなのでしょうか。

アパレル営業の特徴は、イメージ戦略・ブランディング戦略、流行の有無、アパレルの専門知識の有無です。

もちろん、他の営業にはまったくないかといわれればそうではありません。

しかし、営業としての優先順位が高いのがこの3つです。

まずは、それぞれの特徴を掘り下げて紹介していきます。

イメージ戦略・ブランディング戦略

アパレル営業の特徴として、イメージ戦略とブランディング戦略が挙げられます。

これらは、ほかの営業ではあまり見られない特徴といわれています。

イメージ戦略とは、商品が持つイメージをプロデュースすることです。

プロデュースと聞くと難しく感じがちですが、たとえばどのようなモデルさんに服を着てもらうかを考えるのもプロデュースのひとつです。

インターネットが普及した現代においては、ぱっと見の華やかさが重要となってきます。

各商品のイメージアップを図るために、写真の撮り方など細部にも気を配らなければなりません。

また、ブランディング戦略はそのブランドが世間からどのように見られたいかを決め、それを演出するための作戦を立てることです。

これは、他社との差別化や消費者からの信頼度を得るのに重要な戦略です。

流行

アパレル営業で大事なことは、流行に敏感であることです。

ファッションはすぐに流行が変化し、1年後には今流行っている色やスタイルが変わっていることも珍しくありません。

アパレル営業は、そんな流行の変化に機敏に対応しなければなりません。

変化に対応するためには、日々どんなものが流行っているのか把握しておく必要があります。

また、流行に合わせた新しい言葉も頻繁に誕生します。

雑誌を読んだり、ニュースを見たりするなど、日々の勉強が必要です。

さらに、一昔前に流行ったものが再び流行ることもあります。

そのようなことに備え、ファッションや小物の歴史も知っておかなくてはなりません。

この際、単に情報収集するだけでなく、情報の取捨選択能力も求められます。

アパレルの専門的知識

アパレル営業は、アパレルの専門知識がある方を相手に商談や交渉を行います。

そのため、自社の商品だけでなくアパレル全体の知識を有していないと契約まで話を持っていくことができません。

たとえば、最近ではパーソナルカラー診断や骨格診断などが流行っています。

これらは、自分に一番似合う色や服の形などを知り、より自分を魅力的に見せるために利用するサービスのことです。

アパレルが好きな人は、自らこれらの診断を受けている場合があります。

「ブルべ冬向けの人へ」「骨格ウェーブ向けの人へ」とクライアントから提示された際、ブルべ冬はどのような色があるのか、骨格ウェーブの人が似合う服の形はどんなものなのか知っておかなくては対応できません。

自社の商品はもちろん、新しいトレンドも押さえておく必要があるといえます。

【アパレル営業の職務経歴書】アピールポイント

アパレル業界での営業経験の中で、具体的にどのようなことが職務経歴書に書けるのかわからないという方も少なくありません。

先述したアパレル業界の特徴を踏まえたうえで、自らのアピールポイントを考えましょう。

職務経歴書で書けるアピールポイントは、より具体的に書くことが重要なので、それらを思い出しながら職務経歴書に書いていきましょう。

営業としてどのような実績を残してきたのかは、企業側にとってもどのような人材かを判断するわかりやすい材料となります。

ここからは、職務経歴書でアピールすべきポイントについて解説していきます。

実績

アパレル営業として職務経歴書でアピールできることは、何よりも実績です。

これは、アパレルに限ったことではありませんが、営業職を希望する場合、実績を書くことはほとんど必須となります。

どのような実績を出したのか、具体的な数字で示しましょう。

また、職務経歴書を提出する企業が別業界の場合、専門用語などでまとめると適切なアピールができなくなってしまうため、別業界の人にもわかるよう中学生にも伝わる言葉で実績を書きましょう。

しかし、一生懸命仕事をしたのにもかかわらず、わかりやすい実績がないという人も中にはいるでしょう。

そのような人は、どのような営業をしたのかや、前年と比べてどうなったかなど、少しでもアピールできることを探してみてください。

思うような成果が出せない中で工夫したことがあれば、それを書いても問題ありません。

コミュニケーション能力

アパレル営業に限ったことではありませんが、営業として多くの人と接してきたコミュニケーション能力をアピールするのも有効です。

コミュニケーション能力のようなポータブルスキルは、アパレル営業では大きな武器となります。

コミュニケーション能力は抽象的なもののため、営業成績とは違い、具多的な数字として表せるものではありません。

自分がどのくらいのコミュニケーション能力を持っているのかを伝えるためには、具体的なエピソードを交えて説明してください。

また、コミュニケーション能力をアピールする際、「自身のトークスキル」に焦点を当ててはいけません。

それよりも、お客様の話に耳を傾けながら会話ができるといった聞く力をアピールしてください。

「傾聴力」は、トップ営業マンなら誰しも備えているスキルといわれています。

戦略性・企画力

アパレル営業として職務経歴書でアピールできることは、戦略性・企画力です。

どのような方法で売り出したかという戦略性・企画力は、実績と同じくらい企業が興味を示すポイントです。

アパレル業界は、他の業界と比べて特に競合が多い業界と呼ばれています。

他社との差別化が非常に困難となるので、どのように他社との差別化を図り、売り出したのかを説明してみてください。

また、他業界への転職を考えている場合、競合が多いアパレル営業の戦略性や企画力は企業にとって大きな力となります。

仮に同じアパレル業界への転職だとしても、戦略性や企画力に優れている方を採用したいと企業側も考えています。

ほかの転職希望者との差別化を図るチャンスでもあるため、それがわかるような職務経歴書を書きましょう。

【アパレル営業の職務経歴書】書くべき項目

アパレル営業の職務経歴書において、書くべき項目がいくつか存在します。

職務経歴は、年表のように淡々と書くものではないため、入れるべきものとそうでないものを選別しましょう。

また、アパレル営業での仕事内容を具体的に書くことも重要で、難易度や規模、取引先の企業など詳細な情報を記入するのが一般的です。

そして、仕事内容と併せて営業としての業績も具体的に示してください。

業績は自分が何をできるかを企業にアピールするための項目です。

営業としての業績だけでなく、ミスなく業務をこなせる工夫をしているといったような内容でも十分なアピール材料となります。

さらに、アパレル営業に必要な資格も書いておきましょう。

最後の自己PRは、それまでに書ききれなかったあなたの強みを書いてください。

【アパレル営業の職務経歴書】職務経歴書を書くうえでのポイント

職務経歴書を書くべき項目がわかっても、具体的にどのように書けば良いのかわからないこともありますよね。

書くべきことをただ淡々と書くだけでは、良い職務経歴書とはいえません。

正しい方法であなたの強みをアピールしなければ、企業に間違った印象を与えてしまうかもしれません。

そうならないために、職務経歴書を書くうえでのポイントを押さえておきましょう。

大事なポイントを押さえておけば、一貫性がある職務経歴書を書くことができるようになります。

キャッチフレーズを作る

職務経歴書を書くポイントの1つ目は、キャッチフレーズを作ることです。

自分はこのようなビジネスマンですという風な売り出し方を考えましょう。

そうすることで、その売り出し方に合わせた職務経歴書を作ることができ、軸もブレません。

一番わかりにくい職務経歴書は、話がごちゃごちゃしているものです。

何が言いたいのかわからない職務経歴書は、読み手側にストレスを与えます。

言いたいことをキャッチフレーズにし、それに沿った職務経歴書を作ることで、読み手側にストレスを与えることなく伝わりやすい職務経歴書を作ることができます。

また、面接においても簡潔に話した方が好印象に繋がりやすいです。

営業は自分自身を売る仕事ともいわれているため、書類選考の先を見越してキャッチフレーズの作成をおすすめします。

企業側の視点に立つ

職務経歴書を書くポイントの2つ目は、企業側の視点に立つことです。

ただ自分をアピールするだけでなく、企業はどのような人材を求めているか、自分はそれに合っているのかを確認しましょう。

どんなに良い人材であったとしても、企業の方針やビジョンと合わないと判断されると、その企業に就職することはできません。

企業は、足並みを揃え、1つの目標に向かって仕事をこなせる人を求めており、その輪を乱す可能性がある人は選考から外します。

そのため、自身のアピールすることがその企業の求める人材とマッチしているかどうかはとても重要となります。

また、企業が採りたい人材に自分を合わせることも重要です。

自分の中の企業に合うアピールポイントを見つけ出し、それを伝えるようにしましょう。

専門的になりすぎない

職務経歴書を書くポイントの3つ目は、専門的になりすぎないことです。

アパレル業界に転職をするのであれば別ですが、他の業界であれば、アパレル業界について詳しく知っている人はそう多くありません。

人事が詳しくなかった場合、専門的な用語を使いすぎると理解にズレが生じてしまう可能性があります。

そのため専門的な用語は使わず、なるべくわかりやすい表現に変えてアピールしましょう。

たとえば、先述したパーソナルカラーはただパーソナルカラーというのではなく、その人が一番似合う色、骨格診断はその人に合う服の形がわかる診断というような表現に変えましょう。

人から見て優れた強みがあったとしても、それが伝わらなければ意味がありません。

職務経歴書を書くうえで、誰が見てもわかるように工夫することはとても重要なのです。

【アパレル営業の職務経歴書】自己PRの例文

アパレル営業の職務経歴書において、特に難しいとされているのは自己PRです。

しかし、この自己PRは職務経歴書の中でも特に重要な項目であり、ここで合否が決まることも少なくありません。

ここでは、具体的な実績を交え、自分がどんな人なのかを詳細に書きましょう。

今まで取り組んできた案件の中で、特に自信のあるものをひとつピックアップし、そのエピソードをもとに自分の強みをアピールしてください。

以下に、営業力をアピールする場合と戦略性をアピールする場合の例文をご紹介します。

営業力をアピール

私は営業先のニーズを聞き出し、そのニーズを満たすことができるような商品の売り出し方を考えるのが得意です。

商品の売り出し方を考えるには、まず営業先がどのような状況なのか、どういう考えなのかを聞き出さなければなりません。

そこで、私はニーズを引き出すためにヒアリングをメインとした営業をしなければと考えたのです。 

ヒアリングをしていくことで、営業先との会話が増えていきました。

仕事の話だけではなく、相手の性格や趣味などのプライベートな会話をすることで営業先との仲を深めていったのです。

そこから商品を売り込むことで、効果的に売り込むことができました。

その結果、営業先からのご紹介なども加わり、前年に比べて3倍の売上を作ることができました。

このような営業力で、御社の売上に貢献したいと考えています。

戦略性をアピール

私は、ブランディングを主軸に営業をする戦略の設定が大切だと考えています。

私がメインで担当した案件では、多くのアパレル商品を買う都内の大学生に焦点を当てることにしました。

これは、大学生ではハイブランドを買うことは難しく、しかしオシャレに関心があるという理由からです。

企画のキャッチコピーは「大学生が手軽に高級感を出せる」に設定しました。

キャッチコピーに習い、大学生でも手が出しやすい価格帯にし、販売を開始することになります。

また、販売を促進するための企画として、高級な買い物をした人に商品をプレゼントするというキャンペーンを実施しました。

最終的には、売上目標である前年比120%を達成することができました。

御社に入社後は、顧客に合わせた戦略を考えたうえで実践し、売上アップに貢献していきたいと考えています。

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まとめ

アパレル営業の職務経歴書を書く場合、まずはアパレル営業の特徴を知りましょう。

イメージ戦略・ブランディング戦略などさまざまなことを考えて営業をしてきたことは、採用担当者に響く大きなアピールポイントになります。

また、自分がどんなビジネスマンかをアピールするためにキャッチフレーズを考えるのも重要です。

キャッチフレーズに沿うように書くと、まとまりが出てわかりやすい職務経歴書になります。

ただし、専門的になりすぎると相手に伝わらなくなってしまうため、実績をアピールする際はわかりやすい表現を心がけましょう。

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