【女性営業職必見】女性営業職がキャリアプランの立て方を解説!
【女性営業職のキャリアプラン】はじめに
営業職のキャリアプランを立てるのは、なかなか難しいかもしれません。
特に女性は、結婚や出産などのライフプランが考慮されたキャリアプランを作る必要があります。
しかし、出産などは自分自身できっちりと調整できるものではありません。
また、出産したあとはすぐに子育ても始まります。
育児休暇を取るか取らないかも悩まれていることでしょう。
「今後のキャリアに影響を及ぼすかも」と不安になってしまうかもしれません。
それらの不確定要素なライフプランを考慮しながらキャリアプランを立てることは、容易なことではないでしょう。
このような理由から、キャリアプランの立て方について悩む人も多いのではないでしょうか。
しかし、そんな女性営業職のキャリアプランを立てるにもいくつかポイントがあります。
ここでは、そんなキャリアプランの立て方をご紹介します。
【女性営業職のキャリアプラン】キャリアプランの重要性
そもそも、なぜキャリアプランを立てなければならないのでしょうか。
キャリアプランを立てることは、ご自身のためにとても重要なことです。
今までの時代は、終身雇用制度で自然とキャリアアップできていました。
しかし今のご時世では、年功序列的なキャリアアップはあまり期待できないでしょう。
これからの時代は、受け身ではなく主体的にキャリアのことを考える必要があります。
人生の目標や、現在の状況を把握するためにも、キャリアプランを立てましょう。
人生に目的や目標をもつため
自分の人生において、目的や目標がなければ、なんとなくだらだらと過ごしてしまうかもしれません。
しかしキャリアプランを立てることで、人生における目的や目標を見つけることができます。
自らが考えて立てた目的や目標をもつことで、そこに向かって努力するようになります。
その努力をしていること自体に、幸せだと感じられるでしょう。
また努力に伴う成長を感じることで、毎日を楽しく生きることができます。
つまり、人生の幸福度が増すのです。
現在の状況を把握するため
キャリアプランを立て、人生の目的や目標を決めました。
そこから、現在自分はどの段階にいるのかを把握しましょう。
そうすると、人生の目的や目標と、現在の自分とのギャップを知ることができるのです。
目標と自分とのギャップを把握したあとは、どうすれば目標に近づけるのかを考えます。
最終的な目標に向かうために、何歳までにどの段階にいれば良いのかの小さい目標を立てましょう。
そして、その小さい目標を少しずつクリアしていくことで、最終目標に近づいていると実感でき、やりがいを感じられます。
そのためにもまずは、自分の現在の状況を把握することが第一条件です。
自分ではなかなか現状を把握できないという方は、
厚生労働省がキャリアプランの計画を推奨している「ジョブカード」を利用してみましょう。
【女性営業職のキャリアプラン】営業職の主なキャリアプラン3選
営業職の主なキャリアプランは、主に3つの道があります。
1つ目は、管理職になることです。
今と同じ企業に勤め続ける場合、一番メジャーな選択肢かと思います。
2つ目は、独立することです。
勤めている企業によっては、この選択肢も出てきます。
3つめは、転職することです。
今のご時世、転職することも視野に入ってくるでしょう。
どの道に進むかは、自分が勤めている企業との兼ね合いになります。
この章では、これら3つの選択肢について掘り下げていきます。
①管理職になる
営業は、
主任→係長→課長→部長
という流れが一般的です。
係長までは、営業としてのプレイヤーでありながら、同時に部下のマネジメントスキルも問われます。
教育、経営戦略、管理なども重要な仕事の1つです。
そのため、管理職になることを目標にする場合、マネジメントスキルを身につけましょう。
営業プレイヤーとしての実力とマネジメント能力、この二足の草鞋で数年働くと課長へ昇格できます。
管理職へ昇進すると決めたのなら、営業スキルとマネジメントスキルは欠かせません。
②独立する
会社の規模などの理由から、昇進することに限界を感じた場合、独立という選択肢もあります。
独立するという目標を掲げても、一番大事なスキルは営業です。
営業で身につけられるスキルは、独立しても成功する基本となります。
独立して、重要なことは最初の営業力です。
最初のうちにどれだけ営業をかけられるかが、かなり重要になります。
独立してしばらくは、自分の時間はあまり取れないと思っておいたほうが良いかもしれません。
独立する方は、企業にいるうちに営業スキルを身につけるようにしましょう。
③転職する
営業として成績を伸ばした場合、中小企業であれば、早々に管理職へ昇進するという目標をクリアするかもしれません。
そうなれば、仕事に対するモチベーションが下がることもあるでしょう。
その際は中小企業から大企業への転職も視野に入ってきます。
大企業の場合、同じような成績でも給料面や待遇は大きく変わります。
ちなみに女性の場合は、転職をすることがほとんどです。
特に、営業職から事務職・営業事務などの異業種に転職する場合もあります。
女性営業の場合は、転職するというキャリアプランも考えておきましょう。
【女性営業職のキャリアプラン】キャリアプランを立てる際のポイント
先ほど述べたように、キャリアプランはライフプランの影響を大きく受けます。
特に女性の場合、結婚や出産、子育てなどのいつ訪れるかわからないライフプランも存在するのです。
そのため、人によりライフプランをどのようにするのか変わってきます。
子育てと仕事を両立するのか、育児休暇を取るのか取らないのか、仕事一筋で生きるのか、などさまざまです。
そこで、この章ではライフプラン別にキャリアプランの立て方に関するポイントを解説します。
自分だったらどうしたいのか、なんとなく頭に浮かべておいてください。
①子育てと仕事を両立する場合
子育てと仕事を両立したいと考えている方は、どうしても諦めざるをえない点が発生することを覚えておいてください。
たとえば、子育てと仕事を両立する場合、まず仕事や職場環境の調整が必要となります。
長期間の休暇が必要になるため、休暇前にはその間の仕事などの調整をしなくてはなりません。
そのため非正規雇用や、一般職などの雇用形態に就かざるを得ないこともあります。
そうなると、出世コースからは外れてしまうおそれもあります。
しかし対応は各企業によって変わるので、所属している企業や上司としっかり話し合ってみてください。
そのうえで、仕事と子育てが無理なく両立できるプランを考えましょう。
どちらか一方を無理してしまうと、共倒れになってしまう可能性もあります。
自分のペースでできるキャリアプランを考えてみましょう。
営業職を両立するために必要な要素
育児と営業職を両立するためには、必要な要素が2つあります。
それは、時間と金銭です。
まず、時間の面を解説しましょう。
営業という職業は、実は隙間時間をうまく活かしやすい仕事でもあります。
営業はプライベートも浸食されやすい、という印象があると思います。
言い換えれば、営業と営業の間に生じる隙間時間を利用して、私用を済ませることができるのです。
つまり、工夫次第では仕事との両立は可能になるのです。
また配偶者がいる場合、配偶者が家事・育児に積極的であるかどうかも重要となります。
配偶者が家事・育児に積極的な場合は、2人で協力できるので、仕事との両立の難易度は下がります。
しかし、配偶者が積極的ではない場合、育児と仕事の両立の難易度はぐんと上がってしまうでしょう。
そのため、配偶者に家事・育児へ積極的に参加してもらうよう、配偶者ともよく話し合いましょう。
金銭面では、給与が成績により変動するという点において、家計の管理はしにくいかもしれません。
そのため、金銭面でも配偶者の協力が必須といえます。
②出産後、一時的に離職する場合
出産後、育児休暇の取得などで一時的に離職する場合は、キャリアが一旦途切れてしまうことは覚悟しましょう。
育児という大役とはいえ、キャリア的に仕事のできなくなる期間が生じてしまうことに変わりはありません。
そのため、一定期間を経て復職するとしても、それ相応の覚悟はしておきましょう。
ただし育児休暇を取得しても、キャリアに復帰しやすくなる場合があります。
それは、スキルがある場合です。
ある程度のスキルがある人とそうでない人とでは、
復帰のしやすさはかなり変わってきます。
積極的に資格を取得しましょう。
もしくは、役職などを目指すと良いかもしれません。
役職があるということは、ある程度のスキルがあるということです。
育児休暇を取りたい人は、資格取得や役職などを目指してみましょう。
営業のスキルを十分に身につけよう
先ほど述べた通り、スキルを身につけるとキャリアに復帰しやすくなります。
したがって、営業としてのスキルを磨いておきましょう。
たとえば、現状把握力、提案力、プレゼン力などの業務で必要なスキルや対人スキルは、
営業の仕事を通じて身につけられる能力です。
このなかの1つでも、何か自分に誇れるものができるように、スキルを磨いておきましょう。
またこれらのスキルは、転職をするときも役に立つものばかりです。
育児休暇などの一時的な離職を考えていない人も、営業スキルは身につけておいて損はないでしょう。
またファイナンシャルプランナーや、簿記などの資格を取る機会があれば取得しておくと良いかもしれません。
これらの資格は、知識が身につく資格です。
後々、役に立つときが来ると思います。
③仕事を頑張りたい場合
育児もする予定がなく、育児休暇も取らない、
いわゆるバリキャリの場合、見本となる男性営業職を見つけましょう。
仕事をバリバリこなしたい人は、同じように仕事に取り組んでいる男性営業職を見つけ、
自分に活かせるところは積極的に取り入れましょう。
営業だけに限らず、仕事をバリバリこなしたい場合、見本となる人を見つけることが重要です。
たとえば、営業成績がトップの人がどのように仕事をしているのか観察したり、直接聞いてみたり、質問したりすると良いです。
そのなかで、自分にも活かせそうなところや参考になりそうなことは、一度チャレンジしてみてください。
チャレンジしていくことで、自分がどうなりたいかが見えてくるはずです。
そこで曖昧にせず、自分の目的や目標をはっきりさせて、キャリアプランを立てましょう。
【女性営業職のキャリアプラン】キャリアプランの立て方
ここまでは、キャリアプランの重要性や営業職における主なキャリアプランのご紹介、
ライフプラン別にキャリアプランを立てる際のポイントをご紹介しました。
営業職におけるキャリアプランの方向性や女性ならではの、
ライフプランにそったキャリアプランの例で、自分のキャリアプランは頭に浮かんできたでしょうか。
ここから、いよいよキャリアプランの立て方について順を追って説明していきます。
キャリアプランも、ただやみくもに立てるべきではありません。
しっかり順序良く、キャリアプランを立てていきましょう。
①ライフプランを立てる
キャリアプランを立てる前に、まずはライフプランを立てましょう。
そのライフプランをもとに、キャリアプランを立てる方が効率的です。
ライフプランでは、何歳で結婚したいか、何歳で出産したいかなどの計画を立てましょう。
たとえば、28歳で結婚し、30歳で出産したいなどです。
このようなライフプランを、ひとまず定年まで立てましょう。
定年までライフプランを立てておくと、キャリアプランを立てることが容易になります。
そのため、ライフプランをしっかり立てましょう。
②自分が重要視する軸をもとにプランを立てる
キャリアプランを立てる際に重要なことは、何を軸にするかを決めることです。
キャリアプランは、「働くこと」に関するプランです。
しかし、キャリアプランは、「自分の歩みたい人生」に合わせて考える必要があります。
自分が何を重要視するのかを決めてから、キャリアプランの作成に取り掛かりましょう。
プライベートを重要視する場合は、ライフプランを埋め合わせるようにして、キャリアプランを立てるのがおすすめです。
たとえば、ライフプランで描いた「子どもの入学までに仕事では〇〇を達成しよう」といったプランです。
お金を重要視する場合、たとえば「給与をアップさせていつでも子どもが留学できるようにしよう」といったプランを立ててください。
このように、何を軸にするかでキャリアプランが変わってきます。
③適宜修正を加える
一度決めたキャリアプランのまま順調に進めた、という人はなかなかいないでしょう。
人生には、予期せぬハプニングがつきものです。
突然、田舎に帰らなければならなくなったり、結婚するつもりはなかったのに結婚したりといったことは起こり得ます。
当初のライフプランから、変更しなければならないハプニングも起こらないとはいえません。
また、目指すべき目標が変わることもありますし、目標とのギャップが大きく、達成できそうにないこともあると思います。
立てたキャリアプランのために行動した結果、目標をあらためることも重要です。
このように、キャリアプランの変更が必要になった際は、適宜修正を加えましょう。
自分の考えたキャリアプランが本当に達成できるのかという視点は、常にもっていてください。
どんなときでも、自分で達成できるキャリアプランを描けるように柔軟に修正をしましょう。
まとめ
女性営業職でキャリアプランを悩んでいる人は、まずライフプランから考えてみましょう。
何歳で結婚して、何歳で子どもを産むのかといったような内容を定年まで描いてください。
そのライフプランに合わせてキャリアプランを考えましょう。
キャリアプランは、何を重要視するかを軸にして立ててください。
プライベートを重要視する場合は、ライフプランに書き加える形でキャリアプランを描きましょう。
さらに、一度完成したキャリアプランでも、適宜修正を加えましょう。
キャリアプランを、もしくはライフプランそのものを変更しなければならないできごとは必ず起こり得ます。
何か起こればその都度修正しましょう。
女性営業職であると、キャリアプランを立てるのは難しいと思われがちです。
しかし、順序を立ててポイントを押さえれば、キャリアプランを完成させることはできます。
ぜひキャリアプランを立てて、人生を充実させてください。
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