【例文あり】実績なしでも大丈夫!職務履歴書を書くポイントや注意点を解説
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新卒の就職活動とは違い、転職する場合は職務経歴書が必要です。
特にはじめて転職をする場合は、職務経歴書の書き方に悩む人もいるでしょう。
前職で、思うように実績が出せなかった方や、数字で実績が出しにくい仕事に就いていた方、職務経験が浅い第二新卒の場合は、アピールできる実績がないかもしれません。
そのため、職務経歴書がうまく書けず、転職に不安を感じている人もいるでしょう。
本記事では、職務経歴書に書くべき実績がない人や、はじめての転職で職務経歴書の書き方がわからない人に向けて、効果的な職務経歴書を書くポイントや注意点を例文付きで紹介します。
【実績がない人への職務経歴書】実績がなくても職務経歴書は書ける
転職活動において応募先企業の業種や業界が全くの未経験だった場合、実績がないゆえに職務経歴書でアピールできる材料が不足していると感じる人も多いのではないでしょうか。
確かに、転職先でも自分の能力を証明できるような実績があった方が企業に強くアピールできるため、有利であることに間違いありません。
しかし、たとえ実績がなくとも、職務履歴書に説得力を持たせてアピールすることは可能です。
なぜなら、前職と異なる業界・業種への転職でも、転職先企業で活かせるスキルは十分に養えてきたはずだからです。
例えばスーパーの販売スタッフから営業職へ転職をするとした場合、異業種ですが「コミュニケーションスキル」「売り上げ貢献力」などのスキルがアピール材料となるでしょう。
事務職からアパレル販売員への転職だとしても、パソコン処理能力が役に立ちます。
このように、異業種への転職で実績がなくても、自分のキャリアを掘り起こせば十分にアピールできる材料は眠っているのです。
できるだけ有利に働く職務経歴書を作成するためのポイントや注意点を押さえて、実績がなくても採用につながるように対策をしましょう。
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【実績がない人への職務経歴書】職務経歴書とは
そもそも、職務経歴書とはどのような役割のある書類なのでしょうか。
職務経歴書は新卒時の就職活動では必要のない書類であり、基本的には転職活動で使うレジュメの一つです。
そのため、転職が初めての人は職務経歴書の書き方がよくわからず、不安になる人も少なくないでしょう。
さらに職務経歴書には、決まった書式がありません。
履歴書やエントリーシートのように、要求される内容を決められた欄に記入すればよいというものではないのです。
そのため、書き出しから締めまで何を書いたら良いか不安になってしまうかもしれません。
まず、職務経歴書について知っておきましょう。
職務履歴書とは
職務経歴書とは、過去の業務で身につけた知識やスキルを企業へ具体的に伝えるための書類です。
つまり、過去に働いたことのある人ならば、必ず書けるはずです。
そして、転職をする際は履歴書とセットで必ず提出することになります。
履歴書は、応募者の基本的なプロフィールを知る書類です。
一方の職務経歴書は、応募者がどのような仕事をすることができるのかを知るための書類です。
どちらも、企業にとっては、応募者を知るための説明書ですが、職務経歴書はその中でも仕事に的を絞った説明書といえるでしょう。
記載する項目
職務経歴書の書式は、特に決まったものがありません。
実績が書けない場合は、以下の6点を書くとよいでしょう。
ポン
・職務の要約
・職務履歴
・前職での実績や工夫したポイント
・資格
・自己PR
・志望動機
「職務の要約」は、後に続く「職務履歴」についてわかりやすく要約した内容を書きます。
箇条書きではなく1〜3行程度の文章で書くと良いでしょう。
職務の要約と職務履歴は、どのような仕事をしてきた人物であるかを知るため、まず企業が目を通す項目です。
したがって、企業と関係の深い職務を強調して書くとよいでしょう。
また、さらに今までの職務においての実績や工夫したポイントは、どのような仕事をしてきたかを説明する一番重要な部分です。
企業の求める能力に沿って書くと、実績がなくても目をひく職務経歴書になるでしょう。
「自己PR」や「志望動機」は3〜5行程度です。
実績がないことを補えるよう、応募先企業で何を活かしたいかを強調できるような内容に仕上げましょう。
【実績がない人への職務経歴書】職務経歴書を書くための準備
職務経歴書は、自分の仕事の経歴をただ羅列すればよいわけではありません。
企業が書類上で応募者を知ることができる情報は限られています。
特に転職者の場合は、入社後に仕事を問題なくこなせるかどうかを評価するための資料として、職務経歴書は重要な役割を果たします。
そのため、職務経歴書は転職活動を成功させるためには、非常に重要な書類です。
作成のための準備は入念に行って、より魅力的に見える職務経歴書を作ることに力を注ぎましょう。
自分のキャリアを振り返る
自分がこれまでどのようなキャリアを積んできたのか確認しましょう。
職務経歴書を作成する前に、新卒で入社してからこれまでに、どこの部署でどのような仕事をしてきたかを具体的に書き出します。
第二新卒の場合など、職歴が短い場合は、担当した業務内容をなるべくくわしく書き出してみましょう。
さまざまな業務ができるようになる過程では、何かしらの気づきがあったはずです。
これまで仕事をしてきた経験の中で自分が何を成し遂げたのか、どのような成長があったのかを明確にしておきましょう。
この作業は客観的に「自分の武器が何か」を把握することに役立ちます。
このとき一緒に、自分が何をしたくて転職するのかも明確にしておくと、ミスマッチを防ぐことにつながるでしょう。
企業の求める人材を把握する
企業が職務経歴書で何を見ているのかを把握していなければ、有効な職務経歴書は作れません。
ただ自分の経験した業務内容を羅列するだけでは、企業に興味をもってもらうことは難しいでしょう。
企業は、応募者がどのような業務を担うことが可能なのか、何に対して即戦力となりうるのかを見たいのです。
したがって、企業がまったく興味のない分野でアピールしても仕方がありません。
企業が求めている人材はどのような人で、自分がいかにマッチしているかを示せるような職務経歴書であることが重要です。
そのためには、綿密な企業研究をする必要があります。
そのうえで、企業の求める人物像に沿った自己PRがされている内容の職務経歴書になっていることが大切なのです。
実績を記載する
職務履歴を書く際は、単純に勤め先企業の名称や配属部署だけだなく、具体的な業務内容を書き出してみましょう。
さらに、その中で少しでも評価された業務があれば実績として記載してください。
たとえ輝かしい実績を上げていなくとも、前職で貢献した何かがあれば、面接官に印象を残せるかもしれません。
自分にアピールできる実績がないことを嘆く必要はないのです。
なぜなら、自分がこれまで経験してきたことを伝えるだけでも、面接官はどのような仕事をしてきて、どのようなことが得意なのか、ある程度想像できるからです。
例えばルーティン業務を経験していた場合などは、伝票処理や労務管理などの具体的な業務内容を伝えることで、どのような活躍ができるかを伝えられます。
自分の感覚で「これは書いても伝わらないだろう」と決めつけずに、事実を書きましょう。
スキルや資格を記載する
転職希望先の職種で求められるスキルや資格は異なります。
例えば、IT関係の職種であれば、さまざまなプログラミング言語を扱うスキル、マーケターであれば、集客に関するデータの分析や企画に関するスキルなどがあります。
転職希望先の職種で求められているものや、役立つものを記載しましょう。
その他にも、コミュニケーションスキルやロジカルシンキングなどのような、全業種で通用するスキルでも問題ありません。
また、国家資格などがあれば、説得力が増すので必ず書くようにしましょう。
転職でアピールできそうなスキルや資格を漏れなく記載し、採用企業の目を引くようにするとスムーズに転職が進みます。
自分のキャッチコピーを見つける
新卒として就職活動をした際に行った自己分析は、転職活動においても準備の基本です。
自己分析は、これまでのさまざま経験を書き出し、それぞれの場面で自分が何を感じたかを振り返り、客観的に自分を知る作業です。
転職では、新卒のときの自己分析に、前職での経験が加わります。
仕事上での、どのような場面で何を感じ、どう行動をしたかを、できるだけくわしく書き出してみましょう。
自己分析の作業を通して、仕事上での自分の強みや弱みを客観的に把握できるようになったら、自分のキャッチコピーを考えてみましょう。
これは、自分の売り出し方を考えるということです。
自分がどのようなビジネスマンであるのかという軸を作り、企業にアピールしましょう。
キャッチコピーにすることで、自分を一言であらわせるため、企業の目にも留まりやすくなるのです。
自分の適性を知る
実績がなくとも、自分自身の強みを知っておくことで、十分アピールに繋がります。
企業が求める人物像をよく理解し、書類に記載する必要があります。
そのためには、自己分析をしっかり行い自分自身をよく理解することが大事です。
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【実績がない人への職務経歴書】職種別の職務経歴書を書くポイントと例文
職務経歴書を書くための準備作業を終えたら、企業が応募者に求めている能力に沿って、自分がこれまでの仕事で身につけた武器がアピールできる職務経歴書を作成していきます。
実績が書けない分を補えるように意識して書きましょう。
また、アピールしたい経験やスキルは当然ながら職種によって異なります。
ここでは、実績がなくても魅力的な職務経歴書に仕上げられるよう、職種ごとにアピールするポイントを押さえて例文付きで解説します。
自分がこれから応募する職種ごとに上手にまとめられるよう、参考にしてください。
営業職
営業職はほとんどの企業で多くの人材を募集している職種です。
そのため業界問わず求人枠が多く、採用職種の幅が広いのが特徴です。
法人向けの営業か、個人向けの営業か、有形商材か無形商材かなど、さまざまです。
それぞれの営業職の仕事内容に応じて、求められるスキルも変わりますが、どの営業職でも求められるのは「利益」を作れる人材です。
そのため、前職で何か利益を作った経験があれば数字を盛り込んでアピールしましょう。
誰に対して、どのような商品やサービスを提供してどの程度利益に貢献してきたのかを具体的に職務経歴書に記入し、面接官の興味を引くようにしましょう。
また、自分なりに改善を試み、実績につながったことがあれば、合わせて書くと説得力を高められます。
自己PRの例文
5年間、機械部品製造業の営業職として新規開拓、既存顧客フォローの仕事を担当させていただきました。
その中で、特に私が注力してきたのは、お客様との人間関係作りです。
常にお客様ときっかけを見つけてはコンタクトを取り続け、お客様がトラブルでお困りの際は、最初に相談してもらえるようになりました。
なお、お客様から相談事を受けた際は、ニーズをそのままにせず、社内に持ち帰り、自社の研究開発部門で新商品を開発してもらうよう調整も同時並行で行っています。
営業職でお客様から信頼されるようになった結果、新商品開発のプロセスに携わることができ、また社内外の調整能力も身に付きました。
この経験は引き続き伸ばしていき、お客様のニーズに応え続ける営業として活躍できると考えております。
事務職
事務職は、ルーティン業務が多く、実績としては書きにくいものが多い職種です。
というのも、売上や利益などの数字に貢献するというよりも、日々の業務を滞りなく進め、常に会社が正常に機能するように支える仕事が多いからです。
目に見える実績がないため、職務経歴書に書くことがないと悩む方も多いでしょう。
とはいえ、日々のルーティン業務をこなす中で培った経験や、効率化を実現した経験もあると思います。
事務職に転職する方は、これまでの経験の中で、業務改善や生産性向上に取り組んだことを職務経歴書に記載するとよいでしょう。
例えば、これまで非効率的だった業務を改善した経験や、文書のテンプレートを作成した経験、Excelを使って集計作業を効率化したことなどが挙げられます。
業務効率化の経験に合わせて、PCスキルに代表されるような資格も記載しておくと、さらに説得力が増します。
自己PRの例文
現職では、3年間経理の仕事を任せていただきました。
経理の仕事をする中で、常に仕事の効率アップを考え、改善を積み重ねた経験があります。
きっかけは、私の仕事が遅く、コンプレックスを抱いたことがきっかけです。
初めて経理の仕事を任された際は、Excelの作業が苦手で、計算ミスが起こったり、非効率的な集計作業をし、周りに迷惑をかけていました。
このままでは周囲の役に立てないと思い、MOSの資格を取得し、苦手だったExcelを克服。
Excelが得意になった結果、部門の集計作業で困っている他のメンバーのフォローもできるようになり、毎月の集計作業に5時間かかっていた工数を1時間にすることができました。
入社後も、Excelのスキルや文書のテンプレート化のスキルを生かし、生産性向上に貢献したいと考えております。
企画職
企画職の仕事は、主に新商品の開発です。
過去に新商品を開発した経験や、新商品開発で業績に貢献した経験があれば、それらを職務経歴書に記載してアピールするとよいでしょう。
ヒット商品を生み出した経験がない場合、商品開発に取り組んだ経験を詳細に書き、どのような貢献をしてきたのかを伝えるようにしましょう。
なお、商品企画の仕事は、マーケティング活動とも深く関わっています。
企画職の経験を通じて獲得したマーケティングスキルがあれば、それも一緒に書くとよいでしょう。
例えば、市場分析やお客様の声を分析した経験などが該当します。
企画職の場合は、商品開発以外にもマーケティングや社内の調整など、さまざまなスキルが要求される仕事ですので、自分が経験したことがどのようなスキルにつながっているのかを分析することがポイントです。
自己PRの例文
私は、食品メーカーで商品企画の仕事を3年経験させていただきました。
商品企画で培ったスキルは、「市場調査」「資料作成」「関係者との調整能力」の三つです。
入社して最初に任された仕事は、市場調査で、競合他社で売れている商品や、市場のトレンドなどを調査し、レポートを作成する仕事から入りました。
時折、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにも入り、お店のレイアウトや陳列されている商品のラインアップもまとめたりしており、商品開発のヒントを得るように心がけました。
市場調査の内容をベースに、上司と相談しながら新商品「〇〇」の開発に携わり、製造現場や営業チームの方と協同で新商品を開発。
売値とコストの問題がありましたが、営業と製造のメンバー全員にご協力いただき、無事市場に出すことに成功しました。
この経験から、市場調査分析をはじめとしたマーケティングスキル、社内の関係者と協力してプロジェクトを遂行するための調整力が身に付いた経験があります。
これらのスキルにさらに磨きをかけるために統計データ分析スキル習得やコミュニケーションスキルに磨きをかけ、貴社の商品開発と売上アップに貢献します。
販売職
販売職で求められる人材も、営業職のように「利益」を作れる人材です。
さらに幅広い顧客層に対応できる柔軟なコミュニケーション能力も求められます。
もしアルバイトなどで接客の経験があれば、過去に働いていた店舗や、販売していた商品などを紹介しつつ、自分の経験をアピールするとよいでしょう。
たとえ、大きな成果を上げられていなくとも、関わった販促活動の中で、自分の成果や貢献といえるものがあれば、それらを盛り込むだけで問題ありません。
また、販売職は新人スタッフに仕事を教えることも多いので、新人教育に貢献したと経験があれば書いてもよいでしょう。
その他にも、スキルアップのために資格取得をしたり、努力したことがあれば、併せて記載しましょう。
自己PRの例文
化粧品の販売職を3年経験しました。
その中でも、特に貢献できたのは、POPの制作やSNS運用などの集客面と、新人教育の二点です。
販売職は、基本的に、店舗でお客様の来店を待つ仕事なので、店舗の中だけでは、売上アップに限界があります。
そこで、同じ店舗のメンバーや店長と相談し、POPの作成やSNSの運用を協力しながら実施しました。
POPの作成やSNSの運用で、集客に関するマーケティングスキルを身に付けることができました。
また、新人教育にも力を注いでいます。
アルバイトで入ってくる学生に対し、接客の方法や商品陳列のやり方・意図などを教え、一人でもお客様を接客できるように育てあげました。
この経験を生かし、集客と店舗販売のスキルを両方生かして、貴社の売上アップに貢献したいと考えております。
エンジニア職
ITエンジニア職の場合は、これまで関わってきたプロジェクトをまとめつつ、システム開発で意識していたことや、開発業務で取り組んだことを記載するとよいでしょう。
これまで関わったプロジェクトで、自分なりにどのような工夫をしたのかを盛り込めば、説得力が増します。
また、システム開発のために習得したプログラミングスキルなどについても簡潔でよいので盛り込みましょう。
特に、ITエンジニアは、習得しているプログラミングスキルに応じて任せられる仕事が変わってくるため、重要です。
スキル以外にも、プロジェクトの開発や設計段階から関わったなどの上流工程の経験は、転職において高い評価を得られるので記載しましょう。
書くことがない場合は、現在習得しようとしているスキルや、学習意欲の高さなどをアピールすることで好印象を与えられます。
自己PRの例文
建設業の工程管理システム開発に携わった経験があります。
工事の進捗が問題なく進んでいるか、トラブルがある場合は、どの工程でどのようなトラブルが発生しているのかを即座に反映できるシステムです。
システム設計の開発期間が短かったことから、後の工程でも修正がしやすいよう設計書を作り、お客様からのニーズをすぐにシステム開発に反映できるよう工夫しました。
システムのリリース後も、実際に工程管理システムを利用されている現場担当者の方にヒアリングを行い、システム改善のご要望を受けて改善したり、具体的な使い方をお伝えしたりして、工程管理システムの浸透に貢献しました。
マーケティング職
マーケティング職への転職は、過去の職歴でどのような業界で働いていたのかが注目されます。
というのも、マーケティング業界は職種の幅が広く、職種に応じて身に付くスキルも異なるからです。
例えば広告代理店を考えてみましょう。
広告代理店は、案件を獲得する営業もいれば、クリエイティブと呼ばれる広告の企画や制作を行う職種もあります。
他にも、CMの企画を行うCMプランナーや、広告デザインのディレクションを担当するアートディレクター、広告制作の全般の指揮を担当するクリエイティブディレクターなどさまざまな職種があります。
このように、マーケティング職の幅は広く、そのため、どのような業務経験をしているかで身に付くスキルが異なるのです。
マーケティング職へ転職する際は、担当したプロジェクトでどのような役割を担っていたのかを分かりやすく記述し、どのような人材なのかをアピールしましょう。
自己PRの例文
化粧品メーカーのマーケティング部に所属し、SNS広告運用やLP制作に携わりました。
特にLP制作で成約率アップをしたことが、私の成功体験です。
具体的には、LPを4ページ作成し、それぞれ写真や文言を変更して成約率の比較をし、広告効果が高いものを選択してLPのブラッシュアップを毎月行いました。
結果として、化粧品〇〇の成約率が3倍に上がり、会社の業績に貢献しています。
LPの制作に力を注いだ後は、その経験を生かして、SNSの広告運用にも手を広げました。
TwitterやInstagramで化粧品の広告を打ち、媒体ごとに成約率の分析を行い、集客効果を30%改善しております。
最初は、マーケティング手法については全くの無知でしたが、LP制作を軸に集客と売上アップに貢献するウェブマーケのスキルに磨きがかかりました。
入社後も、ウェブマーケティングのスキルを生かし、広告効果の改善で貢献したいと考えております。
未経験の職種
未経験の職種に転職する際、ポイントとなるのは転職希望先でも通用するスキルや経験をアピールすることです。
プロジェクトリーダーやマネージャーなどの管理職のポジションを経験したのであれば、マネジメントスキルをアピールしたり、日商簿記などの他社でも通用する資格を保有していればそれをアピールしたりして採用担当者の印象に残るようにしましょう。
他にも、ヒューマンスキルと呼ばれる人間関係の構築能力や、リーダシップ、ヒアリング力などのスキルもあれば、テクニカルスキルと呼ばれるビジネスで役立つ普遍的なスキルもあります。
例えば、ロジカルシンキングやデータ分析能力などです。
これらの普遍的なスキルは数多くありますので、自分自身の経験から身に付けたスキルをアピールしてください。
具体的な成果が出ていなくとも、アピールポイントとして説明可能です。
自己PRの例文
これまで、食品製造業の工場で、〇〇などの生産を担当しておりました。
しかし、工場で導入された生産管理システムの導入により、ITシステムの便利さに気づき、ITシステムに関わる仕事がしたいと考えるようになりました。
私は、工場の生産ラインで働いた経験があるため、工場の現場でどのようなニーズがあるのかを知り尽くしています。
そのため、ITシステム営業の仕事をするにあたり、お客様の立場になって提案するスキルがあると考えております。
営業職は未経験の職種ではありますが、現在は、ビジネススクールに通い、コミュニケーションスキルや提案力、プレゼンテーション能力などに磨きをかけており、転職後の早い段階で戦力になれるよう取り組んでおります。
前職での工場の生産ライン担当者として味わった苦労をベースに、生産管理システムの導入を検討されているお客様に寄り添い、信頼していただけるよう努めて参ります。
全体の職種に言えること
課題を見つけ、それを解決する「課題解決能力」はどこの企業でも、重要視される能力です。
課題に対して「なぜ?」「どのように」「何をした」のかを書くことで、課題可決能力のほか、その人の価値観も伝えられます。
実績を出している人は、この「何をした」という部分で、実績を具体的な数字でアピールできます。
その点で実績がない人の場合は、「なぜ?」「どのように」の部分で、具体的な実績がないことを補う必要があります。
自分がなぜそうしようと思ったのか、どのように解決しようと思ったのかという、思考のプロセスを強調して評価してもらいましょう。
また、面接に進んだ場合、具体的に話せるようなエピソードを用意しておいてください。
自分の意見や独自性を活かして仕事をした経験について伝えられれば、選考で有効に働きます。
「ほかの人はこのようにしていたが、自分はこう思ったのでこう変えた」という他人と自分が違うことをした場合は強調しましょう。
実績がともなっていなくとも、その結論に至った思考に合理性があれば、企業は注目してくれます。
社会人は、誰かの指示を待つのではなく、自分で考えて動かなければ、良い仕事はできませんし、人それぞれ自分の個性に合った仕事のやり方(自分なりの成果の出し方)を見つけなければなりません。
自分の意思で働き、自発的に貢献できることをアピールしましょう。
また、ほかの人と同じような内容の書類では、企業に興味をもってもらうことは難しいです。
独自性を強調することで「直接会ってみたい」「話を聞いてみたい」と思ってもらえるよう意識して書きましょう。
具体的な数字としてアピールできる実績がないのであれば、無理をしてあやふやに実績をアピールしようとする必要はありません。
その代わり、企業が自分を採用することで得られるメリットを強調しましょう。
自分が企業に入社したらどのように貢献できるのか、どう頑張ろうと考えているのか、仕事への熱意を書いてください。
企業が職務経歴書の実績を評価するのは、確実にその応募者が仕事に適性のあることが分かるからです。
実績が書けないのであれば、希望する職種に必要とされる能力があると伝えましょう。
応募する企業によって、必要とされる能力は変わってきます。
したがって、綿密に企業研究を行い、企業の求める能力と自己の強みがマッチしていることをアピールしましょう。
その強みを活かして働く姿が想像できるようにアピールすることが重要です。
【実績がない人への職務経歴書】ケース別の職務経歴書を書くポイントと例文
職務経歴書に書けるような実績がない場合は、どのようにすればよいのでしょうか。
職種によっては、直接業績に貢献するような職種ではなかったり、チーム全体で成り立つ仕事であるために自分の貢献度合いが分かりにくかったりします。
そのため、職務経歴書でどのようにアピールすればよいか分からない方も多いでしょう。
そこで、ここからは実績がないと悩んでいる方向けに、職務経歴書の書き方を紹介します。
第二新卒、ニート、公務員の三つのパターンに分けて紹介しているので、ぜひご覧ください。
第二新卒の場合
第二新卒の場合、職務経歴書の書き方に悩む方は、特に多いでしょう。
というのも、職務経歴書を書くことがそもそも初めてで、どのように書けばよいのか分からないからです。
また、実務経験が足りていない場合も多いので、職務経歴書を書けたとしても、抽象的な内容になってしまい、採用担当者の興味を引かないケースが多々あります。
採用担当者も、業務経験が足りないことは理解しています。
そのため、第二新卒が職務経歴書を書く際に重要なのは、「仕事への向き合う姿勢」と「転職後の仕事内容を理解しているかどうか」の二つです。
なぜなら、採用担当者に興味を持ってもらえる可能性が上がるからです。
採用担当者に寄せられるのは、どれも似たような職務経歴書であることも数多くあります。
その中で、過去の仕事に意欲的に取り組み、さらに、転職希望先の仕事内容をよく調べ、どのように貢献したいか(できるか)を書けていると、採用担当者に本気度が伝わりやすくなるのです。
「趣味で物づくりが得意」と書いているのに、希望する職種が営業職では、つじつまが合わず、採用を見送られてしまう可能性が高いでしょう。
仕事に意欲的に取り組み、さらなる成長のために〇〇の仕事がしたいから転職活動をしているという方が興味を引くのは必然でしょう。
自己PRの例文
ITシステムエンジニアとして、プログラミング経験を積んで参りました。
お客様へのシステムリリースに合わせて、納期を守れるよう業務をこなすことを心がけています。
納期を守るためにも、自分のプログラミングスキルやタイピングスキルに磨きをかけ、常に生産性向上の方法を考え、工夫することを得意としています。
プロジェクトチームの打ち合わせで、お客様の要望がメンバー全員に発表された後、後工程や前工程を担当しているメンバーと業務のすりあわせをし、自分の工程だけでなく、前後の工程のメンバーが仕事をしやすいように工夫し、納期順守100%を達成しました。
元々、計画を立てたり、チームで仕事を進めることは得意で、自分の得意なスキルを十分に発揮できたと考えております。
転職後も、チームメンバーの業務内容を知り、自分が求められる役割を発揮して貢献できる人材となるよう尽力していきますので、よろしくお願いいたします。
ニートの場合
過去にニート期間がある方は、職務経歴書に何をどう書いたらよいか分からない方は多いと思います。
ここでは、ニートの場合の職務経歴書の書き方を紹介します。
採用担当者が気にするのは、「ニート期間に何をしていたのか」です。
具体的な経歴がない期間、自身の成長のためにどのような活動をしていたのかをアピールすることで、採用担当者の疑問をなくし、前向きに採用を検討してもらえます。
もし、ニート期間でスキル習得や何かしらの活動を行っていた場合はそれらを書くようにするとよいでしょう。
また、何もしていなければ、正直に何もしていなかった事実と理由を書きましょう。
ここで、不安になる方もいるかもしれません。
しかし、目的を忘れないでください。
重要なことは、「自分がどのような役割で転職希望先に貢献できるか」を明確にアピールすることです。
その点をよく念頭に置いて、職務経歴書を書きましょう。
自己PRの例文
私は、新卒で入社する前に一度、大学を休学しています。
理由としては、転職を希望する業界で20社の面接を受けましたが、全て不採用でした。
その後も就職活動を続けましたが結果は振るわず、やむなく大学を1年休学し、もう一度就職活動をやり直すことにしました。
職歴がない1年間の間は、飲食店や塾講師など、自分が未経験のビジネス領域でアルバイトをし、さまざまな社会貢献の方法を知り、自分がどの領域で活躍できるかを模索していました。
最終的に、人に何かを教えて育てることにやりがいを覚え、塾講師となりましたが、時代はさらに進み、オンライン教育が進み、さらにビジネスマン向けの教材を扱う分野に興味を持ちました。
自分がまだ知らない領域にアンテナを張り、新しい領域を知ってそこで学べるノウハウを提供することが自分の得意分野だと人生経験を通して気づけたので、転職後は、さまざまな新しいビジネスチャンスを調べ、企画して実際に商品化する経営企画の仕事で貢献したいと考えております。
公務員の場合
公務員から民間企業に転職する場合、民間企業での経験がないため職務履歴書に書くことがないと悩む方は多いでしょう。
しかしながら、公務員が民間企業から評価されるポイントはいくつかあるため、不安になる必要はありません。
窓口対応をされていた方であれば、転職後は、お客様とのコミュニケーションが求められる営業職やサポートセンターなどで貢献できますし、管理職として働いていた方であれば、マネジメント能力や資料作成能力などで強みをアピールできます。
未経験でも採用する職種や企業は数多くあるので、悲観する必要はないでしょう。
公務員時代に培った経験やスキルを棚卸しして、自分がアピールできるものを整理して職務経歴書に盛り込みましょう。
なお、アピールする際は、企業や各職種ごとに求められる人物像やスキルに合わせてアピールすると効果的です。
自己PRの例文
私は、大学卒業後、〇〇区役所に入庁し、窓口で市民対応を担当しました。
市民の皆様のお悩みを丁寧に聞くようにしたことで、皆様から感謝の言葉を贈られたことが印象に残っています。
実務経験を増やしていく中で、窓口に来られる市民の皆様がどのようなことでお困りなのかを事前に分かるようになりました。
その時、私はヒアリング力が向上していることに気づき、自分の強みをもっと生かせるのではと考えるようになりました。
今回、営業職を希望しておりますが、公務員時代に培ったヒアリング力で、お客様のニーズを先読みし、良い提案を素早くできる人材として貢献できるのではと考えております。
未経験の分野ではありますが、ヒアリング力はどの業種でも通用する汎用的なものですので、入社後もさらに磨きをかけて売上に貢献したいと考えております。
【実績がない人への職務経歴書】書く際の注意点
転職の場合は特に即戦力を求められることが多いです。
そのため、職務経歴書は人事担当者のみならず、入社をしてから一緒に仕事をすることになる、実際の現場の人も目を通します。
求める仕事ができる人物かどうかに加え「一緒に仕事をしたい人物なのかどうか」も評価の対象です。
職務経歴書には人柄もあらわれるため、マイナスの印象を与えないように注意しなければなりません。
職務経歴書を書くうえでの注意点をしっかりと把握して、より良い職務経歴書を作りましょう。
嘘を書かない
実績がないからといって、架空の実績を作って良く見せようとするのは御法度です。
確かに書類に書いただけでは、その嘘を見抜かれる可能性は低いでしょう。
しかし、嘘の職務経歴書で書類選考を通過したところで、面接に至った際に見抜かれてしまう可能性が高いです。
面接の際は、必ず職務経歴書の内容に基づいた話になるでしょう。
企業の面接官は、これまで多くの応募者を見てきているのです。
面接官との会話の中から、つじつまが合わなくなったり、不自然さが感じられたりなどで、嘘は必ずどこかでわかってしまうものです。
嘘をつく人物や見栄を張る人物であると見なされれば、一緒に仕事をしたいと思われることはないでしょう。
さらに、職務経歴書に事実ではないことを記載してしまうと、経歴詐称に問われる可能性もあります。
「嘘をついてでも入社したい気持ち」は企業には受け入れられないのです。
わかりやすくまとめる
職務経歴書は文章でまとめるものですから、起承転結をまとめたり結論からわかりやすく伝える工夫が必要です。
たとえ魅力的な経歴を持っていたとしても、文章が支離滅裂で採用担当者に伝わらなければ意味がありません。
採用担当者は、あなた以外にも数多くの履歴書や職務経歴書に目を通さなければならないので、文字が多すぎてまとまりがないものは印象を悪くします。
限られた時間で、自分の職務経歴書を見てもらうためにも、起承転結が整ったわかりやすい文章にしましょう。
また、一文一文の長さをコンパクト化したり、わかりにくい内容は箇条書きでまとめたりするのもおすすめです。
主観的になりすぎない
職務経歴書では、自分自身のことについて伝えたいあまり、主観的な内容になってしまいがちです。
しかし、主観的な内容は企業側に伝わりにくく、評価が難しくなってしまいます。
特に実績がない場合は、具体的な数字ではなく、自分の思考や熱意を示す内容になります。
そこで、主観的になりすぎないよう注意が必要です。
第三者からの評価や成果など、客観的視点をしっかり取り入れ、具体的でわかりやすい内容にしましょう。
職務経歴書を書くポイントは「その人物に会ってみたい・直接話を聞いてみたい」と思ってもらえるように書くことです。
興味をもってもらうためには、まずは、わかりやすい内容であることが重要です。
企業が欲しい情報となっているか、自分が伝えたい情報ばかりになっていないかにも注意しましょう。
具体的に書く
過去の経験をベースに職務経歴書をまとめる際は、具体的に書くようにしましょう。
例えば、自分が生み出した成果があれば、それを数値で表現したり、得たスキルがどのような場面で役立つのかを書いたりすることでより伝わりやすくなります。
なお、職務経歴書が完成したら、一度全体を見直すようにしましょう。
自分が伝えたいことが相手に伝わるかをチェックするためです。
特に、相手に誤解を与えるような表現になっていないかは重点的に確認しましょう。
簡潔にまとめすぎて重要な点が書けておらず、話が飛躍して見えたり、内容に具体性がなかったりする場合は要注意です。
アピールしたいことを過不足なく盛り込み、採用担当者に伝わるようにしましょう。
【実績がない人への職務経歴書】自己PRを作るときのポイント
職務経歴書に書くべき実績が何もない場合の自己PRのポイントを、例文付きで二つ紹介します。
ポイントの一つ目は、仕事をするうえでの心掛けや工夫を具体的に行動したことを書いて、説得力を出すことです。
転職後も同じように、誠実に働く姿を想像してもらえる効果があります。
ポイントの二つ目は、自分の業務を進める中で、自ら課題を発見し、解決できたことを伝えることです。
どちらも主体的に仕事に取り組んできた姿をアピールできる効果があります。
工夫をアピールする場合
私が営業で心掛けていたことは、クライアントのニーズを理解することです。
そのためにヒアリング力を強化しました。
まずはクライアントを何度も訪問し、日々どのような考えなのか、どのようなことで困っているのかなど、分析をするよう心掛けておりました。
また、それらをノートにまとめ共通項目があるか考察し、本当のニーズを理解し、最適な営業を行えるようにしたのです。
ただ闇雲に仕事をするのではなく、このような工夫をする力や「クライアントの期待に応えたい」という仕事の熱意で貴社に貢献したいです。
他人との差をアピールする場合
私が業務において心掛けていることは、ルールに沿った仕事でも流れ作業とせずに慎重に行うことです。
前職の営業事務では営業の成績をグラフにしたり、クライアントの情報をまとめたりする仕事で、当然マニュアルが存在していました。
しかし惰性で仕事をしていては、どうしても人為的なミスが発生してしまいます。
営業事務の細かなミスが営業や会社の利益を大きく損失してしまうという意識を常にもち、私はミスのないようにダブルチェックシートを作成して見直し業務をルーチン化することでミスを防いでおりました。
その結果、営業事務チーム全体にその方法が浸透し、部署内の人為的なミスは激減しました。
業務の効率もアップさせられたことで、四半期の社内表彰で事務スタッフ特別賞をいただきました。
貴社においても、業務に適応するだけでなく、自分がどのように動けばもっとも効率が良いかを考え、業務に励みたいです。
【実績がない人への職務経歴書】まとめ
企業が転職希望者に求めるものは、即戦力として活躍できることです。
職務経歴書に書く実績は、それを証明できるものです。
書けるものがあれば、書く方が有利になることは言うまでもないでしょう。
しかし、実績が書けなくても、採用を勝ち取ることは可能です。
企業の求める人物であること、企業に納得させる職務経歴書が書ければ、採用を勝ち取れるのです。
できる限り良い職務経歴書を作成して、転職を成功させましょう。
もし、職務経歴書の書き方が分からない方や、自分のキャリアをうまく整理できない方は、転職エージェントに相談しましょう。
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また、アゲルキャリアで求人募集を出している企業は、事業が成長軌道にあり、なおかつ人材育成に力を入れている企業ばかりです。
職務経歴書の書き方についても、もちろん相談可能ですので、ぜひアゲルキャリアにご登録ください。
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