【営業職の業界研究】営業職の業界一覧!業界別の特徴を知って業界研究をクリアしよう!

【営業職の業界研究】営業職の業界一覧!業界別の特徴を知って業界研究をクリアしよう!

目次
  1. はじめに
  2. 【営業職の業界研究】「営業職」ってどんな仕事?
  3. 【営業職の業界研究】営業職の業界一覧
  4. 【営業職の業界研究】営業職のおすすめ業界
  5. まとめ

はじめに

職種にはさまざまなものがあり、中には特定の業種にしか存在しない職種というのもありますが、営業職はすべての業種で必要とされる職種です。

実際、企業の新卒採用でもっとも多い職種が営業職であり、文系の学生の約7割が営業職を経験するともいわれています。

この「どの業界にも必要とされる職種である」という特徴は、就職先として数多くの企業が選択肢となりうるという意味ではプラスに働くこともありますが、逆に考えれば「どの業界にもある職種だからこそ、その中からどの業界を選べばよいのか迷ってしまう」ということにもつながります。

そこで、どの業界に行くべきか迷っている学生のために、各業界の営業職の特徴をまとめてみました。

10分ほどで読めるので、ぜひ進路決定の参考としてください。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

【営業職の業界研究】「営業職」ってどんな仕事?

「営業職とはどんな仕事か?」と聞かれれば、おそらく多くの学生は「お客様に自社の商品やサービスを売り込む仕事」と答えるでしょう。

たしかに営業職を大雑把に説明すればそのようになりますが、実際には、営業職の中にもいくつかの種類があります。

たとえばBtoBの企業であれば顧客は法人となりますし、BtoCの企業であれば顧客は個人の消費者ということになりますが、法人営業と個人営業では、同じ営業職でも、まったく手法が異なってきます。

また、これまでまったく取引のない顧客に足して行う新規営業と、すでに取引のある顧客に対するルート営業も別物です。

自分に合った業界を見つけるためには、このような基礎的な知識が欠かせないので、知識がないという学生は以下の記事を参考にしてみてください。

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【営業職の業界研究】営業職の業界一覧

営業職に興味をもって業界研究や企業研究を進めていくと、同じ営業職であっても、それぞれの業界で求められる資質や働き方に違いがあることが理解できるでしょう。

先ほどもいいましたが、法人営業と個人営業ではその手法はまったく異なりますし、扱う商品が有形なのか無形なのかによっても、契約までのプロセスはまったく違ったものとなります。

それらの違いを理解したうえで志望する企業を選ぶことが、ミスマッチを防ぐためにもとても重要です。

ここでは学生からも人気の高い11の業界について、営業職の詳しい業務内容や求められる資質、やりがいなどをまとめています。

改めて営業職の特徴を整理することで、これまで関心をもってこなかった業界への興味が湧くかもしれません。

メーカー:製品への深い知識

モノ作りは日本のお家芸であり、自動車や家電といった機械メーカー、繊維などの素材メーカー、食品メーカーなど、日本を代表するような大企業もたくさんあります。

これらの企業が作った商品を売り込むのが、メーカー系営業職の仕事となります。

メーカー系営業職の大きな特徴は、その顧客のほとんどが法人営業であり、かつルート営業であるという点です。

また、直接顧客に対して営業を行うこともあれば、代理店である商社に対して営業を行うこともあります。

いずれにしても自社で開発したものを販売することになるので、自社製品に関する豊富な知識をもち、そのよさを顧客に的確に伝えることができる能力が求められます。

詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。

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IT:提案力とアフターフォロー

IT業界の営業職の仕事には、通信機器やサーバーなどを売り込む有形商材営業もありますが、そのほとんどは情報システムの開発やウェブサイトの作成といったサービスを販売する無形商材営業が業務内容となります。

顧客は法人となるため、自社のシステムを導入することでどのようなメリットがあるのか、業績にどのように貢献できるかといったことをアピールしなければなりません。

そのため必要なことは、自社のサービスについての詳しい知識、ヒアリングにより顧客の抱えている課題を洗い出して課題解決のための提案をすること、さらにはサービスを安心して利用してもらうためのアフターフォローとなります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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インフラ:競合が少なく穏やか

私たちの生活に欠かすことのできない水道やガス・電気といったエネルギー、道路・鉄道などの公共交通機関、通信施設といったものを顧客に売り込むのが、インフラ企業に勤務する営業マンの主な業務内容です。

道路や鉄道、通信施設といったものは法人営業がほとんどですが、水道・ガス・電気といったインフラは個人向けのサービスでもあり、法人・個人両方に対しての営業スキルが求められます。

商材が公共性の高いインフラということもあり、自分の仕事が社会の役に立っていると実感しながら働けるという点で、非常にやりがいのある仕事です。

また、他の業界と比べると競争相手が少なく、需要も安定しているため、安心して働ける業界として人気があります。

詳しくはこちらの記事もあわせて読んでみてください。

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銀行:継続的なサポート

銀行の営業職は、法人営業個人営業(リテール営業)の大きく2つにわけられます。

法人営業は企業に対しての融資や資金調達の提案、事業継承やM&Aのサポートなどが主な業務内容です。

金融に関しての専門性の高い知識が必要になるのはもちろんのこと、中小企業診断士などの資格をもち、経営者的な目線から診断や助言ができることも、重要な資質となります。

適切な助言によって、担当企業が大きく成長していくのを見るのは、大きな喜びです。

リテール営業は個人の顧客に各種ローンを勧めたり、株式や債券などの金融商品を提案したりするのが主な仕事となります。

最近はネットによる取引が増えていますが、信頼関係を築いて末永く取引してもらえるのは、対面ならではの強みといえるでしょう。

その他、銀行営業についての詳しい内容はこちらの記事でも紹介しています。

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保険:顧客一人一人に寄り添う

保険の営業は、自社の生命保険を販売することが業務の内容となります。

そのためには、保険についての専門的で幅広い知識はもちろんのこと、自社の保険商品のどこが優れているのかを端的に説明することができるスキルも求められるでしょう。

当然ながら、コミュニケーション能力も非常に重要です。

顧客一人一人に寄り添いながら現在抱えている問題を聞き出し、その不安を解消できるような保険商品を提案することが成果に直結します。

保険の営業は、一般的に契約件数に応じてインセンティブが発生するため、成果を出せば出すほど、高収入が期待できます。

女性でも男性以上に稼ぐことが可能なので、女性の応募者が多いのも特徴です。

より詳しい情報はこちらの記事でも紹介しています。

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証券:個の力が問われる

同じ金融業界ということもあり、銀行の営業職と証券会社の営業職では、業務内容的に似ている点も見受けられます。

とくに法人営業では、企業の資金調達や経営のアドバイスを行い、企業の成長に寄与するという点では同じような働き方が求められるでしょう。

ただし、銀行が現金を直接融資するのに対して、証券会社の場合は、株式や社債などの投資商品を販売することで企業を支援するという点では違いがあります。

証券会社の営業職として第一に求められるのは高度な金融的知識ですが、同時に政治や経済などについての幅広い見識も必要です。

仕事を通じて他の社員よりも優れたスキルを身につけることができれば高収入へとつながりますし、独立することも可能です。

そういった意味では、個人の力が試される業界ということもできるでしょう。

より詳しい情報はこちらの記事でまとめています。

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医療(MR):専門知識が強み

医療業界の中でも、とくに製薬会社の営業職のことを、MR(医薬情報担当者)と呼びます。

製薬会社に勤務しながら、自社の開発した医薬品の有効性を医師や薬剤師に提供して医薬品の購入を促したり、逆に現在使用されている医薬品の副作用などについてフィードバックを受けて企業にその情報を持ち帰ったりするのがMRの主な業務の内容です。

MRは人の命に関わる医薬品を取り扱うことで、医療に貢献できるという大きなやりがいのある仕事ですが、一方で非常に責任の重い仕事でもあります。

そのため、医療に関する高度で幅広い知識が求められますが、給与水準は他の業界の営業職に比べて平均年収では100万円以上高くなっています。

さらに詳しい情報はこちらの記事でも紹介しています。

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広告代理店:クリエイティブとの関わり

広告代理店の仕事は、テレビやラジオ、ネットなどでクライアント企業の広告活動を代理で行う企業のことです。

営業職は広告活動をやりたいと考えているクライアント企業を新規に開拓したり、クライアントとの窓口となって課題をヒアリングし、どのようにしたら広告によって現状の課題を解消できるのかについて提案を行ったりするのが主な業務となります。

他の業界の営業職と違って、クリエイティブな能力が必要になることも多く、トレンドに敏感な学生に向いている仕事だといえるでしょう。

また、クライアント以外に制作会社やメディア業界とも緊密なコミュニケーションが必要となるため、勤務時間が長い傾向にありますが、その分給料は高めです。

より詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。

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不動産:スケールの大きな取引

不動産の営業職は、自社が保有している、もしくは委託されている土地や建物について、買い手と売り手、借主と貸主との仲介をするのが主な業務です。

個人営業だけでなく、法人向けのオフィスの賃貸やビルの販売なども重要な仕事であり、取引の金額も非常に大きなものとなるのが特徴です。

飛び込み営業が多いことや、ノルマがある会社が多いことでハードな働き方が求められることもありますが、他業種に比べてインセンティブが高い傾向にあるので、高収入が期待できるでしょう。

仕事では不動産に対する専門的な知識が求められるため、不動産鑑定士や宅建の資格などがあると有利ですし、高い買い物なので、FPの資格などもあると顧客からの信用も高くなるでしょう。

不動産営業に興味のある方は、こちらの記事でも詳細をチェックしてみてください。

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商社:企業と企業を取り持つ

商社は、モノを売りたい企業と買いたい企業の橋渡しをすることで仲介料を得るのがビジネスモデルなので、業務の中心は法人向けの営業ということになります。

「こんな商品が欲しい」という企業の依頼に応えてメーカーを開拓することや、「こんな商品を売りたい」という企業のために買い手を探すのが仕事です。

特定のカテゴリの商品だけを扱う専門商社の場合は、商品に対する専門的な知識が求められる傾向が強い一方で、総合商社の場合は幅広い商品を扱う分だけ、商品それぞれの専門的な知識よりも取引先との信頼関係を築くためのコミュニケーション能力や、海外でも戦力となれる語学力が求められる傾向にあります。

さらに詳しい情報はこちらの記事でも解説しています。

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人材:幅広い業界との関わり

人材業界には、求人広告・人材紹介・人材派遣の3つのビジネスモデルがあります。

1つ目の求人広告については、求人を出したい企業を見つけてくるのが営業の仕事です。

人材紹介と人材派遣については、企業側の求める人材についてヒアリングを行い、条件に合致する人材を紹介することが営業の仕事になります。

クライアントの求める人材を紹介することで、企業の慢性的な人手不足を解消できたり、自分に合った仕事が見つからないという人に活躍の場を提供したりすることが、この仕事の喜びです。

そのためには、さまざまな業界の知識が必要になりますが、その分やりがいも感じられるでしょう。

より詳しい情報についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

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【営業職の業界研究】営業職のおすすめ業界

このように、同じ営業職であっても、業界によって働き方や求められる能力というものはまったく異なるため、どの業界の営業が向いているのかということを簡単にいうことはできません。

もし営業職を希望しているにもかかわらず、進むべき業界が絞れなくて困っているならば、仕事をするうえで自分にとって何が大切なのか、優先順位をつけていくとよいでしょう。

こちらの記事では、営業職を目指す人におすすめの業界を「やりがい」と「安定」という切り口から紹介しています。

仕事にやりがい、もしくは安定性を求めたいと考えている学生は、ぜひ目を通してください。

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まとめ

ここまで、さまざまな業界における営業職の働き方や魅力などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

求人数が多い営業職は選択肢の幅も広いため、自分に合った業界を正しく絞り込むことがとても大切になります。

企業のビジネスモデルの違いによって営業の対象は変わってきますし、取り扱う商品やサービスの特性によっても営業の手法は異なります。

就活をうまく進めるためにも、そして入社してから仕事で活躍するためにも、業界による働き方の違いをしっかり理解するように心がけるようにしましょう。

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