【IT営業への転職】IT営業は未経験でも転職できる?注目の将来性や必要な資格について徹底解説!

【IT営業への転職】IT営業は未経験でも転職できる?注目の将来性や必要な資格について徹底解説!

目次
  1. はじめに
  2. 営業職でもIT系の知識が必要
  3. IT営業の年収
  4. IT営業の将来性
  5. IT営業のキャリアパス
  6. IT営業に向いている人の特徴
  7. IT営業に転職する際に求められる資格
  8. 転職するならエージェントを利用しよう
  9. まとめ

はじめに

近年ますます注目が集まり、需要も高まりつつあるのがIT業界です。

現代社会を支えるうえで非常に重要である一方、人材が不足しているため、どんな方にとっても活躍できるチャンスのある業界だと言えるでしょう。

また、IT業界というとパソコンに向かって黙々と作業をするイメージもありますが、なかには人と関わることの多い「IT営業」という仕事もあります。

ここでは、プログラマーともエンジニアとも違う、IT営業への転職について解説します。

IT営業とは

IT営業と一括りにされることから、漠然と「ITに関係のある営業職」と思われる方も多いかもしれません。

しかし、細かく見ればその仕事にもさまざまな種類があるとわかります。

顧客や業務内容が異なり、それによって要求されるスキルも変わってくるため、IT営業に興味のある方は自分がどれに向いているかを考えてみると良いでしょう。

ここでは仕事内容を大きく3種類に分け、以下でそれぞれ解説していきます。

転職を考える際の参考にしてみてください。

商品やサービスを販売する営業

一般的にイメージされる営業職ともっとも近いのが、IT関連の商品やサービスを販売する営業です。

企業によって取り扱う商材は違うため、さまざまな形態が考えられ、顧客によってアピール方法も異なるため、一概には説明できません。

たとえばシステム販売であれば、顧客は法人であるケースが多いでしょう。

いずれにせよ、このような仕事では営業スキルに加えて、扱う商材についての高度な知識が必要とされます。

ITの知識はすぐに身につくものではないため、ハードルは高いと考えられがちですが、スキルのある方にとっては活躍できる絶好のチャンスです。

コミュニケーション力に自信のある方、人と信頼関係を構築するのが得意な方は、ぜひIT商材の営業を検討してみてください。

人材を提案する営業

人手不足が叫ばれるIT業界では、人材派遣も非常に重要な仕事です。

IT業界における人材派遣では、一般的にエンジニアを派遣することが多く、営業はそれを陰から支える役割となります。

エンジニアを必要とする派遣先を探して獲得し、自社のエンジニアを派遣することが主な仕事で、派遣したエンジニアの単価の交渉なども行います。

このようなことから、自分自身がシステムや製品に触れることはなくても、IT全体についての深い知識が必要です。

さらに、IT業界は急速に発展している分、知識のアップデートもしなければなりません。

人材を扱うという面において、責任感が問われる仕事ではありますが、これからの社会を支えていきたい方におすすめです。

セールスエンジニア

セールスエンジニアとは、顧客が抱えている問題を技術面から解決するための営業です。

エンジニアと付いているため、システムの設計やプログラミングをするイメージもあるかもしれませんが、自社の商品をそれぞれの顧客に合わせて提案することがその仕事内容です。

特徴としては、扱う商品やサービス、顧客ごとの課題によって効果的なアプローチが異なるため、マニュアル通りとは限らない柔軟な対応を求められることがあげられます。

また、セールスエンジニアは、企業の営業部門と技術部門の橋渡しをしたり、納品後のサポートをしたりするという面でも重要な役割を担います。

仕事内容が多岐にわたる分、大変なことは多いものの、スキルを活かして大きなやりがいを感じられるのがセールスエンジニアなのです。

営業職でもIT系の知識が必要

営業職とIT業界が組み合わさったIT営業で活躍するためには、当然のことながらITの知識を持っている必要があります。

プログラマーのように深く専門的なことを追求する機会は少ないですが、それだからといって簡単ではありません。

ITについての全般的な知識をカバーしておかないことには、顧客のさまざまな課題に対応できないからです。

ここでは、IT営業においていかに知識が重要なのか、その理由について解説していきます。

販売するものにIT技術が使われているから

まず、販売する商材そのものにIT技術が使われているという点があげられます。

それはどのような技術なのか、どう役に立つのか、他社とはどう違うのかをしっかり説明できなければなりません。

ここで難しいのは、仕組みについて理解さえしていれば良いとは限らない点です。

顧客によっては専門的な内容もスムーズに理解してもらえるかもしれませんが、ITについてくわしくない顧客と話をしなければならないケースも多いでしょう。

そのような際は、顧客に合わせてわかりやすい説明をする必要があります。

上辺だけの知識だけではカバーできないこともあるため、いつでも機転を利かせられるよう、誰よりも自分自身がIT技術をしっかり理解しなければならないのです。

顧客との会話で必要になるから

IT営業をしていると、顧客からITに関する質問をされる場面もあるでしょう。

そして、それは必ずしも自社の商材に直結するものとは限らないかもしれません。

しかしながら、IT業界で注目されている技術や話題についていけなければ、顧客からの信頼を十分に得ることは難しくなってしまいます。

「営業担当なのに頼りない」と思われてしまっては、成約率にも響きます。

そのため、取り扱う商材に使われている技術だけでなく、IT業界全体のトレンドも押さえておく必要があるのです。

これは大変なことのように思えますが、ITに興味があり、常に新しい技術を追いかけるのが好きな方であれば強みにもなるでしょう。

顧客にとって頼れる営業を目指すことが大切です。

提案する際に必要になるから

販売する商品やサービスにIT技術が使われている以上、その技術について理解していないことには営業もできません。

さらに、顧客によっては単に商材を提案するだけでは不十分で、カスタマイズなどにおいて柔軟な対応が求められることもあります。

その際、カスタマイズそのものをするのはエンジニアやプログラマーでも、最初の窓口となるのはやはり営業担当です。

IT知識をベースに、的確な返答を求められます。

また、エンジニアを派遣する場合においても、IT知識に乏しければ顧客の要望に沿った人材を選定できないでしょう。

どのような種類のIT営業であっても、IT業界に属する以上は、それに見合った知識を持っておかなければならないのです。

IT営業の年収

IT営業の平均年収は、472万円といわれています。

これは、IT業界全体と比較しても高めの水準です。

ただし、技能が収入に直結しやすいエンジニアやプログラマーと違い、IT営業の場合は収入の年代差が大きいことに注意しなければなりません。

そのため、今すぐに高収入を目指したい方は残念に思うかもしれませんが、経験や実績を地道に積んでいけば、年収の大幅アップが見込めるという意味でもあります。

特に営業スキルは、本などで勉強して身につけられるIT知識と違い、経験が非常に重要です。

それだけに、即座に活躍することができなかったとしても、少しずつスキルアップが感じられ、やりがいにもつながるでしょう。

したがって、コツコツ努力できる方におすすめです。

IT営業の将来性

仕事を選ぶうえでは、将来性も考える必要があります。

特に近年はAIがめざましく発展しているため、人間の仕事がAIに奪われるという話を聞いたことがある方も多いでしょう。

しかし、人と人との関わりが何よりも重要である営業職は、AIに任せられません。

そのためIT営業は、時代に合わせて形を変えていきながらも、生き残っていく職種であると考えられます。

また、今後は単にサービスを売り込むだけでなく、利用者の声を聞き、ニーズに合ったサービスを提供し続けることが求められる時代です。

AIに代替されていく仕事がある一方で、そういった技術を売り込む側であるIT営業の需要は、ますます拡大していくでしょう。

よって、IT営業の将来性は高いと言えます。

IT営業のキャリアパス

IT営業として働き始めてからのキャリアパスについて、気になっている方も多いでしょう。

もちろん、営業職が好きな方であれば、そのまま長く続けて実績を積み上げていくケースも考えられます。

一方、キャリアアップをしていく場合は、経験を活かして所属先でマネジメント職に就くのが一般的です。

しかし道はそれだけではなく、さらに専門性が高く影響力の大きなITコンサルタントに転職することも可能であり、ゆくゆくは独立を目指す方もいます。

ITの知識があることで、営業だけに留まらず、努力次第でさまざまなキャリアを目指せるのがIT営業の魅力なのです。

そのため、IT営業は、将来的に大きく活躍したいという目標のある方にもおすすめできます。

IT営業に向いている人の特徴

転職を検討する際には、自分がその仕事に向いているかどうかを判断しなければなりません。

IT営業は将来性があり、経験を積めば華やかなキャリアを歩むことも可能な仕事ですが、それだけに向いていない人にとってはきびしい道でもあります。

そこで、IT営業ができそうかどうかを判断するための参考として、IT営業に向いている人の特徴を以下に3つあげ、解説していきます。

転職を考えている方は、仕事を選ぶ際のヒントにしてみてください。

新しいことを学ぶことが好き

まず第一にあげられるのは、新しいことを学ぶのが好きであることです。

パソコンやスマートフォンを使っているとわかるように、IT技術はここ数十年のうちに急速に進歩しています。

常に新しい技術や話題が飛び交うため、IT営業はそのような最新の情報や、業界の今後の動向を把握しておく必要があります。

このようなことから、IT営業は新しいことを学ぶのが好きな方に向いているといえるでしょう。

ただし、だからといって必ずしも学校の勉強が得意である必要はありません。

頭の良さや学生時代の成績よりも、IT技術に興味があり、そのような情報を調べるのが楽しいと思える性格が重要なのです。

好奇心旺盛な方は、ぜひIT営業への転職を検討してみてください。

コミュニケーション能力が高い

IT業界は、他の業界と比べると専門知識に重きを置かれるケースが多いため「コミュニケーションに自信がなくても活躍できる」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、IT営業であれば話は別です。

営業職である以上、知識に加え、コミュニケーション能力の高さも重要となります。

商材を売り込むための提案力はもちろん、顧客の要望をうまく聞き出すヒアリング力、意図を察する理解力など、多角的なコミュニケーション能力が必要とされるのです。

そのため、話し上手であると同時に聞き上手でもあり、新しい相手と信頼関係を結ぶのが得意という方に向いています。

これは難しいことですが、コミュニケーション能力の中には、もともとの性格に加えて知識でカバーできるものもあります。

特に営業スキルは勉強や経験によって向上する部分も多いため、最初から諦める必要はありません。

調整能力が高い

IT営業の場合、商材の売り込みをするときはもちろん、ほかにもさまざまな場面において調整能力が求められます。

システムを導入する際の納期の調整、社内エンジニアのスケジュールの調整などについて、IT営業は柔軟に考えると同時に、責任を持たなければなりません。

また、日程だけでなく、人間関係のバランスを保つのも調整能力の1つだといえます。

これは人と人の間を取り持ち、要望を整理したり、すり合わせをしていったりする能力のことを指します。

リーダーシップとはまた違う概念ですが、人をまとめるうえでは欠かせない重要な力です。

このように、物事を円滑に進める能力が高い人や、臨機応変な対応をするのが得意な人は、IT営業に向いていると言えるでしょう。

IT営業に転職する際に求められる資格

IT業界全般に共通することですが、転職をする際に資格は必須でありません。

スキルさえあれば活躍することが可能であるため、実際に無資格でも高度な仕事ができる人は存在します。

しかし、資格取得を通して基本的なIT知識を身につけておけば、入社後に役立ちます。

また、転職する際にスキルを証明する手段としても、資格の取得は大変有効です。

ここでは、ITに関する知識を網羅できる、おすすめのIT資格を2つ紹介しましょう。

ITパスポート

ITパスポートは、ITの基本的な知識が問われる国家資格です。

業務にIT技術を活用したいと考えている、あらゆる社会人が対象で、難易度はそこまで高くありません。

毎月2回試験が実施されることから、受験もしやすいため、転職のタイミングで取得しておくと良いでしょう。

合格率は50%ほどで、IT業界が未経験で自信がない方も、しっかり対策しておくことで十分合格は可能です。

また、試験範囲はIT技術全般について広く浅く取り上げられているため、自分ではきちんと知識があると思っていても、いざ勉強してみると意外な落とし穴に気がつくかもしれません。

そういった意味でも、ITパスポートの取得を1つの目標にしている方は多いです。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験も、ITの知識が証明できる国家資格です。

しかし、名称に技術者と付いている通り、ITパスポートよりも内容が深く問題は複雑になっています。

よって、ITパスポートと違い未経験や学生の受験者は少なく、ある程度業界に携わったことのある方が取得を目指すケースが多いです。

位置付けとしても、ITパスポートの次に取得すると良いとされています。

しかし、必ずしもITパスポートに先に合格している必要はないため、ITの知識に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。

難易度が高いので学習時間をしっかり取る必要はありますが、転職の際のアピールポイントとして強力な武器となるでしょう。

ITパスポートと基本情報技術者試験のどちらを目指すか迷った場合は、対策本を参考に自分に合ったものを選んでみてください。

転職するならエージェントを利用しよう

IT営業への転職を考えている方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。

自分で興味のある企業へ応募する方法もありますが、転職エージェントには専門的なノウハウがあるため、心強い味方となるでしょう

自分1人で転職活動をするケースと比べて効率的で、転職成功もより期待できます。

また、仮にIT営業以外の道を選びたい場合も、エージェントに登録しておけば、自分に合った仕事が探しやすくなります。

特に営業職への転職には「アゲルキャリア」がおすすめです。

アゲルキャリアは20代の営業職に特化した転職エージェントです。

内定率は95%と、かなり高い数字を誇ります。

忙しいあなたのために24時間365日いつでも対応可能ですので、気になった方は是非この機会に利用を考えてみてください。

まとめ

IT営業は、顧客と技術者の間に立ち、その橋渡しをするという重要な役割を担います。

IT技術の知識とコミュニケーション力をバランス良く発揮する必要があるため、仕事には難しさがある反面、やりがいも非常に大きいものです。

また、IT営業の需要は今後ますます高まると考えられ、キャリアパスも幅広い可能性があります。

技術者とは少し違った角度からIT業界を支えたいという方は、ぜひIT営業への転職を考えてみてください。

SHARE この記事を友達におしえる!