【既卒・営業未経験者必見】例文付き!営業職の面接で長所・短所を聞かれた時の答え方を解説!
はじめに
大学や専門学校を卒業してから就活を始めた人たちを、既卒と呼びます。
大学在学中に就活をしていなかったために、就職時期が遅れてしまいます。
こうした既卒で営業未経験者の人が、営業職の面接で長所・短所を聞かれた際にはどのように回答すれば良いのでしょうか。
この記事では既卒の営業未経験者における、営業職面接について詳しく見ていきます。
自己PRとして長所・短所が聞かれる企業側の意図と、その回答のポイントについて解説します。
【長所・短所の回答方法】そもそも企業が面接で長所・短所を問う意図
面接ではなぜ、長所と短所について質問されるのでしょうか。
そこには企業側の以下のような意図が隠されています。
自分の強み・弱みを把握し、課題を乗り越えていくことができるか
営業はノルマを課せられる職場も多く、プレッシャーに負けずに目標達成に向けて努力していくことが必要です。
またお客様に断られても気持ちを切り替えて、前へと進むメンタルの強さも持っていなければいけません。
面接で長所・短所を聞くことで、その就活生がきちんと自己分析できているどうかまず判断されます。
自分の性格がわかっていなければ、壁や課題を乗り越えていくことも難しいでしょう。
強みを活かし、弱みを補って、営業マンは成長していくのです。
営業として必要なスキルは持ち合わせているか
企業としても、入社してから営業マンとして活躍できる人材を求めています。
営業職に合わずにすぐに辞めてしまわれては困ります。
長所・短所の質問は、その就活生のスキルや強みを知って自社の仕事にマッチしているかを判断したいからです。
企業や営業の種類によっても多少異なりますが、
営業全般としてはコミュニケーション力やヒアリング力、課題発見能力や行動力などが必要になってきます。
そうしたスキルにつながるものを持っているかを面接では見極めています。
自社で活躍しそうか
優秀な人材であっても、会社によって求める人材は変わってきます。
目の前の就活生が、果たして自社で活躍できそうかどうかを面接では見極めなければなりません。
長所・短所を聞けば、その人の人間性が雰囲気も伝わってきます。
活躍しているイメージが浮かぶ人材であれば、採用される可能性が高いでしょう。
たとえばチーム営業スタイルの会社であれば、協調性も必要です。
単独営業に向いているのかチーム制の中で活躍できるのかも、面接の時点で企業側は判断しないといけないわけです。
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【長所・短所の回答方法】長所・短所を答えるときのポイント
長所・短所は選考の中であなたをアピールすることのできるポイントです。
そのため、ここでしっかりと企業にとって魅力的にうつるようにアピールすることが必要になります。
ここでは長所・短所を答えるときのポイントについて詳しく解説していきます。
結論から話す
言いたいことを伝えるには、結論からはっきりと述べることが大切です。
前置きが長かったりだらだらと喋ったりしていては、面接官も何が言いたいのかわからず疲れてしまいます。
長所を伝える際には、結論から話すPREP法を取り入れると良いでしょう。
Reason(理由)を述べて
Example(実例・具体例)を説明し、
再度 Point(結論)
で締める話し方です。
結論ファーストにしてエピソードを添えることで、理論的でわかりやすい自己PRができます。
面接官にインパクトを持ってもらえることでしょう。
PREP法は自分の頭の中で整理しやすいというメリットもあります。
エピソードを加える
結論にエピソードを加えることで、結論に説得力がつくため、効果的にアピールできます。
長所の場合は、強みを発揮できたエピソードを述べることで、面接官に「入社後に長所を活かして活躍するイメージ」を思い浮かばせられるのです。
また、短所の場合は、克服するための努力が垣間見えるエピソードを使うことで、「この人物は成長しようと努力できるのだな」と思ってもらえます。
結論で言いたいことを伝えても、説得力がなければ印象に残りません。
しかし、結論に説得力をつけるエピソードが加わるだけで印象に残りやすくなり、面接官に効果的なアピールができます。
伝える長所・短所は1つに絞る
中には営業職に活かせそうな長所がたくさんあるという人もいるかもしれません。
しかしながら欲張ってあれもこれも話すのは逆効果です。
結局一つも言いたいことが伝わらない可能性があります。
面接官は大勢の就活生を相手にしているので、その中でも記憶に残ることが大切です。
多くの強みがあるならば、その中で最もその会社が求めていそうな長所を選んで、それについて全力でアピールしましょう。
1つに絞ることで話もまとめやすくなります。
長所はどうしても曖昧なワードになりやすいので、
キャッチコピーを使ったり真実味を感じさせるエピソードを話したりして、できるだけ具体的に伝えることが大切です。
【長所・短所の回答方法】面接で長所を答えるときに気をつけるべきこと
長所はしっかりとアピールしたいものですが、回答の仕方をしくじると言いたいことが伝わりません。
効果的な回答方法について知っておきましょう。
肩書きのみをアピールしない
第二新卒として就活する方の中には、バイトリーダーや部長を経験し、それらをアピールしたい人もいると思います。
しかし、アピールする時に注意するべきポイントが一つあるのです。
それは、肩書きのみをアピールしてはいけないという点です。
いくら肩書きが立派でも、内容が伴っていないと薄っぺらく聞こえるので、魅力的なアピールにつながりません。
そのため、肩書きを使う時は、必ず具体的なエピソードを混ぜながら、面接官の質問に答えるのが大切です。
そうすれば、肩書きを手に入れるための努力や手に入れた後の活躍がイメージとして伝わります。
肩書きをアピールするなら、必ず具体的なエピソードを付け加えましょう。
企業でどう活かせるかをアピールする
優秀な長所が、面接だけで終わってしまってはもったいないです。
面接官は、その強みが仕事で活きてくるかどうかを見ようとしています。
自身の強みについては、それをどのように営業職で活用するつもりなのか、
入社後にそのスキルを活かして何をしたいのかをアピールすることも忘れてはなりません。
つまり再現性のある話をすることが重要ポイントです。
PREP法を用いて説明した場合、最後にもう一度結論を述べて話を締めます。
その際にまとめとして、「入社後の目標」や「スキルの活かし方」を添えることで
内容も濃くなり面接官の評価も高くなるはずです。
長所の例文
私の長所は、深い信頼関係が築けるコミュニケーション力があるところです。
前職の○○系の営業では、お客様に自社製品を購入してもらうために、信頼関係を構築する必要がありました。
そのため、私はお客様が納得して自社製品を購入してくれるように、難しい言葉をできるだけ使わず伝えるように工夫したのです。
また、『何かご不明な点はございませんか?』と、疑問などが残らないようにヒヤリングを徹底しました。
質疑応答を繰り返しながら、信頼が深まるように努めていきました。
その結果、お客様の信頼を獲得して、お客様から『ぜひあなたから買いたい』と言っていただけけたのです。
私は長所であるコミュニケーション力を活かし、お客様との信頼関係を構築していき、御社の発展に貢献して参ります。
【長所・短所の回答方法】面接で短所を答える時に気を付けるべきこと
長所は話しやすいものの、短所を聞かれると難しいという声も多いです。
面接で短所を聞かれた際の回答について、気を付けるべき点を解説します。
言い換えれば強みになることを選ぶ
長所と短所は紙一重とも言われ、多くの短所は裏返せば長所である場合も多いです。
たとえば「飽き性」や「器用貧乏」という短所は、「好奇心旺盛」とも捉えられます。
あれもこれも興味が湧いてやりたくなるために、いろいろと手を出してしまうわけです。
短所を聞かれたときには、長所にも言い換えることができるものを選ぶようにしましょう。
どう考えても短所にしか見られない特徴を述べてしまうと、マイナスにしか見られません。
そしてできれば、長所に言い換えたものが営業職に活きてくる内容にすると良いでしょう。
心配性 → 責任感が強い、慎重 マイペース → おおらか 、人に流されない 意地っ張り→信念を持っている
短所を乗り越えるために努力していることを話す
短所についての回答は、どうしてもネガティブになってしまいがちです。
しかしながら面接官が最も知りたいことは、その短所についてどのようにカバーしようとしているのか、
何か改善しようと努力しているかどうかです。
短所を話す際には、それについて乗り切るために努めていることを話すと良いでしょう。
「私にはこういう面がありますが、〇〇することで補っています」
というような回答であれば面接官も納得します。
そして短所だと開き直るのではなく、なんとかしようとしている前向きさも伝わるはずです。
長所とも取れる表現をしない
短所を答える時に「責任感が強すぎる」「人の気持ちを考えすぎてしまう」など、長所とも取れるような紛らわしい表現はしないようにしましょう。
できるだけ弱みを見せたくない、プライドの高い人物と思われてしまう可能性があるのです。
そのため、長所とも取れるような表現は、はっきりと短所とわかるように改善しましょう。
そうすれば、面接官に好印象を持ってもらえます。
たとえば、「責任感が強すぎる」という短所を伝えたい場合は、「責任を感じるあまり余裕を持てず、臨機応変に対応できない点が短所です」と修正すると良いのです。
短所の例文
私の短所は心配性なところです。
仕事では、1つの作業が終わるたびに、確認を何度もしてしまう癖があります。
そのため、時間がかかるので、上司に「もっと早く作業しろ」と何度も注意された経験があるのです。
しかし、心配性という短所は、裏を返せば、何度も確認するために失敗が少ないという長所でもあります。
作業には時間がかかりますが、仕事のミスで指摘されたことはほとんどありません。
今ではできるだけ作業スピードを上げられるように、チェック項目を用意し、確認時間を短縮できるようにしています。
そのおかげで、最近はミスがほとんどない状態で、作業スピードが向上してきました。
【長所・短所の回答方法】未経験の転職はアピールになる!
既卒者はもちろんのことながら、営業職は未経験です。
未経験者だからこそアピールできる点をうまく伝えることが面接クリアにつながります。
未経験だからこそポテンシャルで戦うことができる
まだ見ぬ世界で働く場合に、果たしてどうなるかは誰も本当にはわかりません。
しかしながら潜在能力を秘めている場合や成長する可能性があるとも言えるわけです。
未経験者はポテンシャルを武器に、意欲をアピールすることができます。
どれほど営業職に興味があるのか、
自分の〇〇というスキルは必ず営業に活かすことができるはずだと強い志望意欲を伝えると良いでしょう。
ポテンシャルもなく、始める前から消極的で不安材料ばかり語るようでは面接では印象が悪くなってしまいます。
アルバイトや前職での経験
既卒者でもアルバイト経験のある人はいるでしょう。
何かしらアルバイトをしていたのであれば、その業務内容についてアピールするようにしましょう。
アルバイトの仕事は、営業に活かせるものもたくさんあります。
接客業であればそこで学んだコミュニケーション能力や礼儀作法も役立ちます。
家庭教師では、生徒の話を聞くヒアリング力が身についているかもしれません。
また何かしらの売上目標数などをアルバイトで達成したなら、
具体的な数字も挙げてエピソードを話すと面接官から評価される自己PRをすることができます。
部活動での経験
卒業してから日が浅いなら、学生時代の部活動について話すのも良いでしょう。
企業は、仕事に対してチャレンジ精神をもって取り組める人材を求めています。
そのため、学生時代の経験であっても、前向きに行動を起こして取り組んだ経験があるのなら、アピール内容としては十分です。
たとえば、チームスポーツの部活動の場合、チームワークやコミュニケーション力などが営業職に活かせる強みとしてアピールできます。
ただ、就職した経験がある以上、仕事でアピールできるものがあるならそちらを優先するべきです。
「どうしてもアピールできるような実績がない」など、悩んでしまった場合の万が一として考えておきましょう。
留学での経験
近年では卒業後にすぐ就職せず、留学や海外旅行など、自分のやりたいことをしてから就職する人が増えています。
多くの人が大学を卒業後そのまま就職するので、海外経験がある人材は貴重です。
そのため、海外で外国人とコミュニケーションする際に苦労した経験など、あなたの体験したことがそのままアピールポイントになります。
しかし、注意する点が一つあります。
それは留学や海外旅行の動機、前向きに取り組む目標を明確にすることです。
いくら海外経験があるといっても、日記のように答えるだけでは効果的なアピールにつながりません。
目標や目標を達成するために行動したことについて、詳しく答えられるようにしましょう。
成長したいという意欲
既卒で未経験者だからこそ、
これから新しい世界に飛び込んでいろいろと学んでいきたいという成長意欲を伝えることも大切です。
経験はないけれども営業をしてみたいという強い意志は、働く覚悟やモチベーションを感じさせることでしょう。
既卒で未経験というマイナス面を乗り越えていこうとする強さも、
面接官に評価してもらえるのではないでしょうか。
営業職はさまざまなスキルも身につきますし、人として成長できる仕事です。
面接でも、何がなんでも成長したいという気持ちを前面に出して長所・短所を答えることが大事です。
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【長所・短所の回答方法】既卒だからこそ弱みは武器になる
既卒者の場合、在学中に就活をしなかった事情が何かしらあるはずです。
留学をしていたり家庭の事情があったりとなんらかの理由で、卒業してから就活をしているのでしょう。
あえて即卒の就活になったキッカケを、面接では武器とすることで自信を持って面接に挑むことができるはずです。
既卒者だからといってあきらめることは何もありません。
短所を聞かれた時にはその弱みも素直に話し、これから頑張りたい意欲をぶつけると良いのです。
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おわりに
既卒でも未経験者でも、誰しも皆長所・短所は持っています。
胸を張って面接を受けて何も問題ありません。
しかしながら、自分の長所・短所がわからないという人は、自己分析をすることが大切です。
過去を振り返り自身の繰り返している行動やクセを思い起こすことで自己分析ができます。
また親しい間柄の人に、自身の長所・短所について聞いてみるのも一つの方法です。
自分自身と向き合うことは、就活をしていくうえで欠かせません。
気付かなかった長所・短所は、必ずや就活に活きてくるはずです。
営業職に就きたいのであれば、
まずは自己分析をして自分のどういったスキルを営業に活かせるのかを把握することから始めてみましょう。
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