【質問14選】OB訪問で絶対聞くべき質問まとめ!目的別のおすすめ質問例を紹介!
はじめに
OB訪問、またはOG訪問とは、ターゲットとする企業や業界で働いている先輩を訪ね、仕事の情報を得ることです。
実際に先輩から話を聞くことで、インターネットなどでは知ることのできない仕事の実情や本音を知ることができます。
今回は、OB訪問やOG訪問で聞くべき質問を14個紹介します。
また、理想的な訪問回数や、事前準備などの注意する点についても触れていますので、ぜひチェックしてみてください。
【OBOG訪問の質問】OB訪問をする目的を決めよう!
OBOG訪問をする目的は、明確にしておきましょう。
近年はインターネットからでもターゲットとする企業の情報は簡単に入手できます。
しかし公式サイトやプレスリリースの発信情報から知り得る情報には限りがあります。
ネットの情報源から自分ではわかっているつもりでも、OBOG訪問でターゲットとする企業で実際に活躍している社会人の話を聞けば新たな発見があるはずです。
就活で差をつけるためも目的しっかりともち、OBOG訪問はなるべくしましょう。
OBOG訪問について詳しく知りたい方は以下の記事にアクセスしてください。
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就活の進め方を知るため
OBOG訪問をする目的の1つは就活の進め方を知るために、実際に就労しているOBやをOG訪ねて話を聞くことです。
実際に話を聞いて、志望動機を具体的なものにできるのがOBOG訪問のメリットでもあります。
話を聞いてうえで練られた志望動機は、説得力や具体性が加わることはいうまでもありません。
就活の進め方がわかれば、自己PRの方向性を決められるでしょう。
どんなに優秀は自己PRであったとしても、企業が求める人材とマッチしていなければ採用には至りません。
OBOG訪問で実際に「そんな資質の人材が求められているか」などという話を聞けば、就活の方向性を定められます。
業界や職種について理解を深めるため
業界や職種について理解を深めるためにOBOG訪問をします。
実際にターゲットとする企業で働くOBらから生の話を聞けば、業界や企業を知ることができるのです。
また、先輩の仕事に対しての価値観を知ることができます。
それはターゲットとする業界や職種について理解を深めるルートの1つでもあります。
またOBOG訪問は少人数もしくは1対1で対話ができるので、説明会よりもリラックスした雰囲気で質問できることも魅力です。
たとえば説明会などでも事業内容や企業力などを知ることは可能です。
しかし、仕事内容や1日の流れについては、OBOG訪問のような少人数でリラックスしながら質問できる場所でなければ、なかなか知ることのできない内容でしょう。
企業の実態を確かめるため
OBOG訪問は実際にターゲットとする企業で働く先輩の生きた情報を入手できるので、その企業の実態を確かめることも可能です。
-
企業の文化
-
評価指標
-
働き方
-
就労者の人柄 など
これらの詳細は、インターネットなどではなかなか調べられません。
近年、あこがれて入社した企業であっても、いざ仕事が始まると人間関係のトラブルや、入社前に想像していた働き方との相違で退職していく人もいます。
そのような問題を回避し、実体を確かめるために、すでに就労している先輩に実情を聞けるOBOG訪問がおすすめなのです。
ターゲットとする企業の実態を確かめれば、自分の目指す企業がどの程度自分とマッチしているかを見極めるステップにもなるわけです。
働き方について知るため
働きたい業界や、実際にやってみたい仕事が決まっていない場合は、働き方から志望企業や業界を決めていくと良いでしょう。
「若いうちにたくさん働いて実力をつけたい」「ワークライフバランスを大切にしたい」「産休・育休を取得した後は、職場に復帰して仕事をしたいなど」、人によって理想とする働き方や譲れないポイントがあると思います。
先輩の働き方やライフスタイルを知ることで、自分にとって合っている企業や働き方が見えてくるかもしれません。
【OBOG訪問の質問】OBOG訪問の前に準備すべきこと
実際にOBOG訪問する場合、そこで何について知りたいのか、何を聞きたいのかを準備しておきましょう。
せっかくターゲットとなる企業で実際に働いているOBやOGから話が聞けるわけです。
そんな貴重な時間を無駄にしないためにも、調べてわかる内容ではない質問を準備しておけば、就活がスムーズになります。
就活全体に関する有益な情報を得られるかもしれないチャンスなので、質問のポイントを押さえて訪問しましょう。
企業や業界のことを自分なりに調べる
OBOG訪問前には、自分で調べられる範囲のターゲットとなる企業や業界のことは自分なりに調べておきましょう。
自分で調べてわかるような質問では訪問した意味がありません。
生の声からしか聴けない内容とは、たとえば以下のことがあげられます。
-
仕事の詳しい内容
-
その企業のリアルな実態
-
実際の残業時間や有休などのプライベートな問題や働き方
実際就職した際に知っておきたい内容を質問するために、その下準備では自分で調べられることは調べておいてください。
たとえば先輩が入社した動機を質問してみるのも、企業探しの参考にしたり、企業を理解したりすることにもつながります。
口コミなども事前に調べておくとよいでしょう。
わからない部分を具体化する
OBOG訪問前にはわからない部分について具体的な質問を考えておきましょう。
アバウトな質問だとアバウトな回答しか得られません。
たとえば「御社はどのような社風ですか?」という漠然とした質問は効果的とはいえないでしょう。
「御社の社風として掲げられている「挑戦し続ける精神」は具体的にどのように活かせていますか?」という質問に変えてみると、より具体性のある回答が得られます。
せっかくそこで就労している人の率直な意見が聞ける機会を無駄にはできません。
実際に調べてみても、わからない部分はたくさんあります。
思いついた質問は実際言葉に出してみると、アバウトな内容である場合があります。
質問は紙に書き出し、実際に口に出してみるとよいでしょう。
【OBOG訪問の質問】OGOB訪問でおすすめの質問例
ここからはOBOG訪問で具体的なおすすめの質問例を紹介していきます。
ある程度ターゲットが絞られている就活者に役立つ「業種や職種を理解したいときの質問」
訪問先の企業を志望している就活者に役立つ「企業の実態を確かめたいときの質問」
上記3つのカテゴリーに分けて解説します。
それぞれ3選ずつ質問例をあげました。
OBOG訪問する前の質問選びの参考にしてください。
就活相談をしたいときの質問3選
まず就活初期の就活者がOBOG訪問で質問するとよい例をあげました。
就活初期は、就活の進め方に関した質問を用意するのがおすすめです。
ここで質問した返答が、就活全体の参考となる情報になる場合もあります。
OBやOGたちがどんな就活をしていたかとか、就活時にやるべきことは何かという内容は、これから始める就活の進め方の指針となることでしょう。
同時に志望動機を聞くことは業界選びや企業選びの参考にもなります。
なぜその企業に入社を決めたのか
志望動機を聞けば、その人の仕事の軸や大切にしていることがわかります。
この質問についての返答は業種選びや企業選びの参考になります。
先輩の志望動機を知ることは、その企業の魅力を理解する手がかりの1つです。
数ある企業の中でその企業を選んだ理由は、ほかの企業と比較するときの参考にもなります。
志望動機に共感できるかどうかでその企業と自分の相性を知ることができ、志望先の選択に役立に立つことでしょう。
ほかにどんな業界を見ていたのか
就活初期であるなら、OBOG訪問で先輩に「就活ではほかにどんな業界を見てきたか」という質問をしてみるとこれからの就活に役立つ情報となります。
ただし何でも教えて欲しいという態度で質問するのはよくありません。
自分で考えず人に頼ってばかりだという印象を与えてしまう場合があるからです。
まず「御社以外にこんな業界も参考にしているが、先輩方は就活ではどんな業界を見てこの仕事を選んだのか」というように質問を具体化しましょう。
就活時にしておくべきだったこと・しておいてよかったことは何か
就活時にしておくべきことやしておいてよかったことを質問してみるのもよいでしょう。
就活初期では知りたい内容ですが、この質問も質問の次第では、自分で調べず何でも教えて欲しいという態度に取られてしまう場合があります。
「ネットや説明会などで事業内容や企業力は知り得るけれど、業種や企業選びをするにあたり何かほかにしておくことはあるか」などとこれも具体的に質問することが重要です。
業種や職種を理解したいときの質問3選
ここからの質問例3選は、ある程度ターゲットの決まっている就活生がOBOG訪問する際におすすめの質問事項です。
業種や職種を理解するための質問は、就活生にとって仕事のやりがいへの回答につながります。
その仕事のやりがいや魅力を聞けば、業種や職種の理解を深めることが可能です。
同時に質問の内容に共感できれば、自分がその仕事に求めるものとの距離感がわかり、就活の方向性を決めるときの参考にできます。
企業や業界のこれからについてどう考えているか
実際の社員が考える企業や業界の将来像は、就活を進めるうえで知りたい内容です。
どんなに理想とする企業であっても、実際に就労している先輩が将来性に乏しいなどといえば志望先の変更も考えなければなりません。
OBやOGの方に向けて失礼な質問にならないように、「こんな事実からこんな風に思っている」と自分の仮説も訴えたうえで質問するとよいでしょう。
このような聞き方であれば、働く人ならではの観点に気づきやすく失礼な質問にもなりません。
仕事のうえで一番困難だった経験は何か
理想ばかりで仕事は続けられません。
仕事の大変な部分を聞けば、あこがれやイメージだけの就活から1歩ステップアップできます。
結果を出すためには努力や苦労はつきものです。
「一番困難だった経験から得られた達成感ややりがいとは何か」などと質問を掘り下げてみるとよいでしょう。
一日の仕事の流れについて
1日の仕事の流れがわかれば、仕事内容をより具体的にイメージできます。
具体的にどう仕事を進めていくかや、働き方(ワークライフバランス)のような部分も確かめられます。
現在の仕事内容だけでなく、新入社員だった頃からどのように仕事が変わっていくかなど具体的な内容を質問してみましょう。
これは入社後のイメージにもつながります。
- 繁忙期はいつか
- 仕事をスムーズに進めるコツ
- 業務に課せられる目標
- 話題に出る仕事の具体的な中身
こんな流れを聞いておくと仕事のイメージがしやすくなり、志望動機や自己PRにも役立ちます。
企業の実態を確かめたいときの質問8選
次の8選は、ある程度ターゲットの絞れている就活者がOBOG訪問する際におすすめしたい質問事項の例です。
訪問先の企業を志望している場合は、その企業をより一層に理解したいものです。
実態を把握できれば、自分がその企業のニーズにマッチしているか自己判断ができます。
企業の実態を確かめる場合は「少し質問しづらい内容でもありますが」などと前置きをして質問しましょう。
面接よりも和やかな雰囲気で質問できるOBOG訪問の場で情報を得ておきましょう。
企業の理念は実際の業務にどう活きているか
企業の実態を確かめたい場合に「企業の理念は実際の業務にどう活きているか」などという質問をするのもおすすめです。
理念の浸透度や社員の働くことに対する意識がわかります。
深い質問ですが、企業の理念はネットからでも探ることはできます。
しかし、その理念が実際に業務でどのように活きているかはOBOG訪問でしか情報が得られません。
ここから得られる回答は、自分がその企業のニーズに合った人材であるかどうか知り得る情報でもあります。
入社後にギャップを感じた部分はあるか
OBOG訪問では、説明会で聞けないネガティブな部分や、それをどう捉えているのかを質問できます。
たとえば大手人材派遣会社マンパワーの調査では、早期離職の理由に「入社してからギャップを感じた」という理由があがっています。
入社前に聞いておけばよかったギャップとは、残業や職場の人間関係などを含めた問題です。
企業にとってはデメリットにもなる質問ですが、入社後に抱くギャップをどう捉えるかという情報は入社前に聞いておきたい情報です。
どんな人が活躍しているのか
その企業でどんな人が活躍しているかわかれば、その企業で自分が活躍できるかどうか判断できます。
これは企業の評価制度や評価の指標がきちんとしているかも確かめられるので、OBOG訪問で聞いておきたい質問です。
回答では「英語力の優れた人」や「コミュニケーションのうまい人」などという回答がくる場合もあります。
そのような回答では、活躍するために必要なスキルや素質を知れるわけです。
仕事のやりがい
企業や職種を選ぶ際に、やりがいを重要視する就活生は多いと思います。
しかし、仕事のやりがいは、実際に業務を行わないとなかなかわからないものです。
OBやOGに質問することで、具体的なやりがいを知り、自分が働く姿をイメージできます。
また、やりがいについて尋ねることは、仕事の解像度が上がることにもつながり、業務への理解度も高まるようになります。
事前に作る質問リストの中に、ぜひ「仕事のやりがいは何ですか?」という質問を入れるようにしてください。
残業はどのくらいあるのか
「社会人になっても勉強の時間を確保したい」「趣味を充実させたい」と考える就活生にとって、残業時間は気になるポイントです。
残業時間について知ることで、社会人になってからの生活スタイルや、時間の使い方のイメージがしやすくなります。
また、先輩方の業務終了後や休日の過ごし方について質問すると、より入社後の生活が想像できるようになるでしょう。
今後の人生を豊かなものにするためにも、ワークライフバランスを重視する会社かどうか確認することは非常に大切です。
この会社に入ってよかったと思った瞬間
仕事や会社の魅力は、就活を進めるうえで非常に重要な情報となります。
たとえば、「仕事のやりがいが大きい」「多くの人に影響を与えることができる」という話を聞いたとします。
この場合、OBやOGに教えてもらったその仕事や会社の魅力を、OB・OG訪問をしたことも含めてESの志望動機に書くと、高評価につながるでしょう。
また、会社や仕事の魅力は就活のモチベーションアップにもつながるので、OB・OG訪問当日は「実際に入ってよかったと思った瞬間はありますか?」と聞いてみてください。
面接の際のアドバイス
面接は、内定を獲得するために避けては通れない重要なフェーズです。
ですので、面接官の特徴や面接時間・内容について質問してみましょう。
たとえば、ほとんどの企業では、基本的に1次面接は現場の社員が面接官となります。
しかし、最終面接ともなると、役員・社長といった方々が面接をします。
面接が進めば進むほど、事前に準備する内容が変わるほか、難易度も上がることがほとんどです。
OBやOGから面接で質問された内容や見られていたポイントなどを聞き、きちんと対策していきましょう。
会社の人間関係について
会社の人間関係は、説明会で配布された資料だけではなかなかわからない点です。
また、インターネット上の情報では、企業の雰囲気はイメージや偏見で語られることが多く、鵜呑みにするのは危険です。
体育会系な雰囲気や、ビジネスライクな関係など、企業や部署によって人間関係は様変わりします。
このようなことを知ることで、入社する前に自分にとって働きやすい職場かどうか確認することができます。
会社の人間関係について聞くことは、早期離職を防ぐことにもつながりますので、可能な範囲で聞いておくようにしてください。
【OBOG訪問の質問】OBOG訪問の際に気をつける点
OB訪問やOG訪問で気をつける点は、主に3つあります。
1つ目は、相手に合わせて質問内容を変えることです。
たとえば、入社数年以内の若手社員の場合、ESの書き方や面接で意識した点など、選考に関する質問が良いかもしれません。
一方で、入社20年以上のベテラン社員には、キャリアプランや業界の動向といった、長く勤めないと見えてこない内容について質問してみてください。
2つ目は、企業のホームページや説明会でわかるような質問を極力控えることです。
忙しい中で会ってもらっているのですから、インターネットや四季報ではわからないようなことを聞き、選考に活かしましょう。
3つ目は、時間を守ることです。
相手は、毎日懸命に仕事に励む社会人です。
遅刻をすると印象は悪くなり、場合によっては中止になってしまう可能性もあるので、時間厳守で行動しましょう。
【OBOG訪問の質問】OBOG訪問ってどれくらいするべき?
質問の内容も理解したところで、実際にOBOG訪問してみましょう。
一般的な回数は1~5回ほどといわれます。
次に6~10回という訪問回数も多いという就職サイトの調査結果もあります。
就活者の納得度によって違いはあることでしょうが、回数を重ねても無駄な場合もあるのです。
ではどのくらいの回数を基準にすればよいか、また理想の回数はどれくらいなのか調べてみました。
「自分の疑問が解消されたか」を基準にしよう
OBOG訪問をどれくらいするべきか、その決まりはありません。
自分が納得して、就職先が決められるかどうかを目安に回数を決めるとよいでしょう。
疑問や悩みが生じたらまた追加でOBOG訪問をすればよいのです。
回数に決まりはありません。
収集したい情報量が多い場合は、中身の濃い内容の訪問ができるように質問の内容をよく考えて回数を調整しながら訪問すればよいでしょう。
ただ上記で解説したようにOBOG訪問に向けて準備すべきことがあります。
何でも相談するのは印象を悪くしてしまうことも念頭に置き、準備万全な状態で訪問するようにしてください。
就活には労力も必要ですが、人生の転機となる重要ポイントです。
満足いく就活を目指して、準備万全で上手に情報収集してください。
OBOG訪問の理想回数は5回くらい
自分が納得する回数とはいっても、一般的にOBOG訪問の理想回数は1~5回くらいといわれています。
次に6~10回という訪問回数も多いといわれていますが、これらの回数は目安でしかありません。
5回くらい訪問すれば、大方の情報を得られます。
ただあくまでも目安です。
少ない回数でも内容が濃ければそれでよいし、納得がいかなければ回数を増やしても構わないのです。
就活の相談から始めた人は必然的に回数は多くなり、訪問回数は人それぞれといえます。
またOBOG訪問は第一希望の企業だけではなく、志望する業界に勤めている方を訪問することもおすすめです。
同時にすでにその企業を辞めた方に話を聞くのも、企業の実態を知り得る訪問となります。
幅広い属性の人に話を聞けば、その分就活で差をつけられるでしょう。
まとめ
就活で差をつけるためにOBOG訪問をすることはおすすめです。
OBOG訪問は説明会では聞けない話や、インターネットでは調べられない情報を知り得ることができます。
質問の内容は浅いことから深いところまで掘り下げて話を聞けますが、訪問前に準備すべきことをきちんとして具体的な質問ができるようにしましょう。
アバウトな質問からはアバウトな情報しか得られません。
就活の限られた時間を無駄にすることなく、よい就活ができるよう頑張ってください。
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